「ちゃんとしよう」に隠れた「ちゃんと」を見つめてみると、じんわりと暖かく自分を受け入れられる
そ、そ、そ、そ、そうなんです!!!
お正月飾りに…と、ここ数年毎年「葉牡丹」の切り花を買っているのですが、今年もお迎えした葉牡丹がしっかりと根を出し、お正月前からずっと我が家ですくすくと成長して新しい葉を広げて楽しませてくれていました。
葉牡丹は「葉」を楽しむものなので、とうがたって花が咲いてしまうと「一年草」にして終わらせるのがいい…というようなことを聞いたことがありますが、そもそも『切り花』で買ってきた葉牡丹なので「一年草」とか「多年草」等のレベルじゃないので、とうが立ったときに切り戻さずに、そのまま花が咲くのを楽しみにして待っていました。
葉牡丹の花って見たことがなかったのですが、ピヨーッと伸びた花芽から、ひよこのような柔らかい黄色の花が咲きました。
お正月前にコロンとまるいキャベツのような姿を楽しませてくれた後も、背を伸ばして葉を広げてくれた葉牡丹。(別名:キャベ太郎二世)
年末にお花屋さんで150円で買ってきた一輪が、こんなにもカワイイ花を見せてくれて喜ばせてくれることにニコニコです。
花が咲くのを見れて、本当に嬉しい!!!
小さな小さな「我が家の幸せ」の一コマです。
そうそう、とうが立って花が咲いてしまうと「葉牡丹らしさ」を維持して育てることが難しいこともあり、切り詰めて『踊り葉牡丹』という脇目を出す育て方に変更する方法が一般的なようです。
とはいえ、これは鉢植えで育てているもののようなので、切り花として水差しにしている場合はどうなのかなぁ??
種を取ってから茎の太い所まで切り戻しをしてあげるといい、と書いてあったので、もう少ししたら切り戻してみようかな…と思っています。
* * *
いきなり話が変わりますが、「学びのきほん」と題したNHK出版の本があるのをご存じでしょうか?
私はKindleでオススメされて気になり、数冊読んだことがあるのですが(電子書籍だと数百円で読めてしまうのもありがたい!)、そのうちの1冊が料理研究家の土井善晴さんの本。
『暮らしのための料理学(土井善晴さん著)』と題して、料理のレシピ本とはまた異なる「料理文化」についてや土井先生の視点からみた日本料理についてのあれこれが書かれた一冊。
土井先生のお人柄が滲みつつも、至極まじめな内容なのですが、そこに書かれてていた『お料理したいのは、ちゃんとしたいから』という内容に、とっても胸が打たれました。
多くの女性、あるいは男性が、しあわせな家庭を持ちたいと思えば、「お料理を頑張ろう」と思うでしょう。愛する人にお料理を作ってあげたい、子供が生まれたら自分で作ったお料理で育てたいと思うはずです。それはなぜでしょう?
お料理したいと思ったのは、「ちゃんとしよう(ちゃんと生きよう)」と思ったからではないでしょうか。人の気持ちって、ごまかせないんですね。「ちゃんとしよう」と思わないなら、お料理なんてしようと思いません。
(中略)
ちゃんとしないといけないものだから、料理するのが辛いのです。手抜き料理でごまかすのがしんどいのです。
(暮らしのための料理学より引用 / 土井善晴さん著)
なんかすごく優しい言葉ですよね。
お料理を「ちゃんと」作ろうとするのは、自分と愛する人の体と心の健康を守りたいと思うからですもんね。
土井先生の言葉の通り「人の気持ちってごまかせない」んだなぁって。
ちゃんと向き合うから、しんどさも感じます。
でも、その「ちゃんと向き合いたい」の根底を見つめてみると、自分のために、愛する家族のためにという『愛ある思い』がちゃーーーんとあるんです。
土井先生のこの言葉は、お料理だけではなくいろんな「ちゃんと」に当てはまるものですよね。
ちゃんと仕事をこなしたいのはなぜでしょう?
ちゃんと片付けられるようになりたいのはなぜでしょう?
ちゃんと、ちゃんと、ちゃんと!!って自分を正しくしたいのはなぜでしょう?
そこには「もっときちんと・もっと自分を生きたい」という、自分の大事な思いがあるのではないでしょうか。
よりよく、よりしっかりと、より成長したいから、ちゃんとしよう!って自分を『ちゃんと』という鎖で縛るんですものね。
ちゃんとしない自分を責めてしまったら、それはとても辛くてしんどいことだけれど、ちゃんとしたい!と思う自分の思いはステキなもののはずなんですよね。
もしも「今日もちゃんとできなかった」って自分を責めてしまっているのなら、責めるのを一度ストップさせて『なんでちゃんとしたかったのかな?』って自分に聞いてあげてください。
ちゃんとするのが当たり前でしょ?
という答えが出てきたら、あなたは「当たり前」だと思われる世間のルールに合わせて馴染むことを頑張ろうとしていたというのが見えてきます。
さらに掘り下げて、なんで馴染もうとしたでしょうか??
馴染めなかった自分が過去に傷付いたことがあったのかな?
当たり前にできないことで、大切な人をがっかりさせたことがあったのかな?
これくらいできるのが当たり前でしょ?!って親や先生に言われて、その期待に応えたかったのかな?
