【ココロノマルシェ】先々週に再び夫から離婚を言い渡され、今日は帰ってきませんでした。
目の前にあるクッキーの匂いに誘われて、身を乗り出している仁くん。
関係ない話をしますが…
私はカップやグラスに「結構ギリ」のところまで飲み物を入れる習性があります。
私の中では縁ギリギリまで入れるのが普通だと思っていたので、たっぷり入ったコップから零さないように飲み物を運んで提供すると、結構みんな
うわー。なみなみ…
とビックリします。
コップの中のどの辺りまでが適量なのでしょう???
小皿に盛りつけたクッキーは、写真の右側の白い缶に入っていたラズベリークッキー。
お盆期間の休みを使って、義弟が私の実家に帰省の際にお土産として買ってきてくれたクッキーを少しもらって帰ってきました。
(妹はお友達と海外旅行に行くため、義弟だけが帰省)
私は3姉妹の長女。
一番下の妹の旦那さんはアメリカ人で、持ってきてくれたお土産(あみやげというメモ付)もアメリカン!な感じがします。
(年末に、彼のママ・パパからも手作りのクッキーやブラウニー、クリスマスプレゼントが贈られてきます。)
「あみやげ」という小さな間違いが、かわいくて和みます。
基本的に、会話は全て日本語なのですが、よく考えると母国語ではない言語を普通に話したり書いたりするってすごいことですねよ!!
ラズベリークッキーはカリカリで美味しかったです!という情報をお届けしたところで(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。
年末に夫に離婚して欲しいと言われてから、再構築すべく夫婦でなるべく歩み寄ろうと努力してきましたが、先々週に再び夫から離婚を言い渡され、とうとう今日は帰ってきませんでした。
理由は性格の不一致です。
私は夫の愛情を与えられても受けとれず、欲しいを続けてきたと思います。
求められることが愛情と思っていたこともあり、夫の些細な愛情にも気付く事ができず、とうとう夫は愛想をつかし、私を見ると体調が悪くなるようになりました。
これで2度目です。
最近家に帰りたくないと言いながらも、昨日まで帰ってきてくれたこと、雨でびしょ濡れになって帰ったときもお風呂入ってきたら?
と気づかってくれたなど、思い返すと今もなお、私を愛してくれていると感じることができました。
そう感じることができて嬉しく思いましたが、これまでもそう感じ取れる部分は沢山あったのにわかってあげられなかった事を悔やみました。
私は、夫に愛情を受け取れなかった謝罪、今でも好きでいてくれてると思えたこと、教えてくれてありがとうの感謝、この先も夫と一緒にいたい。
何度ぶつかっても、何度でも話し合って一緒に添い遂げたい気持ちを伝えた上で、夫も苦しんだのだから夫の思うように、夫が幸せになりますように、離婚を前向きに考えるよと話をしたのですが、何一つ回答は返ってきませんでした。
疲れているからと。
目も合わせてももらえません。
こっち見てと言ったときと、たまにたわいもないことを話しかけてくれますが、そのときは私の目を見てくれます。
今日は、初めてラインで「ごめん今日は仕事場で休むよ」と連絡が来ました。
疲れてるのも無理ない、でも、夫が何を考えているのかがわかりません。
一体どのような心境でいるのでしょうか?
相談者:りんさん
りんさん、こんにちは。
ご主人からの2度目の離婚したいという申し出を受け、悲しい思い・切ない気持ち・やるせない思いにグッタリされていませんか?
