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『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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グリーフはズカズカと侵入してきて、悲嘆の中にいる時にはもがいてしまうものだから ~でもそれでいいからね~

酸素がシューシューするミストですね

つい先日まで「遅い時期の大寒波」の声を聞いていたと思ったら、一気に春めいて桜の開花の便りに「わぁ!春がきた!」とビックリしつつニッコリ。

ちょびっとご無沙汰しておりましたが、ギンちゃんと私でのんびりゆっくりと2魂ライフへの馴染み方を模索している日々です。

私たちの暮らす新潟市も、今週に入ってすっかりホカホカ陽気!

気持ちよく晴れた昼下がりはお散歩にもってこいなのに、ご機嫌な足取りを見せてくれる仁くんがいないことに気付くとションボリしちゃって、まだまだ寂しい気持ちが大きいです。

サクラの木はまだ花を咲かせるには早いようで、新潟の桜の便りは4月になってからかなぁ?
ギンちゃんと一緒にお花見に繰り出すのを楽しみにしています。

冒頭でギンちゃんが見つめているのは、『高濃度酸素』を噴霧できる機械。

仁くんの呼吸器サポートのために購入

仁くんは気管支軟化症からくる咳が増えていたので、少しでも楽になって欲しくて「マヌカハニー」や「レンコンを絞ったもの」を使う他に、スチーマーで加湿するなどの工夫をしていました。

それでも咳発作が起きると苦しそうで、酸素室のレンタルをしようかな?と思っていたところで見つけたのが、『パワーミストO4』という高濃度酸素ミスト。

これは酸素カプセルに入るのと同じような効果が期待できるうえに、携帯できるサイズ。
WOW、仁くんにピッタリ。
さらに、ギンちゃんの健康サポートにもいい感じじゃない?!

ということで、仁くんが旅立つ2週間程前に購入。

朝起き掛けにシューッ。
食事の後にシューッ。
咳をした後でシューッ。
排泄で力が入ってしんどい時にシューッ。
寝る前にシューッ。

と、仁くんが「ハァハァ」と呼吸が乱れがちな時に活用していました。

これを使うと体が楽になるようで、シューッとして少しすると気持ちよさそうに眠ることが出来ていました。

仁くんの体を楽にするためにも、ギンちゃんのエイジングケアとしても、2魂のためにガンガン活用する予定でしたが、結果として仁くんのために使えたのはわずかな期間だけでした。

仁くんのために活用できた期間は短かったのですが、酸素ミストはギンちゃんも使えますし、妙齢な私のお肌のためにも効果があるそうなので、うん、買ってよかった!!

小型で携帯することもできる上に、充電タイプのアイテムなので電池などの購入も不要。

呼吸器が弱いタイプのペットたちや、熱中症対策、シニア世代の健康サポート、貧血やてんかん、お鼻が短くて呼吸障害が起きやすいワンちゃんなどなど、酸素室…までは大掛かりだけれどという時に活用できるいいアイテム。

酸素発生器の中には丸い輪のようなものが入っているのですが、『フォトン』という光粒子を転写した特殊シリコンなのだそう。

さらに、NASAの技術を応用して開発…。

あぁ、いいっ!!
光粒子(フォトン)とかNASAとか、なんだか宇宙っぽくて、よくわかんないけどすごそうで好きっ!!!

ちょびっとお高い…けれど、携帯酸素をお探しの方はぜひ!!

