(MOUSOU)赤鼻のトナカイさん?ならぬ赤鼻のおまみーぬの巻
先日いとこの新居に遊びに行ったのですが、そこで「12月いっぱいなんだけどイオンシネマのチケットがあるの」とプレゼントしてもらったまま、気が付いたら12月もあとわずか!!!
上映スケジュールを確認したら、あまり気になる映画がなくて「アナ雪」くらいしかないかな??と思っていたら、1日1上映しか枠がないものの気になる映画をを発見!!
ワム!の名曲「ラストクリスマス」に乗せた感動系の映画「ラスト・クリスマス」を昨日の夕方観に行ってきました。
冒頭から途中まではチャーミングなエマ・トンプソンの繰り広げるラブコメ的な感じなのかな??と思いきや、自分が分からなくなっていた主人公が少しずつ「自分を大切にすること」と「周りに愛を届ける勇気」を持つことで変化していき、人生を立て直す素敵な映画。
ラスト15分はもう、滂沱の涙。
幸い周りに人がほぼいなかったので好きなだけ泣けましたが、まさか?!と思うと同時にすごく愛を感じて「生きているって素晴らしい」「自分が思っているよりずっと生きる事は素晴らしい」と知ることができる素敵な映画でした。
クリスマスを感じるかわいらしい色彩の画面も音楽もとても良くて、いい映画を見れました!!
とっても心に響いた映画だったのですが、いつの日か彼と映画に行けたらいいなぁ〜、ってか、すでに一緒に行った気分とか先取り妄想しちゃえー!と言うことで、今日は映画館デートMOUSOU、レッツ・スターティン!
暗闇が開けたらバレバレなんだけど、ね。
日曜日の夕方、彼女から「映画のチケットをもらったけど今週いっぱいで有効期限が切れちゃうの忘れてた」と連絡がきた。
クリスマス…ではないけれど、チキンでも買ってホームパーティ的な事でもしようか?って言っていたけれど、どうやら彼女が見たい映画があと数日で終わる上に平日は仕事終わりに間に合わないとかで、急遽彼女のお願いを聞いて映画デートする事になった。
何の映画を見るのか聞いてなかったから、彼女を助手席に乗せて車で映画館に向かう途中で質問したら、何やらハートウォーミング系のクリスマスを意識したラブコメだとか…
うわー、ちょっと胸ヤケ。でも女子ってこういう映画好きだよなぁ。
上映期間があとわずかという事もあるのか、劇場内には人はまばらで、さらにちょっと小さい会場なのか「カップルシート」的なものもなく、ただ並んで座る。
途中、寝ないようにしないとな…と思いながら、ポップコーンを食べて映画の始まりを待つ。
映画の予告を見ながら気になるものがあったみたいで、彼女が袖を引っ張って自分の方を向かせる。
そっと耳元に口を寄せてきて「これ、見たいね」なんて言う彼女の横顔に、予告編でキラキラした光が明るく照ったものが写って、なんかちょっとカワイイな…って思った。
本編が始まるとそれは女子が好きそうな「突然の出会い」とか、会いたいのにすれ違うとか、まぁそんなベタなやつで面白くないわけじゃないけど、まぁまぁ…って思ってみ続けていたけれど、ラスト15分というところでちょっと衝撃的なシーンに変わった途端、彼女の肩が小さく動いていて泣いているのが分かった。
確かに泣けるシーンではあるけれど、そういう場面で素直に泣ける彼女はきっと心がピュアなんだよな…
肩が震えているのに泣いているのが気付かれるのが恥ずかしいのか、微動だにせずに涙を拭くのをためらっていたけれど、映画ではどんどん感動のシーンが展開されていって、とうとう鼻をグスッと小さく鳴らしたあと、手のひらでゴシゴシと涙を拭う姿が、なんか分かんないけどスゲェグッときた。
手で涙を拭いたのに、まだまだ涙が溢れるみたいで、とうとう足の上に乗せていた小さなタオルハンカチを持って口元を抑えて号泣している。
スゲェや。こんなに映画で感情移入できるって、女子ってやっぱり男には分かんない生命体だ…
ラストはハッピーエンドなんだけど、またそれがグッと来るのか、さっき泣き止んだはずなのに「追い泣き」みたいにして泣いている彼女の横顔をこっそり盗み見る。
ラストシーンが終わってエンドロールの中、少ない観客がチラホラ立ち上がって帰っていくけれど、彼女はスクリーンを見たふりをして涙を必死で乾かしている。
泣いてるの、バレバレなんだけどね 笑。
エンドロールが終わって照明が徐々に明るくなる中で、慌てたようにストールを首に巻く彼女。
「面白かったね」
『女子ってやっぱりこういうの好きなんだね 笑』
「えー、うん。あんまり面白くなかった?」
『面白かったよ。マミコさんがこらえ切れずに泣いてるの見るの。』
泣き顔を隠すようにぐるぐる巻きにしたストールの中に埋める彼女の顔を覗き込むようにすると、まだ涙を貼った目はウルウルしていて、鼻は真っ赤。
なんだこれ、可愛いんだけど!!
「ひどーい。バカにしてるでしょ?!イジワル」
って両手をグーにして小さくポカスカやりながらも、ものすごく照れ臭そうにしている彼女の目の下、涙の跡とまつげに少し溜まった涙を指でそっと掬って
『バカにしてないよ。感動してあんなに泣けるってスゲーなって思った。』
って言って笑いかけると、照れながらも嬉しそうな顔をする。
「なんかかって帰ろ」
そう言って彼女が差し出した手を繋いで立ち上がる。
明るくなったとはいえ、映画館内の照明は暗いから、転ばないように気をつけて…って言おうとして、泣いたせいで真っ赤な鼻をしている彼女は、まるでクリスマスの日の夜道を照らす赤鼻のトナカイ見たいでおかしくて愛しくて、帰ったら晩ご飯食べるよりも…って俺の理性が持つかどうか怪しいって思う。
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いやー、涙腺弱めの私は、映画館の音とかちょっとした情報に心が動かされ、まぁ、本当によく泣きます。
で、感情移入しすぎて映画はよく吟味しないと「数日引きずって暗い気持ちになる」事も多々あったのですが、なんでこんなにも入り込みすぎるんだろう??なんでこんなにちょっとしたことで泣くんだろう??と疑問に思っていたんですが
ストレングスファインダーの共感力1位ゆえに仕方がないのか
と分かった事で「しゃーないよねー」と泣く自分を否定する気持ちがだいぶ緩みました。
いつの日か映画館デートしたいなー。したいなー。(← ひとりやまびこ)
できれば最初の映画デートは「動物系」の映画が見たいと思っているのをここでひっそり発表した後は、いつものやつを叫びます。
安心してください!!妄想ですよ!!! (← とにかく明るい安村さん風にお読みください。)
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