【ココロノマルシェ】自分が本当に好きな事、やりたい事がわかりません。
こんにちは。
あなたの心の痛みや悲しみの傷に優しく絆創膏を貼る「心の保健室」を目指しているマミコです。
先日、家から少し離れた場所にある雑貨屋さんをのぞいて見たら「空想BATH ROOM」というお風呂用のティーバックのような入浴剤のシリーズで、見た事のない香りのものを発見しました。
私はフルーツのイチゴはあまり好きではないのですが、イチゴ味のお菓子・イチゴの香りのボディークリームなど『人工的ないちご』が大好き!!
これは買わずにはいられない…と、自分へのプレゼントとして買ってきました。
で、早速お風呂を沸かして使おうと思ったのですが、いただき物や自分で買った「夏らしいハッカの入浴剤」や「スイカの香り」の入浴剤などの
夏じゃないと気分が上がらないとか、スースーしちゃう系
がいくつかあるので、まずはそちらを使ってからだな…と、お楽しみを後に取っておく系でイチゴの入浴剤はもうしばらくおあずけにしています。
食べ物と違って急激に悪くなるというものではないですし、夏の終わりごろか秋の初めにはイチゴのお風呂に入れるかな??
すぐに楽しむのもいいけれど、後にお楽しみを寝かせておくのも嫌いではないので、おあずけした分だけ「WOW」とニッコリできる未来を楽しみにしています。
最近買ってみた新しい入浴剤(まだ未使用)をご紹介した後は(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。
私は長年、自己犠牲精神こそ美しいというような教育を受けたせいで、自分の事を後回しにしてきました。
そのせいか自分が本当に好きな事、やりたい事がわかりません。
大好きを極めてライフワークにしたいと思い、思いつくものを手当たり次第やってみましたが、長続きしません。
本当に好きな事を見つけるにはどうしたら良いでしょうか?よろしくお願いいたします。
ご相談:けいさん
けいさん、こんにちは。
自分が「好き」だと思える事を見つけて、イキイキ・ワクワクと生ている人を見ると眩しくて羨ましくて、私もあんな風にイキイキと生きてみたい!と思うものですよね。
けいさんは「好きな事を見つけたい」と思うきっかけは何かあったのでしょうか??
> 自己犠牲精神こそ美しいというような教育を受けたせいで、自分の事を後回しにしてきました。
自分の事を後回しにしてしまっていると気付けた事って、大きな一歩ですよね。
けいさんは特にどんな面で「自己犠牲しやすい」「自分の気持ちを押し殺すクセがある」「我慢してしまう」ものがあると気付いたのでしょうか??
> そのせいか自分が本当に好きな事、やりたい事がわかりません。
自分の気持ちに蓋をして、人を笑顔にする事や人から評価される事に軸を置いて生きてきてしまうと、自分の気持ちよりも人の気持ちを優先する「クセ」が出来てしまい、いざ『私の好きな事をしてもいい…と言われても、私は何を好きなんだろう?』と迷子になってしまうくらい自分の事を気にかけてきていない事にビックリしてしまいます。
突然ですが、けいさんは毎日の生活の中で「これが好き」と思えているものってどれくらいありますか??
すごく些細な「好き」でいいのですが、パッと思い浮かぶものやすぐに答えられるものはいくつあるでしょうか??
紙とペンを用意して
私の好きなものリスト
というのを作ってみてください。
いくつ書けたでしょうか??
どんなものがリストの中に上がっているでしょうか??
リストアップする前に「すごく些細な好きでいい」と書きましたが、好きなことが分からない…と思ってしまう時によくあるのが
大好きだと胸を張れるもの以外は「好きと言ってはいけない」と思っている
という事です。
例えば、お料理をする事が楽しいとは思うけれど、料理教室に通いたいとか趣味がお菓子作りと言える訳でもないから「好き」なんていうにはちょっとなぁ…なんて思ってしまって「料理が好き」というのは違うかも…なんて自分の好きを打ち消してしまっている事はありませんか?
「好き」に対する度合いや熱量も色々あります。
本来「好き」な事って自分が「これが好き」って感じたらそれだけで好きと言っていいのに、自分の事を後回しにしてきて『人から見てどうなのか』が基準になっていたりすると、このくらいのことを好きと言ってはいけないし…と、自分の中の好きを追いやってしまう事があります。
でも、人と比べたり何か基準に照らし合わせる必要なんてないんです。
けいさんが楽しくなれる事、心がちょっとだけでもウキウキできること、思わず笑顔になれるものやいいなと思えるものを『好き』って言っちゃっていいんです。
それを踏まえて、パッと思いつく「好き」を挙げてみてください。
どうですか??
いくつ挙げられましたか??
