(お悩み相談)不安症の症状は減ったのですが「無」が多く、楽しいこともよくわからず、何のために生きてるのかわからなくなります。
こんにちは。
あなたの心の痛みや悲しみの傷に優しく絆創膏を貼る「心の保健室」を目指しているマミコです。
子供時代、大きなアイスを食べるのが夢でした。
大きなアイスを妹たちとスプーンですくいながら「そっちの方が大きい!」「それは2回分の大きさ!!」などと、自分じゃない人の方がいっぱい食べるんじゃないかとお互いに目を光らせて、大きなパックの贅沢アイスがあるだけで、学校から家に帰るのが楽しかったなぁ。
大きなパックのアイスと言えば、やはり昔からあるレディーボーデン♡
先日Twitterでちらりとつぶやきましたが、気持ちがちょっと揺れていた日がお給料日だったので、自分を喜ばせようと買った『レディーボーデンのイチゴ味』を、毎日ちょっとずつスプーンですくっておやつの時間にジタバタしていました。
スプーンで数口食べると満たされて、またすぐに冷凍庫にしまって…と食べ続けてきましたが、いよいよ今日で底が見えてペロリと完食でした。
今度は抹茶味にしようかなー?
バニラも捨てがたいし、コーヒー味も気になるなぁ。
って、ダイエットはどこ行った?!って感じですが、おいしくヒンヤリが楽しい季節になってきましたもんね。うふふ。おいしいって幸せです。
連日食べていたアイスの話をした後は(注:誰にも頼まれていない前置き)ブログに届いたお悩み相談をしたいと思います。
まみこさん、いつも癒しのブログありがとうございます。完璧主義だから自分軸にしなきゃ!とか自分に寄り添わなきゃ!としんどくなる時にここに帰ってきます
以前も相談したのですが、手放せない結婚できない元彼?のことです。
私は昔から恋愛依存症で、彼との関係では彼がすごく愛情深いのに超自立系ということもあり、依存が加速、最後は空っぽになってしまい不安症と共に旅に出ることにして約半年経ちました。
彼とはただの友達だし、遠距離なのに、依存やかまってちゃんは旅の不安で加速して激しくなり、ついに山で遭難!車で大事故!(かまってほしいから引き寄せた気がします涙)
彼は彼らしく「無事でよかったじゃん、おめでとう!」と。
私は遂に爆弾落としました。ギャーギャー喚いた後、ブロックして欲しいと伝えました。彼への執着でこんなことになった、でも私は執着しててブロックできない、こんな自分が嫌だ、と。遂に彼も返事をしてくれなくなりました。
そこから私の依存は加速!なんで返事してくれないのー!とメールと電話の嵐。
このまま旅をフラフラすることも、彼への執着がなくならないことも、また恋愛しても更にひどくなることが怖すぎます。
不安症の症状は減ったのですが「無」が多く、楽しいこともよくわからず、何のために生きてるのかわからなくなります。
長い階段、疲れてしまいました。
兎に角自分の味方でいることだけはしています。
ご相談:みきさん
みきさん、こんにちは。
今のお気持ちを届けていただき、ありがとうございます。
少しバタバタしていてお返事がすぐに書けずでしたが、メッセージをもらってからみきさんの事が気になっていました。
> 彼とはただの友達だし、遠距離なのに、依存やかまってちゃんは旅の不安で加速して激しくなり、ついに山で遭難!車で大事故!(かまってほしいから引き寄せた気がします涙)
まずは…
車で大事故とありましたが、みきさんの身体や調子は大丈夫でしょうか??
その後の彼とのやり取りの文脈から、大きなケガ等はなく無事だったようでホッとしましたが、事故は後から痛みが出てくることもあると思いますので、くれぐれも無理されないようにしてください。
『かまってほしいから引き寄せた気がする』とありましたが、それも事故につながる要因だったのかもしれませんが、もしかしたら
ちょっとここで足を止めて、自分のためにしっかり休みなさい
というメッセージも含まれているのではないかな??と、お悩みを読ませていただいて感じました。
これは自戒も込めて…なのですが、私もついつい「歩みを止めるってどうしたらいいの?」と、常に動いていようとする節があります。
泳ぐのをやめると死んでしまうマグロのような感じで、自称「マグロ女子なのよね~」と言っていますが、行動力があって頑張り屋さんで、今までの経験で『何でも自分でやり遂げてきた(やり遂げるしかなかった)』人は、自分がもう頑張れないくらいにヘロヘロでも、それに気付けずにまだ前に進もうとしてしまいます。
すると、急な発熱や体の痛みなどで休まざるを得なくなったり、それでも無理をし続けると本格的な病気で「強制休養」を取らざるを得なかったり、みきさんのように事故にあって足止めされてしまうことがあります。
幸いにも無事であったのは「これ以上無理したら、命だって危険なんだからね!!ちゃんと自分を労わって休憩してよね!」という、自分の奥にある無意識(潜在意識)からのお知らせなのかもしれません。
> 私は昔から恋愛依存症で、彼との関係では彼がすごく愛情深いのに超自立系ということもあり、依存が加速、最後は空っぽになってしまい不安症と共に旅に出ることにして約半年経ちました。
彼への思いや依存という状況を抱えながら、空っぽに燃え尽きるまで恋愛で力を使った後に、不安な気持ちや落ち着かない感情を抱えたまま旅に出て半年。
その間に、本当にリラックスして休む時間はどれくらい取れていたでしょうか???
