一足お先に!決められない私が「7日間で自分で決められる人になる」を読んでみました。
最近の師匠は、次々に「新作」を出版されているのですが、間もなくやってくる「10月2日」に新刊となる『7日間で自分で決められる人になる』が発売となります!
一足お先に「ゲラ」の状態で読みたい人は手を挙げて~と声をかけてもらった際に、はいはいはい!!と威勢よく立候補し、まだ本屋さんに並ぶ前の「ゲラ」という状態で先読みさせてもらいました。
えぇ、作家さんでも何でもない私は「ゲラ」という言葉を使う機会がないため、ここぞとばかりに使いたくて書いています。(はぁ、やりたい事を一つやれた♡)
突然ですが、皆さんはサクッと物事を決められるタイプですか?
私はご存じの通り「モジモジするのがライフワーク」なので思いっきり決めるのが苦手な星の住人。
師匠の本によると…
決められない島の住人
として生きています。
以前よりは「決める」事に対して楽になってきているかな?とは思っていますが(本にも書かれていますが『自己肯定感』が関連しているため)それでも「決める」というのは中々難しいと感じています。
「7日間で決められる人になる」というだけあって、7日に分けて情報が紹介されているのですが、個人的にとても響いたのが「2日目~6日目」の内容(← ほぼすべてじゃないですか…)でした。
決めるために「足し算」ではなく「脱ぐ」ということ
1日目の章の中で、「自分を生きている?」という問いかけとともにいくつかの事例があるのですが、私たちは大人になるまでにも様々な影響というのを受けてきているがゆえに、アイデンティティを喪失してしまっているような「自分で選ぶことができない」大人になってしまっているというのにハッとしました。
気づいたら、その都度、意識的にそれを手放すようにしてみると、徐々にベールを脱ぐようにその影響から脱することができます。
7日間で決められる人になる(根本 裕幸著)
とはいえ、私たちは何百、何千枚と重ね着をしていますから、気づくたびにひとつずつ、という意識で気長にやることがお勧めです。
個人的に、こういう風に言ってもらえると救われる感じがします。
決められない私になるまでにだって、うーんと色んな影響力だったり体験を通して「傷つきたくない」「失敗したくない」「より良いものを選んで安全でいたい」と思うしかなくなったわけですし、そう思うようになるまでの過程はとっても複雑ですものね。
そして、気長にゆっくり、少しずつ気付くたびに「引き算」するように脱いでいけばいいんだ!と言ってあげられるのはとっても優しいやり方だと思うんです。
一気にやらなくていいよ、気長に行こうね。
そう言ってもらえたらどれだけ安心できるでしょう。
だって、決められないんだもんね。迷っちゃうし悩んじゃうし、石橋をガンガン叩きまくりマクリスティして生きてきたんだもん。
すぐにパッと変貌を遂げなくてもいいって自分に言ってあげられたら、ゆっくり頑張れちゃうと思いませんか??
あら?師匠の夢、叶えちゃったかしら??
1日目の章では、師匠が実際にお会いしてきたクライアントさんの事例の紹介だけではなく「決められない島の根本くん」として、師匠の体験談が紹介されています。
決める本とは全く関係ない余談なのですが、この章の中でこんな文章が出てきます。
叶えられた夢はさらなる夢を見せてくれ(中略)自分を超える優秀な弟子を育成すること。(中略)今もまだ夢の途中です。
7日間で決められる人になる(根本 裕幸著)
ん??
師匠…
これすでに、夢、叶ってませんかーーー??(← 魂の叫び)
いやぁ、誰かの夢をかなえることが出来てるって思うって心が弾みますね!(← 前向き)
いいんです、だってこれが…
自己のっ!
肯定のっ!
カーーーーン!!
なんですもんね。
当然ですけれど「決める本」の中でも、この自己肯定感の大切さについて書かれていて【自己肯定できる力が持てると決める力も強くなる】という言葉に、うんうんと赤べこりました。
なぜ「決められない人」なのか?
2日目の章は首がもげるんじゃないか??というくらい頷きまくったのですが、決められない人のパターンがいくつも紹介されています。
その日の章の巻末には「ワーク」があるのですが、2日目のワークにあった『自分が決められない人である理由』をいうのをやってみた所、私の中にあったのは
・失敗して傷つきたくない(怖れ)
・より良いものを選びたい(後悔したくない)
というものでした。
言い換えると「私は自分を守りたい」のだろうなぁ、だから「決めない」という事をして自分を守っているんだなと感じることで、決められない自分を嫌ってしまうのではなく
決められない私の私への思いがあったかいね
と言ってあげたいなぁとしみじみ感じました。
だって、怖れも後悔も、嫌だものねぇ。
最初の方でも少し書いたけれど、私たちは「いろいろ鎧を着ている」状態だからこそ、それを引き算して脱いでいく事が必要になります。
2日目に自分の決められないパターンを探った後で、3日目に実際にそのパターンを「少しずつ」和らげて脱いでいくワークが紹介されています。
個人的にはこの「ワーク」を思い出した時にやるというのがすごくいいなぁと思っています。
1日目の師匠の言葉を借りると『気づくたびにひとつずつ、という意識で気長にやることがお勧めです。』ということですから、ワークも頑張って無理しなくていいんですよね。
ちょっとずつ、やれそうなものを気長に。
そうやって染みついてしまった怖れや決める事への不安を払しょくしてければいいと思うと、無理がなくていいですもんね。
レッツ・鬼畜生!!
