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手のひらサイズの幸せ

『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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涙には意味がある。

イケメンとかわいこちゃんにつられてマミコちゃんテベビ見てるんでちー

実はあまりテレビドラマに明るくない私。
お風呂からあがってきて何気なくテレビをつけたら、とびきりきれいな顔の松坂桃李くんと、地上に降りた天使のようなかわいらしい山本美月ちゃんのドラマを発見!(お友達役の瀬戸康史くんもステキで胸キュン♡)

ん???
あれれ??
松坂桃李くんが車椅子に乗っている???

私がドラマを知ったのは第2話の途中からで
最初は特別ドラマか何かかな?と思っていたのですが、火曜日の9時からの連続ドラマだったようで、第2話あたりは二人の淡いお付き合いにキュンキュンしっぱなしで、毎週見よーっと♡とウキウキしていました。

ドラマのタイトルは『パーフェクトワールド』というもので、漫画が原作のようです。(今度漫画喫茶に行ったら読みます!)

キャーキャー言ってたくせに、先週から雲行きが怪しくなってきたんですよ

そうなんです…
実は、先週は私が仕事に追われて心を亡くしていて、残業から帰ってきたらドラマが終わっていたんです…(オーマイガッ!)
※ちなみに我が家には録画用の機械がないため、リアルタイムじゃないと観れません

えーーーっ、どうしよう…

と慌てて見逃した番組を期間限定で観れるというアプリをダウンロードして
日曜の夜にお風呂に入って観たのですが…

もう、なんてことなの???
どうして?なんで別れなくちゃいけないの?
どうしてこんなに苦しいの?

と一人であらゆるシーンで大号泣し、あまりの切なさにお風呂でぐったりしました。

そして昨晩、切ない気持ちを抱えたままテレビの前でスタンバイしてドラマを見たのですが…

あがががががが(大号泣)

切ない気持ち、お互いの思い、好きだからこそ犠牲をしてしまう気持ち、大切な人だからこそ幸せにしてあげたい思い、
もう、いろんなものが染みて染みて、一人で嗚咽を漏らしながら泣いていたのですが
私が「うううっ」と声になるようなならないような嗚咽を漏らして泣き出すと
健やかに寝息を立てていたはずの仁くんとギンちゃんが、ムクッと起きて少し離れた場所から私の様子を伺うように見ているのが見えました。

悲しくて寂しくてエンエンしてるでちか?

ううん、違うんだよ!!
悲しかったり寂しかったりして泣いているんじゃないの。
マミコちゃんが泣いているのは、ドラマを見て感動しているからなんだよ!!!

と、泣きながら目で合図しようとしつつも
もう涙が次から次への溢れて止まらないシーンだったので、とうとうヒックヒックとしゃくりあげながら涙を拭いていたら
ギンちゃん・仁くんが寝室から起き上がって出てきて、ギンちゃんは背中側に、仁くんは膝の上にちょこんと座って、私の様子を見ていました。

そして控えめにペロペロと舐めてくれたり、背中側から伸びをするふりをしてモフモフの腕を伸ばし、そっと暖かい肉球を押しつけるようにして、泣いている私に寄り添ってくれました。

あ、そういえば昔に、私はこんな風にしゃくりあげて泣くことが何度もあったっけ…

夫婦問題が起き、彼と話し合いをするたびに平行線で苦しくて、彼がお風呂に入るために消えると、堪えていた涙が決壊しごうごうと泣きました。
彼の暴言を受けて、ホトホトと声も出ずに泣いた日もあれば
彼がいなくなってポツンとした部屋の中で「早く別れてくれ!」のLINEメッセージを見て号泣したこともありました。

不穏な空気の中で彼と話し合いをしながら泣いた事もありましたが
そんな時、ギンちゃんと仁くんはピッタリとくっついて静かに様子を伺い
話し合いが残念に終わり私がシクシクと泣いていると、
そっと側にくっついてあったかい体温を届けてくれたり、ペロペロと舐めて慰めてくれました。

身を寄せ合って様子を伺っていた2匹は、どれだけ不安で心細かったのでしょう。
そして泣いている私を心配して寄り添ってくれて、どれだけ私を愛してくれているのでしょう。

ギンちゃん・仁くんの無償の純粋な愛があったから、私は自分を投げ出さずに生きる事が出来ました。

泣き虫な私は、これからもきっとたくさん涙を流すでしょう。
嬉しい時、幸せな時、思わず喜びがこみ上げる瞬間に、
感動したり、悔しかったり、やりきれなかったり、傷付いたり、
きっと何度も何度も、私は涙をこぼすのだろうけれど

どんなに泣いても、もう次には笑うって決まっているの。
そう、私が決めたの。

ギンちゃん・仁くんが、ただひたすら私の側にいてくれたことで、
新しい人生を歩き出す勇気と、1人と2匹で「幸せ」に生きていく決意と、自分を諦めずに笑顔にしたいと思うことができました。

私がギンちゃんと仁くんを大切でかけがえのない存在として愛を惜しみなく注いでいるように
ギンちゃんと仁くんも、泣き虫で弱虫でダメなところがいっぱいある私のことを無条件で純粋に愛してくれているんだと教えてくれました。

「ギンちゃんだから」「仁くんだから」私が2匹を大好きなように
ギンちゃんと仁くんも

私が私だから愛してくれている

んですものね。
ただあなただから愛しい、と示してくれるその深い愛は私を強くしてくれています。

ごめんね、涙もろくて弱虫で。
ありがとう、愛してくれて、愛させてくれて。

そして、昨日の私の涙は感動したから流れた涙で、マミコちゃんのための涙じゃないから大丈夫だよ~!と、ミュージカル調でギンちゃん・仁くんに伝えました。
※ミュージカルごっこはわが家の平和の象徴で、日に何度か繰り広げられています。

ギンちゃんや仁くんが、私の涙に心配そうに寄り添ってくれるように
私も痛みや悲しみ、涙や絶望に
暖かく寄り添える私でありたいと願っています。

そしてどんなに泣いても、また深呼吸して自分の歩幅で歩きだせる日が来る事を届けたい。

あなたが今抱えている「どうしようもない現実」も「消したい過去」も
未来のあなたが笑えるようになった頃に、その過去を優しく肯定できる日が来る事を、どうかどうか、あなたが希望を失わずに歩んでいけますように。

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