旅は気持ちを変える力がありますし、非日常なので刺激が溢れていますから、高揚した気分になれたり悲しみを和らげてくれたり、自然や出会う人との関りで傷が癒される力があると思いますが、半年もの旅の時間というのは、それなりに疲労も蓄積していると思います。
パワーがあって頑張れる人は、どうしてもブレーキを踏むタイミングが遅れてしまって、気付いたらとっても疲弊している…という事が多いので、ぜひ疲れに関する次のチェックをしてみてください。
ご紹介するのは「HALTチェック」というものです。
HALT(ハルト)とは、ドイツ語で『休息する・停止する』という意味の言葉ですが、疲れをチェックするための4つの言葉の頭文字をつなげたものです。
HALTチェックをしてみよう!
1)H=ハングリー(hungry・飢餓)
栄養、食事はちゃんととれていますか?
偏った食事や、ジャンクフードばかりで胃が重たくなってしまっていませんか?
私たちの身体を動かすためのエネルギーは食事から取り入れますが、これは言い換えると「ガソリン」のようなものです。
ガソリンが十分でなければ力が出ずに車は動きません。
また、汚れたガソリンや不純物の多いものや、車に合わないガソリンでは車が故障するように、私たちの身体を動かすための『食事』をいい加減にしていると、やはり力が出なくなってしまいます。
2)A=アングリー(angry・怒り)
怒りがあれば、それをちゃんと自分で「分かってあげて、上手に処理」することが必要です。
怒りは相手にぶつけると関係性が壊れる危険な感情ですから、罵詈雑言をノートに書き殴ったり、体を思い切り動かしたり、ワンワン泣いたり、海辺でお腹の底から「バカヤローー」と叫んだりして怒りを発散させることは大事な事です。
要らなくなったお皿を新聞紙などで包んでから幾枚か重ねたビニールの中に入れて、怒りの言葉と一緒にお皿を叩き落として割るのもスッキリします。
巻割体験や、鍛冶道場などの体験場所で、思いっきりハンマーを振り下ろすなどもおすすめです。(私は過去に怒りの発散で鍛冶道場体験をしています)
怒りはとても強い感情なので、押さえたり飲み込むのにパワーが必要です。
怒りが溜まっていれば、それを上手に発散することが大事ですが、何に対してどんな怒りを持っているのかを『自分との対話』で聞いてあげて、「それはムカつくよね」「そんなことされたから悔しいんだね」と、自分の理解者として自分の肩に手を乗せて、自分をヨシヨシとさすってあげてください。
3)L=ロンリー(lonely・淋しさ)
怒りは「感情の蓋」と言われていて、実はその下には、悲しみや寂しさという感じたくない気持ちが隠れています。
自分のために、思いっきり涙を流してあげることも自分を愛する優しい行動です。
泣ける映画や本を見たり、彼には決して届けることはない「分かって欲しかった気持ち」を手紙に綴ってみるのもいいかもしれません。
書きながらきっと怒りも悲しみも湧き上がると思いますから、そこで悲しさが溢れたら涙が枯れるまで泣きましょう。
また、寂しさや孤独はストレスが強い時ほど感じやすいものです。
怒りもそうですが、悲しみや寂しさが深い時には、信頼できるお友達に『何も言わなくていいから、私の話をただウンウンって聞いて欲しいの』とお願いして聴いてもらうのも救いになります。
お友達には言えない…のなら、カウンセリングを使うのもいいですね。
話をするだけで気持ちが整理できて、心の中にいっぱいになっている感情に隙間ができて楽になれると思います。
4)T=タイヤード(tired・疲れ)
自分を救うため!とはいえ、過活動になればやはり疲労が蓄積するものです。
ちゃんと眠って、朝起きた時にスッキリして起きれていますか?