* * *

早いもので、仁くんが旅立ってから間もなく20日になろうとしています。

最愛の命を亡くすという体験をした後の「体と心の辿るプロセス」は、知識として存分に持っていて、いやほんとに…

そのとーーーりっ! ← 久しぶりのタケモトピアノ

で苦笑いしちゃうほど。

* * *

まず最初にやってくるのが『衝撃期』と呼ばれるもので、文字通り「死」という現実を前にして大きな衝撃を受けます。

衝撃が大き過ぎてあんまり現実感がなく、どこかフワフワした夢の中に舞い込んだような不思議な感覚でした。

心臓マッサージや薬剤投与で仁くんの命を繋いでくれている状態を目にした時の”衝撃”は、本当に言葉にならないもので、全身が震えてガタガタ。
手術台にすがりつくようにして、なんとか立っているので精一杯。

でも…
裏腹にどこか冷静で、涙はとめどなく流れてくるのだけれど、号泣して嗚咽して…というようなものとは異なっていました。

感情は凍っているというか、全く実感がないというか。

私がうろたえだしたのは、仁くんが旅立って一晩経ってから。

静岡という離れた場所にいたこともあり、「まずは仁くんと共に無事に新潟まで帰らなくては!」という思いと、想像を超えた出来事に思考も感情もついていかなくて「変な興奮状態」だったのかもしれません。

衝撃期には『悲しみが置き去りになる』ことも実感しました。

いわゆる「頭が真っ白」になって、思考力が鈍麻し『考えられない』状態になります。

あまりに強くて大きな出来事を無防備な状態で受け止めてしまったら、心が壊れてしまうから。
自分のことを守るための『防衛反応』として、何が何だか分からない状態で現実を受け止めない時間が必要なんだな、って。

私は壊れたテープレコーダーのように、「困ったなぁ」「どうしよう」をひたすらつぶやくばかりで、感情は麻痺し、悲しみの角はまだぼんやりしていました。

後日、仁くんの心臓マッサージを止めることを告げてから新潟に帰ってくるまでの私について、妹が言っていたのはこんな言葉。

– – – –
泣いてはいたけれどすごく冷静で、びっくりした。
支払いのこととか、ガソリンを入れることとか、高速道路の分岐とか、そこまでよく考えられるな…って。
火葬についても電話して段取りして、正直ちょっと「大丈夫かな?早過ぎない?」って思った。
– – – –

腕の中には仁くんがいて、その体は少しずつ柔らかさを失い、声をかけても撫でても反応してくれなくて、仁くんは死んでしまったんだという現実は分かっているはずなのに、なんだか『無』な感じで訳が分からない感じ。

キツネにつままれた、っていうのかな??

とにかく現実は目の前にあるのに、思考や感情は乖離してフワフワして現実を受け入れずにシャッターを下ろしていました。

* * *

新潟に戻り、仁くんの体を冷やしてあげることにしたあたりから、徐々に現実として「仁くんは死んだんだ」と受け入れ始め、するとやってきたのは『悲痛期』でした。

これまでとはうって変わって、仁くんが死んでしまったことが悲しくて、気が狂っちゃうんじゃないか?と思うほどに嘆き苦しみました。

罪悪感も湧き上がり、なんで手術をしようと思ったんだろう?と自分を責めることに加えて、病院で何かあったのでは?と他責の気持ちも湧いて。
そんな気持ちになることも苦しかったなぁ。

なんでこんなことになっちゃったんだろう?
どうして?
哀しい。悔しい。
私がもっと慎重だったら、仁くんが今日亡くなることはなかったのでは?
誰か(病院)の見落としがあったのでは…

