【ココロノマルシェ】人生の時間をつまらなく浪費してしまう自分が情けなく、もったいないと感じ、気持ちばかりが焦ります。
土曜日は寝坊しても大丈夫な日!
なのにうっかりいつも通りに目が覚めてしまい、お水を飲んでギンちゃん・仁くんに朝ごはんをあげて、少しボーッとした後で
土曜日ダイブ!!
と宣言してベッドにもう一度バターンと倒れこみ、朝日を感じながらゴロゴロと二度寝。
幸せな気分で8時過ぎまでベッドで過ごしましたが、さすがに熱くなってきてエアコンを入れようと起き上がり、至福の二度寝を終えました。
なんで二度寝って幸せな気持ちになれるんでしょうね〜。ご機嫌なマミコの朝のお便りをしたところで(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。
いっそ鬱病や躁鬱病を患っていると言われた方が楽になると考え、悲劇のヒロインのように独りよがりの暗い考え方、殻に閉じこもってしまいます。
本当は人と接するのが好きで、人と接していると自分も気持ちが明るくなれると思っていました。
しかし大学生の頃から気分の浮き沈みが激しくなり、ストレスを感じると「食」に走るようになり、体型にコンプレックスを抱きながら、それを周囲には笑顔で隠しながらも今までは歩んできました。
調子が良い時はダイエットに前向きに励んでいる時期で、
逆に「食」に依存し体重が増加すると、気持ちの低迷に繋がることは重々理解しています。
今まで幾度もダイエットを繰り返してきては、リバウンドも繰り返し、気分の上がり下がりを幾度となく繰り返してきました。
せっかく好調を維持していても、ストレスにさらされると自分でわざと太るように食べていると、その弱さに最近気付き、もうこれ以上いくら気持ちを前向きに持っていってダイエットをしたところで、結局もとに戻り、どうせまた落ち込む、何度やっても意味がないのだと思うようになりました。
また、自分の気持ちが滅入る原因を何かのせいにしたがるからか、今の仕事が悪い、今の環境から逃げたい、リセットしたいという思考もやめられず、余計自己嫌悪で首を絞めています。
今までも色々とセミナーに参加したり本を読み気持ちを前向きにするよう試してきました。
しかし、自己肯定感を一時期上げても、どうせまた下がって続かないのだとすぐに考えてしまい、正直、この繰り返しに疲れてしまいました。
こんなふうに、人生の時間をつまらなく浪費してしまう自分が情けなく、もったいないと感じていて、気持ちばかりが焦ります。
拙い文章で申し訳ありませんが、
「どうせ元に戻る、どうせまた落ち込む」と考えないようにするための、希望を持ち続けるためにモチベーションを維持する切り口となる考え方を、ご教授いただけないでしょうか。
相談者:ちあきさん
ちあきさん、はじめまして。
自己肯定感を高めるって、なんだか難しいですよね(← 経験談)。
もともと自分を肯定する力がある人であれば、あっという間に自分を認めて大好きになれるはずなのですが、ずーっと時間をかけて自分はダメなんだ!!と思い込んで来た人であれば、簡単に自分のことを肯定する事が出来ずに、出来ない自分にダメ出しをして自己攻撃してしまう…
良かれと思ってやっている事が「自己否定」につながって、自己肯定とは反対側に自分を追いやっている事って結構あると思うんです。
> いっそ鬱病や躁鬱病を患っていると言われた方が楽になると考え、悲劇のヒロインのように独りよがりの暗い考え方、殻に閉じこもってしまいます。
ちあきさんは「自分を好きになりたい」「自分を変えたい」といっぱい取り組んできたんですもの。
色々やるのにちっとも楽になれなくて、望んでいる理想の自分から離れてしまっていくことを繰り返していたら、いっそ病気のせいにしたくなる気持ち、よく分かります。
どうしたらいいの?!と行き詰まってしまっている時は、ポジティブに考えようなんて思えませんもの。
いきなりですけれど「ネガティブな殻に閉じこもるしかできない今の自分でもしょうがないよね」と言ってあげるのが【自己肯定】なんです。
ちょっと考えてみませんか?
暗い考え方・殻に閉じこもるちあきさんは、今までたくさん自分を変える努力をしてきたと思いませんか?
