「がっかり」からの「嬉しい」で、どっちにしても「うふふ」だったこと。
なにやらギンちゃんが困惑気に呟いていますが「人間犬」というのは…
人間ドックに行くね~
という言葉を「人間犬」と勝手に翻訳したようです。(あ、しょうもないマミコ劇場にお付き合いいただきありがとうございます。)
毎年、会社の健康診断を受けさせてもらっていますが、私は去年もブログで書きましたが「すこぶる健康診断が嫌い」でして、義務じゃなければ避けたい程。
健康優良児・骨太で元気なのだけが取り柄なので「オールA判定」が欲しいのに、ここ最近は貧血や子宮腺筋腫症を持っているがゆえに、検診前から「オールAにならない」事が分かっているため、モチベーションが上がりません。
健康診断は事前に体の不調を見つけるためのもの…なのだとは分かりますが、見つかったら見つかったで大変ですし、採血や胃の検査は好んで受けたいものじゃないですもんね。(婦人科系の検診も同じく)
毎年、会社が申し込みをしている「基本的な検診」内容に、年齢毎に市なのか国なのかから補助が降りる時にリーズナブルにオプション検診をつける程度だったのですが
今年は会社が負担してくれて「人間ドック」に検診を変えられる
と言われたので、健康診断嫌いなくせに「生れてはじめてのドック体験」にドキムネしていました。
事前に案内のパンフレットを見ると、まるでホテルのようなきれいな施設で健康診断を終えるとラウンジと呼ばれる場所で「お食事」と「マッサージ付き」という文字に心が躍ります。
健康診断は苦手だけれど、ご褒美に「美味しいもの」と「人の手でほぐしてもらえる極楽時間」が待っていると思えば乗り越えられます。
ドックにもいろいろな種類があるようなのですが、会社が申し込んでくれたものは「胃」の検査が「バリウム検査」だと書いてあり、これだけがガッカリポイントでしたが(私はとにかくバリウム検査が苦手です)、普段の健康診断だってバリウムを飲むしかないのにその後に「食事」や「マッサージ」なんていうご褒美がないんだから、今回はご褒美目当てに乗り切るのよ!!と自分を鼓舞しました。
指定時間に検診センターに行き、しばし待つと「ドック受付」で呼び出されて事前確認をいくつかされました。
健康保険証の確認とか、事前に準備してきた検体を提出したりと事務的な事をし終わったと思ったら、受付のお姉さんからまさかの発言が!!!
新型コロナの関係で、ドックの後の「お食事」と「マッサージ」が感染拡大防止のために休止となっています。
ん??
今、何ておっしゃいました???
sorry, Please tell me again
申し訳ないんですが、もう一回教えてもらえます???
もうねー、ガラガラガラって目の前の希望が崩れていく音がしたような気がしました。
だってー、ドックというよりその後の「食事」と「マッサージ」を受けに来たようなものなのにー。(← 本末転倒)
分かりやすくガッカリと肩を落とす私に、お姉さんが笑顔で語りかけてくれました。
お食事とマッサージの代わりに「QUOカード」をお渡ししています。
ん??
今、何ておっしゃいました???
ほら、おまみーぬって「銭ゲバ」じゃない?!
だからもう、一気にショックがどっかいったよねー。
QUOカードをもらって、案内されて更衣室で着替え、ファイルを持って検診を受けるのですが、私が健康診断を受けている施設は本当にホテルのように明るくて清潔で、しかも「女性専用フロア」でスタッフも女性だけ。
検診自体は楽しいものではないけれど、とても快適に受診することが出来ました。
検診項目はいくつもあるのですが、順にこなしていくのではなく「空いている場所に行くように言われて」検査をこなしていくスタイルなので、あまりひどく待つこともないのですが、2つめの視力測定の後で「胃のバリウム検査」が丁度空いていたようなのですが、看護師さんが「胃の検査が空いてますけど、最後がいいですか?」と気遣って聞いてくれたおかげで、苦手なものを最後に回して、とりあえずダメージを受けずに他の検診を受けることが出来ました。
検診を受けだして約2時間。
腹部の超音波検査を終えた私に、技師さんから「次は最後の胃の検査です」と死刑宣告のように非情な発言が…
「は、はいぃ」
と、トホホという感じで肩をすくめてがっかりと返事をしたら
「そんなに分かりやすくガッカリされちゃうとなー。胃の検査が好きって人は少ないけど、頑張ってね!」
と笑われながら応援してもらいました。
どうやら「素直に心の声が駄々洩れ&態度にもめちゃくちゃ出ていた」らしく、ちょっと恥ずかしかったです。
バリウムの検査はやっぱり苦手で、今年は飲み込もうとしたらえずいてしまい、ちょっと休憩をもらって涙を流しながらの検査となりました。(辛かったー。気持ち悪かったー。でも頑張ったー。)
台の上で自力でくるくる回転してバリウム液を胃にまとわりつかせるのですが、どうやら「くっつく力が弱い胃」だったらしく、技師さんからの指示で
気持ち悪いのにごめんねー。
いつもより多め目に回しちゃってるけど、あと2回、頑張って回ってねー。
と、何度もクルクル回るように言われ、涙を流しながら回りました。
涙の回転技…
QUOカードをもらった時にご機嫌さはどこへやら、胃の検査が今年はいつも以上にしんどくてゲッソリして検査を終えると、コンシェルジュのようなお姉さんがやってきて、ラウンジと呼ばれる明るいスペースに案内してくれました。
そこでいくつかの確認作業をされるのですが…
マッサージを楽しみにしていた私に朗報です!!!
フカフカで寝そべれるマッサージチェアがあり、確認作業をしながら極楽タイムに突入。
確認が終わった後は「ご自由におくつろぎください」と言われ、しっかりマッサージ機のコースメニューを堪能。
足裏をゴリゴリしてもらうのが最高に気持ちよかった~。
お食事はありませんでしたが、ラウンジにはカフェスペースという場所があって、お茶やスープの自動販売機、お菓子が幾種類も並んでいて自由に好きなだけ飲食してくださいと言われ、小腹を満たしてひと休憩させてもらえました。
生まれて初めての人間ドック体験で、楽しみにしてたことがなくなった事でガッカリはしたものの、結果として検査後に「美味しいものを食べ」「至福のほぐし時間」も体験出来て、結果オーライ!どころかニッコリでした。
う、うん。
QUOカードも貰えちゃったから、コンビニで欲しいものを買えちゃうよね。
って、仁くんからは「セブンイレブンで日経ウーマンを買う」って、すごくピンポイントに使用について限定されちゃったけど…
確かにマンションの近くにはセブンイレブンがあるし、そこでごくごくたまに日経ウーマンを買うけれど…
そうねー、年末近くなってくると「来年の目標設定」的なものや「手帳活用」など、ちょっと気になる特集をしてくれそうだから、仁くんの言う通り
セブンイレブンで日経ウーマンが買いたいときにQUOカードを使っちゃおう!
初めての人間ドック体験は、まさかのガッカリで始まったものの、終わってみたらちゃんとご褒美をいっぱいもらえた「うふふ」な終わり方が出来ました。
後は検査結果が「オールA」に近いものであることを祈るばかりです。