だって冬だし!動かないでじっとして、時が来るのを待つのだってありなんじゃない?
過ぎ去りし3連休に、久しぶりに太陽が顔を出してホカホカしていたこともあり、薄っすら積もった雪が溶けて嬉しいな~と思っていたら…
ぎゃ!
またうっすら積もってる!!!
昨晩寝る前には雪は積もっていなかったのに、朝起きたら世界が薄い白で覆われていてビックリ。
今日・明日は寒気の影響で、さらに雪が積もるのかな??
今年はまだ「車を出せない」という程の大雪にならずに済んでいるのですが、うーん、このまま乗り切れるのか?!
とはいえ、もう1月も半ば。
あと半月もすれば「節分」「啓蟄」等々、少しずつ春が見えてきて、雪が降っても強気になれそうですし、冬もきっとあとわずか…。
って、今が冬本番じゃーん!
というセルフツッコミが入っちゃいますけれど。えへへ。
でも少しずつ、日が長くなっているような気がします。
うん、勘違いであっても「自分がご機嫌になれる」ならば、そう思っておいてもよくなくなくなくな~い。(← ん?どゆこと??)
寒い冬は、あったかい飲み物が染みて「はぁ~、幸せ♡」とニッコリしちゃう季節。
在宅で仕事ができる日は、「キッチンの吊戸棚」にストックしているお茶の中から、その時の気分に合わせて好きなものを選ぶのがささやかな楽しみ。
…っていっても、大体が「袋で買ったドリップパックのコーヒー」や「ティーバックタイプの紅茶」、「リプトンのルイボスティー」「レモン風味のハーブティー」をグルグルローテしているのですが。
いただき物だったり、お出かけ先で見つけた「ドリップパック」のコーヒーなどをストックしているカゴがあり、今日はそこをガサゴソとしてみたら
オーマイ、ガーーーーッ!!
クリスマスになったら飲むんだぁ~い!と、自分を喜ばせようと思って買っておいた『ハッピーホリデーブレンド』なる
THE・クリスマスっぽいパッケージのコーヒー
が、「やぁ!飲み忘れたね!!」と茶目っ気たっぷりにそこにあるのに気付いて、ガビーーン。(死語)
なぁにぃ~
やっちまったなぁ!! ← クールポコさん
でもほら、寒いし雪も降っていたし、それって「クリスマス風」というか「ホリデーシーズン風」だから、ま、よくない?!
という訳で、遅ればせながらの「アフタークリスマス」を味わいながら、今日のサラリーマンの仕事を黙々とこなしました。
* * *
わが家にはトースターがありません。
なので代わりに「コンロの魚焼きグリル」を活用しています。
昨日、グリルで冷凍しておいた『玄米食パン』を焼こうと思い、グリルにアルミホイルを引こうとしてアルミホイルを引き出した際に、ピンと張っていたホイルが指に引っかかり、動いた瞬間に指を2㎝くらい切ってしまいました。
傷自体は深くないのですが、この手の切り傷って地味に痛いんですよねー。
手指などの動く部分は、絆創膏を貼ってもはがれやすいので、最近は『水絆創膏』というものを使っています。
私が持っているのは、刷毛がついた絆創膏液を傷の上に塗って使うもの。
傷にちょっぴり染みますが、1~2分で液体が乾くと透明のフィルムのようになり、水濡れしても曲げ伸ばしをしても簡単に剥げないので、めっちゃ便利!!
些細な切り傷ですし、絆創膏で保護しておけばいつしか傷がくっつくとはいえ、どんなに焦っても『傷がくっつくまでの時間』というのが必要です。
傷があれば、どうしても時にピリッとかズキッとか、痛みも感じてしまうこともあります。
傷がくっつきかけてきたな~と思っていた矢先に、ちょっとした衝撃が加わって傷が開いてしまうこともありますし、治りかけてまたかさぶたが剥げてしまって血がでることもあります。
そしてやっぱり、塞がりかけていた場所が開くときにも「それなり」の痛みが伴います。
体の傷が、治るまでにはある程度の時間が必要なように、目に見えないけれど「心の傷」だって同じように癒えていくのに時間がかかるものです。
心が感じる「痛み」「悲しみ」「怒り」「悔しさ」といった、できれば早く手放したいようなものがありますが、これがなかなかしぶとくて、消し去りたいと思っても簡単には消えてくれないんですよね。
必ずしも時間が経てば癒えるとは言えないけれど、時間が薬のようにゆっくりと効いてくれることがあるのも事実。
「時間薬(ときぐすり)」なんて言葉を耳にしたこともあると思いますが、体にできた傷も回復するのに「時間」が必要なように、悲しみや心の痛みも、時間がまるでお薬のようにやさしい治癒の手助けをしてくれることがあります。
心がパックリと切りつけられるような出来事があれば、当然傷付いたところからは血が出て熱を持ち、痛みを伴います。
目には見えないけれど、傷がつけば痛いものは痛いんです。
傷が癒えるのには、時間が必要じゃないですか!!
