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【ココロノマルシェ】シングルになる事へコンプレックス。調停までされ、2年以上別居していますが、離婚に踏み切れません。

これは!!まみこにも10万円もの大金をプレゼントしてくれるっていう魔法のお知らせですね!!

5月の終わりに、私の手元にも「特定給付金」の確認と申請の書類が届きました。

国に対しては「基本的には納める側」で年末に会社が年末調整してくれるので少しの戻りを受け取ったり、払い過ぎた税金を還付されたり…以外でお金をもらうのは初めての体験です。

しかもなんとも嬉しい10万円!!!

私は幸いな事にコロナで休業を余儀なくされる事もなく、仕事も今のところ在宅では続けられていてお給料も貰えています。
この先も同じかどうか…は分からないけれど、今すごく困っているという状況ではない中で、私も10万円を受け取れるなんて本当にありがたい限りです。

必要な証明書をコピーして書類に記入をして返信したので、後はお金が振り込まれるのを待つばかり。
10万円も突然プレゼントしてもらえるって考えたらすごいですよね!!と、給付金についての話をした後は(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。

夫から離婚を切り出され調停までされ、2年以上別居していますが、離婚に踏み切れません
離婚した方が前を見て自分らしくスッキリやっていける気持ちもあります。
ただ、シングルになる事へコンプレックスがあります。

私は1歳から母親のみに育てられてきました。母親への不満はありませんが、両親のいる家庭への憧れはありました。
中学生くらいまで、父親は突然数年に1度私に会いにきましたが、何も話せませんでした。また、私は男性も強く意識してしまうあまりに男性とは会話が出来ず、男性とお付き合いしたことがありませんでした。

社会人になり、自分からSNSで知り合った人とあまり感情が無いのに付き合ったりして、そこから男性との会話を覚えていきました。しかし、誰からも私なんか愛されないという捨てられるこわさから、1人で私は生きる運命だと勝手に感じ趣味に生きていました。

しかし、今の旦那から結婚してほしいとアプローチをうけ、人生の選択を迫られた時、温かな家族をもちたいという気持ちになりました。夫には何度も離婚するなら結婚はしないと何度も確認をとり、絶対に離婚はしないという約束をし、子供2人をもうけるまでになりました。

しかし、旦那から離婚を叩きつけられました。2年以上たっても離婚しろと言われているにもかかわらず、踏ん切りがつかない。子供と自分にとって旦那(両親)のいない家庭に凄く抵抗感のある自分がいます。2年以上旦那からは生活費ももらえず、私は1人でも自立して子供を育てられる財力と環境はあるため、シングルマザー でも、やっていける自信はありますが、、、家庭とは両親がいなければ、、という思いがあるのか離婚を受け入れてあげる事ができていません。

夫は私からのモラハラを理由に一緒にいたくなくなったといっています。 自分と一緒にいたくないなら、離婚してあげたい気持ちもありますが、踏ん切りがつきません。どのような深層心理があるのか教えて頂きたいです。
相談者:フレブルさん

フレブルさん、こんにちは。
ご主人からの離婚の申し立て・別居・調停に都度いろんな感情と戦いながらの2年以上の時間を過ごされているのではないでしょうか?

> 夫から離婚を切り出され調停までされ、2年以上別居していますが、離婚に踏み切れません

彼の願いの大きさを目の当たりにした事や自分の幸せのためにも「離婚すべき」だろうと頭では思うのに、「決められない自分」というのをどこかで『ダメだなぁ』と責めてしまっていませんか?

決められないってしんどいですよね。
すごく心にも体にも重しがかかったような状態で、気分も晴れませんし、知らずに自分を責めたり「正論」で自分を追いやって、出口のない迷路の中で途方に暮れたような気持ちになっていらっしゃるかもしれません。

2年以上の別居について書かれていますが、長く離れている時間がまた、フレブルさんを追い立てたり責めたりしていませんか?

もしかすると旦那さんがいなくても一人で働いたお金でお子さんを養い生活している状態ですから、結婚を手放していないとはいえ事実上は別々に生きていて言わば「離婚した状態と差がないような生活」をしているのに、結婚している状態を手放せない自分に苦しんでいるのではないでしょうか?

