(心理学講座のご感想)朝顔のタネが成長するように、少しずつ、少しずつ、ですね。
夏の訪れからずっとタオルケット1枚で寝ていたのですが、さすがに昨日からグッと冷えてきたので掛け布団を出してきました。
天気予報のおかげで、数日前のお天気がいい時にしまっておいたお布団を取り出して干すことができたので、なんとなくふっくらしたような気がします。(気のせいでもいーんです!)
掛け布団を引っ張り出してきたものの、数日間は使わずにベッドの上に畳んで置いたところ、ふかふかしたものが高くなっている「ふかふか山」が大好きなギンちゃんが、嬉しそうにお布団の上で丸くなっていました。
数日前まではアイスが恋しい時間帯が多かったのに、一気にあったかいお茶やお鍋なんかが恋しい気分になりました。
今日はホッと暖かいお料理をして温まろうかな??
いきなりの温度変化に体調を崩しがちですから、みなさんも温かくしておすごしください。
ゆるゆると始めた冬支度にギンちゃんが嬉しそうにしている姿をご紹介した後は、「とことん自分を思いやる講座」にいただいたご感想を紹介したいたと思います!
心理学講座へのご感想(Sさん)
1)なぜ「とことん自分を思いやる」講座にご参加いただこうと思ったのですか?
一年前から、自己肯定感を上げようと自分なりに色々と取り組んできました。今よりもっと自然体の自分でいられるよう、改めて自分を大事にする基本を見直したいと思ったのがきっかけです。
2)講座で何か得られたものがありましたか?
ネガテビティバイアスのお話を聞いて、「ならばポジティブなことはスルーしがちかも?良いことほど忘れずにいられるよう、記録に残していこう」と思いました。
いきなり全力で自分と向き合わない、というお話も、スイッチが入ると全力投球しがちな私にはグサッと刺さりました。だから自己肯定感が上がるような、心に良いことをやってるつもりでも、疲れて嫌になったり、途中で自信をなくして不安になったりしたのかもしれません。
3)マミコにやって欲しいセミナー・企画があれば教えてください
マミコさんがこんなにも自己受容できるようになったプロセスや、失敗談などあれば詳しくお伺いしたいです。私は以前、自分を褒めたり労ったりするノートを書いていたのですが、そのうち「褒めるため」に行動をするようになってしまい、苦しかったです。なので、私はいわゆる「褒め日記」が苦手です。
既にブログなどで発表されていたらすみません。少しずつ遡って読ませていただきます。
4)メッセージ、ご感想があればご記入ください
自分を大事にしよう、自分の味方でいよう、と繰り返し伝えてくださったので、お話を聞いてるだけで自己受容のマインドが刷り込まれていくようでした。でも、自分のことを大事にするほどの価値もない、と思い込んでしまっている時にはなやなか難しいかも、と感じました。朝顔のタネが成長するように、少しずつ、少しずつ、ですね。
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Sさん、オンラインセミナーへのご参加とご感想を書いていただき、ありがとうございます。
とっても嬉しいです♡
> 一年前から、自己肯定感を上げようと自分なりに色々と取り組んできました。今よりもっと自然体の自分でいられるよう、改めて自分を大事にする基本を見直したいと思ったのがきっかけです。
自己肯定感を上げる取り組みを続けていらっしゃる中で、講座の中で何か少しでも役立てそうなヒントがあったでしょうか??
あったらいなぁ~と思いながらお返事を書かせていただいております。
「もっと自然体の自分」、自己否定をしてしまうほどに押さえたり我慢して着込んできた鎧を少しずつ脱いで、本来のSさんが持っている素敵さに戻っていく作業は、我慢させてきたものが多かったり、刷り込んできた思いがあればあるほどゆっくりかもしれませんが、少しずつきっと呼吸しやすく楽になれていけると思います。
自分にかけてしまった呪いがとけた時のSさんは、どんな魅力を持って輝くんでしょうね~。
これからの未来が楽しみですね!!
> ネガテビティバイアスのお話を聞いて、「ならばポジティブなことはスルーしがちかも?良いことほど忘れずにいられるよう、記録に残していこう」と思いました。
わぁ!
