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『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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あぁきっと、私も愛を届けて笑顔にさせてきたんだな、って勝手に思った母の日の話。

ひとり「母の日」気分で 女子っぽいディナーするですね

昨日は「母の日」でしたね~。

お母さんとして「ありがとう」を届けてもらった人、ありがとうを届けた人、お空に向かって「ありがとう」をつぶやいた人、いろんな方がいらっしゃったと思います。

私の家では、数年前から「母の日・父の日」はプレゼントではなく『現金』を贈ることにしています。

プレゼントを考えて送る楽しみもあるのですが、どうせなら欲しいものを贈りたいと数年前に「欲しいものは何?」と聞いたら、現金と言われました。あはは。

そのお金でコンサートに行ったり、美容院へ行ったり、自分の夏服を好きなタイミングで買いたいとのことだったので、本人たちが現金希望であればそれがいいね!と、3姉妹でお金をまとめてプレゼントしています。

今年は何に使う予定なのかな??

毎年「これを買いましたー」「ここに行ってきましたー」と報告LINEをもらうのですが、そうやって好きに使ってくれて笑顔になった報告をもらえるのも嬉しいから、現金というのも悪くないかな??

昨日はショッピングモールのスーパーのお酒売り場に「お酒はあまり得意じゃないお母さんでも美味しく飲めるフルーツビール特集」のような一画が出来ていて、そこにあったレモンビールを『2魂のお母さん役をしている私へ』の母の日プレゼントに選びました。

えぇ、強引なるこじつけで、自分に少しでも「何かを与える」免罪符を発行しまくっているだけですが、何か?? ← 忍法・開き直りの術

せっかくフルーツビールを買ったので、ちょっとオシャレな晩ごはんでも…と、我が家には今、グレープフルーツと甘夏、ゴールドキウイの買い置きがあるので、フルーツをふんだんに使った贅沢サラダを晩ごはんに用意しました。

サニーレタスをちぎり、ベビーリーフは水洗いしてポン。
そこに皮を剥いたルビーグレープフルーツ・甘夏・キウイ・クリームチーズ・生ハムを乗せ、オリーブオイル・塩・コショウだけのシンプルな味をプラスした、お手軽なのに色鮮やかで「きゃ♡」とテンション上がっちゃう一品が出来上がりました~。

やだー、女子力高くなぁ~い?

いつかチオビーにもフルーツいっぱいなのに甘過ぎないサラダを作ってあげるんだから!!ふふん!

後は、テレビ番組「相葉マナブ」でカブ農家さんがオススメしているのを見て、ずっと作りたいと思っていた『カブのにんにくポン酢炒め』に挑戦。
大きなカブが160円で買えたのですが、ポン酢とにんにくで炒めるだけなのにメチャ旨でした。
バターでソテーすればパスタと合わせても美味しいかも~と、次はアレンジしてみようと思っています。

これもいつか、チオビーにも作ってあげる…(遠い目)

後はカットして冷凍しておいた「モツァレラチーズとドライトマトのピザ」をオーブンで焼いて、レモンビールで乾杯!!

何もない日曜日。
のんびりと3魂で過ごす、平凡で、だけれど私にとって穏やかで幸せな時間。

残念ながら私は子供に恵まれなかったので、この先も自分が「母の日」を体験させてもらう機会はありません。
どんなに医学や技術が進歩して出産できる年齢がうーーんと上がったとしても、私は子宮を全摘出しているので、子供を産み育てるということは、どんなに願っても叶いません。

子供の頃、私はいつしか「好きな人と結婚をして、子供と犬と暮らす」ということを夢見ていましたし、それは『誰にでも叶えられる平凡な夢』だと思っていました。

それがどうして!!

お付き合いした彼とも破局を繰り返す私は、結婚自体がそもそも「どうやったらできるものなのだろう?」と壁にぶち当たり悩み抜きました。

それでも大好きな彼から結婚しようと言ってもらい、結婚をして幸せに暮らしましたとさ。めでたし、めでたし…の予定が、結婚前から問題が色々あり、結果として私は『結婚したのに振られる』という形でまた独身に戻ってきました。

結婚をしていた間に、子供を授かることはありませんでした。
私の場合は、子宮腺筋症が不妊の原因だったと分かったのはずっと後になりますが、本当にこればかりは「授かりもの」なんですよね。
色々な事情があって、不妊治療まで進むのをためらった私がいましたし、子供を授かれないのならばそれはそれはしょうがないことだと思っていましたが、人間って本当に欲深いもので

得ることが出来なかった人生の方を想像しては、羨ましいなぁ~って思っちゃうんですよね。

全てを手にしている人はいませんし、どちらが「いい・悪い」はないものだけれど、自分が体験しなかった人生を羨ましく思うのは、本当に『隣の芝は青く見える』ものだからしょうがないんですよね。

でもね、自分では分からないことだけれど、ちょっとスピッた話になりますが私の前世で「めちゃくちゃ子沢山」だったから、次は子を持たない人生を体験したい!!と願い、今世のシナリオを決めてきてきたのかもしれませんしね!!

