【ココロノマルシェ】結婚10年の夫婦です。最近、妻の言動について、どう扱うべきか悩んでいます。
食べたら磨く!が出来るのが理想ですが、出来るときだけ…ではあるけれど、ギンちゃん・仁くんにそれぞれの自分用の歯ブラシを持っています。
以前通っていた獣医さんに【歯磨き】の相談をしたら、ペット用の歯ブラシじゃなくても人間の赤ちゃん用でもいいんだよー、と言われ、ドラッグストアで子供用(しかも男の子なので、青や黄色)を選ぶ時のくすぐったい気持ち…
私は子供がいないので、子供用アイテムを自分の家のために買うという事がないため、ギンちゃんや仁くんのおかげで「エア・ママ気分」を味わえています。
くーー、あーがとね!!!
わが家の子供用歯ブラシ情報をお届けしたところで(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。
宜しくお願いします。結婚10年の夫婦です。最近、妻の言動について、どう扱うべきか悩んでいます。
私は今、親会社から独立し、別会社代表として新たにスタートしようとしています。
妻も2年間、親会社の同一部署で働いていたのですが、今年5月に人間関係から出社できなくなりフェードアウトし退職しました。一応「欝」の診断書が出ています。
最近、にわかに起こった独立会社化の話に、妻も奮起してくれ、新たな事務所探しや登記に関する調査など、自分から進んでやってくれています。
ただ、それとは対照的に、周囲の人間関係がにわかにぎくしゃくしだしてきました。その原因が妻の言動です。
妻は非常に聡明で、行動力もあるのですが、根本さんおっしゃるところの「武闘派女子」です。
仕事関係のクライアント、系列会社社長などに、これまで何度か噛みついて問題になったことが1度や2度ならずあります。
その矛先が今、年下の同性たちに向かっています。武闘派女子ですので、妻の攻撃は激烈を極めます…
私の仕事は、人材育成の比重が多くを占めています。
その私が育てている…そして妻も最近まで一緒に育てていた…まだ社会経験のほとんどない人間に対して、矛先を向けるのです。
しかも特定の人間に…
ただ、まだ現段階では私個人に向けた強烈な愚痴のレベルで終わっているのですが、
これがいつSNS等で吠え噛みつくかと戦々恐々としています。
正直、恐怖です。若い人間たちは、ある意味での私のクライアントであり、大事な取引先ですが…妻は以前、SNSで暴言を吐いて炎上したことがありました。
その時は私に対する中傷であり、私が親会社内で立ち上げた事業を「詐欺行為」と称して、私が育てている若い人間たちの間に動揺が生じました。
妻は酔うとブラックアウトし、常軌を逸したような言動を行います。
何度か話し合いをして、改善の努力を私たちなりにしてきましたが、抜本的解決に至っていません。
妻曰く、私のストレスを受け取って、常軌を逸した言動をしたり、酒を飲んでブラックアウトしてしまうとのことです。
根本さんの教えの通り、一生懸命、自分を整え、夫婦は鏡を自分にい言い聞かせてきましたが…さすがに疲れました。
今の妻の状況、言動を私がどのように解釈し、何を注意して妻と接すればいいのか、是非、アドバイスを頂きたくお願い申し上げます。
相談者:武闘派女子の夫さん
武闘派女子の夫さん、はじめまして。
夫婦ってなんだかとても不思議な事がいっぱいありますよね。
大好きで大切にしたいし、助け合い笑顔で暮らしたくて一緒になるのに、何かと問題が起きて愕然としてしまう。
どんなに自分が大切に思っていて、それを届けたくても伝わらなかったりして、時には疲れたりしてしまう事もあります。
まずはふーっと深呼吸してみてください。
疲れている時は「ひとやすみ、ひとやすみ」なんです。(アニメの一休さんでも出てきますよね!)
頑張りすぎそうになったら、心に置いた一休さんを呼び出して「ひとやすみ、ひとやすみ」と言ってあげてくださいね。
> 妻も2年間、親会社の同一部署で働いていたのですが、今年5月に人間関係から出社できなくなりフェードアウトし退職しました。一応「欝」の診断書が出ています。
人間関係で疲れてしまって「うつ」の状態になってしまった奥さんは、今も療養中でしょうか?
