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『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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お手本のようにできなくていいし、今日はダメでもいいんだよ。

いい匂いのお水なんでちけど、 マミコちゃんがお洗濯物とか お布団にシュッしてるでち。

いい匂いがするお部屋っていいですよね〜。
ちょっとお洒落な雑貨屋さんや無印良品などからはふわーっとアロマのいい香りがして、すごーく憧れますが「ネコちゃんはアロマオイルが解毒できない」のでアロマのある生活はNG。

ということで、アロマオイルではなく香りがほんの少しだけついたファブリックウォーターやボディミストなどで身近な所だけを短時間香らせる事で、時折「いいにおーい」という女子気分を味わっています。(密やかなお楽しみです)

さて!話は変わりますが、先日「うつ病」を患い療養していたネプチューンの名倉さんが仕事に復帰されたというニュースがありましたね!

仕事に戻れる(戻りたい)と思えるくらいしっかりと休むことが出来たという事は「人生の夏休み」としての数ヶ月をとてもいい時間として休息する事ができたんだなぁ、と嬉しいニュースでした。

そして朝の情報番組の中で、療養を支えた渡辺満里奈さんの言葉が紹介されていて、その行動・考え方・接し方に対して精神科の先生が『教科書のようなお手本となる対応』と褒めているのを見て、ちょっとだけ胸がえぐられるようなギュッと苦しい気持ちになりました。

渡辺満里奈さんがどうこう…ではなく『お手本のような対応 』 についての部分に胸が苦しくなったのですが、私も過去に旦那さんだった人がうつ病になり、それを隣でサポートする時間を過ごした事がありましたが

お手本のようにちゃんと出来ない自分を
責めてしまうし、苦しかった

んです。
「彼が1番苦しんでいる」のは ちゃんと分かっていますし、家族としてどうあるべきかの正解がない事も理解しているのに…
大切な人が苦しんでいる姿を毎日隣で見る中で、自分が何もできない歯がゆさともどかしさを抱えながらも、日常のいろんな事に押しつぶされそうになって先が見えずに「うわーーー」っとなる気持ち、結論から言えば「大丈夫」だったとはいえ、このまま彼は良くならないのでは?と思えるくらい何も変わらない毎日の中で潰れていきそうでした。

介護や闘病のお付き合いの中で【共倒れ】という言葉がありますが、本人もしんどいですが、周りもそこに意識が集中して逃げ場がないとどんどん追い込まれてしまうんですよね。

マミコは漫画本を読んで、お勉強したですよね?

私が家族のうつ病とどう接していくのがいいのか分からずにいた時に、旦那さんのお友達だった人が1冊の漫画本を貸してくれました。
のちにドラマ化や映画化もされた『ツレがうつになりまして。』(細川貂々さん著)で、これを読んだときに同じように貂々さんがどうしていいか迷いながらも心掛けている事や失敗談、だんだんとツレさんの調子が良くなっていく事や、ツレさんがどんな気持ちでいたのかや良くなったように見えてまた落ち込んで引き返す…という事を知れて、すごく励みになると同時に心強かったのを覚えています。

とはいえ、家庭の事情もそれぞれ違いますし病状だって人によって違いますから、本にあるような対応が出来ずに「やっちゃった!!」と猛省しちゃうような言動をしてしまう事もありました。

うつを罹患中の時には極端に人を恐れたり不安だから故に側にいる人だけが支える事になりがちだからこそ自分ひとりでどんどん抱え込みますし、上手に自分を助ける事をしないと支えている側も息苦しくなってしまいます。

旦那さんの付き添いで心療内科を受診して数か月後に、先生から「奥さんのお話も少し聞きましょうね!」と旦那さんを別室で待機させてくれて『共倒れしないように』と話を聞いてくれる時間がありました。(後で聞いたのですが、病状がかなり重い人のサポートをしている人には同じようにしているそうです)

そこで「こうすべきだと思う事が上手くできなくて自分を責める事」や「自分以上に彼が辛いのに、自分もどうしていいか分からなくやりきれなくなることがある」とポツポツ話したことに対して先生や療法士さんから言ってもらった言葉は、私を救ってくれました。

頑張っているんですよ。十分に。
ついキツイ事をいっちゃったり責めたりしちゃう日があったってしょうがないですよ。
本や情報の中にある『こうすべき』というお手本や見本のようにできなくていいんです。
サポートする側がつぶれてしまう事例は本当にたくさんあるので、頑張りすぎずに辛いときは奥さんもカウンセリングや相談の時間を持っていいんですからね。

辛いのは彼だけじゃなくて、一緒に病気と闘っている人も同じように頑張っているんです。

でもね、大切な人だから「少しでも早く楽になって欲しい」という愛があるから、頑張っちゃうしお手本みたいにできない自分を責めたりしちゃいます。
それもまた、しょうがないんです。

私たちの周りには、今はたくさんの情報があり「テクニック」だったり「こうすべき」「こうすることが近道」などのヒントがたくさん手に入ります。
それは確かに有用ですが、時にその通りに出来ない自分を責めてしまったり自分を追い込む道具にもなることがあります。

教科書はあくまで教科書、お手本もそうできたら最高だよね!というお手本だから、どうか自分がその通りに出来なくても責めずにいてあげてください。
そして、上手くできなかったとしても今日もあなたがあなたなりに精一杯やっている事を認めてあげて欲しいと願っています。

私はギリギリの所で共倒れはせずに済みましたが、かなり追い込まれて行った経験から、自分を楽にしてくれたのは

誰かが分かってくれる

という事だったからこそ、上手くやれなかったと自分を責めるあなたがいても「しょうがないよね」と言いながら、あなたがすでに十分頑張っている事を褒めて抱きしめてあげたいと思っています。

教科書みたいに上手にやれなくったっていいよ。
今日は失敗しちゃったとしても大丈夫だよ。
あなたの努力は今日だけじゃないんだもの。ずっとずっと頑張ってきているし、これからも頑張るんだからちょっとくらい緩まないと倒れちゃうからね。

あなたの頑張っている気持ち、やり場のない思い、もどかしさや不安、私はその気持ちが分かります。

だからこそ、そんなあなたに届きますように。

あなたがもう頑張れない位に力を出して頑張り続けている事、私は分かるからね。
本当に偉いよね。あなただから出来ているんだよ。
辛いときは吐き出していいんだからね。抱え込まないでね。
お手本なんてスルーでいいからね!
ずっとずっと頑張っているあなたに、心からのお疲れ様を。

上手くいった人を見て自分を比べてしまうと、自分を責めて虐めちゃうから「よかったね」「そうできたらいいよね」ってどこか他人事に受け流してあげて、マイペースに行きましょうね!!

ちゃんと頑張っている自分を分かってあげて、愛してあげて、今日はそんな自分にちょっとだけご褒美してあげられたらいいですね。
どうぞ、自分の事を責めずにいて欲しいと心からの願いを込めて。

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