私は「自分のお腹に命を宿す」という体験も、子育ても経験していませんが、気持ちだけは『ママ気分』を体験させてもらえる、フワフワの2魂と暮らしています。

ギンちゃんや仁くんは、私にとっては「息子のような存在」でもあり「チームの一員」でもある、愛おしい命。

2魂のおかげで、疑似・ママ気分を時折味わわせてもらい、お世話するのを幸せに感じています。

でねでね、ありえない世界ではあるけれど、私は妄想をするのが好きなので、ふと2魂がまるで人間の小さな子供のように二本足で立って、キッチンで「子ども包丁」を使いながらあれやこれやと相談しながら時間をかけてニンジンやじゃかいもを一生懸命切って、協力し合って小さな手でカレーを作っている姿をイメージしたら…

なにこれ、やだーーー。嬉しすぎるーー。

と「ありえない妄想」で泣ける始末。

ギンちゃんが一生懸命にお玉でお鍋を混ぜる脇で、エプロンの後ろの紐がタテ結びになっている仁くんが、煮えたかどうかを一生懸命見ているのを、ハラハラしつつも少し離れた場所で本を読みながら見守る私。

お野菜やお肉が煮えたからルーを入れよう!と、二人で「バーモントカレー甘口」のパッケージを、毛むくじゃらの小さな手で懸命になって開けて、お鍋に入れて混ぜるといい匂いがして「カレーになったですね!」「でちー」と嬉しそうな声がして、私はそれを遠目で見てニヤニヤ。

お皿にご飯をよそい、出来立てのカレーをかけてくれたお皿は、お世辞にも上手に盛られていないのに、それをギンちゃんがこぼさないように運んできてくれて、仁くんがこれまたお水をいれたコップを危なっかしく、でもこぼれないようにそろそろと持ってきてくれて

(ギン)いつもありがとうです。
(ジン)マミコちゃん、大好きでち。

とテーブルの上に載ったカレーとお水を前にして、もう私、ムネアツで二魂をギューーッと抱きしめました。

え、えぇ、全て妄想ですけれども。

実際にギンちゃんと仁くんは、二足になってお鍋をかき回してカレーを作ってくれたわけでも、大好きとかありがとうと言葉にしてくれたわけでもないけれど、勝手に妄想して愛おしさが爆発し、2魂をギューッとして怪訝な顔をされたのは言うまでもありません。

妄想の中だったけれど、私は2魂から素敵な「母の日」のプレゼント、あったかい気持ちをもらっちゃいました。

妄想ではありますが、包丁を使う時はハラハラしたし、カレーだって甘口だし、お片づけを考えたら「うわーー」となるようなキッチンの惨状でも、すごく嬉しかったんです。

こんなに素敵な贈り物は、ないよね!

って思うくらい、胸がいっぱいで幸せで、笑顔やら涙やらが一緒になって、お金では買えない『愛情』が溢れていました。

そこでふっと、私がまだ小さなこともだった時の母の日のことを思い出しました。

お小遣いの中で買った一輪のカーネーションと手書きの「お手伝い券」や、子供ながらに頑張ってデコレーションまでしたホットケーキ。
お母さんありがとう、を照れながら書いた短い手紙。

子供心に「喜ばせたい」と思っていたけれど、これで喜んでもらえるのかなぁ?と、何かすごいプレゼントが出来ない自分を歯がゆく思っていたけれど、お母さんもきっと、今の私の気持ちのように

プレゼントそのものではなく、喜ばせようとしている『気持ち』『愛情』を喜んで受け取ってくれてたのかな?って。

お母さんの望むような、立派な子供ではなかった私だし、それを負い目や罪悪感のように感じている部分はまだたくさんあるけれど、私なりに想いを込めて届けた全てはきっと、お母さんから見たら「愛おしく暖かいもの」になって届いていた…のかな??
そうだったらいいな。

大きくなった私ですが、今でも「大きな子ども」として見てくれている両親は、きっと現金も「ただの現金じゃなくて思いがこもった嬉しい現金」として受け取ってもらえてるんだろうなぁ~と勝手に解釈して、なんだかホクホクでした。

勝手に妄想して、勝手に感動して、勝手に幸せになって、勝手に解釈しただけ…の話ですが、幸せな勘違いや思い込ならモーマンタイ(無問題)ですもんね!!

明日は食材をまとめ買いする日なのですが、バーモントカレーの甘口、作っちゃおうかな。
うふふ、今週はカレー三昧になりそうなよ・か・ん♡

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