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手のひらサイズの幸せ

『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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答えのない問題・思うようにいかないことがある人生だから、あなたが少しでもあなたを立て直せるように

おっきい公園に行っていーーっぱい走ったんでちー

春…を飛び越えて初夏のような陽気の春分の日でしたが、皆さんのお住まいの地域もホカホカの祝日だったのでしょうか?

東京は桜が満開なのだとか?!
コロナ禍になってからはガマンしていた「お花見」も、今年は出来ているのかな??
あっという間に咲き終わってしまう華やかな桜の時期を、存分に楽しめますように。

新潟は枝先につぼみをつけ、もう少しでほころびそうな雰囲気でした。
今年はいつもよりも早く「サクラサク」の声が聞こえそうです。

実家で家族全員が「WBC観戦」をして感動したーー!!と連絡がありましたが、まるで「ROOKIES」を見ているのかな??と思っちゃうくらい劇的なサヨナラ勝利だったんですねー。
私はハラハラし過ぎて途中で見るのがしんどくなってしまい(先に先制されて苦しかった時間に胃がキューッとなっちゃいました)、テレビを消して心の中で「勝てますように」と念を送ることにしたので、その瞬間をリアルタイムでは見ていませんが、諦めてしまったらもうその先に「何かが変わる可能性」がなくなるけれど、諦めずに続けると【奇跡】【まさか】が届くことがあるんだなぁ~としみじみしました。

そうそう、ROOKIESでは川藤監督(佐藤隆太さん)演じる熱血教師の名言を覚えています。

夢にときめけ。
明日にきらめけ。

ときめきましょう。きらめきましょう。
私たちの人生は、みんな違ってみんな素敵な物語ですものね。

* * *

去る日曜の晩に、根本裕幸さんとYouTubeをさせていただき、そこでは沢山のコメントをいただきました。

ライブが終わった後で、とても気になってしまったことがいくつかあるのですが、その一つが『夫婦問題』を抱えているとコメントしてくださったお二人の方です。

あくまでも短いコメントだけなので、背景や事情は分からないのですが、私も夫婦問題では途方にくれた過去があり、だからこそお二人が今、どれだけしんどいのだろうか…と思うと胸がギューーッとなりました。

もうずっと昔のことで、離婚したこと自体を後悔する気持ちはないはずなのに、それでもあの時の気持ちは「色褪せずに鮮やかなまま」瞬時に蘇りました。
もうね、色褪せてくれていいのに。
人生の中で良くも悪くも強烈な出来事は、そんなに簡単に記憶からも消えないですもんね。

私が心理学を知り、自分を立て直すことに役立てるきっかけとなったのが『夫婦問題』でした。

そこから3年程かかり、一度は夫婦として再構築を始めることができ、ようやくここからまた新しく夫婦としての歩みを始められるだろうと安心した矢先に、彼から「守りたい人が出来た。彼女には俺がいなきゃダメなんだ。」と言われ、ほどなくして彼が自分の荷物をすべてまとめて実家に戻り、突然の別居となりました。

やり直そうとし、希望が見え、ようやく崖を這い上がるようにして崖の上に立った瞬間に足場がもろく崩れて、以前に突き落とされた谷底よりももっと深い場所へ叩きつけられました。

フラフラしながらもなんとか仕事に行き、家に帰ってきたときに彼の荷物がすべてなくなったガランとした部屋を見た時の、ヘナヘナと崩れ落ちた感覚を、私はいつか忘れることが出来る日がくるのかな??
普段は思い出すことはないけれど、きっと一生、あの感覚は「鍵をかけた心の奥」に残ったままなのかもしれませんね。

* * *

悲しみや怒り、情けなさや不安。
ネガディブと呼ばれる全ての感情が濃く私を襲う日々でしたが、当時とてもつらかったのは「ひとりぼっち」だったことでした。

あまり多くの人に言いたい話ではないので、すごく辛いことや苦しいことを「話したい」と思っても飲み込まなくてはいけませんでした。
仲良しのお姉さんがいて、彼女も同じように「ご主人の浮気からの離婚経験者」なので、彼女にだけは時々話を聞いてもらい、気持ちをただ分かってもらえる時間があったから、私は自分を保つことが出来ました。

私と彼の共通の知人など、私が何も言わなくても事情を知っている人もいましたし、親しくしている友達にも話をすることはあっても、いつまでも同じ場所で身動きできない自分と、毎日をちゃんと進んでいる周りの人との位置が違うように感じて苦しくなったり、よかれと思ったり気遣いでくれる言葉がつらかったりで、つらい状況に一人で立ち向かっている、そんな気分になることが何より苦しいものでした。

気遣ってくれた友達、知り合いは、何も悪くありません。

「そんな人だったなんて思わなかったけれど、分かったなら別れられてラッキーだよ」
「悪いけどクズ。最低。あんな男、こっちから捨ててやれ!」
「辛いのは分かるけれど、早く気持ちを切り替えた方がいいよ。時間がもったいないから」
「次行こう、次!」

