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【ココロノマルシェ】もう愛情が冷めた。好きじゃない。と言われ、別居と言う形で出て行ってしまいました。

はーっ!おこたの中はトロピカルな温度でちよ~のぼせちゃったでちー

今日はお天気が崩れて、なんだか肌寒く感じていましたが、我が家の「おこた大好きブラザーズ」は仲良くおこたの中で暖をとっています。

おこたの中は私が足を入れていてもしばらくすると「あっついなぁ」と感じるのに、きょうだいは体ごと入っている訳ですから、トロピカルな南国にいるような状態なのも頷けます。

熱くなると頭で「よいしょ、よいしょ」とこたつ布団を押し上げて外に出てきて、ビトーンと床に寝転んでクールダウン。

ぎゅーっと力を入れて縮こまる姿よりも、ノバノバと緩んでいる姿を見ると思わずクスッと笑みがこぼれます。周りを和ませるためにも「自分が緩む」って大事なんだと教えてもらっている…と強引にまとめた後は(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。

こんにちわ。

主人とは今年に入り、ギスギスした日々が続いていました。
子供は3歳1歳の子がいます。

今年に入り、2回離婚の話が出ており前回主人が、「次離婚の話が出たら絶対に 離婚するからな!」と言ってました。

それでもお互い喧嘩が日に日に多くなり、また離婚話までになりました。

主人には、もう愛情が冷めた。好きじゃない。
と言われ、私は好きだし、子供もいるし何とかもっとお互いが努力しないか?と 提案したのですが、主人の意思は変わることなく、別居と言う形で出て行ってしまいました。

私も何度も戻ってほしいと連絡しておりそれがすごくうっとうしいと言われます。

私のせいで余計現状が悪化して悪い方に進んでいきました。

そして喋るとやはり喧嘩になってしまいます。

主人は頑なに離婚の意思はまげるつもりはない。と言うことです。

私は精一杯思いも伝えましたが酷いことを言われるたび、こちらも売り言葉に買い言葉で、言い返してしまいます。後悔しかないです。

私の気持ちも離婚の方に傾いてきてるのですが、これでいいのか?とも毎日毎日考える日々です。
何かアドバイス頂けると嬉しいです。
相談者:ってぃさん

ってぃさん、こんにちは。
3歳と1歳のお子さんがいらっしゃるんですね~。
私は子供がいないため、お母さんの大変さというのは想像するしかないのですが、小さな我が子はかわいい盛りでもありますが、たくさん手もかかりますしお母さんの時間なんてないくらい大忙しだろうと思います。
子供たちの存在からもらえる大きな愛に救われつつも、心労も肉体的な疲労も沢山あると思います。
子育て、本当にお疲れ様です!!

> 主人とは今年に入り、ギスギスした日々が続いていました。
> お互い喧嘩が日に日に多くなり、また離婚話までになりました。

ちいさなお子さんが二人いて、家族として楽しく・幸せに暮らしていきたいと思いながらも、毎日の生活に追われてしまうと、どうしてもお互いに「自分の常識」をもとに相手に期待し『これくらいしてくれるのは当たり前じゃないの?』『なんでこんなこともできないの?』『どうせ分かってくれない』『忙しいのは私だけじゃない!』などなど、自分に対するイライラを相手にぶつけてしまい、ギスギスしてしまう事も増えて行ったのかもしれませんよね。

1歳というと歩き出したりする頃でしょうか?
夜泣きなんかはありますか??
成長に喜び目を細める時間と同時に、小さなおこさんからは目が離せませんし、寝かしつけながらお母さんが寝落ちしてしまう…なんて話も聞くくらい、お母さんには「疲れ」が溜まっているんですよね。

上のお子さんが3歳。
何でもできるようになる分、逆に手がかかったりしますよね。
「自分でやる!」と拗ねてしまったり、イヤイヤ期と呼ばれるものも始まっているのでしょうか??

お子さんのお世話以外にも「お母さん」はやるべき仕事がいっぱいありますよね。外でのお仕事もされてれいるのであれば、さらにやる事がいっぱいです。
家事も次から次へとある中で、上手く回らずイライラしてしまったり、自分を責めたり。
本当に毎日頑張っているし疲れているのに、それが認めてもらえなかったり理解してもらえないと悲しくなりますし虚しくもなります。

ギスギスしてしまう時って、本当に些細な事の積み重ねなんですよね。
ちょっぴりお互いに「拗ねてしまい」「素直になれず」自分ばっかり頑張っているのに…と認めてもらえない事に悲しい気持ちを怒りや嫌味で表現してしまうんですものね。