お医者様の治療を受けて、少しずつ奥さんは元気を取り戻せそうですか?
「うつ」はご本人が何より辛い…のは重々承知ですが、同じように支えるパートナーや家族というのも心を痛めます。
油断すると共倒れしますから、痛みに寄り添う事は大切ですし、応援し共に歩みながらも、心の中で「この病気は彼女の病。彼女はこれを彼女の力で治すことができるし、私はそれを支え・応援するサポーターでしかない」と境界線を持っていることは大切な事です。
ご本人が一番しんどいと思うのですが、「うつ」のときは気持ちがとても揺れます。中には攻撃的になって人を追い込みながら自分を傷付けてしまう事でまた心を痛める…という「うつ症状」の方もいますし、何もできずに泣いていた翌日にとても元気になったように見せたり…として、ご本人がしんどくなることもあります。
その度にどうしても家族はそれに一喜一憂したり、理解できずに苦しんだりしてしまいますから、疲れたな…と思ったら自分のために一休みを(例えばカフェで15分位好きなお茶を飲んでボーッとするとか、短時間のマッサージに行くなど)してあげて、ちゃんと自分を管理し・大切にしてあげてくださいね。
実は私も結婚していた時に旦那さんが「うつ」になり、寛解と呼ばれる状態になるまでに1年半以上の時間がかかりました。
隣でそれを見ているのは本当にしんどく、彼は病気で苦しんでいるのが分かるのに、自分もそれに潰れそうになり、彼がいない場所で大声をあげて泣いた事があります。
やり切れない気持ち、言ってはいけないと思っていても言ってしまった言葉、助けてあげられずに苦しい思い、何より「愛している人が苦悩している姿」を前にして出口が見えない日々に取り残されたような気分になり、自分が壊れて行きそうにな気持ちも体験しました。
そこで私が繰り返し自分の心に届けた言葉があります。
健やかなるときも、病めるときも、
喜びのときも、悲しみのときも、
順調な時も、逆境の時も、
富めるときも、貧しいときも、
これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、
その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?
キリスト教の結婚の誓いの言葉です。
私たちは「常に」健やかであることや喜び、順調であると想定してそこに愛をそそぐ準備はできていますが、健やかでいられない時もあります。
今、自分にとって大切な人が「病める時であり逆境の時」であって、それを愛する事が結婚というものなのだ、と。
だからと言って、疲れないわけではありません。
人間ですから、目の前の出来事にぐったりしてしまったり、失敗する事もあります。
その時に、ちゃんと自分を許し、休ませてあげて、配偶者を愛する事をやめない事が大切なんだと思うんです。
本当に、結婚生活って山あり谷あり、ましてや奥さんは【筋金入りの武闘派女子】なのですから、一筋縄ではいかないですよね!(私ももちろん 武闘派 です!)
根本さんのブログ読者様…であれば、これも耳タコかもしれませんが、なんでそこにいくの?というロックマンや野良猫を追いかける女子が、実は自分もロックウーマンや野良猫女子という説と同じで、バリバリの武闘派女子を奥さんに持つ!と口説き落として妻にした武闘派女子の夫さんも、もれなく過激な武闘派という事でもあるのですよね…
だとしたら、ドンパチやってしまうのは「必然」なのかもしれません。
きっといろいろ噴出している問題を前にして、この問題を乗り越えることでお互いに武器を降ろすことが出来るのだろうと思えば、この問題はきっと「未来の平和と幸せのため」に【今】立ち向かう、大きな課題なのかもしれません。
問題が大きければ大きいほど、恩恵は大きい訳ですから
お二人にとっての絆や愛が、今以上に深まるためのチャンス!でもある…とはいえしんどいものはしんどいですから、上手に息抜きをすることも覚えてくださいね。
上手くやろうとしない事、頑張りすぎない事、湧きあがる感情は相手にぶつけずに自分で処理する事(お怨み帳やカウンセリングなどで人に聞いてもらう、カラオケなどで大声を出す、スポーツジムや体育館で全力を出して体を動かす、一人になれる場所で狂ったように泣く、藁人形を打ちに行く…等々)、時にはしっかり緩む事、自分をちゃんと評価し褒める事、何よりも自分に
頑張ってるよな、オレ。
偉いぞ!凄いぞ!