私を気遣ってくれて出てきた言葉たちは、本当にその通りの正論でした。

早く私が元気になって、自分の人生を歩き出せるように。
私のことを大切に思い、私のことを愛してくれている人たちだからこそ、私に正論を届けてくれたり、私の代わりに彼を悪く言ってくれました。

でも、私は正論を言われれば言われるほど、もうどこにも自分の気持ちを言えなくなっていきました。

本当に誰も悪くないんです。

私は夫婦問題で傷だらけでボロボロになりましたが、ここで「正しいことが幸せ」だとは限らないことと、「正論が必ずしも人を助ける言葉には成り得ない」ということを知りました。

私が本当につらかった時に気付いたのは

分かってもらえること、分かろうとしてもらうことの暖かさでした。

正しくなくてもいいから「つらいね、決められないよね。あんな男でもあなたにとっては大切な人なんだもんね。いいよ、迷って。いいよ、いいんだよ。」って言って欲しかった。

* * *

でも、周りの人にその「分かってくれる役目」を求めるのは酷です。

夫婦問題で崖に突き落とされると、ただでさえ息も絶え絶えというくらいに大きな傷を負っているのに、その中でも「頑張らないといけない」「私にも悪い所があった」「私が変わらなきゃいけない」と、ない力を振り絞ろうとします。

「住む場所のこと」「子どものこと」「世間体」「親との関係」「仕事のこと」、心は置いていけぼりなのに現実の問題にも対処しなくては行けなくて、立っている事すらやっとなのに、倒れないように踏ん張っているんです。

信用・信頼というのは、一朝一夕で築けるものではありませんし、ましてや無条件で信じていた人に裏切られたら、あまりにも大きな裏切りゆえに相手をもう一度信じることが怖くなります。

信頼できないって、本当に苦しいんですよね。
信頼できない自分が嫌になりますし、でも信じたくても信じられなくて悶えて。
黒い妄想や不安が常にそこにあって、勝手に想像して疲弊しちゃうんですものね。

その長期戦の中で、自分を責めたり葛藤することで、さらに自分が疲弊していきます。

私が彼を思い続けることは良くないのではないだろうか?
手放すほどに愛せる…って言うし、手放せない時点で私の愛は本物ではないのだろうか?
愛しているから彼を苦しめたくないのに…
子どもからお父さんを奪うなんて申し訳ない。
他の人は普通に夫婦をやれているのに、私は何が悪いのだろう?
手放したら戻ってくるんでしょ?でも手放すなんて怖いしムリ…

いっぱい、いっぱい、自分を傷付ける思考をしてしまいます。

* * *

あなたはもう、十分すぎるほどに頑張っています。
頑張るどころか、ちょっと休んだ方がいいのに、それでも健気に頑張ろうとしています。

夫婦問題が起きて関係を再構築するにしろ、別々の道を歩みだすにしろ、問題との対峙は長期戦がほとんどです。
今日明日、まるで夢のように何もなかったように…とはなりません。

長期戦だからこそ「その期間をやり過ごし、傷付いた自尊心を回復させ、自分を立て直してあげる」事が必要です。
今すぐには無理でも、問題の中であってもちょっとだけでも「笑える」「楽しめる」ことができるようになっていくことが大事なんです。

こんな状況だからこそ、誰かにちゃんと抱きしめてもらって「頑張っているね」って言ってもらっていますか?

目の前の問題のことを、遠慮なく誰かに話して、共感してもらえていますか?
頑張っているね!スゴイことをしているね!って、ほめてもらえていますか?
つらい状況の中で、さらに責められてしまうのではなく、労ってもらっていますか?

あなたの痛みを、ただただ分かってもらって、一緒に泣いてもらえていますか?

* * *

夫婦問題でもう打つ手がない…と途方に暮れていた中で、藁にも縋る思いで見つけた「夫婦問題解決セミナー」に勇気を出して参加しました。

初めてそこで根本裕幸さんとお会いしましたが、セミナーで教えてもらったことも自分を勇気づけたり励みになることがあったけれど、一番大きな収穫だったのは『私だけじゃない』『気持ちを分かってもらえる人たちと出会えた』ことでした。

そこに集まった女性たちは皆、外側から見たら「浮気やDVで悩みがある」ようにはとても見えないくらい素敵な人たちでしたが、みんなそれぞれに傷付いて、みんな精一杯に頑張っていました。

そこで自分の境遇・悩み・葛藤を分かってもらい、他の人の痛みも自分が同じように体験しているからこそ共感できることで、共にホッとして救われる時間を持てました。

セミナーももちろん大切な場ではありましたが、私はその場で知り合った「同志たち」がいてくれて、何度も何度も救われて、自分を立て直していけました。

何かあればLINEして聞いてもらい、誰かに何かがあればみんなで励まし合い、上京のタイミングで関東に住む彼女たちと会ってハグしてとことんお喋りして、私は「気持ちを分かってくれる仲間がいたから」問題を乗り越えていけました。