ご主人が帰宅しない…というのも、連絡があったとはいえ「なんとか再構築したい」と考えている時には応えますよね。
性格の不一致での離婚というのは、離婚原因の上位に来るくらい「ありふれた」ものではあれど、これを言われて「そうか…」と納得できる当事者って少ないのだろうと思います。
私は2年半程の別居を経て、去年の秋に離婚をしたのですが
長々と夫婦問題を抱え、かなり強い「依存側」を経験しているので、りんさんのお悩みを読ませていただいて、当時の自分を重ねるように見てしまう部分がいくつもありました。
私のことを少しだけお話しさせてください。
2年半前に旦那さんだった人が「好きな人がいる」と言って家を飛び出すようにして別居が始まる3年程前に、1度目の夫婦の危機がありました。
ある日突然「離婚したい」と言われ、その理由を色々言われましたが、やはり一言でまとめると【性格の不一致】とか【価値観の違い】というようなものになりますが、お付き合いを経ての結婚でしたし、性格や価値観が違うのは知っていることであって、それがうまくすり合わせられなかった所もあるとはいえ、離婚したいと突然聞いた時は、あまりのショックに眠れなくなり激ヤセし、彼の顔色を見てオドオドしながら
・自分を省みて変えようと努力する
・今まで以上に「ありがとう」「お疲れ様」などを言うようになった(← もともと言っていたので過剰なほど。ちょっと執拗なくらい…)
・彼の気持ちを優先するため、彼が話しかけるまでは様子を見ていて言葉を飲み込む
・彼にとっての地雷を踏まなないように最新の注意を払う
・とにかくビクビクして顔色を伺いながら、気にしてない振りをする
・彼の一挙手一投足に一喜一憂する
・いつまた「離婚しよう」と言うのでは?と気が落ち着かない毎日
・ご飯を食べる、帰ってくるという事に安堵感を感じるが、外泊や連絡がないといてもたってもいられないような気持ちになる
・とにかく自分を責める
・なんとか離婚を回避する方法はないかと、テクニックを探す
というような日々を過ごしていました。
今なら分かるのですが、あの時の部屋の空気感は独特に張り詰めていて、ちっともお互いに気が休まらない場所で、ちょっとずつ噛み合わないものを見ないふりをしていました。
> 私は夫の愛情を与えられても受けとれず、欲しいを続けてきたと思います。
> 求められることが愛情と思っていたこともあり、夫の些細な愛情にも気付く事ができず、とうとう夫は愛想をつかし、私を見ると体調が悪くなるようになりました。
ご主人からの離婚の申し出を聞いてから、きっとりんさんは自分の過去を振り返って「ダメだった所」をたくさん探し、それを後悔して改めようと努力してこられたんだろうと思います。
ご主人が示してくれていた愛情にあぐらをかいていた自分を猛省し、なぜ、こうなるまで気付かなかったんだろう??と反省し、きっと今のりんさんは今まで届けられなかった分だけ愛を届けようとして、ご主人に想いを送り続けていると思います。
でも、もしかするとそれが今のご主人には「受け取れない」事から罪悪感を感じたり重たかったりするのかもしれません。
これが逆だったらどうでしょうか?
りんさんがご主人の愛を感じられずにずっと寂しさを抱えていて、もう期待するのはやめよう、自分の足で生きよう!と決めて別れを申し出た時に、ご主人が「ごめん。チャンスが欲しい。愛しているんだ!やり直させて欲しい。」と言ってきたとしたら、別れたいという思いはあれど、離婚というのはやはり大きな決断ですからもう少し歩み寄ろうかな?どうしたらいいのかな?と揺れ動くと思いませんか?
そしてその中で、人が変わったようにご機嫌を伺われたり、表情や言葉に敏感に相手が反応しているのが分かる空気の中で寛げるでしょうか?
もしかすると、彼は変わろうと努力してくれているのに
その努力や頑張りを受け取れない自分に罪悪感を募らせたり、居心地の悪さを感じたりしませんか??
ご主人は、りんさんの努力や頑張っている姿を見てくれてやり直したいと奮闘している事を理解しているけれど
それに「今はどう答えていいのか分からない」「答えられない自分がしんどい」と感じているのかもしれませんね。
> 疲れてるのも無理ない、でも、夫が何を考えているのかがわかりません。
> 一体どのような心境でいるのでしょうか?
ご主人が疲れているように、りんさんも疲れていませんか?
お互いに気詰まりに感じていたり、しんどいなぁ…という時間を抱えているのだろうと思います。
ご主人の葛藤や悩みを受け入れたいという思いと同時に、ご主人の心情が気になって、それに振り回されてしまう時というのは、どうしても自分の軸がぶれてしまい「旦那軸」になってしまいます。
離婚したいという宣言を受けると、どうしても離婚を言われた側は「依存」に突き落とされ、自分を責め始めて「なんとかならないか?」と相手の心を読もうとしたくなります。
過去の私もおもいっきり「依存」していました。
この時の精神状況って、とってもしんどくて自分を生きられていないので、いつも不安でしょうがなかったのですが、りんさんはどうでしょうか?