ときちんと労ってあげてくださいね。
少し前のココロノマルシェへのお返事に書いたのですが『パートナーを見る目・視線』というものは、シンプルでありながらとても分かりやすいヒントが沢山あるんです。
今、奥さんはどんな目であなたを見ていますか?
その目が武闘派女子の夫さんを「愛しくてたまらない」と見ていてくれた時期があったはずです。
そしてきっと、今もその目をしたいと奥さんは心から望んでいるのに、上手くいかずにもがいているのではないでしょうか?
夫婦は鏡であるのであれば、武闘派女子の夫さんがもがいているように奥さんももがいているのですものね。
奥さんは何を訴え、何を憎んでいますか??
【パートナーは鏡】なのですから、奥さんを愛する事は武闘派女子の夫さんを愛する事です。
私には子供がいないので動物を例えに出してしまいますが、ネコやイヌと言った共通の言語を持たない命に対し、愛情を伝える時にどうするでしょうか??
きっと笑顔で優しいトーンの声で話しかけ、慈しみ深い表情でギューッと抱きしめたり頭を撫でたり、何も言わなくても側にいて暖かく見守ったりして、大好きを届ける事をします。
人間の赤ちゃんに対しても、同じようにしますよね。
武闘派女子の夫さんはきっと、根本さんのブログや書籍などから沢山学ばれ、自分の内側を整える作業を今も続けていらっしゃると思います。
自分を大切にする事と同じように、今、目の前にいる「最愛の奥さん」に、ただハグをして声をかけてあげることはできそうでしょうか??
奥さんを抱きしめることは、武闘派女子の夫さんをギューッと抱きしめているのと同じです。
自分にどんな声をかけてあげたいですか?
自分をどんな風に抱きしめてあげたいですか?
自分を優しく包み込むように撫でる時に、どんな目を、どんな声色で接したいですか?
抱きしめる事、言葉で愛を届ける事を、私たちは案外見落としてしまいがちですが、小さな子供がお母さんにギューッと抱きしめられて愛を感じて心から安心して安堵のあまり泣きだすように、抱きしめる・手をつなぐ・頭をやさしく撫でる・心を込めた声掛けをする事は、凍っている心やとがっている気持ちを毛布でそっと包むような魔法を持っています。
毎日、出来れば何度でも奥さんに「ありがとう」とあたたかい言葉を届け、抱きしめ続けてみてください。
何度でも、何度でも。
武闘派女子の夫さんの心が柔らかくほぐれ、奥さんが安心できるまで、何度だって届けてください。
ありがとう、にも沢山の種類がありますよね。
笑顔のありがとう、感謝を込めたありがとう、愛情にあふれたありがとう、照れたようなありがとう、友達としてのありがとう…
「ありがとう」という言葉を届ける際に、その言葉に気持ちを乗せて何百回も届けてください。
女性は男性よりも「言葉に乗せられた気持ち」を敏感に察する事ができますから、ありがとうや愛しているといった短い言葉だけしかかけられなかったとしても、その言葉の奥にある色をきちんと受け取ることが出来ます。
武闘派女子の夫さんは、お母さんにどんな風に愛してもらいたかったでしょうか?
どんな風に接して欲しかったでしょうか?
どうしてもらうと安心できると思ったのでしょうか?
武闘派女子の夫さんが「して欲しい」ように、言葉を届けて抱きしめる時にその思いをギューッと奥さんに放ってあげてみてください。
武闘派女子の夫さんもだと思いますが、1度や2度のアタックでは「閉ざしている心」で信用ならん!と跳ね返すと思いませんか??
1回やってダメな事も、1,000回やると届くんだよ。
これは私が学生時代に先生に言われた言葉で、どんなことも1,000回続けるとそれは形になると言う事なのですが、1,000回のありがとうにその日の思いを乗せて届けてみませんか??
奥さんに届けている「ありがとう」は奥さんを通して闘派女子の夫さんに届け続ける自分へのメッセージです。
1,000回の自分への感謝ですから、徹底的に優しく心を込めてあげてくださいね。
全ての問題は自作自演で、自分が思い描いた通りなのだとしたら
奥さんが見せている姿から、何を感じるでしょうか??