> 離婚した方が前を見て自分らしくスッキリやっていける気持ちもあります。
> ただ、シングルになる事へコンプレックスがあります。

現実としては「離婚してもちゃんと生活していける」と分かっていても、コンプレックスになるものが大きければ、どうしたらいいんだろう??と身動きできずに足踏みしてしまうのは仕方のない事です。

悩みやコンプレックスは人によってそれぞれで、その大きさも人によって全く違います。
だって実際はちゃんと一人でやれているじゃない?!と周りは応援も込めて言ってくれるかもしれませんが、踏み出せないくらい怖れや痛みや苦しみがあるから、決められないんですものね。
そこで「シングルになることへのコンプレックスなんて…」と自分を責める必要はありません。
フレブルさんにとって離婚をしてシングル家庭になることへの不安と申し訳なさ、こうなりたくなかったという強い思いがあったのですもの。
その気持ちは他の誰のものでもなくフレブルさんの大切な気持ちです。

「シングルになることへのコンプレックス」について、自分にたくさん問いかけてあげることで、きっと今以上にたくさん押さえている感情が出てくるかもしれません。

> 私は1歳から母親のみに育てられてきました。母親への不満はありませんが、両親のいる家庭への憧れはありました。

私はよく自身のブログでリリー・フランキーさんの著書「東京タワー」の一説をご紹介しています。

世の中の日常で繰り返される平凡な現象が、自分にとっては「奇蹟」に映る。
叶っていいはずの、日常の中ある慎ましい夢。
平凡につまづいた時。人は手を合わせて、祈るのだろう。
(東京タワー / リリー・フランキーさん著)

シングル家庭というのも事情があってそうなるしかなかったものだと理解もしていますし、きっとフレブルさんのお母様がかけてくれた愛情は暖かい感謝できるものだったと思いますが、やはり「両親揃っている家庭」というのが家族としての形としては一般的なものだからこそ、それが当たり前に手にできている人を見て羨ましいと感じたり悲しい気持ちを覚えることはあると思います。

周りにはごくごく平凡で気にも留めない生活が「奇跡」のように映っていたとしたら、大人になってその奇跡を叶えることが出来た自分が、その奇跡を壊してしまう状況を選ばなければいけないと迫られているのですもの。
どれだけ揺れるのでしょう。どれだけもがくでしょうか。

> 今の旦那から結婚してほしいとアプローチをうけ、人生の選択を迫られた時、温かな家族をもちたいという気持ちになりました。夫には何度も離婚するなら結婚はしないと何度も確認をとり、絶対に離婚はしないという約束をし、子供2人をもうけるまでになりました。

結婚するときの前提に「離婚しない」を確認する程に、フレブルさんにとって「離婚することは嫌なこと」だったんですものね。
言い換えるとそれだけ「離婚」という事を強く強烈に意識するくらい、結婚生活を続けて夫婦が共に歩むことは「奇跡」のように無意識下では感じていたのかもしれません。

でもそれも、本当にしょうがない事なのではないでしょうか?
だって、フレブルさんにとって「両親がいる世界」というのは体験したことがなくて分からない未知の世界ですもの。
自分にとって憧れ・願い続けた理想の世界を壊してしまう事がないようにと、石橋を叩きすぎるくらい細心の注意を払い過ぎて、大切なものを壊してしまったのかもしれませんよね。

決めることが出来ない大きなコンプレックスがあること、そのコンプレックスゆえにずっとどこかに力みがあったのかもしれない事、不器用で上手にやれなかったとしても「本当は幸せな夫婦・家庭を心から願っていた」フレブルさんのことを、まずはギューッと抱きしめてあげる事をしませんか?
2年以上もずっと一人で悩み・苦しんでいるんです。決められない自分を責めて、あらゆることを思考して重たい荷物を自ら背負って、それでもやってくる日常をきちんとこなしてお子さんを育てている、頑張り屋さんのフレブルさんのことを、ただただ

お疲れ様。本当に頑張ってるね。

と、それこそ大きな笑顔で「よしよし」としてあげませんか?

先にも少し書きましたが、コンプレックスになっている「離婚することはいけない事」「片親であることはいけない事」と感じている気持ちを掘り下げて、そこに隠れている「本当は寂しかった」「本当は甘えたかった」「本当はガマンしていた」様々な思いを癒していくことで、コンプレックスをなくすことはできなくても、フレブルさんとお子さんにとっての「幸せ」を感じて生きていくための選択をできるようになるかもしれません。

> シングルマザー でも、やっていける自信はありますが、、、家庭とは両親がいなければ、、という思いがあるのか離婚を受け入れてあげる事ができていません。

お母さんに感謝できる事もたくさんあるし、思考では自分も子供を不幸にすることなく育てられると分かっているのに、家庭には両親がそろっているべき!という「べき」の部分に隠れている感情ってなんでしょう?

