「ありがとう」「助かるわ!」が紡ぐ世界はあたたかくて、周りにもあたたかいお裾分けがあふれていたこと
むふ♡
そうなのーー。
昨晩、うっかり村の一丁目一番地在住の私は、熱々に熱したフライパンを触ってしまい、指先にやけどを負ってしまい、今日はお料理はしませーーん!と、お惣菜を買ってきました。
何にしようかな~とお総菜売り場をのぞいていたら、自分で自炊する時に「絶対に作れない」アイテムかつ、なんだかウキウキするものを購入。
むほ♡
キンパ、大好き!!
私は家で揚げ物はしないので、串揚げなんて「外食」するもので、ちょびっと特別感のあるメニュー。
お惣菜でいろんな味が楽しめるものがあるのを見つけて、思わず手が伸びました。
しかも12本も入っていて「480円」というお買い求めやすいお値段なのも嬉しい。
キンパも串揚げも、ひとりサイズではなく「二人で丁度いいボリューム」だと思うのですが、ボリューミーだって大丈夫。
だって、また明日も「串揚げ&キンパがあるぅ~」って、お楽しみが延長戦に突入ですもんね!
* * *
しばらく仕事が忙しい…のですが、さすがにやけどは放置できないので、上司に事情を話して「仕事の時間調整」をしてもらい、お昼休みを利用して皮膚科に行ってきました。
私の住んでいるマンションから徒歩4分ほどの場所にある皮膚科に以前は通っていたのですが、この皮膚科とはあまり相性が良くなく、先生も忙しくされていて、ずっと背を向けてパソコンを打ちながらの診察ということも多々。
せめて「顔の赤みが…」と相談する際に私の顔を見てくれたらよかったのですが、背中を向けたまま「改善しないのかー。薬継続してね。」と言われてしまって以来、足が遠のくようになりました。
そんな中、実家の近くにある『内科と皮膚科が併設されている病院』がとてもいいよ!と聞いたので、車で15分くらい離れている、お初でお世話になる皮膚科に行ってきました。
皮膚科は午前中のみの診察で、受付時間はお昼の12時半まで。
仕事の休み時間を利用しつつ(延長した分だけ残業することで調整)の受診だったので、11時45分頃に家を出て病院に行くと、なんと16人待ち!!!
すごいなぁ…と思っていたら、その後もひっきりなしに「皮膚科」を受診したいという人が来院していて、こんなにたくさんの患者さんがいたら、先生もひとりひとりに対応するのが難しくてサササッという診察でもしょうがないよなぁ…と思いつつ待機。
16人待ちだったこともあり、待ち時間はたっぷり1時間半。
お昼をしっかり過ぎていて、先生も看護師さんも疲れていておかしくない時間でしたが、呼ばれてはいった診察室は、なんというか空気が軽い感じで、病院というかカフェにでも来ちゃったかしら?と錯覚しちゃうような居心地の良さ。
やけどと合わせて問診票に「2年くらい前からの顔の赤み」のことも書いていたので、順に先生は丁寧に話を聞き、一つ一つ気になるところを確認して見てくれて、分かりやすく説明をしてくれました。
やけどに関しては「急性期」と呼ばれる今の時期につける薬と、皮膚が再生しだす頃に化膿しないように塗る薬があり、私のやけどは結構深めだけれどうまく再生してくれれば痕にはなっても外科的な処置はしなくてもいいかもしれないとのこと。
やけどを見せる際に「フライパンを触っちゃって」と言うと、先生は笑いながら
「あーー、うっかり触っちゃうことあるよねぇ。疲れてたかな??あっつかったでしょー。フライパンってことは、割と料理するの好きなのかな??だとしたらね、油が飛んだりちょっと熱い蓋を触っちゃったりしてやけどしたら、すぐに保冷剤で冷やすのがいいけど、5時間くらい冷やすのがいいからね!あと、今日出した薬も効くから、アチッとなったら『冷やしてから塗る』でケアしてね!」
と、なんとも朗らかに言葉を届けてくれました。
そしてお次に、長年の悩みである顔の赤み。
今日はスッピンで受診したのですが、私は眉の上と頬からこめかみにかけて、あと顎部分が赤くなっているのを見てもらい、化粧品やシャンプーのかぶれでは?と低刺激のものにしてみたけれど変わらなかったことなどを説明。
すると先生からは「アレルギーのパッチテスト」をして、過敏になっているものを探すのもおすすめだけれど、パッチテストは夏の時期は暑いから、寒い時期にやってみるといいと思う事と、赤みの状態や場所によって小さな発疹のようなものがあることから
酒さ様皮膚炎
という状態だろうと、それを改善させるスキンケア・薬を使う事になりました。
病気についての説明や、不足しがちな栄養素についての説明も丁寧にしてくれて、亜鉛が不足しがちの可能性もあるとのことから、血液検査をすることになりました。
飲み薬(ビタミンB類)や塗り薬・ローションが何にどう効くから処方するのかなども丁寧に説明してくれた後で「気になること、聞いておきたい事はあるかな?」と、こちらの話も聞こうとしてくれ、スキンケアの順番(薬の後に日焼け止めを塗ってもいいのかなど)への質問にも、笑顔で丁寧に答えてくれました。
患者である私への接し方も丁寧で真摯。