さらに自分を楽にしていく・自分に自信を持って「決める」ためにできるアプローチがいくつも紹介されていますが
「好きなものは好き、イヤなものはイヤ」でいい
と、自分の気持ちに素直になる事って自己肯定だけではなく「決める」という面でもとっても大事なんだと本を読んで気付かされます。
怒りや嫌いだと思う気持ちって「ネガティブな感情」に分類されてしまうからこそ、できれば感じたくないけれど
自分が嫌だと感じちゃったら、もうしょうがないんですよね。
それを押し殺す必要はなくて「嫌なものは嫌なんじゃーー!」と、自分のために自分が認めてあげる事はすごく大事なこと。
そのためには「いい子ちゃんは卒業して、鬼畜生になるぞ!」って宣言しちゃうのもいい事だと思うんです。
だって、嫌いなこと・苦手なこと・苦しい事をを選ぶ必要はないからこそ、自分にできないを知ることで、決めるための力になりますよね??
これは嫌!
私はこうしたくない!
それを知っておけば、嫌なことなのになぁ…とやりたくない事のために心を痛めて迷う必要がなくなりますものね。
自己肯定と自分との対話の重要性
決めるという事にも関連することとして「自己肯定感」が大事になりますが、自分を受け入れるためにも大事になるのが『自分との対話』。
自分の声をいっぱい聞いてあげるというのは、決めることにおいてもすごく重要なんだと本を読むと納得させられます。
私個人の話ですが、以前は本当に「石橋をたたき割って進めなくなって途方に暮れる」ほどに決められませんでしたが、自分に対して
私はどうしたいのかな?
私が何をしたら喜ぶのかな?
私はどっちを選んだ方が私らしい??
とたくさん自分に問いかけ続けた結果、その選択が最善の道かどうかはわからなくても「自分にとって」いいと思えることを選べるようになりました。
とはいえ、何もかもがすぐに決められるわけではないのですが
私は何を食べたいの?
私はそれに行きたいの?
といった事すら決められなくてモジモジして生きていたので、自分が食べたいものをメニューの中から決められたり、お付き合いの飲み会などを自分で「選択して決める」ことが出来るようになれただけでも、十分に自由になった気分で心も体も軽くなりました。
そして、この小さな「決められた体験」が成功体験の実績として自分を肯定するのに役立ち、さらに大きな決断もできるようになっていきました。
ほんと、些細な事でいいんですよね。
最初に決めるのは小さければ小さいほど安心ですし、積み重なったらそれはとても大きな勇気の後押しになりますから。
結局は「決めても決めなくても」いいのかもしれない
私は少しずつですが「簡単なことは決める事ができる」ようにはなっていますが、まだ大きな決断はできません。
仕事を辞めたい!と言いながらも、生活するためのお金を稼ぐためにはまだやめられないし…と色んなことを天秤に乗せて、揺れまくりながら決め切れていません。
前はそんな自分が情けないとか、そんな自分の決断力のなさを責めたりもしましたが、最近は「しょうがないよねー。いつか決める時が来るだろうし、その時にえいやっ!と行けたらいいもんね。」と決められない自分にも〇をあげるようにしているのですが、決める本の中のこの言葉に、クスクスと笑みがこぼれると同時に、心が楽になるのを感じました。
本当はもう決めている(中略)
7日間で決められる人になる(根本 裕幸著)
「すでに私は決めているんだろうな。まだどれがいいのかは分からないけれど」という風に思い出してみてください。
決められない自分を責めたところで何も楽しくないですから、答えは多分最初のうちに決まっていたとしても、迷っている自分を責めずに「答えは今の私には分からないけれど、もう決めているだろうからそれが自分にとっていいタイミングで分かればいいんだよね」と言って、流れに身を任せる方がいいのかもしれませんよね。
私自身が、離婚するという決断が全然できずに2年半以上決められずに迷ってもがきました。
あの時間はでもやっぱり無駄ではなくて必要でしたから、ちゃんと答えを出すタイミングはあって、答えをちゃんと持っていたとしても決められない時間も大事な時間なんだと思うからこそ、決められないけどそれが今の私の答えだしね~と自分に柔らかく声がけしてあげたいですもんね。
本当にとりとめがないけれど「決められない自分」を責めるのではなく、決められるようになるためにできるアプローチを通して
足すのではなくそいでいく。
足すのではなく脱いでいく。
という「身軽さ」を身に着けることが、結果として「決められる島の住人」になるために大事なことなんだなぁと分かる本でした。
ほんと、決められる島の人ってカッコよくて素敵で羨ましい~。
私はまだ決められない島の桟橋をうろちょろしているけれど、まぁ、それが今の私だもん!
いつの日か決められる島から「こっちにおいでー」と言える自分になれたらいいな♡と夢見ています。
あ、師匠の本である『7日間で自分で決められる人になる』は10月2日に発売されますので、決められないあなたのバイブルに、ぜひ!!