目からウロコ?!な「壁から目線」でいいのか!とニヤリとした動物学的な本能の話
ようやく、ようやく、金曜日ーーーーっ!!
わっしょい、わっしょい。
…と思ったら、何と明日は「月イチ土曜出勤デイ」だということに気付き、これがぬか喜びというやつか…と肩を落としました。ふえーん。
でもね、土曜出勤日はお客様からの連絡が一切ないことから、集中して仕事も出来たり、なんとなーく気分も「土曜だしなー」と緩んでいるので気楽に作業できる面もあるんですよね。
しかも在宅勤務なうえにオンラインでの朝礼もないので、内緒だけれど(内緒もなにも、もうすでに会社ではバレているけれど)スッピン・部屋着のままで仕事もできるしね!!
オコタは撤去したものの、まだ新潟市は朝晩に少し羽織物が必要だったりする日も多く、晴れていても気温がそこまで高くなかったこともあり、中途半端に『冬模様』が残っている我が家。
明日は出社日なので片付けはできないけれど、そろそろ来週末にはファンヒーターを掃除して片付け、代わりに扇風機を出したり、大型爪とぎ(別名:ソファー)の上の毛足の長いラグをガーゼケットに変えないとだなぁと思っています。
* * *
昨年からずっと「Kindle Unlimited」という、Amazonの電子書籍のサブスク契約をしていて、毎月「読み放題対象本」を色々と読んで寝るのがお楽しみの一つ。
自分の時間の余裕によって読める本の量は違いますが、毎月平均して20冊程度の本を読んでいるのですが、読みたい本が電子書籍化されていなかったり、Kindle読み放題対象外だりするものは、図書館で予約して読むことが出来ています。
でも、大人気の本など、予約してもきっと1年待ち…になりそうな本や、図書館にも置いていないもの、ずっと読み返したい本などは課金して買っています。
図書館や読み放題サービスの良い所は、自分が「ちょっと気になる」ものを手軽に読めるところ。
そして、そこから知らなかった作者さんに出会って著作をあれこれ読み込んでファンになれたり、はたまた自分では思い付きもしなかった視点や情報を得られるのが本当に嬉しい♪
そんな「気になる本」の1つで、図書館に予約していた本がこちら。
「66歳、動物行動学研究家。ようやく「自分」という動物のことがわかってきた。(竹内久美子さん著)」という、タイトルからして面白そうな一冊!
私は数学や英語が壊滅的に弱く、理系の人に憧れがありますが、著者の竹内久美子さんは「京大理学部出身」という才女!
本を読み始めてすぐに、難解な内容が「理系ではない私」でも分かるように簡潔に書かれていて、なるほどーーー!という面白い気付きがいっぱいありました。
『動物行動学』と言う言葉からもあるように、思考とか感情とかではなく『動物学』としての人間についての考え方はユニークな視点で、さらに「ふむふむ、そう思えば気持ちも楽になれそう!」というものがたくさんありました。
私自身、夢見る夢子として生きていますが、パートナーシップについては諦めてはいません!
離婚後に異性と「ロマンティックなお付き合い」に発展すようなことはゼロで、離婚後には”人生一のモテ期が来る!”という周囲の言葉を希望にしているのに、まだ一向に「私のモテ期」はくる気配がなく、おっかしいなー?と首を捻っていますが、いくら夢見る夢子であっても
もう、私にはパートナーシップは無理なのかな…
って思っちゃうことだってあるんです。
あ、思った後で「いや、それはないはずだ!」と打ち消しますけれど。おほほほほ。
出会いはいつ起こるかは分からない…とはいえ、長年「浮ついた」ことがない上に、こればかりは避けようのない「年齢を重ねる」という現実がある訳で、無駄に前向きと言われる私であっても、時には気持ちが揺れることもあります。
でも、動物行動学の竹内先生の言葉に、すごく勇気というか「むほほー。そうよねー!」と無駄な前向きさを注入してもらっちゃいました。
本の中で私を勇気づけてくれた言葉はコチラ!
大学院に進学し、動物行動学を学んでみてわかったのは、メスがオスを選ぶのが動物の基本であるということだった。
(引用:66歳、動物行動学研究家。ようやく「自分」という動物のことがわかってきた。/ 竹内久美子さん著)
女子のみなさーーーん!
