(MOUSOU)甘酸っぱいハイチュウは子どものもの?大人のもの?
過去に、「好きな食べ物は何?」と私に少し関心を持ってくれていた男子から質問され、「ハイチュウ」と秒で答えて困惑させたことのあるおまみーぬ。
だって、好きな食べ物No.1はハイチュウを代表とした『ソフトキャンディ』なんだもん。
彼曰く、好きなものを食べに行こう!と誘いたかったのに、ハイチュウの店なんてないし…と頭を抱えたのだとか。
ちなみに、その男子とはお付き合いをしました。えへ。
そんな甘酸っぱい思い出もある「ソフトキャンディ」ですが、こども時代から妙齢の今に至るまで、ずっと変わらず大好きな食べ物です。
あちこちで「好きな食べ物はハイチュウ」と言っていることもあり、ハイチュウをいただく機会に恵まれることが多いのですが、今日もとっても嬉しいプレゼントをもらっちゃいました!
基本は在宅勤務を続けされてもらっているのですが、週1の出社当番日があり、私は毎週火曜日に出社しています。
今日がその出社当番日だったのですが、パートタイムで長年一緒に仕事をしてくれている女性スタッフさんから『どうぞ!』といただいたのがコレです。
ぷっちょやハイチュウといった「ソフトキャンディ」のバラエティに富んだ味の詰合せの中に、サクサクがおいしいクランキーチョコ!!
えーーっ、なにこれ、最高なんですけど!!!
詰合せの袋から透けて見えるぷっちょを前にして「大好きなものばっかり。嬉しい♡」とニコニコ受け取らせていただいた際に
ハイチュウが好きって聞いてから、ハイチュウ見ると思い出しちゃって(くすくす)。
うちの子もソフトキャンディが好きでよく買うので、お裾分けです。
と、少しずつ買った中から取り寄せてくれて詰合せてくれたのを聞いて、ますますニッコリ。
こういう「好きな物」を覚えていてくれて、集めてくれたというのが嬉しいんですよね~~。
実は、私も今日は「すでに家にあるのに失念し、うっかり買ってダブってしまったマスキングテープ類」を彼女にプレゼントしようと思って持参していました。
というのも、少し前に『部署内でのミーティング』で、彼女が寝る前にノートを作ってデコることが楽しみだという話を聞き意気投合!
彼女もシール・付箋・マスキングテープ好きな仲間だと知ったからなんです。
彼女が「ノート作りが好き」と知ったことで、家にあるダブってしまったマスキングテープを使ってもらいたい!と思って渡したくなったように、私がソフトキャンディ好きだと公言していたから、お子さんが食べているときに思い出して「1粒ずつ」取り分けて集めてくれて、プレゼントしたいと思ってくれたんですよね。
好きなものを好きって言うのは、好きなものを引き寄せる上でとっても大事なことだなぁ~と改めて感じました。
好きって言葉にして伝えることで、「そのアイテム」「その対象物」を見た時に思い出してもらえるんですもんね。
誰だって何かを渡すときには相手を喜ばせたい・喜んでもらいたいと思っていますから、好きな物だと分かっていたら渡しやすいですしね!
好きなもの、しかもいろーーんな味を楽しめる「お楽しみ袋」になっている嬉しいがぎっしり詰まったプレゼントを『引き寄せ』ちゃった~、と勝手に解釈してニヤニヤな出社当番日でした。
彼女もマスキングテープをとっても喜んでくれて、うっかりダブっちゃったものがとてもいい形で活用してもらえる人の手に渡って行ったのも嬉しかったなぁ。
今日はそんな「好きな物」を題材にした《少し大人》な妄想をお届けしちゃおうと思います。
おいしいものをあなたと…って、あれ?そういう展開?!
集中するとちょっと口が半開きになっちゃうことに気付かずに「ポカーン」「ポケーッ」としながらパソコンに向かう横顔がなんだか間抜けなのにカワイイって思ったのが、4つ年上の彼女を好きになったきっかけ。
同じフロアにはいても仕事内容が違うから全く接点がなくて、どうやって近付こうかと悶々としていた時に、出かけ前に印刷し直さないといけない資料を慌てて印刷しようとしたら複合機が紙詰まり。
「…っれー、なに?どうなってる?」と小さくつブツブツ言いながら複合機と格闘するも、周りは作業に集中しているのか、それともめんどくさいと思ってるのか、誰も助けの手を出してくれない。
複合機の脇に刺さっている「困った時に」の冊子を広げたところで、彼女が気づいたらしく、さっきまでポケーッと開けていた口を閉じてこちらにやってきて、「紙詰まり??なら、ここを開けて…」と複合機の脇のカバーを開けると、グシャッとひっからまった紙が挟まっていた。
「このレバーを回して…」って彼女は詰まった紙を引っ張ろうとする俺を制して複合機をひょいひょいと操作し、見事に紙詰まりを解消。
再度カバーをはめるてウィーンと動き出した複合機を見て「よしっ!」と言って得意気にこっちを見て、席に戻って行った。
その後は急ぎでお客さんのところに資料をもっていかないといけないかったからバタバタしてしまったけれど、帰社してから彼女のデスクに直行。
「今日はありがとうございました。おかげで印刷できて助かりました。」
俺の襲撃にビックリして、さっきまでポケーッとしていたであろう口を閉じ、そしてニコッとこちらを見て笑ってくれた顔が、なに、これ、マジで天使?!
