随分と出遅れましたが、今年も3魂をよろしくお願いします!
2024年がスタートしましたね~。
って、すでにもう昨日は「成人の日」で1月も上旬が終わろうとしています。
改めまして、新成人をお迎えの皆さま、おめでとうがらしーー。 ← 軽っ
ご挨拶がいまさらとなりましたが、今年は1月1日突然の大きな地震があり、お正月感がスコーーンと飛んでしまい、晩ご飯にごちそうを用意して楽しみにしていましたが、正直それどころじゃない!!というバタバタした日となりました。
私たちが暮らす「新潟市」は、一部地域では大きな被害で液状化や建物の内部が崩落したり、賃貸物件が傾むきから危険と判断されて急な退去指示が出た人もいたりと大変な被害に遭われた方も多数いらっしゃいますが、幸いなことに私が住む地域は「今までと変わらない日々」をすぐに取り戻せました。
以下、地震があった日の話となりますので、読みたくない方はそっと画面を閉じる、または閲覧を中止ください。
* * *
夜のごちそうの準備をそろそろしようか?と言いながら、実家でのんびりとおこたに入ってコーヒーを飲みながらお喋りをしていたときに、突然の大きな揺れを体験しました。
強い揺れの少し前に、体で感じる少し大き目な揺れがあったものの、「よくある揺れ」として「震度3くらいかな~」とその場にいた誰もが特に気にも留めずにいました。
その後、ごくごく小さく縦にトントンッという突き上げるような揺れがあったと思ったら、横に大きくグラグラと揺れはじめました。
落ち着くどころか、揺れがどんどん大きくなってきたところで、実家にいたすべての人のスマートフォンからけたたましく緊急地震速報が鳴り響きました。
揺れ出してすぐ、ギンちゃんがパニックになり母が寒さ除けに大きな鉢を置いている奥の部屋に逃げようとしましたが、鉢がガタガタと倒れそうな勢い!
慌てて立ち上がろうとしたものの、揺れが強すぎてフラフラして上手く立てず。
それでも「フンヌッ!」とよろけて家具にぶつかりながらも立ち上がり、倒れそうな鉢の間に隠れるギンちゃんを抱き上げることができました。
その後、隠れていた場所の近くにあった仕事用のパソコンのモニター類が倒れ、間一髪でギンちゃんが下敷きにならずに済みました。
ほんと、よかった!!!
私が立ち上がると同時に、仁くんの側にいた妹が仁くんを急いで抱きかかえてくれたので、こちらも安全に地震から身を守ることができました。
体感的には数分揺れていたような気がしましたが、きっと1~2分くらいの揺れだったのだろうと思います。
今まで体験したことのない、立つことすらままならない揺れだったので、震度6とかそれ以上かと思いきや…
新潟市中央区:震度5強
という文字に、震度6以上の強い揺れの地域はどれほどの恐怖だったのだろう…と胸がギュッとなりました。
震度5強でも立ち上がろうとしたら足がふらつくほどでしたから、震度6の中では、避難しようにも小さなお子さんや高齢の方は思うように動けなかったはずです。
被害の少ない地域であっても、しばらく興奮状態というかちょっとしたことに敏感になってドキドキする状態が続いたので、大きな被害のあった地域の方はその後の揺れのたびに落ち着かずに不安だっただろうと思うと言葉になりません。
私の実家は海まで自転車で10分くらいの場所で、「比較的海に近い」けれどある程度の距離があります。
海よりは高い場所にある…とはいえ、万が一のことを考えて非難が一番。
ご近所の方もそれぞれに家を出て避難所へ向かっていました。
実家では地震の揺れで、晩ご飯の仕込みで火をつけずに具材を入れていた鍋が揺れでこぼれたので、とりあえずそれだけを片付け、全員で私のマンションへ避難することにしました。
私の住むマンションは、海からはだいぶ離れた建物。
避難所の方が家からは近いのですが、ギンちゃん・仁くんもいますし、実家にはペットキャリーを置いていなかったため(リードは持っていたのですぐに装着)、2魂の安全を考えてもマンションの方が良さそうとの判断で車に飛び乗ったところ、道路は大渋滞!!
いつもは15分もあれば行き来できる場所なのですが、40分近くかかってようやく辿り着けました。
玄関では、廊下にある小さな収納スペースなどから物が散乱したり、靴箱上に載せていた小さな飾り類が倒れていました。
玄関も散らばってはいましたが、リビングの扉を開けて呆然。
キッチン側のスペースからは、鉢や瀬戸物が散乱して割れていましたし、姿見も倒れていました。(幸いにもクッション性のあるジョイントマットを敷いていたおかげで鏡は割れずでした!)