大事なことなので、ご唱和ください。
せーのっ。
メスがオスを選ぶのが動物の基本であーーる。(URであーる)
哺乳類という分類で見ると、種を残すという意味で「妊娠」という事がとても大事なことなのですが、人間は妊娠期間も長く、出産・子育てとその先も続くわけですから、そんなにたくさんの子どもを持つ事は叶いません。
となると、少しでもいい遺伝子を残したいと思うことからも、男性を『選ぶ』のは女性であるというようなことが、きちんと分かりやすく説明されていたのですが、これは鳥の世界でも顕著なのだそう。
鳥の9割くらいが一夫一妻の婚姻形態で、巣作り、エサやりはどちらも行うが、卵という大きな投資をすることと、抱卵もほぼメスの仕事であるため、メスがオスを選ぶ。オスは自分がいかに優れた資質の持ち主であるかを羽の美しさや歌、ダンスなどによってアピールする。
(中略)
メスはオスから遺伝子をもらうだけという鳥でも、オスのほうが圧倒的に美しい。当然だろう。オスは、いかに自分の資質が優れているかをアピールし、メスに選んでもらう立場だからである。
(引用:66歳、動物行動学研究家。ようやく「自分」という動物のことがわかってきた。/ 竹内久美子さん著)
ですって、YO!
私たちが「選ばれる」のではなく、私たちが「最終的に選ぶ側」だということなんだなぁ~って思うと、勇気100倍・アンパンマン!な気分になりませんか?
これ以外にも、なるほどー!と納得する内容がいくつもかかれていて「女性が選ぶ側の性」(DNAレベルで)ということがとても興味深く、パートナーシップの「パ」の字もない私なのに、なんだかクスッと不敵な笑みを浮かべちゃって、勇気をもらえる知識を得ちゃいました。
この他にも、なぜ人間が浮気するのかを「哺乳類の行動学」からの見解で解説していたり、右脳が持つ力が男性のモテに繋がっている話、日本人を含むアジア圏の女性が幼く見える話など、そういう観点から説明がつくのか!と面白い一冊でした。
また、思いっきり文系な私には思い付きもしない「理系視点」で間違いを受け入れる(というか、間違いが成功に結び付くことや、アインシュタイン的な考え方)も、すごく勇気づけられましたので、この話はまたいつか私なりに咀嚼してお届けしたいなぁ~と思います。
あと、とても印象的だったのが「モテる男性の条件」というもの。
これも改めて記事にしたいくらい面白い話だったので、また後程…(ぐふふ)
今日は「動物学的に見たら、選ばれるんじゃんなくて、私たちは選ぶ側だからね!」って、自分のことを卑下せずにいていいんだよ!という話をメインにお届けしたかったので、泣く泣く他の話は割愛しましたが、竹内先生の記述の中に、とってもユニークな表現がありました。
パーティーで壁の花は女のことを指すし、それはどの男からも声のかからない女のことだ、という指摘もあるだろう。
間違ってはいけない。男が声をかけたとしても、応じるかどうかを決めるのは女である。壁の花にしたって、どんな男でもいいと思っているわけではないのだ。
(引用:66歳、動物行動学研究家。ようやく「自分」という動物のことがわかってきた。/ 竹内久美子さん著)
「私は選ばれない…」と、傷付いて涙してきた女子たちよ!!
とっても心強く、嬉しいメッセージだと思いませんか??
壁の花と揶揄されたとしても、竹内先生はこうハッキリと断言してくれています。
間違ってはいけない。
応じるかどうかを決めるのは女であり、壁の花だって「どんな男でもいい」と思っているわけではない、と。
えぇ、モテ期が来ると言われながら、まだその「期が熟していないため平常運転」で、いわゆる壁の花として存在している今の私には、メチャクチャ勇気が湧く力強い言葉でした。
そうよ、そうよ!
モテない私だからって「もらってください」と書かれたミカン箱に入っている訳ではなく、壁側であろうが『私という色の花』として咲いているんだし、壁目線で選んでいいんだから!!!
私はよく、上から目線ではなく下から目線でイキッていいし、意識低い場所から叫んでいい!というようなことをブログや講座などでお話させてもらいますが、また一つ、勇気と力強さを持てる「新しい目線」を得ることが出来ました。
そう、それが『壁目線』DEATH!!!
壁の花と言われようが、私は大切にされていい、ううん、最初から価値あるヴェルタースオリジナルな存在。
壁からだって選んでいいし…というか
間違ってはいけないんだった!
壁目線の私「が」選ぶことを遺伝子レベルで持ち合わせた存在なんだった。
モテないとか、お付き合いの経験がないとか、失恋ばかり繰り返すとか、私のように離婚経験があるとか、事情があってパートナーを失ってから出会いがないとか、どこか「自分が壁の花」だと気後れしたり落ち込んじゃうことがあるけれど、壁目線で選んでいい!ってなんだか背中を優しく押してもらえて嬉しいなぁ~って思ったオマミーヌなのでした。
私たち「壁花族」も、優雅に微笑んで『この人だ』という人に出会った時に、壁目線で笑顔で「パートナーシップという喜びや幸せ」を掴みましょうね♡