この状況で依存してしまうのは仕方のない事ですから、苦しい状況にいる事に気がついたら、依存を手放して自分軸を取り戻すためにも、彼との間に境界線を持つのをオススメしています。
りんさんも聞いた事があるかもしれませんが、こんなアファメーションを唱える事もご主人とりんさんの間に境界線を引くのに役立ちます。
私は私、彼は彼。
彼には彼の感情や意思があり、自由に選択する事ができて、私はそれを支持します。
私には私の感情や意思があり、自由に決める事が出来て、私はそれを支持しています。
「彼が」どう感じているのか?が気になって仕方がない。
「彼が」とうしたいと思っているのかを考えてばかりで自分らしい行動ができない。
こんな風に「彼が」中心になってしまったり、彼のことで思考がいっぱいになったり、自分のことではない「彼」が主語になってしまっている時には自分軸を取り戻す事を意識してみて欲しいんです。
あっ!私はまた「彼軸・旦那軸」になっていたな、と思ってあげる事で冷静に立ち位置を確認する事ができますので、まずは「今の私は何軸かな?」と自分を見てあげる事も大切なことです。
どうしたって不安ですから、旦那さんの意見や顔色を見てしまうのはしょうがないこと。
だからそんな自分がダメだと責めるのではなく
私は今、旦那軸になっちゃってるなー。
大事な人だし、私も不安だからしょうがないんだけど、このままだと私がしんどいままだから、自分のために「自分軸!自分軸!」
旦那さんのことでいっぱいになってきたと感じたら、上のように自分に声をかけてあげて、旦那軸をほんのちょっとでいいので緩める事を意識してくださいね。
「自分軸」を意識することがなぜ大切なのか、というのは
自分の人生の選択権を相手に委ねてしまうとしんどいからこそ
自分の人生を自分で決めるために、自分軸を持ちましょう!
というものなんです。
言い換えると「選択肢を持つ事が出来るようになりましょう」ということでもあります。
彼がどう思っているのかな?
と考えている状態では、彼に選択権を全て明け渡してしまっていて、身動きがとれなくなります。
旦那さんが主人公になっている時は、旦那さんが全てを決める決定権を持ってしまっているんです。
そして、行動を読もうとして【自己犠牲】してしまうため、どんどんしんどくなっていきます。
犠牲している時は自分を押し殺して相手の喜ぶ事をしている状態ですが、喜ぶかどうかはあくまで「相手」に委ねているので、喜んでもらえないと疲れだけが残り全く満たされず自分が疲弊していきます。
どんどん燃え尽きていってしまいますから、自分を大切に扱うためにも「自分軸」を取り戻し、旦那軸を手放し、依存から自分の足で立つ自立を目指す事が、夫婦問題の渦中では大切な事なんです。
でもね、これがどれだけしんどくて難しいことか…
私も自分軸を意識しながらも、旦那軸を全然手放せず苦しみ抜いたので、簡単なことではないと分かっていますから、できなかったとしてもそれを責めるのではなく、ちょっとだけでもできた事・自分軸を持とうとした自分がいたら、それを思いっきり褒めてあげてくださいね!!!
ただでさえ辛い状況の中で、
自分を追い込んだりいじめたりするのは厳禁ですからね!!
りんさん、この問題について誰かに相談することは出来ていますか?
しんどい思い、悲しい気持ち、やり直したくて必死にもがいている自分のことを受け入れてくれてホッとさせてもらえる時間や場所はありますか??
年末にご主人から離婚の話をされて以来、ずっと耐えて頑張ってきたんだと思いますが、1人で抱えるにはしんどすぎる問題ですもの。
もしも甘えられる場所があれば、そこで気持ちをだた聞いてもらったり、一緒に泣いてもらったりして、自分のことも大切にしてあげてくださいね。
その1つにカウンセリングやお悩み相談がありますから、ここに吐き出してくれたこと、とても嬉しく思っています。
抱え込んじゃダメですからね!
私も夫婦関係を良くしたい…ともがいていた時に師匠である根本さんの「夫婦問題解決セミナー」に参加し、依存の自分をたくさん見つけることができたと同時に、この言葉にとてもハッとさせられました。
今のりんさんは、どんな「目」でご主人を見ていますか??
責めている目、怒っている目、不安そうな目、すがるような目、愛情深い目、優しい目、情熱的な目、勇みたつ目。
その目を見て、旦那さんはどう感じると思いますか?
「かわいいなぁ」「愛おしいなぁ」って思ってくれるでしょうか?
それとも「うわー。重いわ…」「うざっ!」と感じるでしょうか?
