【ココロノマルシェ】母と物理的な距離がとれず、日帰りでも旅行は未だに難しいです。
そうなんですよねー。
あっという間に夏は駆け足で過ぎ去り、もう9月なんですよね。
今日9月3日はドラえもんのお誕生日なんですって!!(← ほんと、どうでもいい情報)
朝晩は網戸からの風が少しヒンヤリ感じられて、扇風機だけでしのげるようになりました。
季節を感じてる風のギンちゃんですが…
頭の中は大好物の「マグロ」でいっぱいで放心中のようです。
よーく見ていただくと、アゴがしゃくれて変顔になってます!!
イケメンなのに残念な顔もたまらないなんて、どんだけ〜
いつもカッコよすぎるギンちゃんの変顔をお届けしたところで(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。
こんにちは。
以前こちらに母と物理的な距離がとれないと相談させていただいた者です。
前回の質問に回答をくださりありがとうごさいました!
取り留めなく書いてしまい、情報不足で申し訳ありませんでした。
今回も上手く書けるかわかりませんが、補足していただいたものについて書き出したいと思います。長くなりますがすみません。
まず、母と私、どちらがどうかなってしまいそうかということですが、これは今現在では自身の不安要素がほとんどです。
これは私が母の元を離れる時も、母が離れる時も同じです。
そしていつからというので一番昔に記憶があるのが、私が小二の頃に朝起きて来た時、いつもいる両親がおらず、祖父母に聞くと海外に行ったと告げられ、そのいない一週間は放心して過ごした記憶があります。
理科の、自由に席をたって話し合う授業中に、ふらっと兄の教室に向かおうとした事がありました。
両親が帰って来てからも、おかえりと笑うばかりで泣いたり怒ったりして気持ちをぶつけた記憶もありません。
それで、この時ばかりは母の乗った飛行機が落ちないか、事故にあわないかと心配でした。
携帯もない時代でした。
そして私の方は、小四の時に一週間のキャンプがあり、その時から母と離れるのに不安はあったのですが、辞めようかなと言った私に母が心なしかがっかりした顔を見せた事で出席をし、見事にホームシックにかかりました。
夜にキャンプ場の入り口まで行き、山奥でしたし、時間がたたなければ帰れないのだと思った記憶があります。
そして小五の一泊二日の自然学習ではじめてのパニック発作を経験し、その夜知恵熱を出し、それからしばらくして不登校になりました。
糸が切れてしまったのかもしれません。
母も私自身も、日帰りでも旅行は未だに難しいです。
我が家は自営で職人さんも何人かいて、母は8人の家族と職人さんの世話でいつも忙しそうでした。
父も子育てに協力的ではなく、いつまでも祖母の息子、というような感覚が今私が大人になって感じるイメージです。
その祖母もクセが強く、自分の面倒をみてほしいがために私に介護や看護の仕事につきなさいと言ったり、晩年は通帳を勝手に見られ、親戚に告げるなどとんでもない人でした。
兄も不登校の私にきつく当たり、死ね、殺すぞという暴言は兄が結婚して出て行くまで続きました。
思春期の頃に父が倒れ、母は教育者だったので仕事を始めたのですが、昔から私が自分の思いを言うと、手放しに私の味方になってくれず、いつも喧嘩両成敗のようにたしなめられていました。
なんだかここまで書いていて、やはり根本的な安心感が根こそぎ無いような気がします。
不安になる時、母が遠くに行ってしまう時は寂しい、近くにいなくて怖い、そして束縛している私から離れて幸せ(だろう)という怒り、母に遠出を許したら、もうどこでも行ってしまうのではないかという不安もあります。
私自身の遠出は、安心できる地元からの距離が空いていく(すぐに帰れない)事や、その場所に行って、その目的をやり遂げて来なければならないというようなプレッシャーがある気がします。
長々と書いてしまい、色んなものが散らばった結果になってしまいましたが大丈夫でしょうか?