好きな事がいきなり天からの啓示のように降りてきてビビビッと見つかってくれればいいのですが、好きな事はきっと『好きを感じる感度』が高くなればなるほど見つけやすいものだと思うんです。
けいさんは自分の気持ちを後回しにしてた結果、やりたい事や好きな事を感じるセンサーが反応しない中で、ライフワークになるくらい好きを感じたい!と『大きな好き』を探しているように見えたのですが、それは登山経験がないのにいきなりエベレストに登ろうとしている事と似ているのかもしれません。
勢いはあるし、熱量や思いはあるけれど、経験値がないから分からないことだらけではエベレストには登れませんよね。
大きな夢や目標であるエベレストに登ることを叶えるためには、小さな山を登る経験値を増やし、少しずつ高い山を登りコツや間隔を体に覚えさせていくように、好きがよく分からないと感じているならば
日常の小さな好きを沢山感じる練習をして、自分の気持ちに敏感になってあげる事
がとっても大事な事です。
「好き」も「大好き」もどちらも『感じるもの』です。
感じることを今まで抑圧してきたのであれば、いきなり大きな好きを目指すのではなく、感じやすい低いハードルから好きを感じる練習をしていくことで、自分の気持ちや感覚を研ぎ澄ましていくことで大きな好きを感じることもできるようになっていきます。
> 大好きを極めてライフワークにしたい
> 本当に好きな事を見つけるにはどうしたら良いでしょうか?
けいさんが「大好きな事を見つけたい」と思うのはなぜなのでしょうか??
それはきっと、好きな事があれば毎日はもっと楽しく幸せになるし、大好きが仕事になれば人生が楽しくなるから!ですよね。
好きを通して「喜び」「心地よさ」「楽しさ」「生きがい」「幸せ」を感じて、自分をイキイキと生きたいと感じるからこそ、好きを探しているのではないでしょうか?
そうであれば、日常の小さな事でその気持ちをいっぱい感じることをしませんか??
日常の中の「小さな好き」をいっぱい感じましょう。
小さなことでも「うふふ♡」って思える時間が増えるほうが人生は豊かで幸せですものね。
日常の中で小さな好きを感じることが多くなれば、究極、ライフワークを生きて幸せや心地よさや喜びを感じるのと同じくらい毎日が満たされるわけですものね!
好きな事がたくさんあればあるほど、人生は楽しくなります。
だから、小さな好きをいっぱい感じてみましょう。
・リラックスタイムに飲む物は何が好きですか?
・朝はご飯とパン、どちらが好きですか?
・毎日使うメイク用品の使用感は好きなものですか?
・今日、職場でつまむオヤツは何が食べたいですか?
・毎日使う文房具はお気に入りで気分の上がる物ですか?
・部屋着や下着といった身に着けるものはけいさんの好きなものですか?
・気分が上がる音楽や、今のけいさんにとってのパワープレイ曲はなんですか?
・一日の中で何をしている時が一番ワクワクしますか?
好きな事ややりたい事を見つけるための第一歩は、身の回りの好きな事からはじめるのがおススメです。
『衣・食・住』で自分の好きを妥協せずに集めていくことをしてみましょう!
例えば朝、いつものルーティーンでコーヒーを飲むから…ではなく、今日の私は何を飲みたい??と「本当に飲みたいもの」を聞いてあげて、それを自分に与えてあげましょう。
コーヒーでも薄いものがいいのか?丁寧にドリップしたものが気分なのか?
それともお店のコーヒーを飲みたいのか??
コーヒーではなくオレンジジュース??だったら少し早く家を出てコンビニで買ってあげよう!
こんな風に小さな小さな「好き」「こうしたい」を叶えてあげることで、満たされた気持ちになりますし自分の気持ちに素直になることが出来ていきます。
するとだんだんと、今まで後回しにしていて気付けなかった自分の気持ちに気付いてあげやすくなっていきます。
全てを叶えてあげられなかったとしても「お店のコーヒーが飲みたかったんだ」「オレンジジュースが飲みたかったんだね」と自分が何を欲しているのかを知ることで、それを叶えてあげやすくなります。
そして、叶えてあげらたら「わーい!」って嬉しいという体験・経験値を重ねていけます。
好きなことが叶えられた喜びというのを味わうことができる、こんなに気持ちがいいんだ!って知っていくことが出来ます。
実は、私たちは毎日生活している中で様々な選択をしています。
ランチに何を食べるのか?
それは外食がいいのか、お弁当を買ってきて食べるのがいいのか?
ひとりで食べたいのか?職場の仲間とお喋りしながら食べたいのか?
休憩時間に飲む飲み物はコーヒーなのか紅茶なのか緑茶なのか?はたまたハーブティー?
バスタブにお湯を張ってお風呂に入りたいのか?手軽にシャワーで済ませたいのか??
意識して…とは思わなくても、私たちは日常で自分が「いい」と思う事を選ぶようにして生きています。
時に、人に合わせてしまって疲れてしまう事やモヤモヤすることがありますが、そのモヤモヤも「好きを選べない」から感じる気持ちですものね。
自分で意識しているように思えなくても「好き」を選ぼうとする力があるのですから、日常の些細な事に意識を向けて「自分軸での好き」を感じたり集めることをしてけば、どんどんと自分を取り巻く環境が自分の理想に近付いて行けます。
雷に打たれるように「突然大好きなライフワークに出会う」というドラマチックな事はないかもしれませんが、毎日の小さな事を自分基準の「心地よさ・好き」で選ぶことを積み重ねていくことで、気が付くとけいさんの周りに「好き」な事柄が増えて、けいさんが好きだと思える人やモノや環境に囲まれてイキイキと笑顔溢れる人生が可能になっていきます。
私たちは大人になるにつれて、好きという感覚的な事も「理論」で考えようとしてしまいがちです。
小さな子供たちを見ていて思うのは、理由や理屈もなければ、しなくてはいけないという思いからではなく【自分がしたいから・自分が好き、楽しいと思うからやる】という動機付けだから夢中になれているんだなぁ~というもの。
けいさんも子供時代に、自主的に夢中になったことがあったのではないでしょうか??