そして、今でも彼女たちのことを大切に思っていますし、開催頻度は少なくなったけれど、オンラインで女子飲みしての近況報告もできる彼女たちのことは「問題の中で得られた大きな宝物」だと思っています。

一人ぼっちでは折れてしまいます。

三本の矢の話がありますが、1本だけでは簡単にポキンと折られてしまう矢も、3本になったら簡単には折られません。
同じ悩み・同じ痛みを分かり、力になってくれる「暖かくて安心できる仲間」や、一人で溜め込まずに「苦しい胸の内を話して分かってもらえる場」は、自分を簡単には折れなくする『支えの他の矢』になってくれます。

今すぐにはできなくても「痛みを安心して分かち合える場」になりたい・そんな安全な場所を作りたいと思っています。
いつか、私の保健室が「安心のコミュニティ」を作れるように、痛みにそっとみんなで絆創膏を貼れる場所になれるように。

私は今すぐに夫婦問題の苦しみの中にいる人のコミュニティや、分かり合える場を作ることが出来ないのですが、すでに長年『夫婦問題』のためのカウンセラー活動をされている素敵で安心できる方をご紹介させていただきます。

ゆっちさんこと「八馬ゆみさん」と、ゆっちさんと一緒に活動されているYOC(ゆっちオンラインクラブ)のカウンセラーズさん達です。

ゆっちさんのブログには、こんな言葉が書かれています。

修復の途中、安定しない夫の態度に、へこんだり、くじけたり、「あきらめようか」と思う時は、誰でもあります。
そんなとき、女は、仲間と励ましあうことで、パワーを得、乗り越えることができるのです。
もしもあなたが孤独なら、同じように悩んでいる仲間と、もっとつながりませんか?

女に孤独は毒です。

もうこれ以上、一人で悩まないで。
私たちと一緒に、愛され楽ちんワールドに、お引っ越しいたしましょう。
(ゆっちさんブログより引用)

もしもあなたが、ひとりで悲しみや希望の見えないトンネルの中で孤独にさいなまれていたり、自分を必要以上に責めて苦しくなっていたら、誰かに助けてもらっていいんですよ。
そしてね、同じ苦しみを感じている「仲間」が、あなたを抱きしめ、あなたを支えてくれる力になってくれますから、もしも心が押しつぶされそうならば、夫婦問題のコミュニティーを探してみてくださいね。

* * *

そしてもう一つ、YouTubeライブでは「ご主人から調停を申し立てられている」というご相談をいただきましたが、自分が法律的な助けを必要としたり、弁護士さんを必要とする…なんて、装丁もしていないことです。

でも、餅は餅屋で、特にしんどくて思考が落ちている時ほど、専門家に助けてもらうことで自分を守ることが出来ます。

私も「弁護士さんに相談した方がいいよ」とアドバイスをもらったことがありましたが、普段、弁護士さんを必要とするようなことがなかったので、どの方にお願いしたらいいのか??とそこでまず大きな壁がありました。

夫婦問題のことで、気持ちを分かってくれる弁護士さんって、どうやって探せばいいの??

ただでさえしんどい中では、弁護士さんを探すことにも疲れてしまいます。
私は幸い、弁護士さんを介さずに離婚のための諸条件をまとめられましたが、後ろ盾となり一緒に戦ってくれる人がいるという安心感は大きなものです。
もちろん、知らなければ自分にとって不利になることも避けられますし。

私は離婚を経てから、小川正美ちゃんという弁護士さんと知り合いましたが、あの時に正美ちゃんを知っていたら!!!とどれほど思った事か。

正美ちゃんはカウンセラーでもあるので、現実に起きている問題に加えて「あなたという大切な人の感情にも寄り添って話を聞いてくれる女性弁護士さん」です。
私は夫婦問題ではなく、職場での「10年間給与過払い問題でのもめごと」があった際に、正美ちゃんに弁護士さんとして助けてもらいましたが、弁護士さんがいるという安心感たるや、本当に大きなものでした。

弁護士さんを必要とせずに解決できるのが理想ですが、もしも必要とするのであれば、よかったら正美ちゃんに話を聞いてもらってみてくださいね!

* * *

YouTubeライブでいただいたコメントに、私が今すぐお役に立てる場所になれないことが歯がゆいのですが、自分と重ねてしまい、だからこそ信頼できる場所・人をご紹介させていただきました。

倒れてしまう前に、助けを求めてくださいね。
あなたを助けてくれる場所は、ちゃんとありますから。

そして、あなたの痛みや苦しみが、今はとても大きいものだと思いますが、それでも「大丈夫だから」を届けさせてください。

大丈夫じゃなくても、ちゃんと大丈夫になれました。
時間がかかっても、遠回りしても、足踏みしかできない時期があっても、ちゃんと大丈夫な未来にたどり着きました。
しかも、私だけではなく「私がしんどかった時に同じようにしんどかった、支え合った仲間全員」が大丈夫な未来を生きています。

だからきっときっと、あなたも大丈夫だからね。

おやすみなさい。
明日のどこかで、あなたがほんの少しだけでも心の不安を感じない時間が持てますように。

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