無事に仁くんの手術が終了しました ~術後の面会はならず~
こんにちは。
おとといの夜に手術に向けて新潟を立ち、名古屋の病院についた直後の仁くんをパチリ。
昨日の朝9:00に病院に入り、手術を執刀してくれる先生と術前の確認作業を行い(手術までの期間に処置した内容などの伝達や薬についてなど)、夕方の手術までに術前処理(対象個所の毛を刈るなど)を行い、18時~の手術になると説明を受け、仁くんを病院に預けました。
18時から「緊急枠」として差し込んでもらった手術ですが、21時を回ってしばらくして
無事に手術は終了しました
と先生から手術に関する「成功報告」を聞けたときには、ヘナヘナと力が抜ける感じがしました。
夜の病院の待合室でひとりで待機している間、それまでは意識していなかった「もしも」があったらどうしよう??がグルグルとしだして急激に不安に…
こればっかりは仁くんの「生きる力」にかかっているので手出しも出来ませんから、私に出来ることは「信じて待つ」だけです。
病院の待合室で時間がなかなか過ぎない…と感じつつ待機している時に改めて思ったのですが
ただ待つということが、どれだけしんどいか!!
出来ることはない、委ね・信じて待つ、という事しかできないと分かっていますが、どんな物事であれ「自分にとって大切な物事」をただ待つというのは、言葉や理解を超えて「しんどくて揺れる」んですよね。
頭では分かっていても、心はついてこないしコントロールしたくなるし、絶対という保証だって欲しくなる。
今、待っている事がものすごくしんどいという事は、それだけあなたがその対象を「大事」にして「愛している」という証拠なのだと思います。
どうしてもコントロールしたくなったり振り回される自分を「弱い」「ダメ」と言ってしまいますが
しょうがないんです。
それだけ「愛してる」(大事にしている)んだもんねぇ。
苦しいね。しんどいね。辛いね。
って自分をギューッと抱きしめ、両腕で自分をヨシヨシとさすってあげてください。
ついつい責めちゃったら「責めた事も受け入れて」あげて、それも込みでヨシヨシとまるごと自分を許してあげてください。
責めちゃったよねー。
だってしんどいし、やり場がないから、自分を責めるしかないもんね。
辛いのに責めちゃって、ごめんね。
そんな風に、弱っている自分に優しくしてあげながら『すごくしんどい待ち時間』を乗り越えて行けますように。
ちなみに昨晩の私は、待合室に私しかいない事をいいことに、怪しさ満点ですが自分ハグハグをして、小さな声(自分に聞こえる程度のウィスパーボイス)で
信じて待つのはつらいね。
仁くんに生きていて欲しいからこそ不安になるんだもんね。
何もできないけど、信じる事・祈ることを一緒にしようね。
と両腕を抱きかかえるようにしてさすりながら、とにかく神様!!と何度もしつこく祈りました。
結果として、21時過ぎに先生から「手術そのものは無事成功しました」と言ってもらえて、大きな山を一つ越えましたし、仁くんが苦しんでいた心臓の病気から解放されたんだ!!という喜びもわきあがりましたが
・まだ麻酔から覚めていない
・手術は終わったが、術後の回復を見ないといけない
・麻酔から覚めたら連絡するから、待機終了
と言われ、手術は終わったものの麻酔はまだ効いていて眠っている状態で夜も遅くなるため「術後の面会」は叶わずでした。
夕飯を買って23時過ぎ頃に病院からホテルに帰り、お風呂を沸かしている間に病院の先生から電話があり、麻酔から覚めたと言われて思わず涙がこみ上げてきました。
・麻酔からきちんと覚めた
・人工呼吸器を外して自立呼吸が確認できた
・まだうつろだが起きようとする力もある
と、仁くんは「まだ生きるでち!」と頑張っている事を教えてもらい、またもやウルウル。
ただ、麻酔から覚めた時点で「心臓の手術そのものは成功」とは言えるが、術後に容体が悪化してしまう命もあり(合併症や血栓など)、夜の間に急変したら連絡するので携帯は枕元に置いておいてくださいという言葉に、まだ油断はできないんだもんな!とキリッと引き締まりつつ、遅い時間まで手術をしてくれた後で病状変化を一晩かかりっきりで見てくれる先生方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
朝、病院で先生に仁くんを渡すまでの待ち時間の一コマ。
仁くんは「緊急手術」として枠を設けてもらって夜の時間に手術を差し込んでもらっていましたが、本日もともと手術を受けることで予約をしていたワンちゃんとそのご家族と待合室でご一緒しました。
手術を予定していたワンちゃんも仁くんと同じ毛色のチワワで、13歳と教えてもらいました。
同じ僧帽弁閉鎖不全症で咳をするたびに胸を痛められていたそうで、ご夫婦揃って大阪から来院されたとのことでした。
検査の予約が取れたのが2月で、手術はすぐには受けられず(予約枠が埋まっていて)昨日が最短での予約だったそうで、手術を決めて検査に来ていたからこそ、待ち時間に容体が急に悪化するんじゃないか?と、手術を迎えるまでがとにかく長かったと胸の内を聞かせていただきました。
確かに、私も通常枠であれば5月中旬以降しか手術の予約が取れなかったはずなので、状態が安定しない仁くんを見続けるのはすごくしんどかったと思います。
また、仁くんは検査を終えた10日後、直近で緊急手術が出来る最短日に手術をした方がいいと言われるくらい(待てないくらい)心臓が悪かったんだ…と、穏やかだった状態から急激に悪化するという病気の進行の早さに驚きもありました。
通常の手術枠のチワワちゃんはお昼に手術だったためご家族の方とはその後はお会いしていませんが、仁くんと同じく病室で懸命に術後の回復をして頑張っているはずなので、お互いにまたお家に連れて帰って元気な姿が見れますように。
面会時間も決められているので、この後仁くんに会いに行ってきます!!
* * *
名古屋へ向かう途中の朝のサービスエリアでの悲報。
仁くんは出発前に「肺水腫」を起こさないように、お世話になっている動物病院で利尿剤の注射を打ってもらって出かけました。
細切れにトイレ休憩をはさみ、夜の間も2度ほど起きてトイレ。
車中泊した大きなサービスエリアは夜は暗くて分からなかったのですが、朝の出発前のトイレのために外に出たら
牛串各種販売
の売店がある事を発見。
Oh、No…
仁くんは移動の楽しみとして「牛串」が食べられると信じて疑っていなかったのですが、目の前に牛串屋さんがあるのにやっていない悲しみに震えていました。
でもね、手術前の「しおり」によると、前日の夜9時以降は食事やオヤツはNGでお水だけって書いてあったから、やっていた方が酷だったと思うの。
残念ながら手術までの道では牛串は食べれなかったけれど、退院して帰る道で、時間にもよるけれど牛串が食べられる時間に移動出来そうならば、帰りこそ「お祝い牛串」しようね!
ではでは、準備をして病院へ向かいます。
今の所、病院からの連絡がない = 無事、安心というはずなので、面会できますように。