ふとした時にどうしても「旦那軸」になってしまいますから(不安でたまらない時は常に旦那さんとの関係を思考してしまいますから、ね)
そんな時に「あぁ、今私はどんな目で旦那さんを見てるのかなー。どう感じる空気を作っているのかな?」という意識を持って自分を見てみるのは、旦那軸を弱めるのに役に立ちます。
離婚せずにやり直したいと思うのは、それだけご主人のことを「愛している」りんさんがいるからですものね。
> 私は、夫に愛情を受け取れなかった謝罪、今でも好きでいてくれてると思えたこと、教えてくれてありがとうの感謝、この先も夫と一緒にいたい。
> 何度ぶつかっても、何度でも話し合って一緒に添い遂げたい気持ちを伝えた上で、夫も苦しんだのだから夫の思うように、夫が幸せになりますように、離婚を前向きに考えるよと話をしたのですが、何一つ回答は返ってきませんでした。
うんうん。いっぱい考えて、苦しんでいるんですものね。
りんさんの本心・本音は「愛しているからずっとこの先もご主人と一緒にいたい」なのに、愛する人だからこそ「その人が願っている離婚を受け入れて前向きに考えよう」と思うんですよね。
自分の本音はやり直したいのに、それとは反対の離婚を受け入れる…と気持ちを押し込めるのは、本当に苦しくて発狂したくなるくらいしんどいですよね。
いいんですよ。りんさんの思いを握りしめていて。
離婚したくない!って思ってもいいんです。
そしてその思いを持っていながらも、ご主人を「愛しているゆえに離婚を考えよう」と思う大きな愛があることを、思いっきり褒めてあげませんか?
私の愛は、本当にすごいんだよ。
愛しているから、葛藤しているんだよ。
そんな風に、気持ちが定まらない自分に優しくしてあげてください。
愛の反対は怖れです。
こういうことをしたら彼に嫌われる…
これを行ったら関係が悪くなる…
怖れて相手を意識しすぎた行動をする事は、決して「愛」の行為ではなく「怖れ」からくる行動です。
そして、怖れはどんどん人を遠ざけていきます。
冒頭で境界線を持つことの話をしましたが、私たちはどんなに頑張っても相手を変えることはできません。
彼の行動を彼に委ね、信頼して待つ、という事しかできないのですから、変えられない事・分からない事でぐったりしてしまうのではなく、りんさんを立て直す事に注力しましょう!!
ご主人が帰ってこないと言った = もう全て終わりだ
と、どうしても考えてしまいますが、別居をして距離をおいた夫婦であってもまたやり直している人も沢山いますから、最悪のシナリオや妄想で頭をいっぱいにしすぎないで、少し肩の力を抜きましょうね。
離婚は大きな問題ですから、りんさんが沢山時間をかけてもいいんです。
相手が離婚したいと言っているように、りんさんは離婚したくないという意見があるのですから、嫌なものは嫌!という自分の思いがあってもいいんですから、ね。
・離婚してもいい
・このまま続けてもいい
・迷ってもいい(決められなくてウダウダしてもいい)
んです。
まずは自分を立て直して、彼が離れて考えたいと言えば「そうなんだねー」と言える自分を目指しましょう!!
まずは「依存してしている自分」「葛藤している自分」を許して受け入れましょう。
ダメな私も、大切な私です。
傷ついて泣いている私に、優しくしてあげて受け入れてあげる事から始めましょうね!!
どんなに思考して「愛しているから受け入れよう」と言い聞かせても答えが出ないのは、自分を受け入れていない時です。
私たちは自分を受け入れられない限り、相手を受け入れられません
だから「まずは自分!」でいいんですよ。
決められない自分を受け入れる事から、少しずつ自分を取り戻していきましょうね。
彼は彼、私は私です。
私は離婚という選択になりましたが、同じ時期に夫婦問題を抱えていた「同志」には、もう無理だ…という状況から一転、今はご夫婦仲良く離婚の危機があったなんて思えないくらい楽しく暮らしているご夫婦もいますから、ほんと、どうなるかなんて分からないんですよね。
りんさんは今、きっとしんどい中で奮闘していると思いますから
そんな自分に優しくしてあげることを意識してくださいね。
しんどくなったら、またお悩み相談してくださいね。
何も具体的に欲しい言葉を届ける事はできなかったけれど、りんさんの体験している事と同じようなことを体験した「ちょっとだけ先輩」の私は、りんさんの心情や今のしんどさは、とてもよく分かりますから、その辛さから少しでも早く抜け出せるようにとエールを送っていますからね!!
フレー・フレー りんさん。
あなたは涙よりも笑顔が似合う女性です!!
心からの応援を込めて。
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ココロノマルシェでは様々な視点でお悩みに回答を寄せてくれるカウンセラーが沢山います!
あなたと同じようなお悩みを発見したり、あなたのお悩みを相談したり、あなたのココロが少しでも軽くなるお手伝いが出来れば嬉しいです♡
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私なりの形で、あなたのお悩みに寄り添いたいと思っています。