めちゃくちゃ忙しそうなのに嫌な顔をすることなくハツラツとしていて、お医者様という偉そうで高圧的な感じはゼロ。
さらに先生は、看護師さんたちに対しても「ありがとう」「助かる!」「お願いね!!」と笑顔で受け答えや指示を出していて、だからなのか看護師さんたちもみなさん笑顔で先生と接していましたし、先生が何か探すそぶりをしていればサササッとナイスアシスト。
それを受けて先生がまた「それが欲しかったの。ありがとう!」と笑顔で応答。
血液検査の書類でチェックしたい項目が探せないという先生の言葉を聞いた看護師さんが、「後で私がチェックしておきます」と笑顔で申し出ると、パァッと笑顔で「ありがとーー。いつも助かるわぁ。お願いしちゃうね。」と、聞いていてもホッコリ。
にわとりが先か卵が先か…ではないですが、先生の感謝の言葉や頼みごとをするときの一言、ちょっとした労いの言葉があるから看護師さんが先生をサッとサポートできるのかは分かりませんが、
感謝や柔らかい物言いと暖かい空間作り
が出来ているから、病院だというのに居心地が良くて、働いている人たちがノビノビしているからカフェみたいな空気感なんだ!!というのを見せてもらいました。
その後、先生はパタパタと走って隣の診察室へ行き、別の患者さんの診察へ。
そしてここから看護師さんによる採血タイム。
ベッドに寝て腕を差し出し、看護師さんがゴムバンドを巻いてくれたところで「お願いします」と言うと、看護師さんはにこやかに
すっごく採血しやすい感じの血管ですね~。
いい血管だってよく褒めらるでしょ?
これは、看護師さんが喜ぶ血管だね!!
と言いながら「ゴメンネ、ちょっとチクッとするね」と針を刺しました。
そして、血が検査用の菅に入っていくのを見ていた看護師さんが、「すごいイイ血管と噴出量」と褒めてくれたのですが、採決時の血液の吹き出し方(?)がほんとにいい!!と、謎ながらもメチャクチャ褒めてくれて、それがおかしくて二人で爆笑しての採血時間でした。
めっちゃ血液が「採血されるのも喜んでいて、ボクのこと採って~と言わんばかり」という事を伝えてくれたのですが、看護師さんが採血した最近の中でも
ダントツの放出の勢い
という事で、何度も「すご~い♡」と褒めてもらい、こちらもまんざら嫌ではなく「そ、そっかな?えへへ」と嬉しい気分で満たされていきました。
丁寧に説明や対応をしてもらったのですごく時間を使ってもらったかと思いきや、診察時間は5~6分でしかなかったはずですが(採血を入れて10分前後)、なんというか「ちゃんと診てもらえなかった感がない」ので、1時間半も待ったのに不満感が全くないのも自分でビックリしました。
何かをお願いする時の「お願いね!」とか「助かるわ」という、本当にささやかで短い言葉ですが、その言葉があるだけで作業をする側の気持ちが変わるものです。
また、いっぱい「ありがとう」がある環境って、お互いに労わり合う空気が循環するというか、居心地が良いからかみんなが伸びやかにいられて、場の空気がとても良いものになるんですよね。
そしてそれは、働く人たちの間だけではなく、満たされて溢れるものが周りの人にも届き、その場にいると思わず笑顔に巻き込まれて行きます。
ありがとう、助かるな、嬉しいな。
そんな「もらったら嬉しい言葉」は、安売りか?!と思われるくらい出し惜しみなんてせずに、ジャンジャンと使っていいんですものね。
たかが言葉、されど言葉。
その言葉で暖かい気持ちになれるなら、いくらだって届ければいいんですもんね!!
そしてその逆もしかり。
たかが言葉…が、誰かの心をえぐったり傷つけたり、暴力のように働いてしまうこともあります。
どうせならば、自分の届ける言葉は、目の前の人に優しく届くものであった方が、自分だって幸せであったかい気持ちになりますもんね。
感謝や思いやり、相手を笑顔にする気持ちがある場所にいると、そこにいる人たちからは勝手に「お裾分けのように暖かさが漏れてくるんだな」というのを体験させてもらい、私も積極的に感謝やねぎらいの言葉を届けられる人になりたいな!と思わせてもらえました。
病院なので「繁盛」といういい方が適切かは分かりませんが、患者さんが溢れかえる程いるのも、何とも納得でした。
早速、私も家に帰ってくるや否や、私の隣にいてくれる頼もしく可愛らしい2魂に
いつも側にいてくれて、和ませてくれて、愛させてくれてありがと~~。
これからもよろしくね。
ラブユーーーー。
と抱きしめたところ、ギンちゃんはざらざらした舌でまぶたの上の薄い部分を、仁くんには腕をペロペロと、それぞれからの「ペロ」のお礼をもらい、早速嬉しい循環!!
むふふ、幸せ♡
身近な人に、何でもいいから理由をつけて「ありがとう」や「褒め言葉」を贈ってみませんか?
採血の血の勢いがいい事だって褒め材料になるんですから、何を褒めたっていいんです!!!
大切な人に、小さな小さな言葉のプレゼントをするのも、きっとお互いに心がホカホカする時間になると思いますし、それはきっともっともっとお互いの関係をより良いものにするはずですから!!