すぐに答えは見つからなくていいので、子供時代に感じたこの「べき」になる理由をノートにたくさん書き出して見ると、我慢していた思いや頑張り過ぎていた自分に出会うかもしれません。

そこで出てきた様々な思い・感情に涙が出たり、怒りが湧いたり、不安や寂しさもせりあがってくるかもしれません。
我慢させていた様々な感情を「今」感じてあげて、大人になって子供の時には分からなかった様々な背景を理解できる「今」のフレブルさんが、子供時代に感じていた感情に対して、フレブルさんの言葉でぜひ寄り添ってあげてみてください。

ご両親が揃っていないことで寂しい体験はあったでしょうか?
それはどんなシチュエーションで、どんなことが悲しかったのでしょうか?
その時の事を映画のスクリーンに映し出すようなイメージで、隣に子供時代のフレブルさんがいて手を握りながら一緒にスクリーンを見ていると想像してみてください。
隣にいる小さなフレブルさんにどんな風に接し、どんな言葉をかけてあげたいでしょうか?

私たちは「自分の気持ち」を分かって欲しい!と、未消化な感情があると時に問題を作り出して「早く気付いて!」と訴えることがあります。

男性に愛される自分が分からず、自分が子供時代に我慢した分だけ「結婚生活とはこうあるべきだ」と頑丈な鎧で自分を武装して、理想の家庭を作るために奮闘したフレブルさんがいたのかもしれませんよね。
けれどコンプレックスに感じるほどに強く「私は男性に愛される存在ではない」「私は捨てられる」というような感情が心の中にあったとしたら(自分では感じないように押し込めているので気付かないとしたら)、うまくいかない現実を目の前にすることで「ほらやっぱり!」というのを繰り広げているのかもしれません。

本当は愛したいし愛されたい。
でもそれは私には相応しくない。

もしかしたらそんな遠慮があるのかもしれません。
そう思い込まないと、子供時代に湧き上がっていた感情を抑えられなかったから仕方なく自分を我慢させるために、愛されない・捨てられる・男性って分からない怖いもの、という風に自分に何度も繰り返し教えて納得させてきたのかもしれません。

確かに「世間体」「人の目」というのはとても気になります。
世間体のために我慢した方が楽に幸せを感じて生きられるのであれば、それもまた一つの生き方だと私は思っています。
ですが、その世間体のために自分がうんと苦しいのであれば、それに縛られて生きていくのはずっと過酷ないばらの道を歩むようなものですものね。

私が幸せになるためには、私と子供が幸せを感じる選択って何だろう?というのを、いーーっぱい考えてみる時間をまだ使ってもいいのかもしれません。
だって、今答えが出ないというのは「答えを出したくない」ということですもの。答えが出せないというのが答えなんですもの。

【家庭とは両親がいなければ】という思いが強いので、どうしても最終的にはそこにたどり着いてモヤモヤしてしまうと思いますが、両親がいないとダメだというたった一つの選択肢しかないと、どうしたって身動きできなくなりますし、他の可能性(例えば別居でうまく歩み寄る道や、離婚してまた復縁するなどの道もないわけではありませんよね?)が見えなくなります。

離婚について悩んでいらっしゃった別の方にもココロノマルシェでお返事を書いたことがありますが、そこでご紹介したのが

もし〇〇なら…と考えちゃうなら、1つの可能性ではなくできるだけたくさんの可能性を考えてみよう!

というものです。
実は、私も旦那さんだった人から離婚を申し出されてから離婚を受け入れるまでに2年半の時間をかけました。
フレブルさんと少し事情は違っていて子供もいませんし背負うものは少なかったにも関わらず、好きという気持ちの他にも「離婚することが怖い」という怖れから、なかなか答えを出すことができずに苦しみました。
そんな状態の中で、師匠である根本さんの夫婦問題解決セミナーで言われたのがこの言葉でした。

たった一つの不安な選択肢しかない!とそれだけを見続けてしまうと、出口がなくて苦しくてたまらなくなりますが、両親がいない事で不自由な気持ちを感じさせてしまう「かも」しれませんが、お子さんはそう思わない「かも」しれません。
先ほども少し書きましたが、離婚ではなく長期間の別居をすることで心が安定するかもしれませんし、離婚してまた復縁するかもしれませんし、はたまた第3の素敵な男性が現れて、今以上に素敵な家庭になっちゃう可能性だってゼロなんかではありませんものね!!
本当に、何が良くて悪かったかなんて、後になってみないと分からない事ですし、お子さんがフレブルさんと同じ考え方かどうかすら分からないんですもの。

