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『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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(MOUSOU)今日はこれが精一杯だっていうけど、精一杯って最高だよ!の巻

チビケーキでち…ホールで食べたかったでち…

クリスマスコスチュームを着てくれている兄弟の「冷めた視線」が痛いけれど、クリスマス・イブなので小さいけれどケーキを買いました。

なんでホールじゃないんだ?!

という問いかけを兄弟より受けましたが「一人だと食べきれないから」というのが答えですからっ!!
ひとりなんです、えぇ、ひとりです…ひろしです…(つーっ。頬を伝う涙)

フカフカのスポンジとクリームちょっとだけ食べさせてもらうんでち~

人間の物は与えるのは良くないのだけど、ほんの少しだけ、クリームとスポンジを小さなフォークひとかけら分だけ…ギンちゃんと仁くんにお裾分けしました。
(罪悪感か?!嘘つきました。実際には二フォークずつあげちゃいました。えへ。)

せっかくなので仕事の昼休みを利用して、私が美味しいと思っている小さなケーキ屋さんまで行って買ってきたのですが、小さな三角の苺のショートケーキは小さいのに410円という「私にはリッチ」なプレゼント。
他にもリンゴのケーキも買っちゃったのですが、これは明日のクリスマス本番の朝のお愉しみにしちゃいます♡

さ!クリスマスイブの今日もお仕事でしたが、今日も張り切ってMOUSOUします。

みんなには内緒だよ。実は副業で…

クリスマス・イブの今日。
まだ付き合って日の浅い私と彼にとって「はじめてのクリスマス」

とはいえお互いに仕事のあるウィークデーだし、彼の仕事は不規則で仕事のある日は「約束が反故になる事も多々」だから、少し早いけど週末にチキンやケーキを買って食べようと約束していたのに、まさかの彼が風邪でダウン。

昨晩『体調も良くなったし、明日は仕事が早く終わったら一緒にクリスマスしよう』と連絡をもらって、キャイーンと尻尾を振る子犬みたいに嬉しくて、ついつい思いっきり期待してしまった。

仕事終わりに急いで職場近くの洋菓子屋さんに駆け込んで、小さなショートケーキとチーズケーキを買って、どれが美味しいか味が分かんないけど、シャンパンを買って帰ったら、彼からのLINE。

– – – – – – – – – – – – – – – –
ゴメン、急な仕事で手が離せなくなって、飯、また仕切り直させて。
– – – – – – – – – – – – – – – –

分かってる。分かってるよ。
彼だって遊んでる訳じゃないし、時間が読めない仕事なのも、全部分かってる。

でも、悲しいものは悲しいんだし
やっぱり今日は、ちょっとでも会いたかった。

買ってきたケーキを冷蔵庫にしまって、ひんやりした部屋に暖房を入れてペタンと座り込んでガァガァ泣いた。
こんな事で泣くなんてみっともない…って思うけど、だってやっぱり好きな人とクリスマスするの、憧れてたんだもん。

ひとしきり泣いた後、お風呂をためて「クリスマス会」と称して少し前に集まった女子会でプレゼント交換した時にもらった『ホリデースペシャル』と書かれたクリスマス感満載の入浴剤をお風呂に入れた。
茶色い粉だったのに、お風呂に入れた途端緑色に変わってまるで魔法みたい。
おまけに少しスパイシーな木の香りで、あったかい緑のお湯と香りに包まれて、泣いていた気分が少しほぐれていった。
お風呂の力ってすごいなぁ。

お風呂から上がって、冷蔵庫で冷やしていたシャンパンを飲む。
味はちょっと辛くて、シャンパンに詳しくない私には「そんなに美味しいもの」には感じられなかったけれど、ガブガブ飲んでいたらだいぶ酔っ払って眠くなってきた所でスマートフォンが音を立てて着信を知らせる。

「もしもし?」
『今日はゴメンな。遅くなったけど、今仕事終わった。』
「お疲れ様」
『こんな時間だと、もう飯食ったよね?』
「うん」

時計の針は午後10時を回っている。

『ほんっっっと、今日はゴメンな』
電話口できっと頭を小さく下げているであろう彼が想像できる。
仕事だからしょうがない。って思うけど、分かるけど、やっぱり悲しかった。

「しょうがないって分かるけど、楽しみにしてたから悲しかった」
『ほんと、ゴメン。』

少しの沈黙の後、風の音とザクザク歩く足音が電話越しに聞こえて、何を言うかと思ったら

『マミコさん、今年1年いい子だったから、きっとサンタがくるよ』

と何やらメルヘンな事を言う彼。
と言い終わったと思ったらピンポンとインターフォンが鳴る。
モニターを覗くと、電話を耳にあてながらピースサインの彼が写っている。
電話を切って鍵を開けると、おどけた表情で彼が入ってくる。手には小さなコンビニの袋を持って。

『遅くなってゴメンね。みんなには内緒だけど、俺、副業でサンタやってるから…これ、ほんとショボいけどプレゼント』

「…あ、ありがとう」差し出されたビニールを受け取る。
中に入っていたのは、私が好きな「パピコ」。

『パピコ、好きだよね???』
「…う、うん。好きだよ。でもさぁ、今日はクリスマスなんだよ?ハーゲンダッツとかちょっと特別なアイスもあったでしょ??」
『あー、サンタ的にも迷ったんだけど、ほら、サンタはいい子の願いを叶えるのが業務命令でしょ?』
「…???」

すると袋の中からパピコを取り出して封を開けたと思うと、パキンと半分個にした片方を差し出して

『パピコ半分こにするのに憧れてる、って言ってたから』

って言われて、なんか、もう、最初のデートで話したこと、覚えててくれたんだ。
やだ、もう。嬉しいよ。

「ありがと♡一緒に食べよ」
『じゃ、メリークリスマス!』

カチンとお互いのパピコをぶつけて乾杯して、並んでチューチューする。
いい子にしていたから、サンタさんが私の夢を叶えてくれた。ありがとう、サンタさん。

「ねぇ、いつから副業でサンタさんやってるの?」とからかって聞いてみると、えらく真面目に照れた顔をして

『今年ってか、今日から。ほんと、臨時で。』

って笑う彼が、ますます好きになったのは聖なる夜の魔法ってことにしておきます。

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

インターフォンがならない現実を完全無視して、一人でパピコを食べました。

ちょっとリッチな生クリーム入りのホワイトサワー味だそうですよ

ひとりで食べてもパピコは美味しい!
私は子供の時からパピコが好きですが、そういえば歴代おつきあいしてきた彼に「パピコ半分こ」の夢を伝えた事がないため、まだ半分こにして仲良く食べた事がありません。

ささやかなこの夢が、早く叶うといいな〜♡

と言う事で、聖なる夜だって叫ぶのです。
いきますよ!せーのっ!!

安心してください!!妄想ですよ!!! (← とにかく明るい安村さん風にお読みください。)

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