複雑な案件に真摯に答えてくださりありがとうございました。
家族が好きなのでは?というお話も、情けないことに、やっぱりあんな酷い家族でも好きな自分がいます。
今大人になり、その家族と楽しい話ができる事もあるのです。
ただ、なぜもっと円満にいかなかったのかと悲しくなりますね…。
今もきっと、母を守りたい。幸せになってほしい。なのに束縛する自分がいる。自分が嫌いだ。
そういうものが、なんだか収まりどころがないままに漂っています。
またよかったらお時間のある時、ご回答くださると嬉しいです。
相談者:ラケさん
ラケさん、はじめまして。
お母さんとの物理的な距離が取れず、離れた時にとても強い不安を感じての毎日は、疲れてしまいますし苦しいですよね。
以前、ココロノマルシェにご相談いただいた時も何度もお悩みを読みながら、私には上手くお返事がかけない…と思っていたところ、とら子カウンセラーが「もう少し話を聞かせてほしい」と問いかけてくれて、新たに書き込みをしていただき何度もお悩みを読ませていただきながら、やはりお返事が出来ず、遅くなってしまいました。
とら子カウンセラーのお返事を、うんうん、癒着の問題やお父さんとの関係や、色々あるんだもんね…と思いながら読ませていただきました。
私は心理学が好きなのですが「知識がなく応用力がない」ので分析したり問題の核心を見つけることが出来ないのを先にお伝えさせていただいた上で、恐怖や生きる上での苦しさを少しでも和らげる方法があれば…と、私の体験をお伝えしたくて書かせていただきます。
少しでも離れてしまった時に起きる恐怖というのは、本当にいてもらってもいられない恐ろしさを感じますよね。
私は子供時代、色んな恐怖を抱えて「神経症」になった過去があるので、怖い・不安だ…と思っている時に心臓がバクバクする状態や、座っていられなくて落ち着きがなくなったり、パニックを起こしてしまう辛さが日常生活をどれだけ不便にしているか、ラケさんが長年それを抱えているのは本当に大変だろうな、と思っています。
> 私が小二の頃に朝起きて来た時、いつもいる両親がおらず、祖父母に聞くと海外に行ったと告げられ、そのいない一週間は放心して過ごした記憶があります。
> 時ばかりは母の乗った飛行機が落ちないか、事故にあわないかと心配でした。
ラケさんが感じたこの恐怖は、本当に凄まじい怖さだったと思います。
人によっては「そっかー、旅行かぁ。お母さんに会いたいよー。えーん。」と泣いて祖父母に甘える事で解決できる問題であっても、
どうしよう?!
本当にお母さんに二度と会えなくなったら???
飛行機が落ちてしまって、大好きなお母さんが「今みたいに」側にいなくて二度と会えなくなったら??
と小さな子供の思考と感情をフル回転させて恐怖に飲み込まれていたんですものね。
今すぐお母さんの顔を見て「大丈夫だよ」と言ってもらって安心したいのに、一週間もの長い時間、ずっとずっと寝ても覚めても恐怖の中で放心していたんです。
その恐ろしさは、大人が考える怖さなんてものではありません。
子供の時に体験した恐怖というのは、とても強烈で心を支配しますから、お母さんが少しでもいなくなる事が耐えられないほどの不安になってしまった事は仕方のない事。
> 両親が帰って来てからも、おかえりと笑うばかりで泣いたり怒ったりして気持ちをぶつけた記憶もありません。
迷子になった子供が、保護されてお母さんを見つけてもらって再開しても、すぐには泣かずにお母さんの胸に抱かれて初めてワンワン泣くように、あまりの恐怖をなんとかやり過ごさないといけない…と放心するようにして感情を切り捨てて過ごしたのですから、気持ちをぶつける事が出来なかったんだろうと思います。
それくらい、怖さの中で自分を抑え込んで我慢しちゃったんです。
私は子供時代に母が信仰していたキリスト教の教えの中の「終末思想」が恐ろし過ぎて恐怖に震えていたのですが、季節は夏で、怖さを抱える私に追い打ちをかけるように戦争時代のテレビやアニメ、課題図書だった「ガラスのうさぎ」を読んでパニックになるくらい怖くて堪らなくなり、未だに戦争の話などは極力見ないようにしています。(大人になって、だいぶ自分を恐怖から守れるようになりましたが、今でも油断すると発作的に恐怖に包まれます)
私があまりの恐怖に神経症を発症し、手が擦りむけても水洗いする病的な状態になり、そんな時に母が「ただ抱きしめて安心させてくれる」事をしてくれたおかげで、その後もパニックになるたび
ダメだ、怖い。助けて!!