忙しいという漢字は【心を亡くすと書く】と聞いたことがありますが、忙しいと余裕がなくなり、自分に対しても相手に対しても「優しい気持ち」を持つことが難しくなってしまいます。
身近で近い関係になればなるほど「分かってくれているだろう」と自分の気持ちと相手の気持ちは一緒だと混同してしまい、自分の当たり前を押し付けてしまいたくなってしまいますしね。

お互いにギスギスという事ですから、お互いにいっぱいになる程忙しく頑張っていたのだろうと思うんです。
新米パパとママで、それぞれに「幸せな家庭を作りたい」と頑張り過ぎて擦れ違っちゃったのかもしれませんね。

仕事でヘトヘトになって帰っても、それよりも目の前の日常に追われて休まらない…
仕事してくれているのは分かるけれど、あなたの子供でもあるんだから手伝ってくれてもいいのに…

お互いに本当に頑張っているからこそ『私は悪くない』『こんなに頑張ってるのに』と自分を受け入れ、認め、理解して欲しかったのではないでしょうか?

> そして喋るとやはり喧嘩になってしまいます。

ってぃさんは『ヤマアラシのジレンマ』という話を聞いたことはありますか?
ドイツの哲学者であるショーペンハウエルの寓話が元だと言われている話です。

2匹のヤマアラシが寒い夜に身を寄せ合って温まろうとしますが、お互いの鋭い針がお互いを傷つけてしまいます。
相手を傷つけない距離を計るため、近付いたり離れたりして最適な距離を見つける。というもの。

互いにギスギスなんてしたくないし歩み寄りたいのに、近付くために話をすると傷つけあってしまう時は、このヤマアラシたちのようにお互いが鋭い針を立てているのかもしれません。

ヤマアラシだって常に鋭い針で自分を武装している訳ではありません。
自分の身を守る時に針に力を入れるように、私たちも自分に余裕がなくて自分を守らなくてはいけないと思っている時に、ヤマアラシの針のように心を武装して相手に向かい合うために、互いに傷つけあってしまうのではないでしょうか?

愛する人の笑顔のために出来ることをしてあげたい。

きっとお互いの根っこにある動機は同じはずなのに、それが上手くできなかったり感謝の言葉をお互いにかけ忘れてしまったり、小さな小さな事の積み重ねで疲労してゆき、孤立してしまい『どうせ分かってもらえない』と自分で自分を守ろうとして針を鋭く立ててしまう。

そして厄介な事に、私たちは自分が傷付いている時に相手の痛みや傷ついている事を見つけてあげられないんですよね。

私はこんなに頑張っているのに分かってくれない。
あいつは口を開けば文句ばっかり言う。あの人は私の事・俺の事を大切にしてくれていない。

夫婦は鏡と言いますが、自分が「分かってくれない」と思っているように、相手も「分かってもらえていない」と失望しているんです。

・あなたは仕事を理由に家族を大事にしてくれない。
・お前は俺に優しくしてくれていない。
・私はこんなにも尽くしているって言うのに。
・俺はヘトヘトになるくらい頑張っているのに。

お互いにギスギスして主張しているのは「気持ちを分かって欲しい」という事なんですよね。

本当は相手の弱さや欠点を責めたり攻撃したいのではなく、自分の苦しみや痛みを「知って欲しい」だけなのに、ね。

お互いに頑張りすぎて傷付きすぎてしまって、針を伸ばして自分を守るためにパートナーとケンカして、ますます自分に対する罪悪感ゆえに針を必死に立ててしまうんです。

> 私も何度も戻ってほしいと連絡しておりそれがすごくうっとうしいと言われます。

ってぃさんが「戻って欲しい」と願うのは、お子さんの事もあるとは思いますが、やっぱり一番は「ご主人を大切に思っている」からだと思うんです。
だからしつこくしてしまう自分の行動を後悔しますし、喧嘩してしまう関係に肩を落としてしまうんですものね。

私も悪かったし、彼も悪かった。
でも、本当はどちらも悪くなんかなくて、お互いに自分の事を愛して欲しくて、認めて欲しくて、傷つけあってしまっているかもしれない。

そんな風に思う事は出来そうでしょうか?
誰が悪いのではなく、ただ自分の気持ちを受け入れて欲しかっただけで、家族という近い存在になってしまって距離感が分からなくなってしまったがゆえに「これくらい分かってよ!」と感情的になってしまっただけなんだと思うんです。

先ほど少し『夫婦は鏡』という話をしましたが、ご主人に対する不満や不平、悲しみや苛立ちを抱えていたら、それは自分の中にあるもの。
自分の中ある感情をご主人が映し出して見せてくれているんです。(心理学でいう投影と呼ばれるものです。)

