2週間という時間と、あたたかさを飲み込むノートタイム ~手帳も買いました!~
突然の病宣告(?)を受けて、12月の中旬から感情が揺れ動いたり、検査をしたり仕事を片付けたり(引継ぎ資料を作ったり)と怒涛の日々を過ごしていたので
まったく年の瀬感がない…。
今年もあと2日だなんて、「ちょっ、何言ってるか分かんない」と真顔で首を傾げちゃいたくなるような感じです。
がっ!
ちゃんと年末は私の元にもやってきていて、昨日から会社が年末年始の休暇に突入。
やっぱり休みは嬉しいですね~~。YEAH!!
大晦日や元旦は、実家で何気なく時間が過ぎていきそうなので、自分時間を満喫するなら今日が最適。
なので休暇を満喫すべく、仁くんがニコヤカに語ってくれているように、今日は久しぶりの「お外ノートタイム」を満喫しに行ってきました。
検査結果にホッとしたことや、転院先でも同じように「良い見立て」をしてもらい、随分と精神的に重たかったものが軽やかになれてきています。
目の前が真っ暗で取り乱していた当時は、自分の好きなこともスコーンと意識から抜けたように興味が持てなくなり、ノートを開くことも出来ずにいました。
好きなことを楽しめるというのも、自分の身体や心が元気じゃないと難しいんだなぁ
というのをしみじみ実感しました。
ニワトリが先か、卵が先かではないですが、元気がないからこそ元気になるために「好きなことやリラックスできること」をやってみるというのも大事なことではありますが、本当に何もできないくらい落ち込んでしまっている時はエネルギーが全くなくなっちゃって活動できないんですよね。
落ち込むことだって大事な時間です。
落ち込むのに「全身全霊」でエネルギーを注いているのですから、他のことをするエネルギーが湧かなくてもしょうがないですし、落ち込む自分を無視してしまうと、不消化な感情や思考が残ってしまってグジグジと長引いてしまいますもんね。
全力で落ち込むのだってエネルギーを激しく消耗することですから、いつまでも「落ち込み続ける」ことはできないんだろうなぁ。
「もう落ち込むのはいいかな…」と思えるまで落ち込み抜いた後で、少しずつ他のことにもエネルギーを回せるようになってきたら、そこでようやく『好きなこと』『心地よいこと』に意識を向けて、自分を笑顔にすることでエネルギー充電していく。
エネルギー充電をするための「コンセントを繋ぐ」ための体力がないくらい落ち込んでいる時には、無理をしないで落ち込んでいる自分を許し続けることが大事なんですよね。
そうこうしているうちに、コンセントに電源を挿そう!と思えるくらいに回復していきますから。
できないことは無理しない。
落ち込んでいる自分でもいい。
当たり前すぎて「分かってる」つもりのことも、エネルギーが満ちている時には忘れてしまいがちです。
今回改めて、落ち込んでいるときには「落ち込んでいる自分を救う行動をしてあげたいと思っても、そうできないくらい力がなくなる自分がいる」ことに気付き直せました。
私の腫瘍は「境界悪性」と言われていますが、幸いにも腫瘍マーカー値も低く画像所見上でも良性の性質を見せてくれています。
転院先の先生から、「多分、卵巣腫瘍だろう」と言われていると昨日のブログに書きましたが、画像上では「卵巣」「盲腸」のどちらの腫瘍なのかが断言できないのだそうです。
実際に手術をして「お腹の中を見て」初めてハッキリするらしく、それは腫瘍の性質も一緒。
画像上では良性に見えていても、実際の腫瘍を病理検査して「悪性要素」が見つかる可能性もあるということはおじーちゃん先生からも言われていますから、現段階では心からホッとできる状態ではないけれど、結果が出るまでの数日間と比べたら、果てしなく気持ちは軽やかになれています。
結果を待っている数日間、眠れず食べれずを経てようやく眠れたと思ったら、寝ていたのに動悸がして過呼吸のような状態になって飛び起き、訳の分からない不安で叫びそうになったり…というのを繰り返していました。
記事の中でも書きましたが、余命宣告を受けて大きな不安で取り乱すことは普通のことで、それでも少しずつ現実と折り合いをつけていく時間の目安が「2週間」なのだそうです。