考えても、自分を責めても、誰かのせいにしてみても、現実は変わらない。
仁くんの魂はもう、神様のもとに帰っていってしまい、体は冷たくなってしまったまま。

食べれず、眠れず、ただずっと悲しくて、この時は写真すら見返せずでした。

ギンちゃんを見るだけで仁くんのことを思い出して泣けてきて、ギンちゃんを不安にさせないように涙が出始めるとトイレに走りガァガァ声をあげて泣きました。

そして、あまりに悲嘆が大き過ぎて、じっと座っていることもできなくなりました。
動いていないと発狂しそうで、家の中をグルグル徘徊しました。

数日間ずっと手が震えていましたし、深い哀しみは心の痛みだけではなく『文字通り体も痛む』のだということを体感しました。

泣き過ぎて起きた頭痛と共に耳鳴りがし、目の前がぼやけてよく見えなくなり、胸の上の部分がチクチクと刺されるような痛みと関節痛、胃がキリキリしてお腹を下しました。

哀しみは、心と身体の両方に表れる。

この時期は、体も無理が効かなくなることで哀しみが過ぎゆくまでは「無理できないように」して自分を立て直そうとしているのかな…。

どんなに哀しくても、どんなに嫌でも、死は避けられないもの。

私たちはとてつもない哀しみと衝撃を引き連れてやってくる「死」と対峙しても、また必ず回復していく力を持っているけれど…

哀しいものは哀しいし、
嫌なものや嫌だし、
つらくて、もう一度会いたくて、
後悔するし、怒りも湧くし、
後追いしたい気持ちにもなるし、

やっぱり「死」なんてなければいいのに!!!

って思うものです。

大好きだから。
愛しているから。
失いたくないんだもの。

* * *

悲痛期には、感情を押し殺さずに「ただそのままにいる」ことが大切です。

でもね、これが結構難しかったりするんですよね。

つらいからこそ「早く立ち直らなきゃ」「ペットロスになったらどうしよう?」ともがきたくなっちゃいますし、周りに人の目があって元気に振る舞おうとしたり、家族との温度差があっていつまでも哀しみの中にいられない…なんてこともあります。

私は「自立三点セット」をフル装備する…うえに、装備を磨き上げて戦闘力をパワーアップさせている、バリバリの自立派。

【自立三点セットとは】
・頼れない(一人でやってしまう)
・甘えられない(ガマン強い)
・弱音を吐けない(グチや本音を言えない)

ゆえに、非常事態になったときやつらい時に、助けを求めることができずに自分の首を絞める生き方をずっと続けてきました。

夫婦問題
 ↓
仕事上の悩み
 ↓
大病

と「いい加減に自立を緩めなさいよ!」と大きな試練や衝撃を経て、以前よりはずっと自立を緩めることができるようになってきましたが…

どこか強がってしまい、自分の情けなさや弱さをさらけ出して「助けてください」と委ねきることができていませんでした。

今回も同じく、自立が邪魔を…するはずでしたが、グリーフの最中にあった私は

一人で抱えることが出来ませんでした。
すがるようにして、ありとあらゆる人に「助けてください」と泣きつきました。

とてもじゃないけれど、抱えきれないほどの哀しみで、生きることをやめたくなる瞬間が何度もありました。
会いたくて、今すぐ会いたくて。

* * *

世界はとても優しくて、誰一人として私の「助けてください」という声を無視せずに、すっとその手を伸ばしてくれました。

伸ばしてくれただけでなく、背をさすり、すべてを肯定してくれて、流れる涙がそのままでいいと暖かく包み込んでくれました。

一人で頑張らなくていいよ
みっともなくてもいいよ、と。

哀しいばかりではなく、私のことも仁くんのことも、たくさん褒めてもらいました。

方々に泣きついて甘えて、3日間ほどずっと取り乱して嘆き悲しみました。

その間に、思わぬメッセージやお心遣いをいただいたりもして、ひとつひとつが染みて号泣しながら、ゆっくりゆっくり、悲しみの感情を抑え込まずに吐き出すことが出来ました。

どの手も全て、暖かいものでした。
骨身に染みて、すべてが助けであり救いでした。

改めましてこの場で、心からの感謝を伝えさせてください。

ありがとうございました。
本当に、本当に、ありがとうございました。

直接支えになってくださった皆様はじめ、仁くんに思いを馳せてくださったり祈りを捧げてくれたり、そっと哀しみを感じてくださった皆様にも、ありがとうを。

動物医療グリーフケアアドバイザーの皆さんには、「ここぞとばかり!」という勢いで甘え、ケアしていただきました。
かけていただいたあたたかいまなざしや言葉は、大切な宝物です。