人よりも劣っている?って自分を嫌ってしまっているのかな??
「ちゃんとしよう」「他の人が当たり前にできてるんだから」って必死に頑張っているとしたら、責めてしまったり、うまくこなせない自分を嫌うのは、あまりにも自分がかわいそう過ぎますよね。
人よりも劣っている箇所があるのであればこそ、苦手なことに一生懸命に取り組んで「ちゃんと」できるようになりたいって向き合っていることは、ほめられるべき事ではないでしょうか??
「ちゃんとしなきゃ」ってそもそもが、やりたくない・できないからこそ『ちゃんと』と言い聞かせて向き合うってことですもんね。
土井先生が言っている通り【ちゃんとするって辛いししんどい】んですから。
土井先生は本の中でさらに優しい言葉を続けてくれています。
私は料理研究家として(中略)30年以上が経ちました。
その間に(中略)手抜き料理や時短料理が流行りだしました。それは今も続いています。何度もそういう仕事の依頼がありましたが、一度も受けたことがありませんし、これからも受けません。
その理由は、家庭料理をしている人を尊敬するからです。だから、手抜きなんて言葉を使って自分や家族を傷つけて欲しくないのです。手抜きをして、らくをしても、しんどいという心の重さは無くならないからです。
そこで私が勧めたいのは、手を抜くのではなく、「要領よくやる」「力を抜く」ことです。力を抜くなら堂々と自信を持って抜いて欲しいのです。毎日のことですから、無理をしないことが大事です。
(暮らしのための料理学より引用 / 土井善晴さん著)
自分のアレコレを「ちゃんとしよう」と思っているあなたは、本当に尊敬されるに値る素敵な存在なんです。
どうかそれを、自分に伝えてあげてください。
ちゃんと…はまだ出来ていないかもしれないけれど、ちゃんとしようと頑張っている私を尊敬するよ、って。
ちゃんとしようと「努力している」ことが、とても素敵だし誇らしいよ、って。
ちゃんとしようと思っている人は、手抜きをしてもどこかに「これではダメだ」という思いや罪の意識を感じていると思います。
土井先生が言うように『しんどいという心の重さ』を抱えてしまうんですものね。
心の重さ、自分を責める度合いが強いのは、それだけあなたが「ちゃんとしよう」と奮闘したという証拠かもしれませんね。
だとしたらやっぱり、頑張り屋さんで疲れている自分を「休息」させてあげて、労わってあげたいですね。
ちゃんとしようとするところと、力を抜くところにメリハリを持つ事で、疲れすぎずに自分を守っていくことが出来ますように。
お料理に限ったことではなく、「ちゃんとしよう」と自分の中に何かしらの気持ちが芽生えた時には、そこに芽生えている『もっとより良くなりたい』『大切な人の笑顔のためにしっかりしたい』『自分がもっと幸せになりたい』という思いがあることを抱きしめて、ちゃんととの上手な付き合い方をしていくことができますように。
今日も「ちゃんとしよう」としたあなたは、一日本当によく頑張りました。
お疲れ様です。そんなあなたを誇りに思います。
ではでは、おやすみなさい…の前に!!!
新潟在住・新潟近県にお住いの皆さんにお知らせDEATH。
明後日、4/8(土)14:00~16:30の2時間半の「新潟市での講座」に是非参加してみませんか??
お申し込みは明日、4/7(金)15:00までとなっております。
気になるなぁ~、でもなぁ~、と迷っている方は、えいっ!とボタンを押してお申し込みください♡
せっかくの春ですもの! ← 強引
ひとりでも多くの方に「もっともっと柔らかく自分を甘やかしていい」と思ってもらえるお時間をお届けしようと思って準備しています。
お会いできるのを楽しみにしています♡
講座概要・お申込み
日時
2023年4月8日(土) 14:00~16:30
会場
会場:にいがた弁天 A会議室
住所:〒950-0901 新潟県新潟市中央区弁天3-2-20 弁天501ビル4階
交通:新潟駅北口徒歩5分。
地図:https://goo.gl/maps/MASqUfLgNZauGByG7
カリキュラム
・14:00-14:40 マミコの話
・14:40-15:20 根本裕幸さんのお話
・15:20-15:30 休憩
・15:30-16:30 皆さんからの質問に2人でお答えTIME!
料金
6,600円(税込)
※事前払い制です。Paypalの利用も可能です。
※お申込み頂くと(自動返信メール)がお手元に届きます。銀行振込をお選びの方はそのメール内に振込先の口座が記載されておりますので1週間以内にお振込みください。
※振込確認後、申込確定となります。
※振込手数料はご負担下さい。
※領収書は振込票にて代理ください。
※このセミナーは20歳以上の方を対象としております。
※このセミナーはスムーズな進行のためお子様連れでの参加はご遠慮頂いております。
申し込み期日
4月7日(金)15:00まで
※この講座は新潟会場開催のみとなります。
※この期日以降で会場受講ご希望の方は、根本裕幸さんの「お問い合わせフォーム」よりお申込みいただき、当日現金払いをお願いします。(飛び込み参加もウェルカムDEATH!)
キャンセル規定
キャンセル料:セミナーの1週間前~3日前までのキャンセルは50%、2日前、前日は80%、当日は100%となります。
返金の際の振込手数料はご負担ください。