こんな私なら見捨てるでしょ??
あなたにここまでしたら私の事を嫌いになるでしょ?
常軌を超えたように叫ぶ私を持てあますのでしょ?
私の事、分かってなんてくれないんでしょ?
武闘派女子の夫さんが見捨てられることへの怖れを握りしめていませんか?
助けて欲しいと叫んでいませんか?
何をしても自分だけを愛して欲しいと願い続けていませんか?
分かって欲しい、愛して欲しい、と泣いていませんか?
自分が愛情深く情熱的で「すでに素晴らしい存在である」と言う事を信じていないのではないのですか??
私も過去に夫婦問題を抱えていました。
私はやれることは全部やりたい!と思うほど旦那さんだった人の事を愛していましたが残念ながら離婚する結果となりました。
その時にやはり、何をしても出口が見えず、なぜ私には手に負えないような問題ばかり起きるのだろう?
これのどこが自作自演で、これの何を私が必要だと思っているというのだろう??と、来る日も来る日も自問しましたが、答えはすぐには分かりませんでした。
私は「愛されてはいけない」という罪悪感を抱えていたので、彼に背を向けてもらう事で「ちゃんと罰してもらう」「幸せになってはいけない」という事をしてもらっていたと気付いたのは、離婚してからでした。
私が彼によって傷付けられていて何をしても届かない!!というのは全くの思い違いで「ここまでやってもまだ愛されない私」「ここまでしても許されない罪があるんだから罰してもらわなくてはいけない」ですし、バリバリに自立で愛をことごとく跳ね返して受け取らずにいたのは、他の誰でもない私でした。
問題を通して、彼に私の願いをきちんと叶えてもらっていた…んです。
おかしな話ですが、私が望んでなんかいない!!と涙し苦しみもがき続けた現実を心から望んでいたのは他でもない私だったんです。
昨日、ブログの記事で『Role letter』というものをご紹介しました。
簡単に言うと『残していく人への遺書』です。
自分はもう死ぬ、と死を意識して何を残したいかを考えると、そこには純粋な感謝や愛が残る事を、私はこの手紙を書く事で知ることができました。
書く間に沢山涙したり体が震えたりするかもしれませんが、もしもやってみたいと思われるようでしたら、愛する奥さんへ残す言葉を手紙にしてみてください。
この手紙は、出さなくてもいいんです。
ブログには遺書を書くだけしか紹介しませんでしたが、Role letterを書いた後、その手紙を受け取った奥さんに自分がなりきってお返事を書くことも優しい心になるための作業です。
きっと愛を受け取る、感謝を受け取ることでまた違う気持ちが芽生える事と思います。
> 今の妻の状況、言動を私がどのように解釈し、何を注意して妻と接すればいいのか、是非、アドバイスを頂きたくお願い申し上げます。
テクニックも思考もいりません。
ただ「武闘派女子の夫さん」が求めているような安心を届け続け、自分を見捨てない事、奥さんを見る自分の目に愛情を込める事、奥さんの目が何を届けているのかを「自分が発しているメッセージ」だと思って、自分に対して優しくし続けてください。
そして、奥さんを抱きしめる事は自分を抱きしめる事ですから、安心して武闘派女子の夫さんの腕の中で眠れるように、短い言葉に思いを乗せてあげてください。
ネコやイヌが日々を共にして愛あるまなざしや声をかけていると何の曇りもなく愛してくれて心から信頼してくれるように、言葉の種類や語彙数、通じる言語ではなくてもちゃんと「愛情」は届きます。
葛藤があるという事は、奥さんを大切に思っているからですものね。
大切な存在が手の届く場所にある「奇跡」をギューッと感じて、お二人が見捨てられる怖れを手放して信頼し合い助け合える素晴らしいご夫婦になれる日を、今から楽しみにしてます!!
フレーフレー、武闘派女子の夫さん!!
自分を諦めさえしなければ、必ず自分を助け、愛し、心から安心して暮らせますから、どうぞ時には緩みながら、頑張り過ぎずに立ち止まったり時には失敗していいのですから(厳密には失敗も失敗ではないんですけどね…)ご自身を幸せにする事を諦め泣いてくださいね。
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