もし、朝起きてすぐに体が重かったり頭がぼーっとしていたら、それは「体がしっかり休息できていないよ」というサインです。
体の疲れは侮れません。
疲れが溜まっていると判断力や思考力が低下しますし、どうしてもネガディブな感情に引っ張られてしまいます。
疲れていない時には気にならないような事にも敏感に反応して、自分を虐めてしまったり攻撃してしまうことに繋がりますから、体の疲れにも気を配ってあげましょう。
* * *
心が疲弊して悲鳴を上げている時には、どうしても思考を使って自分の感情を見ようとしてグルグルしてしまいますが、体と心は切り離せずに繋がっているので
実は体が疲れ切っていて、心も痛みや悲しみに落ち込んでしまう
という事が多々あります。
もう本当に何度ブログで書いたか分からないくらい「定番」の声がけなのですが、アントニオ猪木さんの言葉である
元気ですかーー?!
という呼びかけに、即座に「元気でーーす!」とこぶしを突き上げて立ち上がれるかどうか、というのはとっても分かりやすい指針の1つだと思っています。
本当に「元気があれば何でもできる」んです。
そして、元気ですか?という呼びかけに、元気いっぱいに応答できない時は、ちゃんと体を休ませてあげてることが大切です。
しっかり休んで元気になれば、また心を立て直す力だって持てますから。
> 彼は彼らしく「無事でよかったじゃん、おめでとう!」と。
> 私は遂に爆弾落としました。ギャーギャー喚いた後、ブロックして欲しいと伝えました。彼への執着でこんなことになった、でも私は執着しててブロックできない、こんな自分が嫌だ、と。遂に彼も返事をしてくれなくなりました。
> そこから私の依存は加速!なんで返事してくれないのー!とメールと電話の嵐。
事故の後、もうちょっと優しい言葉や気遣いのある言葉を…と思うものですが、こんな風に「無事でよかったじゃん」と軽い言い方が出来るのは、みきさんが本当に無事だったからこそですもんね。
男性は女性ほど感情に敏感に寄り添った言葉を届ける能力がないことに加えて、超が付くほどの自立な人であれば「心配した分だけ、ホッとした時に素っ気ない言い方」しか言葉や態度を持っていないのかもしれません。
感情を表すのが苦手であれば、事故の一報を受けて心配した分だけ「よかったー」などと安堵の態度を示すのが恥ずかしくて、ついつい素っ気ない言い方や嫌味が態度を取ってしまった…のかもしれないですよね。
みきさんが書いてくれているように「彼らしい」態度だったんですものね。
そして、彼の事を考えると苦しくなっちゃって自分を見失うほどに、彼のことでいっぱいのみきさんが、自分ではブロックできないから…と、彼に連絡を絶つようにお願いした後で、やっぱり連絡がないことで取り乱してしまうくらいに
私は彼の事がめちゃくちゃ好きで、どうしようもないんだ
と、好きで好きでたまらないことに、まずは白旗を振っちゃいましょう。
大好きでどうにもならなくて、矛盾したことをして困らせたり、依存して執着しちゃう私がいるんです。
それを「いい・悪い」でジャッジするのはもっとずっと後でいいので、今はこんなにも好きで感情に支配されているみきさんの気持ちを、ギューーッと抱きしめるようにして「大好きでたまらないんだもんね」と分かってあげ続けましょう。
自分を責めたら手放せるのならば、責めることは効果的かもしれませんが、何をしても彼のことで頭がいっぱいで苦しいのに、そこに自分責めを加えて疲弊させて、状況が改善していないのであれば
あーーっ、もう!
好きで好きで、どうしようもない私がいる!!
と、自分を肯定してあげて、その気持ちをただただ受け入れてあげてください。
彼への執着が「まだ」手放せないならば、それと共存しながら、自分を立て直していくことに意識を向けていきましょう。
実は私も、過去に好きだった人に依存しまくり、執着を手放すまでに「5年近く」もの時間が必要で、手放すなんてきっと無理に違いない!!と思いましたが、
執着していてもいいし、私は私の気持ちを分かり続けてあげよう。
それを相手にぶつけることはできないけれど、自分の中にある気持ちの事は、自分が無視せずに大事に守ってあげよう!
振り向いてもらえなくても、好きでいてよし!!