ってぃさんは自分を守るための鋭い針を立てて、必死になって泣いているのかもしれません。
ケンカしてしまった際に投げつける相手への怒りや不満、足りていない部分は、かつてまだ恋をしていたころには、ってぃさんにとって愛おしく感じる彼の魅力だったりしたのかもしれないのに、それを見れなくなるくらい余裕がないのかもしれませんね。

ヤマアラシのジレンマの話をしてきましたが、この話は相手をただ傷つけ合うのではなく、最終的には2匹にとって『最適な距離感』を見つけることができるということからも、一度別居という形で離れている今の距離から試行錯誤しながら『ってぃさんご夫婦にとっての心地よい距離感』を見つけていく機会なのだろうと思いす。

・ここまで詰め過ぎるとしんどいなぁ。
・こんなに離れちゃうと寂しいなぁ。
・ん?この位置がお互いに笑顔になれるベストポジションかな??

そんな風に丁度良い距離を見つけるために少しずつ歩み寄るために、まずは自分を満たして認めてあげる事をしてあげてください。

体中に針をピーンと伸ばして威嚇してしまうくらいギスギスしてしまう根底には、自分を受け入れて認めて欲しいという思いがあるのですから、自分の事をたくさん労い、ご褒美をあげて、めいっぱい甘やかしてあげてみませんか?

ってぃさんの中で別居は望ましい形ではないかもしれませんが、離れている時間こそ自分を癒すチャンスの時間です!!

ってぃさんはご主人にどんな言葉をかけてもらったら嬉しいですか?
どんな気持ちを理解してもらったら涙が出ますか?
何を1番分かって欲しかったのでしょうか?
ご主人に対して、売り言葉に買い言葉ではなく「本当に届けたかった言葉」って何でしょうか?

お子さんに手がかかるとは思いますが、お子さんが寝た後で少しだけ自分のために時間を作ってあげて、美味しいお茶とご褒美のおやつ(ケーキ屋さんで奮発して美味しそうなものを1個買ってあげてもいいですし、スーパーで好きなお菓子を1つ選んでもいいですよね♡)を自分に準備してあげて、ノートに書き出してみてください。

途中で涙が溢れてくるかもしれませんが、たくさん泣いていいんですよ。
それだけ認めて欲しかった、愛して欲しかった自分がいたんだね…って一緒になってたくさん泣いてあげてください。
怒りがこみ上げてきたら、別のノートか使っているノートの反対側に恨み辛みを吐き出してみてください。(お恨み帳というもので、遠慮なく汚い言葉も罵りの言葉も思う存分描いてくださいね!)

ノートに書きだしたら「私が欲しかったもの」「私が受け取りたかった事」を自分で自分に届けてあげてみましょう。
ゆっくり座ってご飯を食べる時間もないくらい忙しい自分の頑張りを認めて欲しかったのであれば、寝る前に自分の肩や脚に優しく触れながら『今日も本当に頑張ってくれてありがとう。お疲れ様、私。偉いなぁ、私。』と声に出して自分に届けてあげてください。
お料理しながら「栄養バランスを考えて作っている私は愛情深いステキなママだね」と心の中で自分を褒めてみてください。

また、お子さんと一緒に「お互いを褒めごっこ」する時間を持ってみるのもステキです。

「今日の○○ちゃんは、お片付けを手伝ってくれてママはとーっても助かったなぁ。嬉しかったよ!ありがとう。」
そう言って笑顔でいい子いい子としてあげて抱きしめてあげた後、ママもおねだりしちゃいましょう!!
「今日のママも頑張ったから、いい子いい子してもらっていい?ご飯作ってえらかったねー!って言ってくれたらママ、ニッコニコになれちゃうな♡」
そんな風にお願いしてみて、小さな手でいい子いい子ってしてもらってみてください。

私も夫婦問題に直面し、別居を経験しています。
私には子供がいませんが、ネコと犬の「2匹の愛しい息子のような存在」と暮らしている中で、モフモフのそのあったかい体に近付いて「今日も元気で美味しそうにご飯食べてくれてありがとう♡大好きだよ。ヨシヨシ(といって頭を撫でてあげてから)私もお仕事頑張ってきたから、ヨシヨシして〜(といって前脚をお借りして私がその手を操って自分を撫でる)」という事を実際にやっていました。

自分で自分を愛する声がけをするのもジンワリしますが、一人芝居だったとしても「ヨシヨシ」ってされるだけで全然癒される効果が違いました。
お子さんやペットではなく、ヌイグルミでやってもきっと効果があると思っています。

自分が頑張っている事、愛される価値がある事、疲れ切ってもまだ努力している事を「自分が認めて受け入れてあげる」事で、自分自身がホッと安心します。
否定せずに受け入れてもらえると、だんだんと自分が満たされていき、ギスギスと相手の粗を見つけていた状態が変化し、相手に対して感謝したいものや優しい言葉をかけたくなっていきます。