とお願いして、母や妹などから「抱きしめてもらって」不安が過ぎ去るのを待ちました。
その後、お付き合いした男性の前で「少年H」を見たら軽い発作を起こし、彼にもお願いして、ただ抱きしめてもらいました。
結婚してからも、怖い夢を見たりなにかが引き金になって不安になると、旦那さんだった人にお願いして、ただただ抱きしめてもらって心が落ち着くのを待ちました。
誰かに守ってもらえる安心感が、私にとっては不安を和らげるお薬のような仕事をしてくれました。
ラケさん、不安な時にそっとお母さんに近ずいて、後ろからぎゅーっと抱きついたりする事は出来ませんか?
こうやると安心する…と言って、できれば抱きしめてもらう事は可能でしょうか?
> やはり根本的な安心感が根こそぎ無いような気がします。
安心感を今からもらい直してみませんか?
お母さんに甘えちゃっていいんですよ。
子供の時、すごく怖かったんだよ。
今でもお母さんがいなくなるんじゃないかって思うと、居てもたってもいられなくなるし、お母さんが居ないと不安と同時に怒りも湧くんだよ。
どうして私を置いていったの?って。
子供の頃のことだって分かってるけど、それでも今でも不安になるから、お願いだから「ごめんね、大丈夫だよ。お母さんはいるよ」って言ってギューッてして!不安じゃなくなるまで、ちょっとの間、ギューーッとして!!!
と甘えて、愛される事をしてみてもいいんですよ。
そこで沢山泣いてもいいし、みっともない…なんて思わなくていいんです。
「愛されている」「お母さんはあったかい」「ありがとう」っていっぱい受け取れなかったものを感じていいんです。
安心するって大切なことです。
お母さんに甘えられそうならば、お願いしてみることも一つの方法ですし
あまりにパニックがすごい場合は、お医者様に頼ってみることも一つの助けになりますから、あまりにしんどい時は心療内科の扉を叩いてもいいので、ご自身を追い込み過ぎないでくださいね。
そして他のアプローチ方法として、自分が不安の発作を起こした時に安心できる「お守り」のようなものを準備する、というのも少しずつお母さんと距離を開ける練習をするのに役立ってくれると思います。
過去に他の方のお悩みに書いた記事に詳しく書いていますので、ご興味があったら見てみてください。
私は不安になるとぎゅーっとぬいぐるみを抱きしめて不安をやり過ごすという方法が合っていました。
ラケさんにとっても例えば握りしめると安心できるブランケットだったり、持ち歩けるマスコットのような小さなぬいぐるみだったり、これをギュッと握りしめて胸に抱くと安心できる、というものを持ってみることも不安が襲ってきた時にそれから抜けやすくなりますのでおススメです。
このお守りを携帯できれば、お母さんと少し距離があって不安な時にもギューッとする事で「少しだけ」でも不安が和らぐ事を積み重ねていく事で、ちょっとずつですが物理的な距離を伸ばしていけるようになるかもしれません。
後は、自分で自分を抱きしめることも効果的です。
アロマの香りも安心感を与えてくれたり緊張を緩めてくれるものがあるので、この香りを嗅ぐと落ち着く…というものを探してみるのもいいですね!
