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『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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(MOUSOU)オレンジ色の光の星が降る夜に。の巻

こんにちは。 駅の近くの木にイルミネーションが灯ったそうですよ。

こんにちは!
週末に関西在住の女友達が遊びにやってきてくれたので、観光やちょっと贅沢なご飯やお茶に行ってきました。(この話はまたいつか…)

ホテルにチェックインして私の仕事終わりを待って晩ご飯に行く予定になっていたのですが、どうやら金曜日に駅近くの長い区間で、歩道に植樹されている木につけられた電飾の点灯式があるというローカルニュースを聞いたそうで、晩ご飯の帰りに女友達と2人でオレンジ色のあったかい光の灯った木の並ぶ道を通ってきました。

地方のライトアップなので華やかさも範囲も小さなものですが、でも一気に年末年始のワクワク感が高まりますね!!
女友達と並んで歩くのも楽しいし、今はおあずけですが好きな人と並んでみるのも素敵ですよね〜。

と言う事で、今日はライトアップの点灯式をMOUSOUしてみます!

ロマンチックな光のせい…?だよね

12月最初の金曜日の仕事終わり。
師走…というだけあって今月に入ってからのバタバタ感にどーっと疲れて、同じ時期に今の職場に入った気心知れた男女数人で「急だけど飲む?」と話がまとまり、仕事終わりに居酒屋とバルがくっついたような小洒落たお店に集まる事になった。

あとこのメールを送れば終わりだ…と首を左右に回しながら目をシバシバさせていたら、今日一緒に飲む予定の1つ年上の仲間が『よっ!どんな??』ともう帰宅して空いている隣の席の椅子を引いて腰掛けて話しかけてくる。
「あとこのメールをお客さんに送ったら本日の業務終了」と彼の顔も見ずにカチカチとキーボードを叩く。
『そうなんだ。俺、店の場所がイマイチよく分かんないから、すぐ終わるんなら一緒に行こうよ』と言うので「私もちょっと曖昧だから、地図確認しててくださいよ!」と一緒に行く仲間が出来てちょっと助かった。

職場を2人で並んで後にして、彼がスマートフォンの地図画面を開きながら取り敢えず駅を目指して歩く。
いつもこの時間は人が多いけれど、今日はいつものこの時間帯にしては人が多い。

駅前の広場のような所に人がぎっしり集まっていて何かイベントでもあるのかな?と思っていたら、突然少し先の歩道がオレンジ色の光に包まれて歓声が上がり、あぁ、今日は並木道のライトアップ点灯式だったんだ〜と少し先でボンヤリ光る明るい電飾に思わず頰が緩む。

『今日、点灯式だったんだー』
「だねー。距離があるけどキレイだねー。」
『せっかくの点灯式、こういうのって好きな子と見たよなー』
「同感。」

と言いながら、私は実は彼の事をちょっと「いいな」と思っているから、お店に向かう途中で図らずしも一緒にイルミネーションが灯る道を歩くことができそうな事が、結構嬉しい。

しばらくなんとなく無言で歩き、お店に向かうためにイルミネーションの灯る並木道の中に入ると、キラキラが星のように頭上から降ってくる。

「わぁ、キレイ」

思わず呟いて立ち止まり、鞄からスマートフォンを取り出して写真を撮ろうとすると、同じようにして写真を取っている女の子が体の向きを変えて後ろに数本動いた瞬間私にぶつかりそうになったのを見た彼が、そっと私の腕を掴んで『ぶつかるよ』と引き寄せられた。

「あ、ごめんね。ありがとう。」

彼のすぐ近くに近付き過ぎて心臓の鼓動が早くなって照れ臭さを隠すために

「キレイだねー。隣にいるのが好きな子じゃなくて残念だねー」

と笑いながら呟くと、ポリポリと頰を掻くようにしながら

『いやー、あれだな。うん。一応女子と一緒に見れてるから、良かったっていうか…』

と言うから、グーにした手で「一応って何よ!」と彼の二の腕の辺りをパンチしたら急に照れたような真顔になって

『一応っていうか、なんていうか… 好きな子と今年はイルミネーション見れてるんだよね。ホントは…』

って切なそうに仔犬のような目をして私を見る。
その瞳にはオレンジ色のイルミネーションが写り込んでいて、ドキドキが加速する。空に向かって伸びる枝から降り注ぐ光と、彼の目の中のキラキラの光。

「…それって、その…」
『それなりにアプローチしてたけど、鈍臭くて全然気付いてくれないから、今、告白してます…』

『ずっと好きでした』

ってイルミネーションのせいで、なんか突然の告白に心臓が飛び出しそう。
でも、嬉しい。

「…実は、私も、って言ったらどうなるの?」

緊張していた彼の顔がにまーっと解けたかと思うと

『それって、答えってことだよね?』

と言った次の瞬間、ギュッと抱きしめられて耳元に降り注ぐ彼の声。

『やばい。今日、マジで最高のイルミネーションなんだけど』

ロマンチックなイルミネーションの光を見上げる人の群れの中で、ドラマみたいなことしてる私たちの事をチラ見する人の視線が恥ずかしいけど、でもなんか、そう言うの無視して幸せだなって思って「私も」って言いながら、そっと彼の腕から離れてクスクスと笑いながらどちらともなく手を繋いで、オレンジ色の光の道を歩きながら、みんなが待つお店まで歩いて行く。

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過去に好きな人にリクエストしてイルミネーションの並木道を手を繋いで歩いた事が懐かしく思い出されます。(遠い目)

こう見えて(← どう見えているつもりなのでしょう…)私はイルミネーションと顔ハメが好きです。(← 顔ハメも含め世間的にいらない情報)

冬は空気もキリッと冷たく夜の空の色が濃いからなのか、電飾の光が映えますよね!
寒い季節は気持ちも暗くなりがちですが、明るい電飾のキラキラした光があちこちで見れるのが嬉しいなぁ。
イルミネーション期間中に、ギンちゃんや仁くんを車に乗せて、一緒に並木道のオレンジの光を見に行こうと思っています!

え???彼と行けないのかって???
えーっと、そのぉ…(もじもじ)
行けたらいいな!ってか行きたいけど、どうなることか?!

さぁ、日曜の夜も叫んでおきましょう!!
せーのっ。

安心してください!!妄想ですよ!!! (← とにかく明るい安村さん風にお読みください。)

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