自分が自分に優しくした分だけ、人に優しくできるんです。

だからご主人に対して喧嘩したいのでなく、歩み寄りたいのであれば「自分を許して大事にし、優しくして満たした後で、それをご主人にもおすそ分け」してあげましょう。

他の方へのお悩み相談で話したことがありますが、ドラマや映画などのホストクラブのシーンでピラミッド型に積み上げられたシャンパングラスの1番上のコップにシャンパンを注ぎ、溢れたものが他のグラスを満たしていくのをイメージしていただきたいのですが、これと同じで1番上のグラスである自分自身がまず満たされてからでないと、他のグラスを満たすことができません。
これは『シャンパンタワーの法則』と呼ばれています。

お悩みの中で『何度も戻って欲しいと言ってうっとおしがられてしまった』とありましたが、女性と男性では問題が起きた時の対処法というのが違います。

女性は話し合って歩み寄って問題を解決する事を好みますが、男性は問題があったり悩み事があるときは【自分1人で引きこもって考えたい】のだそうです。
また、同時にあれこれ出来ない性質ももっていますから、カーッと熱しているときはそれが覚めるまでは聞く耳が持てません。
さらに、大きな問題があると一時的にそこから目をそらしてストレスを発散してからではないと考えられなかったりもします。

だから、別居して冷静になりたい、自分のことを考えたい…と距離を置いているのは『冷却期間』のようなもので、決してマイナスなものだけではないんです。

男性は問い詰められたり「話し合い」という名目で責められるのが苦手ゆえに、問い詰めると

1)とにかく否認する
2)問題を些細なことだと軽く扱おうとする
3)言い訳したりバレるような嘘をつく
4)自分を正当化する
5)パートナーに対して逆ギレして責める
6)「俺のことが信じられないのか?」などと開き直る

というような行動を取ってしまいます。
問い詰められている・詰問されている…と感じると逃げようとしてしまうのが「男性心理」なのだとしたら、ただでさえ感情的になっている間は、ますます頑なに距離を取ろうとしたり酷い言葉や態度でってぃさんが傷つくような結果にしかなりません。

そう思えば、別居というのは「お互いに冷静になって自分を見つめるため」のいい時間に変えていけると思いませんか?

別居期間中に冷静さを取り戻すと同時に、自分を満たしてあげつつ、どんなに近い距離のパートナーとはいえ「私と彼は違う存在なんだ」という意識を持ってあげることも大切です。

私は私、彼は彼。

という言葉を聞いた事はあるかと思いますが、ヤマアラシを例にすれば「私と彼の針の長さは違うものである」という事を受け入れるという事です。

私に取って「大丈夫」だと思えることも、相手にとっては「違う」という事があるんです。
また、自分を癒して優しい気持ちになり、ってぃさんの針は治ったから…とご主人に近付いてみたら、まだ針を立てているかもしれず、

私が大丈夫だと思っていたから = 彼も大丈夫というものではないんだ

と言うのを「理解しておく」だけでいいんです。
ヤマアラシはベストな距離感を「幾度も試して」見つけていくように、トゲトゲした針を立てるのをやめるまでには、少し時間差があるかもしれませんが、知っておけば

「まだ針を立ててるのね。今はこの距離感が大事なんだね。」

と自分を責めずに相手の守りたい距離を尊重してあげることができます。
北風と太陽の童話ではないですが、相手も自分の「今はこれが精一杯なんだ!」という気持ちを理解して受け入れてもらえていると知ると、針を立てるのを緩めていき心を開きやすくなりますものね。

精一杯に近寄り、歩み寄りたいと願い、失敗しては泣いてしまう気持ちは「やり直したい」「愛している」「大事に思っている」と言うものがあるからですものね。

お子さんもいらっしゃいますし、喧嘩をキッカケにして壊してしまいたくない大切な家族の絆なのだと思いますから、焦って結論を出さなくていいんですよ!!

別居 = 終わり、即・離婚

などと言うものではなく、お互いに冷静になるために有効な場合もありますし、実際に別居を経てまた夫婦として歩みを共にしている夫婦も沢山ありますから。

ギリギリになるくらいまで頑張っているってぃさんのことを、まずは沢山労い・緩ませてあげて、笑顔を取り戻せますように。

ってぃさんはご主人のどんな表情が好きですか??
きっと笑顔が好きだと思います。
それはご主人も同じで、ってぃさんと喧嘩したいのではなく「笑顔を見たい」と願っているはずです。
今は笑うことができないくらい心が痛いかもしれませんが、だからこそゆったりと自分を癒す事を優先して、またステキなってぃさんの笑顔を取り戻し、その笑顔をご主人にも届けることが出来るように応援しています。

フレーフレー、ってぃさん!!

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