今パックリと開いた傷が、明日にピッタリくっついて傷跡すら分からないくらいキレイになるなんて、ありえないですよね。
ましてや、心の傷には直接絆創膏を貼ることも、痛み止めを処方することも、薬を塗ることもできません。
傷口に触れられないときには、その傷が開かないようにできるだけじっとしているしかできません。
無理して動いたら、傷の治りだって悪くなって長引いちゃいます。
苦しいからこそ、悲しいからこそ、悔しいからこそ、早く解決したいと思ってもがきますが、そんなにすぐに解決できるような問題ならば、こんなに傷が深いものではないんじゃないでしょうか?
手当てが難しいほどの大きな痛みや、どうにも手放せない思い、解決の見通しが立たない問題に、真正面から向き合い続けてホトホト疲れてしまっているならば、
今は目の前のことを解決せずに、時間という薬が効くかもしれない
と、時に任せてみるのも一案かもしれません。
逃げでも諦めでもなく、今は目の前のことに向き合えるほど元気じゃないのだから
傷がくっつくまで「しばしの休憩」をしてみよう
と考えるのはどうでしょうか?
時間のお薬は、何かしらの解決策を見つけてきてくれるかもしれませんし、解決策がなかったとしても時間をかけて休憩することで「問題や悲しみに向き合う力」がまた蓄えられてきますから。
問題や悲しみ、不甲斐なさや苦しみには、何も真正面から向かい合うばっかりが必要なわけではありません。
時には力を抜いて「何もしないでいる」ことが、解決につながることだってあり得るのですから。
だって、冬だし。
冬には種を蒔いたって咲かないし。
だって、冬だし。
身動きするのにも時間がかかる今は、動くには適していないし。
冬にがむしゃらに土を耕しても、ただ疲れてしまうばかりで願ったような成果が得にくいものです。
でも、ちょっとだけ時間が過ぎ行くのをゆったり待てば、春が来ます。
時間に身を委ねて、何もできない冬の季節が過ぎるのを待てば、動き出せる日がくるのだから。
不思議なことに、私たちは『同じでい続ける』ということが苦手なようです。
体だって知らないうちに細胞が入れ替わっちゃったり、爪や髪の毛が伸びて「否応がなしに変化」しちゃいますし。
傷が深いときには、じっとせずに動いたら痛くて血が出てしまいますが、傷が治ってきたらじっとしているのも退屈になってきて、何かしたくなっちゃいます。
ほら!
疲れたから休みは全部「寝て過ごそう」と思っていても、しっかり寝て疲れが取れると、お昼寝しようとしても眠れなかったりするじゃないですか。
ね、だから「動けないとき」には『時間というお薬を塗って待つ時間』として、何もせずにいてもいいんです。
動かない自分に罪悪感を感じちゃったら、悲しみから抜け出せない自分を責めそうになっちゃったら、自分に優しい『言い訳の呪文』を呟きましょう。
冬なんだもん。
今、すごく吹雪いていて、無防備な私が動いたら凍死しちゃうから!!!
春が来たら、ちゃんと動けます。
そのために『冬眠』するように、力を蓄えているのですものね。
タイミングが来たら、きっと大丈夫。
その時になったら、なんとかなる!
この言葉も私が良くつぶやく「魔法の呪文」です。
今この時には、答えが見つからない問題があったとしても、時間をかけている間に思いもよらずに出会う人が、その問題を解決する手助けやヒントをくれることだってあるかもしれませんし、不思議な形で未来に解決していることだってあり得るわけですから!
今すぐ解決できない悩みがあるならば、手放せない思いがあるならば、時間にお任せするんだ!って言いながら、自分を許してみませんか。
頑張り続けてもうまくいっていないならば、休んでみればいいだけ。
自分を責めたら、ますます傷が深くなりますから、傷口を早くくっつけるための「責めの地蔵スタイル」だから!と、自分に優しくウインクしてあげましょう。
冬を理由に。
傷を理由に。
動かないときがあったっていい!
大丈夫。
ちゃんと時が巡って春が来ます。
大丈夫。
ちゃんと傷がくっついて、傷跡を抱えながらも歩き出せます。
大丈夫。大丈夫。
私も身動きできない冬の時期を経て、今は動けるようになりました。
そしてまたきっと、何かにつまづいたり、悲しみや悩みにぶつかれば、立ち往生して動けなくなることもあるでしょう。
でもきっと、時間を味方につけながら、例えばそれが何年もかかることがあったとしても、何とかなるだろう…ってね。
今週は寒い日が続くようですので、共に暖かくして過ごしましょうね~。
おやすみなさい。