他にも、キッチンの下の食器類が割れていたり洗面所でも物が散乱したりと、細かな被害があったのですが…
オーマイガーーーッ!!
テーブルの上のものが散乱した脇で、鉢を巻き込んでテレビが倒れているのに呆然。
よっこらしょ!とテレビを持ちあげてもらったのですが…
チーン。
テレビが割れてしまっているではないですか!!
今こそ情報が欲しいのときなのに、テレビからの情報収集が不可の状態に、その場にいたみんなでうなだれました。
幸いインターネットは繋がりましたし、停電していなかったので、タブレットを充電しつつニュース配信で津波の情報などを確認できましたが、倒れた鉢を片付けて手が汚れたので洗おうと蛇口をひねるものの水が出ない!!
オーノー。
断水しているのね!!
お正月で実家に戻った際に、備蓄(という名の買い置き)していた色んなものを実家に持って帰っていて、予備の水もわずか。
とりあえず「飲み水分」だけ残して、トイレもガマンして…としているうちに、だんだん揺れも和らいできて、避難から2時間半が過ぎたところで、父の判断で実家に戻ることにしました。
まさかお正月に…と言ったところで、地震は突然やってくる自然災害で、起きてしまったものはどうしようもないもの。
年末に母が仕込んでおいてくれた「おせち」や、午前中に準備したという「のっぺ(新潟の郷土料理)」「菊花なます」などを手早くお皿に盛り付け、解凍しておいたカニやウニといったご馳走を並べてのお夕飯。
本当に幸いにも、私の住んでいた地域は大きく強い揺れから2時間もすると、たまにフワフワッとした感じの浅い揺れはあるものの、少しずつ揺れは減っていき、家で過ごすことができました。
過ぎ去ったことなので、数時間で揺れは落ち着いたと書けていますが、当日は「また余震が来るかもしれないから」と、みんなで急いでシャワーを浴びたり、それぞれが充電器でスマートフォンをフル充電にしたり、倒れたら危なさそうなものはあらかじめ床に降ろしてから寝たりと、出来る備えをして過ごしました。
万が一のために、この日はギンちゃんと仁くんはずっとリードをつけたままにしていました。
* * *
地震で揺れているのか、自分がフワフワして揺れたように感じるのか「体が分からなくなる」ような、浅い揺れが何度もありましたが、これ以降、大きな揺れはなく今日まで過ごすことができました。
が…
忘れた頃にやってくる…ではないのですが、今日の夕刻、在宅で仕事をしていたらけたたましく緊急地震速報が鳴り響き、その音にビックリして悲鳴を上げた直後に、ガタガタと強い揺れがありました。
新潟市中央区:震度4
ガタガタと大きな揺れではありましたが、揺れていた時間も短く、その後は特に揺れも感じずに過ごせています。
* * *
まさかお正月に…
一気にお正月の「ゆるくてのんびりした感じ」が抜けて、緊張感のある落ち着かない日を数日過ごしはしたものの、被害が大したことなく日常をすぐに取り戻せていて、本当に本当に助かっています。
同じ新潟市でも、家に住めなくなった方や液状化の被害に遭われている方もいますし、何より一番被害の強かった石川の方の情報をテレビで見ると、なんとも言えない気持ちになります。
地震から日を経てどんどん被害の状況も分かってくることで、倒壊した家屋の多さにビックリさせられ、安否不明の方もまだたくさんいらっしゃる中で繰り返す余震。
道路状況も悪いようで、避難物資も思うように届かないという報道も目にし、募金以外は何もできずに祈ることしかできない歯がゆさがありますが、被災された方が少しでも暖かく過ごせますように。
少しでも早く日常生活を取り戻すことができますように。
少しだけでもゆっくりと眠ることができますように。
大切な人と離れ離れの人が、大切な人を見つけることができますように。
冬真っただ中で、冷たい雨や雪の予報が続いていますが、気温やお天気に引っ張られるように気持ちもより深く沈んでしまうこともあると思います。
せめてお天気が味方をしてくれたらいいのだけれど、どうすることもできませんものね。
何もできないからこそ、祈り続けています。
神様、どうか、どうか、被災された方の心と身体をお守りください。