【ココロノマルシェ】お風呂にかなりの長時間入ってしまい、疲れるのでやめたいのですがやめられません。
そろそろタオルケットの上にかけ布団を準備しなくてはいけないなぁ、と思うような季節になってきました。
我が家では寝室にシングルベッド(私のためのもの)があるのですが、私が使っていない昼間の時間はギンちゃんがドドーンと真ん中で寝ている姿をよく目にします。
特に午後からはホカホカの西日が射しこむので、あったかい中でフカフカのベッドでお昼寝する姿はとっても心地よさそう。
今日もお昼に寝室を覗くと、まあるく「アンモニャイト」になって寝ているギンちゃんを発見。
はぁ、かっこいいだけじゃなくてかわいいも備えているなんて最高!
ぎゃ、あざとさ内蔵だったとは…
でもでも、あざとくってもこんなに愛おしかったら許せちゃう。
それにしてもくるんとまるい「幽霊の手」のポージングに、いちいちキュンキュンさせられて、ほんとにうちのギンちゃんは愛おしいが過ぎます!!
はっ!!
つい親バカでギンちゃんの愛おしさについてひとりごとを長々とつぶやいてしまった後は(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。
ふやけ太郎と申します。
太郎といいますが女性です。
私の悩みは、お風呂にかなりの長時間入ってしまうことです。
5~6時間、お湯を沸かし直しながら携帯や本、勉強道具、飲み物、タオルなどを持ち込んで、湯船に浸かりすぎてしまいます。
頭や体は洗うのにそれほど時間はかかりません。
肌も乾燥して痒いし、美容にもよくないし、他のことをする時間もなくなるし、疲れるのでやめたいのですがやめられません。
体調もずっと悪いです。
体をさっと洗ってから入るのですが、頭や顔を洗う気力も出ず、洗わずに寝てしまうことが多いです。
やめようとしてお風呂になにも持ち込まないと決めても、そのうち持ち込んでしまったりお風呂自体入るのが億劫になったりしてしまいます。
子供の頃はなにも持ち込まずに歌ったり妄想したりして3時間くらい湯船に浸かっていました。
体調も悪く不快で肌ダメージも深刻なのにもう十年くらいやめられません。
何か心に関わることなのかなと思って相談させていただきました。
どうしたらやめられるでしょうか。
ご相談:ふやけ太郎さん
ふやけ太郎さん、こんにちは。
お風呂が好きというのは男女共に大勢いると思いますが、お風呂時間が「長過ぎる」となると、いろんな負担が体にかかってしまい、癒しの時間が自分を攻撃したり辛くさせてしまうとなると、それは困ってしまいますよね。
私もお風呂が好きです。
温泉も好きなのですが、温泉とお家のお風呂を比較すると、断然「お家のお風呂」が好きです。
> 5~6時間、お湯を沸かし直しながら携帯や本、勉強道具、飲み物、タオルなどを持ち込んで、湯船に浸かりすぎてしまいます。
> 頭や体は洗うのにそれほど時間はかかりません。
5~6時間と言うと、学校やお仕事などを終えて寝るまでの間のほとんどをお風呂で過ごしている感じですよね??