「紙詰まり、慣れないと焦るもんね。印刷間に合ってヨカッタね。」
「いや、ほんとに助かりました。誰に聞けばいいか分かんなかったですし。」
…って、これ、ずっと話しかけたかった彼女を誘ってみる一大チャンスだよね??
行け、オレ!!
「大事な商談だったんで、ほんとに助かりました。お礼に…なんかおいしいものでも。って、マミコさん、好きな食べ物なんですか?」
勇気を出して好きなものを食べに誘ったオレを前にして彼女が言ったのが
「一番好きな食べ物は、ハイチュウ」
って、なんだよそれ?!
そういうんじゃないんだよ!!!
「ハイチュウって、お菓子のハイチュウ?えーっ、それじゃ晩飯誘えないじゃないですか…」
そう言って肩を落とす俺を見て、困ったように笑いながら「あっ、えっと。好きなのはハイチュウだけど、中華も好きだよ」て言う彼女と会社の近くの美味しい中華料理屋さんで一緒に飲んで、LINEを聞き出して、そして告白して、今、付き合って2か月になる。
* * *
ポケーッとしているのは仕事に集中している時だけじゃなく、一緒にテレビを見たりYouTubeを見ている時も、何かに集中すると「プカッ」と口が開く。
なんかちょっと間抜けなのに、それが愛おしい。
集中すると口はポケーッと空いちゃうけど仕事はできる先輩…だと思っていたけれど、いざ付き合ってみたら、仕事モードとオフモードではちょっと違うというか、どこかうっかりしていてヌケている。
でもそのギャップも、なんかグッときちゃうんだよね。
で、今日は彼女が初めて俺の住む1DKの部屋に泊まりに来る日。
駅で待ち合わせして、なにやら大きなバックを持っているから「持つよ」って手を出して受け取ったそれは、大きさの割には軽くて、「何が入ってんの?」って聞いたら『私、前髪がクセ毛でクルクルしちゃうからヘアアイロンと、スキンケアの道具と着替えと…後は内緒』ってイタズラっぽく笑う顔が、なんだこれ、かわいいんだけど?!
家に着くとキョロキョロとしながら小さなオレの部屋を探検した後、コーヒーを淹れて並んで飲みながら夕飯に何を食べるか決めた後、彼女が突然大きなカバンを引っ張ったかと思うと、おもむろにテーブルに乗せたのは、正直もう何年も食ってなかったハイチュウだった。
「チオビー、あんまりハイチュウ食べた事ないって言ってたから、美味しさを分かってもらおうと思って」
オレが今一つハイチュウへの興味をもたないから、彼女は「おいしさをプレゼンする!」って一生懸命に身振り手振りでいかに自分がハイチュウを好きなのかを熱弁するけれど、そういうのずるいよな。
仕事で見せる真面目な姿とのギャップで、そんなかわいいことされたらたまんないじゃんか。
「私はガリガリッとしたクラッシュキャンディーが隠れている『すっぱいチュウ』っていうこっちの方が好みなんだけど、でもそれが好きじゃないかもしれないからノーマルタイプの方から。はいっ、食べて。」
そう言ってハイチュウを一粒つまんで手渡そうとしてこっちを見る彼女に、キス。
唇をふさいでギュッと抱きしめると、手のひらから転げ落ちるハイチュウ。
「食べて、ってマミコさんが言ったから」
「…」
そうじゃないって言いたそうにしながら何も言えずに潤んだ目で俺を見るから、もう一度唇をふさぐ。
そっと耳元で「食べて…なんて誘うから」って囁くと、「ちっ、違うもん。わ、わ、わ、私じゃなくてハイチュウを…」って転げ落ちたハイチュウを拾おうとするその手を掴んで、もう一度キス。
フニャッと身体の力が抜けた彼女を見ると、怒ったような困ったような、ちょっと泣きそうな顔をしている。
「まだキスしかしてないよ。もう、ギブ?」
そう言いながら転げたハイチュウを掴んで彼女の手のひらに握らせると、意を決したようにハイチュウの包を開けて俺の口に放り込んできた。
「どう?おいしいでしょ?」
いたずらっぽく笑いながらも、急に口に入れられたハイチュウの甘さに目を白黒させたオレの唇に、そっと彼女が唇を寄せてきた。
「ね、おいしいでしょ?」
やばい。
ハイチュウってめっちゃ甘い。目の前の彼女との時間も、うん、めっちゃ甘い。
* * *
あーっはっは。あーっはっは。
ハイチュウ1つで好き勝手妄想してみたけど、ハイチュウの甘酸っぱさとは違って「ちょっと大人な味付け」にしてみましたーーー。
あー、恥ずかしい。
妄想の世界では自由にあれこれやりたい放題。
ということで、いつものアレ叫んどきます。せーの!
安心してください!!妄想ですよ!!!
(← とにかく明るい安村さん風にお読みください。)