自分を『知る』事は、自分を『助ける』につながる
昨年5月に小学生の女の子を殺害した後に線路に横たわらせて事故に見せかけようとした惨忍な事件がありました。
その事件の公判が行われたというニュースがあったようなのですが、私はニュースを「基本的には自分から見ない」ので、知人が突然その事件の公判の情報を話し出したときに
あ、ごめん!ちょっと聞きたくない!!
と制するのが間に合わず、公判の中で明らかにされた事実をチラッと聞いてしまい、1日以上気分が重くてしんどくて悲しくてやりきれない思いをしていました。
私は昔からニュースやドラマといったものに触れた後で、どっと疲れたりしんどくなることが多く、ある時から自分を守るために
●絶対に見ないジャンルの本・ドラマ・映画を選定
●基本的にニュースは見ない
を徹底しています。
そうです、苦手から「全力で逃げる」ことにしています。
ドラマや本や映画といったものの「苦手ジャンル」(サイコパス物、悲惨なもの、恐怖を煽るもの、戦争系、地球滅亡系、理不尽なもの)は自分で選べるのであまり問題にはしていないのですが、やっかいなのがニュース。
ある日本屋さんで『寝る前に読むだけでイヤな気持ちが消える心の法則26』(中村 将さん著)を目にして、その当時夫婦問題真っ最中で眠ることが出来ない日々だったこともあり、少しでも楽になれれるならと買ってみました。
とても優しい本なのですが、その中にあった
【寝る前に悲しいニュースを見てはいけない】
という話は、それまで私がずっと苦しんでいた「ニュースを見て怖い夢を見る」を助けてくれる魔法の言葉に感じられました。
当たり前ですが、嫌なら見なきゃいいのに『ニュース』というのはある程度見るべきだというよく分からない観念の元、人が見ているから…とニュースを見て(大体夜のテレビでニュースってやっていますよね)内容によってはどんよりした気分になっていました。
自分の心が乱されるものを排除したり逃げる事をして自分を守ってきてはいても、時に見たくない情報を見てしまったり聞いてしまったり、うっかりテレビやインターネットから情報を拾ってしまったりすると、すごくしんどいのはなんでかな??と思っていましたが、今回、冒頭の話を受けて同じように自分を見つめてみたところ、ストレングスファインダーやエムグラムといった自己分析ツールから意外な発見がありました。
【結論】
共感性・妄想性が高いから
ノストラダムス系に震えたし
ニュースが自分の事のように苦しい
妄想性は別に自己分析ツールから発見したわけではありませんが、私は師匠の根本さんが太鼓判(?)を押すというかディスるくらいの【妄想族】で、小さいころからイメージする力というのが強いと自負していました。
イメージするとき、色・光・音・温度・匂い・手触り・そこにあるであろう空気感…などをクッキリ感じる事が出来るのは、私にとっての強みではありますが、逆にいうと弱みでもあります。
長所 = 短所
くっきり想像できるがゆえに、映画でもなんでも自分がリアルに体験している気分になりすぎてしんどくなる、というのが短所でもあると自覚しています。
そこにプラスして、ストレングスファインダーで自分の強みトップ5を知りましたが、その上位1は【共感性】。
診断結果を受けて『独自の強みの洞察』というレポートを受け取る事が出来るのですが、改めてそれを読んでハッとしました。
生まれながらにしてあなたは人々の感情に気づきます。
悩んでいる人や喜んでいる人の前で涙を流せるのはそのためでしょう。
あなたには他の人の痛みや喜びを深く共感する才能があります。
人々の感情や欲求に自然に注目することができ、誰かが慰めや助け同意を必要としていることに気付きます。
生まれながらにしてあなたは他の人の気持ちを鋭く見抜きます。
これだ!!!!
私の資質からみた『長所かつ短所』がクッキリ。
共感性・調和性などの上位資質が反応して、ニュースなどの被害者や凄惨な状況に気付くだけではなく痛みに共感しすぎてしまい、慰めや助け・同意を届けたくともそれを届けることが出来ない事でモヤモヤしてしまうんだ!!!