ふやけ太郎さんの「5~6時間」にはとても及びませんが、私も仕事を終えてお風呂に入る時に、ジップロックにいれたスマートフォン・本・食事・お風呂用のムーディーなライトなどを持ち込んで、基本は1時間弱位、調子に乗ると2時間くらいお風呂でノバーーッとしています。
ふやけ太郎さんと同じように、お湯を沸かし直しながらなので、入っている時間は違うけれど「分かる!!」って思わず声を出しちゃいました。
> 肌も乾燥して痒いし、美容にもよくないし、他のことをする時間もなくなるし、疲れるのでやめたいのですが
やめられません。
> 体調もずっと悪いです。
> 体をさっと洗ってから入るのですが、頭や顔を洗う気力も出ず、洗わずに寝てしまうことが多いです。
さすがに5~6時間という長丁場になると、お肌の乾燥や内臓にかかる負担(水圧って結構負担なんですよね)なども大きいので、ほどほどにした方がいい…のはあるけれど、ここまでの長い時間となるとお風呂がまるで「自分のための住処」のようにそこに居るんですよね。
お風呂ってストレスでギューッとしてしまう体を柔らかくほぐしてくれて、尖ってしまったかのようにピリピリしている交感神経の働きを抑えて副交感神経を優位にしてくれるので、短時間でれば疲れを取るのに最高の場ですが、それが長くなりすぎると「圧」によってリラックスどころか疲労してしまいます。
お風呂で体に負担がかかり過ぎて、結局は顔や頭を洗う力もきっと残っていな程なんだろうと思います。
こんなにしんどくて、体もダルイ・肌への負担も目に見えるように感じているのにやめられずにそこにとどまりたいと思わせるのは、なぜなんでしょうね???
ふやけ太郎さんは、お風呂に入っている時に一番強く感じているものってどんな気持ちでしょうか?
・ここだけは誰にも邪魔されない私だけの自由な場所。
・ここは心から安心できて力の抜ける場所。
・みっともない私、恥ずかしい私でもさらけ出していい特別な空間。
・お湯の中でただ揺られているととにかく安心する。
いくつか思いつくことをあげてみましたが、お風呂に入る「動機・理由」ってきっとあると思うんです。
私も家のお風呂が好きで、少し長い時間そこに居てしまうので自分なりにどうしてお風呂に長く入っていたいのかを考えてみました。
私の場合は、温泉などではそこまで長くお湯に浸かっていられないんです。
体や髪を洗って、露天風呂などでボーッとしても、どんなに頑張っても1時間が精一杯で、家のお風呂とは「楽しみ方」が違う事から、私がお風呂に長時間かかる理由はこんなものが挙げられました。
・とにかくプライベートで邪魔されない時間
・人目も気にせずだらしなく緩める場所
・いい匂いとホカホカ、ゆらゆらしたお湯に揺られると自分を責めにくい
・ボーッとして無になれる(思考せずに瞑想状態に近い感じを味わえる)
・一人でじっくり考えられる(集中できる)
・邪魔されないので思いっきり好きな事を満喫できる(読書など)
ふやけ太郎さんも、なんでお風呂に長時間は行ってしまうんだろう??という、お風呂のココがたまらない!!というのをリストアップしてみると、自分がお風呂という空間に求めているものが見えてくるかもしれません。
勉強道具や飲み物を持ち込んで、まるでお部屋のように使っているのですもの。
何かしら「お風呂という空間」に求めているものがあるのだと思います。
ふやけ太郎さんはお一人暮らしですか??
それともご家族だったり、パートナーだったり、誰かしらと共に暮らしているのでしょうか?
お風呂って、誰にも邪魔されないすごく小さな自分だけの空間
なんですよね。
家の中にあるのに、他の部屋とは違ってそこだけは秘密基地というか、外界をシャットアウトして「心も裸になれる場所」でもあると思うんです。
もしもご家族やパートナーなど、誰かと一緒に暮らしていて、文字通り「ひとりになれる場所」が欲しいと思っていればお風呂の時間をどうしても求めてしまいますし、一人暮らしであっても仕事から帰ってきて外的なものを遮断して自分を取り戻したいと思えば、日常を切り離したようなお風呂の空間で自分を取り戻し・整えようとしてそこに長くとどまってしまうと思います。
またまた私の話をしてしまうのですが、私は今「一人暮らし」をしています。
猫と犬と暮らしているので、1人と2匹の暮らしなので、基本的にはとても自由で気ままです。
猫と犬のことをものすごく溺愛していますし大事に思っていますが、思いっきり泣きたいときだったり、猫や犬が邪魔してこない場所で思いっきりだらしなくご飯を食べたい!!と思うと、お風呂で食事までしてしまう事があります。(お魚とかお肉とかを邪魔されずに食べたいときや、ほんとに疲れている時など)
また、今は在宅勤務なのでちょっと変化しましたが、職場に通っていた時はとにかく気持ちを切り替えたい・リセットしたくて「完全にひとり」になっていらないものをシャットアウトして落ち着くためにお風呂に直行していました。
ふやけ太郎さんも、お風呂に長くいる事で「周りの人の目」「外的刺激」「多すぎる情報」「ストレスを感じてしまう状況」などをリセットしているのではないでしょうか?