と自分の気持ちに腹を括って「執着したまま生きてやる!」と決めたら、なんだか不思議と執着がほどけていって、ちゃんと手放すことが出来ました。
とことん執着する自分でいい、と言ってから執着を手放すまでにも1年半以上かかった気がしますが、自分の気持ちを否定せずに『分かってあげ続ける』ことが、自分を楽にするための力になってくれたと思っています。
> このまま旅をフラフラすることも、彼への執着がなくならないことも、また恋愛しても更にひどくなることが怖すぎます。
> 不安症の症状は減ったのですが「無」が多く、楽しいこともよくわからず、何のために生きてるのかわからなくなります。
気持ちは波と同じで、寄せては返し、荒れたり凪になったりを繰り返すものです。
好きというのも感情ですから、執着が手放せてきたように見えて、また好きが溢れる…というのを繰り返しながらも、その気持ちをみきさん自身が分かってあげていると、不思議と凪に近付いて行けるようになります。
不安になったり、安定したり。
それが普通なんです。揺れて当然なんです。
だから、どうぞ、自分のことをこれ以上責めてしまわずに「揺れるのは人間だからしょうがないんだもんね」と優しい言葉を自分にかけ続けてあげてください。
怖い・不安だ・どうしよう…
こう思っている時は、自分に対してとっても注目している状態で、意識がグッと内側に入って自分を縛りあげています。
知らず知らずのうちに体にも力が入りますから、そんな時は「考えても今は答えが出ないんだから、別の事しよう!」と声に出してみて、好きな事やみきさんが緩めることをしてみてください。
心から楽しめなくてもいいんです。
お風呂で力を抜いてみたり、リラックス効果のあるハーブティーを飲んだり、目の前のスイーツをしっかり味わってみたり、そうやって意識をガチガチの状態から緩めるだけでも、気持ちが軽くなったらその分だけ自分が楽になれます。
そうしたら「やったね!」と自分を褒めてあげてくださいね。
それから、楽しめない・何のために生きているか分からない…というのは、いわゆる「燃え尽き」の状態です。
燃え尽きている時は頑張る時ではなく、自分をとにかく休ませて労わる時です。
というか、頑張る力ももう残っていないはずです。
燃え尽きの状態はしばらくしんどさが続きますが、再生に向かうための「休みの時間」でもあります。
季節で言えば冬の時期で、この時期は種まきや収穫には適さずに、ひたすら待つだけの時間ですが、冬を越えなければ春は巡ってきません。
けれど、必ず春が巡ってくるように、燃え尽きた後はゆっくりとまた新しく活動する力を持てるようになれます。
> 長い階段、疲れてしまいました。
> 兎に角自分の味方でいることだけはしています。
今やれる範囲で出来ていることを、「それで精一杯だもんね」と認めてあげましょう。
そして、もう頑張れない自分を少しでいいから休ませてあげましょう。
自分の味方でいることは、とっても素敵な事ですから、ぜひぜひこれからも自分のよき理解者であり続けて欲しいのですが、頑張る力がない時は「自分の味方がうまくやれない」事があっても、責めずに許してあげてくださいね。
自分の味方には、この先もずーーっと時間をかけてなって行ってあげられるのですから、時につまづいても間違っても、大丈夫ですから。
疲れ果てるくらいまで、全力で恋をしているみきさんですもの。
情熱的で素敵な女性だからこそ、その素敵さを輝かせるためにも、急がば回れではないですが「積極的な攻めの休息」と思って、歩みを意識的に緩めてあげてください。
頑張り屋さんに「頑張るな」というのは難しいので、ぜひおすすめしたいのが
「頑張るところ」と「頑張らないところ」を作ることをしよう
というものです。
ここまでは頑張っていいけれど、疲れているからここは緩めよう…というように、手を抜く場所を用意してあげて、自分が疲れ果ててしまわないように、妥協点を見つけることをしてみてくださいね!
それから、頑張っている自分が「心地よいのか」「疲労困憊なのか」を、自分で指さし確認することも大事です。
心地よい頑張りであれば「よくやったね!」と褒めてあげて、疲れを感じるのであれば「頑張り過ぎのサインだ!ゆっくり、ゆっくり」と自分に声がけをして、意識的に歩みをゆっくりにしましょう。
そうやって少しずつ、頑張り過ぎを緩めてあげながらしっかり休息を取って、そうしているときっと「体力・英気」が戻ってきて、活動したくなるはずですから。
頑張り屋さんのみきさんが、自分の心と身体を休めるために、なにかちょっとだけでもヒントになるものがあればいいなと思ってお返事を書かせていただきました。
自分のために休むのも、自分への暖かいプレゼントです。
休み慣れないとむず痒かったりしますが、事故という大きなサインがあったわけですから、少し歩みを緩めなくちゃ危険だよね!と思ってあげて、栄養を取ったり感情を吐き出したり、しっかり睡眠をとってあげて、自分を慈しみ癒してあげられますように。
新潟から愛を込めて。
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あなたのお悩みを、ブログで記事にしてもいいよ!という方は、ぜひお悩み相談を送ってください。
私なりの形で、あなたのお悩みに寄り添いたいと思っています。