そんな子供の時に持っていた「自由で素直な感覚」は、無くなってしまったのではなく「感じなくなっているだけ」です。
それを取り戻していくために『日常の中の些細な喜び・幸せ』を見つけて、ワクワクしたりほっこりしたり優しい気持ちになったり…と感じていく練習をすることで、大きな好きを探しやすくなります。
冒頭でも書きましたが『好き = 感じる』ことなわけですから、自分を犠牲にして自分の気持ちを感じることが難しいと思うくらい硬くなってしまったけいさんの心をほぐしていくために
今、けいさんが何を感じているのか?
に意識を向けて行ったり、感じる練習を積み重ねていくのはとっても大事な事です。
そして、人に合わせて自己犠牲ばかりしてきたのであれば、自分の事を理解し・寄り添い・気付いてあげるために『意識して自分に寄り添う時間』を持ってみるのもオススメです。
社会に出ていると何かと人に気を使いますし、忙しいとついつい自分の事を後回しにしがちです。
だからこそ、ちょっとした時間を意識的に作って、大事なけいさんの『気持ち』に気付いてあげる時間を作りましょう。
朝、着替える時に「今日は何を着たい?どんな気分?」と聞いてあげましょう。
仕事の休憩時間やトイレに行った時などに「お疲れ様、順調?」と聞いてあげましょう。
通勤の電車やバスや車の中で、お風呂に入った時、ご飯を食べている時、寝る前にお布団の中で…
ふとした瞬間のちょっとした隙間に「私」に話しかけて気持ちを聞いてみてあげてください。
自分につながる時間が多くなると、自分の感情にも敏感に反応できるようになります。
すると、自分がワクワクすることや楽しいと感じれるもの、心地よいと思えるものに気付きやすくなります。
その小さなワクワクの種から派生して、学ぶことが楽しい!とか、キッチンに立つのは面白い!カフェにいるのがほっこりして幸せ…などと、ちょっと大きな好きを探すヒントが見つかっていきます。
私たちは「ない」と思い込むと『ない』を正当化するために「ない」と思える現実を作り出そうとしますが、その逆もあるわけで、好きに敏感になっていけばいくほど「好き」があふれる現実を作り出していけます。
また、小さな「好き」を集める事の利点は『好きなことへの条件を減らす』という事でもあると思っています。
稼げることを好きにしなくちゃ!
仕事になる事を好きにしなくちゃ!
周りから一目置かれることが好きだと言わなくちゃ!
と思ってしまうと、自分の感覚が置いてけぼりで、好き…かどうか分からなくなりますものね。
アレも好きだしコレも好き。
夢中になれる大きな好きも素敵ですが、日常で小さな好きをいっぱい持っているのもまた素敵なことですもの!
好きを感じて幸せで心地よくあれればいいんですものね。
どうぞ、日常の「小さな好き」に敏感になる事をしてみてくださいね。
そして最後に…
> 大好きを極めてライフワークにしたいと思い、思いつくものを手当たり次第やってみましたが、長続きしません。
好きなものを『探している道の途中』ですもの、やってみて違った…と思えるのだって体験したから分かる事です。
長続きしない事を責めるのではなく、「気になったけど違ったね、えへへ」と自分に対して笑いかけてあげてください。
自己犠牲して自分を後回しにしてきたけいさんが、自分の好きを探そうと行動している事がすでに素敵な事ですから!!
そして、好きなものって実は結構コロコロ変わったりします。
これが好きだ!これがライフワークだ!!と思っていたのに、もっと好きなことが出てきたり、どんなに好きでも「ちょっと飽きる」「一時お休み」と思うことだってあります。
私たち人間は常に一定ではなく、気分は浮き沈みがありますし変化していく生き物ですから、好きなものが変わっていくことだって当然ですものね。
今、けいさんにとって「コレだ!」と言える好きがないのであれば、この先に見つけていく楽しみがあるわけですもの!!
どんな好きと出会うんでしょうね?
その「大きな好き」を見つけるまでの間、日常の小さな好きを楽しみながら心地よく日々を過ごすことが出来ますように。
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ココロノマルシェでは様々な視点でお悩みに回答を寄せてくれるカウンセラーが沢山います!
あなたと同じようなお悩みを発見したり、あなたのお悩みを相談したり、あなたのココロが少しでも軽くなるお手伝いが出来れば嬉しいです♡
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ココロノマルシェとは違いますが、あなたのお悩みを、ブログで記事にしてもいいよ!という方は、ぜひお悩み相談を送ってください。
私なりの形で、あなたのお悩みに寄り添いたいと思っています。