それだけ敏感に外の刺激にさらされている、という事でもあるのですけれど。
> やめようとしてお風呂になにも持ち込まないと決めても、
> そのうち持ち込んでしまったり
> お風呂自体入るのが億劫になったりしてしまいます。
お風呂という空間が「自分を整える」「完全に開放される」大事な場所であれば、お風呂を短時間にしてサッと出れるようにしよう!と決めても、ついつい物を持ち込んで長くとどまりたくなりますし、体への負担が大きいからやめよう!と思えば、逆に入りたくないもん!!と思う事でお風呂から遠ざかろうとしますものね。
> 子供の頃はなにも持ち込まずに歌ったり妄想したりして3時間くらい湯船に浸かっていました。
ふやけ太郎さんがお風呂時間が長いのは、ずっとずっと小さな子供の時からだったんですよね??
3時間って5~6時間と比べたら短いとはいえ、やっぱりとても長時間だと思います。
お風呂のお湯って、ゆらゆらして暖かくて安心できます。
少し前に「にがり」などがテレビで流行ったことがあり、にがりやミネラルの豊富な塩を調整してお湯に入れると「まるでお母さんのお腹の羊水」のような心地よさを味わえる『羊水塩』と言うのがあるのを記事で読んだことがあります。
もしかしたら、ゆらゆら揺れる優しいお湯の中でただ浸かっているだけで「ホッとする」「安心する」という気持ちになっているのかもしれませんよね??
赤ちゃんとしてお母さんのお腹の中にいる時って、心配事を抱えずにただ安心して身を任せて、お母さんやお父さんの「早く会いたいな」「元気に大きくなって欲しいな」という無条件の愛情を受け取っている時間です。
勉強道具や携帯・飲み物なども必要としない小さな時に、歌ったり妄想したりしながらお風呂に長時間いたことも、もしかしたら「心地よく愛される」気持ちをお風呂で感じたり取り戻したりしていたのかもしれませんね。
だとしたら、お風呂ではない自分の暮らす空間を、自分が心地よくリラックスできる空間に変えていくことや、誰にも邪魔されない場所を作る事が出来れば、お風呂じゃなくてもお部屋の中で時間を過ごせるようになるかもしれませんよね??
例えば、自分が一番長くいるのがリビングのソファーだとしたら、そのソファーが自分にとって座り心地やゴロンと横になったりするのに気持ちいと感じるものを探してみたり、クッションや敷物などを変えて、思わず頬ずりしたくなったり吸い込まれるように眠くなれるようなものを準備してもいいですよね。
寝室が自分にとって「特別な場所」になれそうであれば、ベッドリネン類や寝具にこだわってみたり、照明や香りなどをリラックスできるものにして安心して体を預けてボーッと出来るようにしてみるのもいいと思います。
肌に触れるものである下着や部屋着も着心地のいい優しいものにしてあげても、ゆるーっとできていいかもしれませんね。
お風呂以外の場所で、自分が解放できる・安心して羽を伸ばせる空間作りをするというのも、長すぎるお風呂時間で体調を悪くするのを和らげる力になってくれるかもしれません。
安心できるような音楽をかけたり、刺激の少ないお茶類で緊張を和らげるのも効果があるかもしれません。
羊水のようなただ暖かく安心できるものを必要としているのであれば、自分自身に沢山優しい言葉をかけてあげたり、自己肯定すること、自分を愛する時間を意識して増やすことでも、お風呂が必要なくなって行けるかもしれません。
お風呂に入ることが原因で、体に疲労がたまって常に体調不調という事であれば、心の専門機関を頼ってみる(心療内科や精神科など)というのもまた一つの助けになってくれることもあるかもしれません。
実は私は子供の頃に「ひたすら手を洗う事をし続ける」という強迫性障害を持っていました。