阿部美奈子先生にもSOSを出し、泣きついた数時間後にカウンセリングもしていただきました。
どれだけホッとできたか分かりません。

自分が体験したことを通して、グリーフケアがあることが救いになること、力になること、頑張れない自分をそのままでいいと許せることなど、グリーフケアの「暖かく優しい世界」に触れたことは、きっとこれからの私の進む道を切り拓く大きなものになったはずです。

どこか「カッコつけようとする」私が、弱さをさらけ出して助けてもらうことが出来るように…と

仁くんからの最後のギフト

をもらったのだろうと思っています。

とてもじゃないけれど自分を保てないくらいの哀しみは、仁くんにしか与えられないもので、そこでようやく私は

降参しました。
一人では無理です。

って言えたのだから。

ありがとう、仁くん。

でもね、このギフトはもっともっと先でもよかったんだけどね。

* * *

話があっちこっちに飛んでしまっている感じで、しかも長い…。

自分でも「さて、どうしたもんか?」と苦笑いしつつ

まぁでもこれっていつも通りですけどね…

と、ギンちゃんに言われて、「そ、そ、そ、そうかも!!」と言えるくらいにまで、少しずつ少しずつ、日常を取り戻しています。

20日という期間の中でも、気持ちは前を向いたり揺り戻されたりと大騒ぎしながら、でもやっぱりちゃんと少しずつ『時間というお薬』の力も感じています。

まだ今は「哀しみと共にある」感じですが、それでも取り乱したあの日々から見たらずいぶんと前に進んでいるな!とニッコリです。

グリーフは『必ず回復していける』ということを知っているだけでも、つらい時間を乗り越えるための力になります。

今は感情が動くまま、悲しみや傷み、後悔や怒り、無力感や離人感、亡くなった魂の気配を感じたり思慕の気持ちから涙が止まらなくなったりしても、でもその先にいつか「回復する」のだという未来があると分かっていたら、暗闇のような中でも耐えられますものね。

「グリーフ」というのは、愛する存在を失ったときにごく自然に、誰にでも現れる『心と身体の反応』であり、勝手にやってきてしまう避けようのないもの。

哀しむことは、きっと愛することを教えてくれている。

悲嘆の中にいるときは、どうしてこんなに哀しいの…と途方にくれてしまうけれど、悲嘆の時間の中で旅立った命のことを思うと、たくさんの「愛」と「ありがとう」に気付きます。

深いグリーフの中で動けないでいるときにはきっと、愛や感謝を感じる優しい時間も内包しているはず。

でもやっぱり、哀しいものは哀しいけれどね。

これまでのような関係は、死という避けようのない別れがあって否応なしに変化してしまっても、『死んだら終わり』じゃないですもんね。

今はまだ泣けちゃうこともあるけれど、そう遠くないいつかの日にはきっと、新しい関係として『思い出して笑える』『思い出して繋がれる』ようになっていけるから。

それは過去にお見送りした実家の愛犬たちや、子どもの時に側にいてくれたウサギやモルモットたちが教えてくれたこと。

旅立ってしまった大好きだった「あの子たち」を思い出すときはいつだって笑顔になれるし、その時のことを鮮明に思い出してあったかい気持ちになれる。

愛おしさはずっとずっと、褪せない。
大切な存在はずっとずっと、変わらない。

グリーフからの回復の時間は個人差があるものです。

早くに日常を取り戻せる人もいれば、少し時間がかかる人もいますから、焦らずに自分のペースで、傷む心と哀しい気持ちを抱きしめてあげ続けてください。

早くに回復したからと言って、愛が足りないわけでもありませんし、長くグリーフと共にいるからといって早く立ち直らなきゃ!と急かされるものでもありません。

みんなそれぞれに必要な「お薬のような時間の長さ」があって、効き目が出るのを待つしかないのですから。

ではでは。
相変わらず支離滅裂かつ唐突に終わろうとしちゃいますが、ほら、これが…

マミコ・スターーーイル!だもんね。

たくさんの優しい思いに感謝を込めて。

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