ダイエットもそう。
自分の気持ちを押し殺して人には悟られないように頑張って振舞ってきて、本当は辛いこともコントロールできない気持ちもあったのに、それをずっと押さえつけて頑張り続けたんです。
感情は無視したり抑え込むと消えるどころか溜まっていき、突然爆発します。
ちあきさんにとっては「過食」という方法で、自分を攻撃して表現していたんだと思うんです。
私はこんなにしんどいんだよ、私はこんなに自信がないんだよ、と心は苦しいと悲鳴をあげていることを「体系へのコンプレックス」を加速させて、自分で自分を傷付ける行動を取って、気付いて!!と一生懸命訴えていたんではないでしょうか?
もしかしたらちあきさんの中には、沢山の「○○でなければならない」「○○でなければ愛されない(価値がない)」という思いがあって、その一つに体型のこともあったのかもしれませんが、ずっとずっと自分を監視して、ダメ出しをしてきてしまったのだとしたら
もうしんどいよ。
何をしても認めてもらえないし、何をしても私はダメなんだから
いっそ「自分の価値を探す」なんて事をやめて、ダメな私の殻に閉じこもりたい。
本当に苦しい。助けてほしい。
と、願うのではないでしょうか?
殻に閉じこもりたくなるのも、こんなに頑張ってきたのであればおかしなことでもなんでもないですよね。
もう一度、ちあきさんに届けますね。
ネガティブな思考になってしまうのも、殻に閉じこもってウツウツしてしまうのも、しょうがない事だものね。
本当に、よーく頑張ってきたんだもん。
いいんだよ、ネガティブな時があっても、そこにどっぷり浸かっても。
人間どんな人も、ポジティブな気持ちの時もあればネガティブな気持ちの時もあるんだもの。いいんですよ、マイナス思考でも。
悲劇のヒロインのように考えている自分はダメだ、とちあきさんは自分を否定してしまっていますが、人間には波があります。
いい時もあれば、悪い時もある。ポジティブに考えられる時もあればネガティブに寄ってしまう事もあるのは当然です。
どうしても前向きになれない時があってもOKなんです。
今は元気がない時期なんだなー、って思うだけでいいんです。そういう時期はダメ!と攻撃する必要なんてどこにもないんですから。
> 今までも色々とセミナーに参加したり本を読み気持ちを前向きにするよう試してきました。
一生懸命「自分を愛そう」としてこられたんですね。
セミナーや本から、ちあきさんにとって「やれそうな事」「いいなと思う事」は見つかりましたか?
もしもちあきさんにとって「これは合っているような気がする…」というものがあれば、また元気が湧いてきた時に、自分を愛するために実行するのはステキな事ですよね。
この文章の中にある「前向きにするように」という部分に私は引っかかってしまったのですが、ちあきさんの中で
前向きに元気に自分を肯定して楽しめていない私はダメだ、という思いはありませんか?
この状態がOKで、それ以外はダメ!と決めてしまっていませんか??
前向きになれない私はダメだ!という観念が強ければ強いほど、気分が乗らない時や暗い気持ち、立ち止まって休む事を許可できず自分を認めてあげられない状態になります。
頑張り屋さんで努力家さん、真面目で向上心があるからこそ、自分を追い込んで苦しめてしまっているのかもしれませんね。
自分を好きになれない、自己肯定感が低い状態から脱せていないからダメなんだ…と思ってしまいますが、自己肯定感は万能ではなく
自己肯定感が上がっても、気分が落ち込む日もあれば、問題を前にして立ち尽くす事もありますし、悩む事もあります。
> しかし、自己肯定感を一時期上げても、どうせまた下がって続かないのだとすぐに考えてしまい、正直、この繰り返しに疲れてしまいました。
ちあきさんの気持ち、私も自己肯定感が地中にめり込むくらい低かったので、本当によく分かります。
自己肯定感が高まると体がピンクになる、などの分かりやすい変化があればいいのですが、あくまで「自分がどう思うか」という分かりにくい上に劇的な変化を感じないものを相手にしているのですから、本当にこれでいいのか?私は変われているのか?と変化に気付けないまま、気分が落ち込む時期に突入してしまったりすると「やっぱりダメなんだ」と変わっていないように見える自分に落ち込み、その繰り返しに疲れてしまうんですよね。
私は前よりずっと「自己受容」できるようになり、そのおかげで少しずつ自分を肯定する事もできるようになってきましたが、それでも先週は久し振りに自己嫌悪と苦手な人への黒い思いにモヤモヤとして「何も変わっていない…」と自分を責めるモードを発動しました。
そんな時に思い出すのが、先程ギンちゃん(我が家のカッコいい長男)が大きな声で発言していた【自己肯定感が上がっても問題は起きる!】という言葉。
この言葉は根本さんの「自己肯定感本」の中に書いてあるのですが、確かにその通りですよね。
自己肯定できたとしても問題が起きなくなるわけではなく、感情は波のようにいい時も悪い時もあるのですから(当たり前ですが…)それに振り回されたり、頑張れない時だってあるのが普通なんですものね。
ちあきさん、出来た事を少し褒めてみませんか?
