答えはないけれど、でもきっと大丈夫。
スキッと晴れた土曜日は、仁くんの心臓の定期診断で獣医さんへ行きました。
幸い状態はよいようで、改めて元気でいてくれることにニコニコと嬉しい気持ちがこみ上げ、親バカ全開で「今日も大好きだよー」と頬ずりして幸せを吸い込みました。
当たり前ですが、やっぱり健康でいてくれることが何よりです。
午後からはお弟子さん制度の課題である「電話カウンセリング」の時間。
婚活中!という笑顔がステキで話しかけやすい、優しい雰囲気の持ち主のなな子さんとの初めてのカウンセリングを楽しみにしていました。
誰もが「当たり前」のように結婚したり、出産したり、家やマンションを買ったりしていて
そんなごくごく「普通」に見えることが自分にとっては奇跡にしか見えず、その奇跡が自分にはやってこない時、人は絶望し、希望を持つ力すらなくしてしまいます。
私自身、33歳で結婚をしましたが
その前の29歳で大失恋をして、その後にお付き合いした人とも1年半でお別れし、周りの恋が順調だったり結婚したり…という姿を見ては
なぜ私には、みんなが普通に手にできる幸せすら手にできなのだろう?
と答えのない質問をして、涙にくれた時期がありました。
その後、お付き合いした彼と結婚することになりましたが、プロポーズされる少し前に
俺は結婚はしない!
結婚という制度の意味がよく分からない。事実婚がいい。
というセリフを言われ、ものすごーーーく悲しかったっけ。(遠い目)
※その2ヶ月後くらいに、なぜか心境が変化したらしくプロポーズしてもらいました。
※本当に急で、なんの予告も前触れもなく、自分でもキツネにつままれたような気分でした。
そうそう、マミコちゃんの結婚も離婚も、どちらも「想像すらしていない時に突然」やってきました。
ほんと、自分で描いていた未来って全然あてにならないなぁ。(てへへ)
私の人生で「結婚」が叶うなんて奇跡のように思えていましたが、それが叶ったことで私は『生涯大切で大好きな人と、もうフラれる心配をせずにずっと一緒にいられる』と、とてつもなく安心できたのですが
あれま!
結婚しても振られて、離婚が待っているなんて私の「未来予想図」には1ナノメートルだって書き込んだことはないのに
本当に、人生は何が起きるかわかりません。
今でも大きな傷を追った過去を「あの出来事に心から感謝しています♡」と胸を張って言えるほどにはなっていないけれど
私にとっては、離婚という問題がなければここまで徹底的に自分を見つめる事はなく、ずっと自己肯定感が低くてめんどくさい生き方をしていたはずです。
だから、問題に心からの感謝とまではいかないけれど
「問題が私には必要だった!やっとそれを認めて感謝できるようになってきた」と言えるように問題の捉え方が変化してきた事は、素直に嬉しい変化です。
私は「恋愛下手」で男女関係については、まぁ、自信なんて全くないし
何も力になれる事はない中で、どうせ落ち込むのなら、落ち込んだ自分をほんの少しだけクスッとさせてあげられないかな?と思い
私が結婚生活に執着して苦しかった時に、自分に対してしてきたことを少しだけシェアしました。
こんなにも嫌われてるのにまだ好きだと思ってる私って、まじウケるんですけどぉ〜
離婚したいって何度もいわれて別居までされてるのに、決められないなんて
どんだけぇ〜(← IKKOさんにご登場いただきます)
とことんダメな自分、とことん決められない自分に対して「想像上の女子高生」や「IKKOさん」を発動して、なんかしょうがないよねぇ…って少しだけ気持ちが軽くなるように、クスッとできるように、としてきました。
どんなに上を向きたくても向けなかった。
どんなに頑張っても、私の思いは届かなかった。
どんなに大切な人でも、私ではない別の人を選んで去っていった。
とても苦しくて辛かったけれど、ちょっとだけでもクスッとできると
その日はそれ以上、自分を責めずに「一旦」その思考を止めることができました。(またすぐにグルグルと考え出すんですけれど… ほんのちょっとだけでも思考を中断できるだけで、考え続けて迷路にハマるっている状態とは全然違うと思います。)
すぐには解決できないし、気持ちを切り替えるのが上手ではない私は
やはり未だにどうしたら嫌な気持ちを上手に手放せるのかは模索中ですが、今の私ができる方法を紹介するしか出来ず…だったのに
なな子さんはカウンセリングに対して、こんなに嬉しい事を言ってくれました。
・言葉ひとつひとつがあったかい
・カウンセリングを受けていて、久しぶりに笑った自分がいた
・希望が持てた
私は具体的な提案やテクニックをお伝えできる訳ではなく
聞いて寄り添う事しかできていません。
頑張ってもできる事しか出来ないし(← 当たり前過ぎますが…)
私にできる「今」の最大限をもって、寄り添う事をしたい!と思っているので
話を聞かせてもらう時間の終わりに、ほんの小さな明かりが心に灯って希望の種がコトリと一粒心に落ちてくれたら、こんなに嬉しい事はありません。
その中で、こんなに嬉しい感想を伝えてくれたなな子さんに、ありがとう!と心から喜んで受け取らせていただきました。
私は昔から、「素敵だな〜」とか「嬉しいな〜」という言葉や
これってすごいな!とか影響を受けたフレーズなどを小さなメモ帳に書き留めてきました。
小さなメモ帳は、私の元気がない時に私を励ましてくれる私専用の心のお薬で
元気な時に読むそれは、ますます私をやる気にさせたり、あったかい気持ちにさせてくれる大切なメモ帳です。
映画「In her shoes」のキャッチフレーズとしてお馴染みのこの言葉も
私に何度も勇気を与えてくれている言葉の一つ。
失敗は痛いし、できれば自分の描く理想の幸せをすぐに手にしたいし
傷付いたりしたくなんかないけれど
うまくいかない経験は、それを通して「自分に合わない」ということを試して発見した!と思えるようになりたいし
何度擦りむいても、自分に合う一足をみつける事をやめたりしたくないし
必ずピッタリを見つけられると、私はやっぱり信じています。
時にはその失敗や傷が、自分では持ちきれないくらいの大きな荷物になって
自分が身動きできず、歩く道を見失うこともあります。
もうダメだ…と、心が悲鳴をあげるときに
カウンセリングを通して、ほんの少しだけでも荷物をおろして、また新しい靴を探そうと力を持てるお手伝いができれば嬉しいな、と思っています。
カウンセラーとしては、まだまだ駆け出しで自分でも「はわわ」としているけれど
自分だけでは見ることのできない視点を知れたり、話をするだけでも感情が整理されたりと、私自身がカウンセリングを受けて良かった!と心から思えている事を、道に迷ったり途方にくれたりしている時に、届けられた嬉しいな。
人生の選択肢には、100%正しい回答はないけれど
でもきっと、私たちはいろんな体験を通して自分にフィットする最高の1足に巡り会えるはず。
だからきっと、大丈夫。