さらに、他の人の「気持ち」を見抜いた上で、鮮明にイメージできるという「欠点」が加味されて、私は冒頭の話で知人から聞いた「公判で明らかになった事実」のひとつを聞かされた時に胸やけどころか絶望というか、お母さんの気持ちを思っただけで涙があふれてしまいしんどかったんです。
私の事ではありませんし、直接の知り合いでもありません。
ちゃんと「私ではない」と線引きもしているのですが、心の中に一度巣食ってしまった「暗くて重い気持ち」はすぐにはぬぐえず、1日中ずっとスッキリする事はできませんでした。
(心に小骨が刺さるというか、お母さんは事実を知ってしまって立ち直れないよな…知らない方がよかったし、どうやってこれから生きて行くのだろうか?誰がお母さんをサポートしてくれるのか?眠れない夜をどうやってしのぐのだろうか?生きる事に絶望していないだろうか?等々が抜けきれなかったんです。)
私の長所ある『共感』『優しさ』『妄想力』はそれだけ大きくて強力で影響されるからこそ、自分が勝手にその資質ゆえに反応してしまうものを排除することで自分を助け・守る事ができる!ということ。
私はこれからも『基本嬉しいニュース』以外は避けようと思いますし、見たくない事・聞きたくない事からも離れた位置に居ようと思います。
自分の中の強い反応なんですもの…
立ち向かって克服すべき!なんてやるのは自分苛めでしかないですよね。
何しろ、私の中の「強みであり武器」である部分が「弱点」なのですもの。
自分を傷つけるものから自分を全力で守るのは『自分を愛する行為』だと私は思っています。
●逃げるが勝ち
●逃げるは恥だが役に立つ
●君子危うきに近寄らず
●三十六計逃げるに如かず
って言うじゃないですか!!
だから「逃げるときは全力で」いいんです。
そう!自分に合っていない土俵で戦うなんてやるだけしんどいですものね。
逃げることは立派な『選択肢』かつ『戦略』なのであーる。
(← URであーる)
という事で(← どういうこと?)私はこれからも「自分が共感しやすい性質ゆえにニュースは極力避け」ますし、「自分が反応しやすい分野のドラマや本も避けて」自分の強みが短所として働かないように、自分を守っていこうと思っています。
本当に、長所は短所なんですよね~。
そして、素晴らしき個性でもあると改めて実感。
自分の個性を活かしたり・魅力を受け取るために自己分析・自分の資質を見ると同時に、その資質が強すぎるが故に起こる弊害があったり自分の中のコンプレックスや痛みがあれば、それに気付くこともできるんだと知りました。
知ることは自分を守る戦略を立てられるという事。
自分を愛して伸ばし、幸せで笑っていられるようにしてあげるために、強みや個性をよーく分析するって大切な事だと知りました。
あ…
最後にちょっと嬉しい強みのまとめがあったので聞いてください!!
あなたは人の独自の才能を称賛し、あなたの評価や称賛はいつも人に力を与えます。
あなたの励ましの言葉は本当の真の自分になるように元気付け、勇気付けます。
特に気楽で陽気な性格かもしれません。
人や状況の良い面に目を向けているせいで、他の多くの人が感じているような不安や心配と縁がないのです。
気立てが良く朗らかで、協調性のある性質を持つ温厚な性格です。
ちょっと奥さん!聞いたぁ~???
気楽で陽気(=若干アホ)な性格で、気立てが良く朗らかで温厚な性格って…
これ、妻にしたい(嫁にしたい)系の資質じゃないですかーーーっ!
なぁにぃ~?!
やっちまったなぁ!!(By クールポコ)
私独自の強みレポートによる私の良さって、ザックリいうと
超・いい女
って事ですよね??
(注:気楽で陽気な性格ゆえに不安や心配と縁のない発想ができる)
そして、私は子供の時からずっと『協調性がゼロ』だと思っていましたが、どうやら協調性も持っていたようです。(てへ)
自分の事って自分では分かっているようで分からないものですね~。
自分を知って「自分を愛する」「自分を肯定する」に使えると、きっと各種ツールは最高に自分に優しいものになります。
まだ隅まで読み込んだわけではないので、これからまた時間をかけてストレングスファインダーの資質と自分を見つめて行こうと思っています!
また新たな発見があったら、ちょっと奥さん、聞いてよ~と陽気におちゃらける予定なので、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。(ペコリ)