思いとどまって答えが出せない今の状況は、とてもしんどいけれど、でもその背景にあるのは「フレブルさんが過去に体験した傷付いたり悲しかったり悔しかったりした事」と「お子さんたちに同じような気持ちを味わわせたくない大きな愛」があるからです。
自分への愛とお子さんへの愛があるから、うーんと悩んでいるんです。
だから、答えが出せない自分を責めてしまいたくなりますが「愛があるから迷うんだもんね」と、どうか時に自分の大きな愛を受取って許してあげてください。

また、離婚に関してだけではありませんが、私たちは【100%】の選択をするのは難しい生き物です。
何かを決めるときには何かを諦めることになり、どちらを選んでも必ず後悔という気持ちを持つ生き物です。
なので、完璧にこっちだ!と思おうとしないことも物事を決める上では力になってくれます。

また、離婚に関してだけではありませんが、私たちは【100%】の選択をするのは難しい生き物です。
何かを決めるときには何かを諦めることになり、どちらを選んでも必ず後悔という気持ちを持つ生き物です。
なので、完璧にこっちだ!と思おうとしないことも物事を決める上では力になってくれます。

答えを出してもどっちにしても選ばなかった方に未練が残るのであると知っておけば、完璧な選択はないんだ、とほんのちょっとだけ心が軽くなるかもしれません。

私のことを少しお話しさせていただきますが、私は離婚したくなくて(離婚という選択が受け入れられなくて)2年半迷っていましたが、最終的には一番最初に思っていた「絶対離婚しない!」という選択ではなく「自分を幸せにするために離婚する」という選択をしました。
離婚を受け入れると元旦那さんに伝えた時に「100%この選択で悔いなし!」という状況ではなく、結論を出してもぐらぐら揺れましたし、私が結論を出せたのは

ほんの少しだけですが離婚してもいいと思える気持ちの方が強くなったから

でした。
割合としては【離婚していい60%:離婚したくない40%】という感じでしょうか?(70対30の日もあれば、55対45というように僅差で迷う日も繰り返しました)

いっぱい迷っていいんです。
迷う事にもいつか飽きますし、同じ場所で常に迷っているように見えても、環境や周りも変化している中で迷っているので、ひょんなタイミングで答えが出ることもあったりしますもの。

大切なのは「私と子供はどうなると幸せなのか?」という事で、幸せをどんな時に感じ、どんな未来を歩いていたいのかをいっぱいイメージしてみてください。
そしてその幸せな日々の中にご主人のポジションはあるのか?あるとしたらどんな関わり方で、どんな表情をご主人はしているのでしょうか?
いっぱいいっぱいイメージしてください。
私も同じようにたくさん想像して、そうしたら私が笑っている未来の中に大好きだったはずの元旦那さんがないくても私は笑えていると思える未来が描けて、少しずつですが離婚を受け入れることが出来ました。

私は最終的に「離婚」という選択をしましたが、離婚したくないという答えがフレブルさんの中で揺るがない大切な思いなら、それを自分でちゃんと肯定してあげることも大事です。
心理学では「コミットメント」という言い方をしていますが、私が決める!というのが何より大事ですし、離婚することが正しい事でも間違いでもなく、何を選んでもフレブルさんとお子さんが幸せであればいいんですもの。

芸能人では他界されましたが、樹木希林さんと内田裕也さんのような形の婚姻関係もありましたよね。離婚はしない!という希林さんの思いのままの生活をした例もありますし、その選択と生き方は本人たちにしか分からない家族の形だったと思います。
いい・悪い、ではなく「そういう形を選んだ」というだけなんですものね。

フレブルさんが今決められなくても、それをどうか責めずにいて欲しいと思っています。きっと誰よりも自分が自分のことを一番責めちゃいますから。
そして、たくさん自分の気持ちを感じてあげて欲しいとも思っています。自分の気持ちを確認してあげるために私が実践している方法を最後にご紹介させていただきます。
また、どんな道を選んでもいつしか振り返って「あの時に頑張ったもんね」とちゃんと思える日がやってくるとも思っているので、もしご興味があったら、ご紹介するブログ記事をお読みください。

フレブルさんが笑顔でお子さんと幸せを感じて暮らせるようにと祈っています。
答えが見つかるまで自分を責めずに、少しずつ未来の選択肢を増やしていけますように。

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ココロノマルシェでは様々な視点でお悩みに回答を寄せてくれるカウンセラーが沢山います!
あなたと同じようなお悩みを発見したり、あなたのお悩みを相談したり、あなたのココロが少しでも軽くなるお手伝いが出来れば嬉しいです♡

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私なりの形で、あなたのお悩みに寄り添いたいと思っています。

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