あくまでも「多くの人が2週間くらいで最初の衝撃期から変化を感じ出す」という目安であって、2週間で受け入れる訳ではないと思います。
それでも、このどうしようもない落ち込みが「2週間」を経て少しは軽くなっていけるんだ…と思うことは、かすかな希望でもありました。
もしも悪いものであれば、気持ちが完全に晴れるのには相当の時間がかかるものだろうとは思うけれど、このどうしようもない気持ちが永遠に続くものではなく、少しずつ変わって行けるもの。
そのファーストステップが2週間。
先にも書いた通り、私は幸いにも一番恐れていた結果ではなかったこともあり、結果を受けて随分と気持ちが晴れて楽になれましたが、時間と共にまた気持ちも変化していくものだなぁ~というのも感じています。
どうしようもない落ち込みの中にありながらも、不思議な腹のくくり方ができるように変化したり、完全に大丈夫とは言えない状態であっても「今、生きてるし!」と未来を想像し過ぎる自分を現在地に戻していこうとする気持ちも持てるようになりました。
時間が必ず良い助けになるとは言えないけれど、時間が過ぎていくことで「今とは違う気持ち」「今とは違う助け」を得られて、落ち込み続ける状態も変わって行ける。
だから「何もせずにただ落ち込んだ状態を過ごす」しかできなくても、その時間もちゃんと、その時間もきっと、意味のある変化の時間。
大事な大事な、自分のために過ごす時間。
ちょっと話が前後しちゃいましたが、久しぶりに「好きなこと」であるノート時間を楽しむことができました。
病気発覚後、ノートを開く気持ちになれなくて、それでもノートは持ち歩いていました。
ようやくここ数日で「書きたいなぁ」と思えるようになってきたので、今日は「リフレッシュ」も兼ねて近くのスターバックスに行ってノートタイムを満喫しました。
そしてね、スターバックスに行ったのは、優しい思いを受け取ったからなんです。
骨盤内腫瘍があるというブログを書いた翌日、ブログを読んだお弟子さん仲間の「フウカちゃん」が気にかけてくれてメッセージを届けてくれました。
『少しでもリラックスできる時間がありますように』というメッセージと共に届いたのが、ドリンクチケット。
ありがたくて、暖かくて、嬉しくて。
優しい思いを受け取らせていただき、近くにあるスターバックスで「自分をリラックスさせる心地よい時間」に活用させていただきました。
大好きなことを楽しめるくらい、気持ちが軽くなっていること。
大好きなことをするからこそ、よりリラックスして元気を充電できること。
チケットをレジに提示した際に、届けてくれたフウカちゃんの顔を思い出して暖かい気持ちになれたこと。
私を気遣ってくれる人がいることが、暖かい毛布のように心地よいと感じれたこと。
そしてこの場で、新しい手帳をご開帳したのも楽しい時間でした!!
ノートは好きだけれど、手帳はどうにも上手に使えない(自由に書けない・日付部分を持て余すため)でいたので、もう何年も手帳を買うことはなかったのですが、今年は自分の気持ちや諸々を日記のように記録していこう!と思い立ち、急きょ購入を考えた結果…
ほぼ日手帳のweekという縦長タイプ
の手帳を購入しましたー。
表紙がかわいいものもありましたが、ハードカバーのノート類が苦手なこともあり、ソフトカバータイプで仁くん色の白をチョイス。
久しぶり de 新しい挑戦!という感じがしてワクワクします。
使いこなせるか、書き込み続けられるか、来年の末に「あちゃー」って言っているかもしれないけれど、未来の私がどんな結果を発表するのかも込みで、分からないけれどちょっと楽しみです。
好きなことを楽しみたいと思えるくらいに、非常事態だった私の日々が、日常を取り戻せていることも嬉しいな。
ではでは。
2023年も364日目の今日も、こうやってブログを書けたことにニッコリして!
朗らかな土曜の夜をお過ごしくださーーい。
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