素敵な気付きに繋がってくれて嬉しいです。
私たちは「自分の命を守る」ということが本能的に最優先で体の中に組み込まれていて、だからこそ予期して不安になったり心配することで自分を守ることをしています。
原始時代は特に、ちょっとした油断が命の危機に直結していたので、この果物は食べられるのだろうか?この道を歩いて危険はないだろうか?と、すごく慎重にネガティブな感情を優位にすることが必要でした。
そうやって昔の人が危険を回避して命をリレーしてきてくれた現代は、余程のことがないとすぐに命の危険にさらされることはなくなったのですが、私たちの中は昔から受け継がれている「ネガティブによってしまう傾向」があるんですよね。
以前読んだ本の中に、こんな言葉がありました。
イギリスの哲学者バートランド・ラッセルは、「人々の努力によって社会がより良く、より豊かになると、人はやることがなくなって不幸になる」と主張しました。
社会が豊かになるということは、人が人生を賭して埋めるべき大きな「穴」がなくなることでもあります。
たとえば、「国家」とか「社会」とか、「これをより良くすることに自分の人生をささげよう」思えるような「大義」が見つかりにくくなるのです。
そうなると、自らが生きるモチベーションを自分で見つけるしかありません。
(我慢して生きるほど人生は長くない/鈴木裕介 著)
内科・心療内科医師の鈴木先生の著書を読んで、確かになぁ~とすごく赤ベコったのですが、きっと豊かになって安心できる世界を生きれるようになると、それまで「生きるため(命を守るため)に外に向けていたネガティブのアンテナ」全部を、自分の”生き方”を見つけていく際に使えるようになっているのかもしれませんよね。
外にある危険のために使っていた大きなネガティブパワーが余りあまって、全部が自分と向き合ったりする際に使えるとしたら??
WOW、そりゃ「ネガティブ」が大きくて疲れちゃうのも当然ですよね?!
と、柔らかい諦めの気持ちを持ってあげつつ、Sさんが届けてくれたように「よかったこと」「嬉しいこと」「ご機嫌なこと」を記録しておいて、ネガティブばっかりじゃないなぁ~と確認していけたら素敵ですね。
自己肯定する力を高めていくためにも「ある」に目を向けることは大事なことです。
自分には「ない」と思って世界を見るのは『ないものばかりを探すメガネ』をかけて世界を見ている状態ですから、ない・足りないというものばかりが目に付いてしまい、どうしても気落ちしやすくなります。
対して「ある」と思ったり意識することで『あるものを見つけやすくするメガネ』をかければ、Sさんの身の回りには、実はたくさんの喜ばしいことややれていることがあることを見つけやすくなります。
人は満たされてお腹がいっぱいだったり、緩んでいて心地よいときに「よーし、あの人の悪口を考えよ~っと♡」などとは思いませんよね?
それと同じで、自分の周りに喜びや心地よさがある状態が多い方が、楽に生きやすくなれますものね。
ぜひぜひ、良いことメモや記録を楽しんで続けてみてください。
> いきなり全力で自分と向き合わない、というお話も、スイッチが入ると全力投球しがちな私にはグサッと刺さりました。だから自己肯定感が上がるような、心に良いことをやってるつもりでも、疲れて嫌になったり、途中で自信をなくして不安になったりしたのかもしれません。
誰しも「早く結果を見たい」と思うものですよね~。
かくいう私も、白黒すぐに付けたがるタイプですし(今はだいぶグレーも受け入れられるようになりましたが)、ブログでも度々書いていますが
自己肯定は目に見えて成果が分かるものではない
ので、これでいいのだろうか?私は大丈夫だろうか?と不安になっちゃいますよね。
しかも、感情は一定ではなく揺れ動くのが基本ですから、調子がいい時もあれば落ち込むときもありますが、落ち込んだ時に「まだまだだ…」と思いがちです。
女性は抗うことのできない”月イチのホルモンバランスの乱高下”に引っ張られてしまって、訳も分からず苛立ったり落ち込んだり…としちゃうこともありますし、ね。
全力投球できる意欲や熱意があることは、とびきりに素敵なことです。
その部分はもちろん褒めるべき点なので大いに褒めて、短距離走ではなく長距離走だからスタミナを維持していくためにゆっくりでいいよ~と言ってあげながらゆっくり自己肯定の取り組みを続けていかれてください。
マラソン選手はずっと走りっぱなしですが、それでも給水の時には若干のペースを落としつつ水を取って体に補給しますよね?