ハッキリと診断されたわけではなく、私の場合は神経質が過ぎるほどに手を洗う事を否定しないなどの周囲の理解があって病院へ行かずに比較的短い期間でその症状が楽になりましたが、後から自分の以上なまでに手を洗う行動が病的なものだったことを知りました。
強迫性障害について、とてもやさしく説明してくれている病院のホームページにはこのような言葉がありました。
自分では不必要でやめたいと思っているのですが、やめると不安になるので、ある思考(強迫思考)や行動(強迫行為)をやめることができません。
強迫思考とは、無意味とわかっているある思考が繰り返し浮かんでくることです。(中略)強迫行為は、無意味で不愉快なことだと感じているのに、その行為をしないとよくないことが起こりそうな気がして、強迫思考を打ち消すために行います。そしてすぐにまたしないと気がすまなくなり、同じ行為を繰り返してしまいます。
(出展:駒木野病院HPより)
自分自身では「この習慣は不要だししんどい」と思っているのに、その行動をしないと気が済まなくなったり、辞めようと思っても同じ行為を繰り返してしまうのが、強迫性障害の持つ特徴でもあります。
私自身は「不必要に手を洗う、手の皮がむけて痛くても洗う」という事をやめられなかったのですが、体に負担がかかって苦しくてもお風呂に長時間浸かることがやめられないのも、もしかしたら同じように「強迫性」の何かがあるのかもしれません。
病院のホームページでは【セロトニン神経系やドパミン神経系の機能異常の関与などが指摘されています。】とありますので、ただ単に何か心的なストレスや問題以外に、神経物質がうまく働いていないのだとしたら、専門医の力を借りることで何かまた楽になれる道があるかもしれません。
長々と書いてきましたが、お風呂に長時間入り過ぎる心理的なものは私はハッキリと言える事や分かることはないのですが、外的ストレスを癒す場所としてであったり、安心できる場であるのであれば、お風呂以外の場を整えたり、自分にもっともっと優しく愛を注ぐことを意識して見ることで、何か改善できるものがあったらいいな、といくつか思いつくことを書かせていただきました。
色々試してみてもしっくりこない、体調が悪すぎてどうにもならない、と言う時は無理せずに「医療機関(内科などでもいいと思います。まずは事情を説明して専門医を紹介してもらうのがいいですよね。)」を利用することも悪い事ではありませんから、お風呂で体を壊しそうだったら、自分の体を守るためにお医者様を頼ってくださいね。
お風呂が好きでやめられないという共通点から、私が子供時代に持っていた「強迫性障害」のことも少しだけお話させていただきましたが、心が原因かもしれない?と思われるようならば、カウンセリングなどもやっている専門医のいる所もありますので、話を聞いてもらって原因を見つけてもらえたら解決策が見えてくるかもしれませんので、強迫性障害とは関係なくとも専門機関で聞いてもらう方法もあるよ、というのをお伝えしたくて書かせていただきました。
何でもそうですが『過ぎる』と負担になってしまうんですものね。
ふやけ太郎さんが少しでも楽になれるお風呂との付き合方ができるようにと祈っています。
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ココロノマルシェでは様々な視点でお悩みに回答を寄せてくれるカウンセラーが沢山います!
あなたと同じようなお悩みを発見したり、あなたのお悩みを相談したり、あなたのココロが少しでも軽くなるお手伝いが出来れば嬉しいです♡
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ココロノマルシェとは違いますが、あなたのお悩みを、ブログで記事にしてもいいよ!という方は、ぜひお悩み相談を送ってください。
私なりの形で、あなたのお悩みに寄り添いたいと思っています。