野菜のことをほんの少し…
あれーー??
仁くんどこ行ったーーー??
あれーー?仁くん、すっごく小ちゃくなっちゃったねぇ。
あれーー?あれーーー?
あ、どうもこんにちは。
『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室、マミコです。(← こういうキリッとした入り方に憧れたのでやってみました。)
冒頭に戻りますが、仁くん、背を小さくして隠れんぼしています。
チビ仁くんが目の前にあるので、それに隠れて仁くんが頑張ってアテレコ(?)してくれているので「仁くんはどこだーー?!」と必死(なフリをして)に探します。
で、名前を呼ぶたびにシッポは後ろでパタパタしているので、ある程度のところで
あーー!仁くんはここにいたのかぁ♡
んもー。マミコちゃん、全然わかんなくて探しちゃったよー!
居なくなっちゃったと思ってすっごく心配したから、会えて良かったよーーー・
と言って、ムギューッとハグして、仁くんのおでこに頰をくっつけてラブラブする…という遊びを我が家ではよく繰り広げております。
(他には白いタオルの近くにいる時とか、仁くんはどこーー?とやると嬉しそうにシッポを振ります)
かくれんぼしてキャッキャする私たちを見守るのは、CooooooooLなイケメン隊長・ギンちゃん。
ギンちゃんの言う通り、我が家では日常的な遊びなので、今日はそんな「神々の遊び…」ではなく「我々の遊び」とご紹介しました。(← 頼まれてもいないのにご紹介しているとかは気にしちゃダメです!)
えーっ?お野菜のお話ぃ〜?
※本日この話をするための「壮大な前置き」をしていました。むほほほほほ。これがウザイ事で定評のある「マミコ・スタイル」
私は子供の頃すごく心配性で、同時に頭の中で色んなことを創造するのが大好きでした。(子供の時から未だにずっと妄想好きなんですね…てへっ)
本を読むのが好きで、本を読んでは見たことのないお姫様や外国の世界を創造したり、食べたことのないお料理の数々に全く創造がつかず創造して絵を描いてみたり、小さな頭の中でいろんな事を考えてはうっとりしたりドキドキしたりしていました。
そして、子供ゆえに不思議な発想をする事ってあるじゃないですか??
その一つが「野菜を噛まずに食べる」というもの。
創造力が逞しかった私は、母が調理するために野菜を切ると、野菜がバラバラになって「きょうだい達」になり、食べられた後でお腹の中で一緒になりたい!!と言っている…という風に思っていた時期がありました。
ミックスベジタブルも兄妹だと思っていました。
(なぜか野菜限定で、お肉やお魚はきょうだい化するとは思っていませんでした)
私がご飯を食べて、お腹の中できょうだいが再開する時、もしも噛んでしまったら野菜は怪我をしてしまいます。傷だらけで痛くて、せっかく再会しても野菜達は泣いてしまいます。
さぁ、大変です!!
それからは出来るだけ「野菜を噛まずに飲む」という食事をしなくてはいけなくなりました。
とは言え、小さくカットされている野菜はなんとか飲み込めますが、小さな子供の喉です。どうしても何回かは噛まないと飲み込めません。
出来るだけ噛まないように最新の注意を払って、最小限しか噛まずに苦しかったけれどゴックンと飲み込み、時には涙する日もありました。
野菜を噛むたびに小さな胸に罪悪感が広がり、私は徐々にご飯を食べるのが嫌いになっていきました。
私のお腹の中で、バラバラにされたきょうだい達がまた再会するのを楽しみにしているのに、私はなんてひどい事をしているのだろう?
人参きょうだいは、ちゃんと再会できただろうか?一口噛んじゃったから、先に飲み込んだお姉ちゃん人参は泣いているのではないか?
私はご飯を食べるのがどんどんしんどくなり、母から「これだけは食べるように」とお皿に取り分けられた自分の食べなくてはいけないおかずを前に、ずっと我慢していた罪悪感が崩壊し、おいおいと泣きました。
おかずを残してばかりだった私を心配していたであろう母は、ほんの少しのおかずを前にして泣き出した私を見てビックリしたと思いますが、私になんで泣いているのかを聞いてくれたので、野菜きょうだいがお腹で会えなくなるといけないから噛むことができない、と泣きながら訴えました。
私がおかずを食べない「謎」の理由を聞いて面食らったはずなのに、母はそれに関しては何も言わず、その日はおかずを残してもいいと言ってくれました。
夜、寝る前に本を読みかせてくれていたのですが、そのひと時を私と妹はすごく楽しみにしていました。
時折母の昔話(高校生時代の初恋の話とか、亡くなったおじいちゃんの闘病中におじいちゃんが楽しみにしていた出来事とか、母の実家で飼っていた動物達のことなど)や母が作ってくれる創作話を聞く日もあり、この日は「お母さん作家」の野菜の話、と言うのを聞くことになりました。
野菜さん達は、細かくカットされても噛まれても、お腹の中に向かって行く時にすごい治癒力(なんとかパワー??)で体が元に戻ってお腹のなかできょうだい達に会えて、お腹パラダイスの中でずっと永遠に幸せに暮らす…というような話でした。
(もっとちゃんとしていたような気がしますが、子供時代の記憶なので断片的です。)
とはいえ、勝手に罪悪感を芽生えさせている私は、それですぐに「激噛み」出来るようにはなった訳ではないけれど、ちょっとずつ野菜を噛むことができるようになり、そのうちに野菜のことを気にしなくなりました。
子供の時の話ですが、人は自分の中で勝手に「こうなんだ!」と思い込んでしまって罪悪感を背負いこむことをしてしまう事があるのだと思います。
その罪悪感に根拠なんていらないんですよね。
ただただ、自分を苦しめます。
師匠である根本さんの罪悪感本には「罪悪感の大きさはそれだけ愛がある証拠」ということが書かれていましたが、この野菜の話もそうですが「傷つけたくない」「また会わせてあげたい」と願う気持ちは愛情と優しさですものね。
もしも今、自分が罪悪感で潰れそうだ…と感じていたり
自分は物事がうまくできず、人に迷惑をかけている…とできない自分を責めていたりしたら
どうぞ、そんな自分に声をかけてあげてください。
あなたはそれだけ、愛情深い人。
あなたが悩んでいる分だけ、周りの人を幸せにしてあげたいと思っている素敵な人、だと。
私たちは日常で、ついつい自分を責めてしまうことがよくあります。
今日は金曜。
明日はお休みという方もたくさんいらっしゃると思いますから、どうぞ、自分を責めるためのナイフを床に置いて、にぱーっと緩んでみてください。
緩んでもらえたらいいなぁ、と思い仁くんとのかくれんぼ…からのぉ「野菜トーク」をしてみましたが、どこかちょびっと緩めるシーンはあったでしょうか???
もしもどこかで心が緩めたら、いいな。
あなたが今日、クスッとできたら、いいな。
さてさて、今日は金曜日なので、やっぱり「梅沢富美男ちゃんのレモンサワー」でフライデーナイトフィーバー(観客はギンちゃん・仁くん)を満喫しようと思います。