私は今、一人暮らしをしています。(厳密には1人と2匹ですが…)
不安を感じる頻度はうんと少なくなってきたとはいえ、予期せず怖い夢を見て心臓がバクバクし、それを引き金に発作のように動悸がする事はゼロではありません。
前よりずっと不安を感じずに生きられるようになってはいますが、一生なくならないものなのかもしれない…と、あまり深く自分を追い込まないように考えて、発作が起きた時に、自分の胸に手を当てて
大丈夫、私の現実はここだよ。
ほら、大丈夫でしょ??なにも怖い事は起こってないよ。
と何度も何度も言い聞かせるようにして、自分で自分の背中をさすったり、両腕を何度も撫でたりして、自分に安心感を送る作業を続けてあげます。
そして、恐怖は感じた後で頭の中で思考を膨らませる事で増幅しているので
目の前のものに集中する(思考を恐怖から離れさせる)ことも意識してやります。
足の裏の感覚を必死に感じたり、足の指を1本ずつ動かして確かめたりすることに全神経を集中させたりして、不安を脳で考え続けないようにする事も、発作的に起きる不安から抜けるのに力になってくれました。
指を1本ずつ追って数えて、その感覚を確かめる、でもいいですし、呼吸をカウントしながら何度も繰り返す…など、なんでもいいので
不安が膨らみ過ぎないように、思考のおしゃべりをやめさせる方法をいくつか決めておくのも自分を助ける手段になります。
二十歳過ぎくらいまでは、定期的に不安が発作のように起きてしんどかったのですが、私なりにどうしたら不安を楽にできるか?と色んなパターンを考えて「安心感を自分に与えるやり方」を見つける事をしてあげた結果
それがある!というお守りのような安心感ができたおかげもあってか、少しずつ発作を起こさなくなり、今ではほどんどその恐怖を感じる事はなくなりました。
(完全には無理なので、私が怖いと感じそうなものは徹底的に避けています)
不安やパニックは、完全になくすとはできないかもしれませんし、緩めていくには時間もかかるかもしれません。
それでも、少しずつ一進一退を繰り返しながらでも、不安は緩めてあげる事が出来るようになりますから、不安で怯えている自分に対して「大丈夫??抱きしめてあげるね」と自分で声をかけてギューッとしてあげながら、ちょっとずつ、ちょっとずつ、その不安を和らげていけますように。
物理的に離れる距離を1駅伸ばしてみる、とか、離れている時間を30分伸ばしてみる…など、あまり負担にならない範囲で練習をして、成功体験を積んでいくのもいいですよね!
昨日はできたのに、今日はパニックを起こした…という日があってもいいんです。
人の気持ちは波ように揺れるのが大前提なので、できない日があっても「しょうがないし、失敗ではないもんね」と自分に教えるように伝えてあげてくださいね。
ラケさんにとって「安心できる」感覚だったり、物だったり、言葉だったり、暖かい飲み物やブランケットに包まる…などの方法だったり、何でもいいので「安心材料」をいっぱい探してあげる事をご紹介させてもらいました。
お悩みの中で、自分のことを嫌いだ…といじめてしまっている文章もありましたが
不安を抱えている自分を好きになる事はできなくても、許してあげることから始めてあげて、少しずつ自分の味方になってあげて、自分を大事にしてあげられるようになる事も、不安を緩める力になってくれますので、一気にアレコレは無理なので頑張り過ぎずに力を上手に抜きながら、ラケさんとお母さんの自由が少しずつ広がるようにと祈り、応援しています!!
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ココロノマルシェでは様々な視点でお悩みに回答を寄せてくれるカウンセラーが沢山います!
あなたと同じようなお悩みを発見したり、あなたのお悩みを相談したり、あなたのココロが少しでも軽くなるお手伝いが出来れば嬉しいです♡
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ココロノマルシェとは違いますが、あなたのお悩みを、ブログで記事にしてもいいよ!という方は、ぜひお悩み相談を送ってください。
私なりの形で、あなたのお悩みに寄り添いたいと思っています。