それと同じように、自己肯定のためのあれこれをする中で、疲れた時にはちょっと速度を緩めて自分を心地よく笑顔にするための栄養(旅行やお買い物、お友達との時間、映画やコンサート、手芸に読書に食べ歩き…Sさんが好きなことであればなんでも!)を取り入れてあげて、また動き出したくなったら自己肯定の作業を続けていけますように。
> マミコさんがこんなにも自己受容できるようになったプロセスや、失敗談などあれば詳しくお伺いしたいです。私は以前、自分を褒めたり労ったりするノートを書いていたのですが、そのうち「褒めるため」に行動をするようになってしまい、苦しかったです。なので、私はいわゆる「褒め日記」が苦手です。
Sさんは「ほめ日記」が苦手なんですね~。
うふふ、私も苦手でした。ということは、ナカーーマですね♡
ほめ日記を続けた際の話と、ゆっくり自分を受け入れていこうよ~という話をブログとココロノマルシェのお返事でしているものがありましたので、ご紹介させていただきます。
2つ目の記事でも触れていますが、自己肯定感が異次元に高い「まりりん」というお弟子さん仲間がいて、彼女から教えてもらった
どんな自分にも”まる”を出し続けること
をやり続けて、少しずつ自己受容の力がついていきました。
目の前でメチャクチャ自己肯定出来ている人が「これがいいよ!」と言っているので、説得力があったんですよね。
とはいえ、やり始めて3カ月くらいまでは全く心は反応せず、それでもやり続けたことがクセのようになり始めていたことに加えて、難しい事でもなくゆるゆるとやれていたので頑張らずに続けられたことが功を奏して、いつしか「自己否定する自分をも受容する」ことができるようになり、そこからはグインと上がり調子で自己肯定感があがったことを感じられるようになっていきました。
他には、出来ない自分、投げ出しちゃう自分、自己肯定できない自分を『許し続ける』ということもしていました。
頑張っている自分に対して、親友になった気分で寝る前に褒め言葉を送ったりもしましたし、自分を否定したり虐めてしまうことがあれば、ひどいことをしてごめんね、という言葉も伝え続けました。
拗ねている私がいれば、長い間虐めてきたことや、分かって欲しい時に手を差し伸べてあげてこなくて、私のことを信じられなくさせちゃってゴメンネ、許してね、と何度も何度も自分に伝えました。
自己肯定しようと頑張ってくれたら(それがたとえうまくいかなくても)、ちゃんと感謝も伝えました。
私のために一生懸命努力してくれて、ありがとう、って。
そうしているうちにだんだんと自分を慈しめるようになっていき、そこに「大好きだよ」「愛してるよ」「私が私を絶対に幸せにするよ」というような言葉が増えていきました。
本当にさらっと書いていますが、私は自己肯定感を上げたくて10年近く色んな本を読んで取り組んでは挫折し、より一層自己否定を募らせる…ということを続けてきました。
きっといろんなことを続けては途中でやめて、でもそれが私の中の「自己肯定感タンク」にちゃんと貯まっていて、新たな取り組み方が自分に合ったタイミングでどんどん「自己肯定感タンク」に追加注入されていって今があるのだと思っています。
やってきたことは全て無駄にはなりません。
遠回りしてみる景色がある分だけ(挫折したりうまくいかない分だけ)、自分を受け入れられるようになったときの喜びや快適さは増していますよ~。
それに、同じ悩みを抱えている人の気持ちがわかるからこそ、優しく人に接する力も身に付けていて、それはとびきりの財産です。
> 自分のことを大事にするほどの価値もない、と思い込んでしまっている時にはなやなか難しいかも、と感じました。朝顔のタネが成長するように、少しずつ、少しずつ、ですね。
自分の価値が分からなくなって動きたくない、何もやれない時は「休憩タイム」です。
RPGゲームではHP(自分の持つパワー)がなくなったら、体力を回復させるために宿でしっかり休んで回復させてから旅を続けます。
それと同じで、自己価値が分からずに動くのがしんどい時は、自分を丁寧に労わっておもてなししてあげて、心に栄養をいっぱいあげることが先決です。
Sさんはどんなことをすると笑顔になれますか?
どんな時にホッとして力を抜けるでしょうか??
何をしている時に時間を忘れるくらい楽しめて、何を食べたり飲んだりすると元気になりますか?
誰と一緒だと心地よく感じられますか?むしろ一人の方がノビノビできるでしょうか?
自分を喜ばせたり、安心させたり、笑顔にすることを増やしてあげて、それをいっぱい与えることをしている間は、無理に他のことをしなくてもいいと思っています。
だって、頑張るには力がいりますから!!!
この先に自己肯定感を高めていく作業をするために、ガソリンを満タンにする作業が「自分に栄養を上げること」ですもの。
講座でお話させてもらいましたが、朝顔の種を育てた時のように、ゆっくりでいいんです。
時期になれば一つ、またひとつと朝顔が開いたように、SさんがまいてきたものがほころぶようにしてSさんを心地よくする力に変わっていけます。
私もとことん自分を嫌っていたはずですが、今はとっても自由に自分を大事にできるまでになれましたから!!!
だからきっときっと、Sさんも大丈夫です。
心理学講座へのご参加、丁寧なご感想を届けていただいき、とっても嬉しかったです♡
感謝をムギュッと詰めて
FROM マミコ