お悩みの中で「ダイエット」にも取り組めばきちんと結果を出していますし、自己肯定感についても「一時期上げても」という言葉からも、ちゃんと肯定できてじぶんをいいな!と思える事ができるって、すごい事じゃないでしょうか?
私たちは大好きな人が何かを頑張って努力している事を知っていると、些細な変化であってもそれを見つけて「すごいじゃない!」と褒めてあげる事ができます。けれど、自分に対しては難易度の高い要求ばかりをしてしまうので、全然ダメだ!と小さな変化にはNOを突きつけてしまい、大きな変化じゃなければ「すごい」と言ってあげられない事が多々あります。
だからこそ、小さな変化を見てあげる事が「何も変われていない」と自己否定をすることを阻止し、自己肯定につなげることの第一歩です。
ずっと自分を否定していたんです。
ずっと自分を嫌ってきたんです。
だとしたら、ちょっとずつ「いい…かな?」というところを見つけるだけで精一杯ではないでしょうか?
私たちには潜在意識と顕在意識があり、顕在意識というのは私たちが思考して使っている意識の部分です。
意識の持つ強さの割合は、顕在意識が5%に対して潜在意識は95%とも言われ、圧倒的な差があります。
5%の力しかない顕在意識で「自己肯定して自分を好きになるぞ!」と変化を願って行動していても、無意識の領域である潜在意識が「やだ!変わるの怖いもん」と抵抗していたら、潜在意識の力の方が強力なので、そこに引っ張られて抵抗します。
私たちの潜在意識は「変化することを嫌い、現状を維持しようとする」という特性がありますから、引っ張られてしまってうまくいかない…のはしょうがない事なんです。
人は変化に抵抗がある生き物なんだ、と知っておく事で「上がったり下がったりでダメなんだ」と思うことを少しだけ緩められるのではないでしょうか?
マリッジブルーという言葉があるように、人は自分にとって願っている良い変化を前にした時にも、それに抵抗を感じて苦しんだりするんですもの。
変化する時にはストレスを考えて立ち止まったり、うまくやれない事があってもしょうがないんです。
どうしても前向きになれない時があってもいい!とOKを出してあげる事で、自分の気持ちを楽にしてあげるのも「自己肯定」の一つです。
> 人生の時間をつまらなく浪費してしまう自分が情けなく、もったいないと感じていて、気持ちばかりが焦ります。
焦るのも情けなくなるのも、それだけ「自分を大切にしたい」という思いが強い事の現れだと思うんです。
早く理想の自分になりたいし、楽になりたい、辛く苦しいからこそそう思って身動きできない自分を情けなく感じたり、動けない時間を無駄に感じてしまいますが、動けない時はしっかり休むための時間です。
休みたい時は休む。
何もしたくない時は休む。
これでいいんです。焦っても動けない時というのは、心が「休ませてください」と必死にSOSを出している時。
動けないのに無理をして動くと、よりしんどさは増しますし、無理矢理動いているのでうまくもいかず、自己嫌悪することに繋がってしまいます。
私も「このやり方はいいな〜」と思って取り入れている方法を少しご紹介しますね。その方法とは
セルフジャッジをやめる
というものです。
これは「今の自分の状況・感情を俯瞰で見る」というやり方なのですが、状況や出来事に感情をくっつけてしまわずに切り離して見てみる、というもの。
【出来事】いつも同じことを繰り返して時間を使っている
【状況】時間をいっぱい使って焦っている
という事柄に対して
【感情】浪費している自分が情けない
【感情】もったいない!なんとかしないとダメだ!!
と、出来事や状況に自分で「○○だ!」と感情をくっつけてしまっていますが、ダメだ!というのは全く別物なんだ、と分解してあげる事で状況に自分の感情を勝手にくっつけて自分で自分を追い込んでいるんだなぁ、とみつけてあげるというものです。
そっかぁ、私は今、自分のことを情けないと感じているんだね。私は自分をダメだと焦って自分に対して怒っているんだね。と、切り離した感情部分に寄り添ってあげることで「出来事や状況をダメにしない」であげる事ができると、自分を責める事が少なくなります。
そして、今感じている感情というのは「そうなんだね」「そう思っているんだね」と共感してあげる事で随分と楽になれます。
私も実際に、先週は久し振りにとても暗い気持ちで過ごしましたが、そんな時ほど「自己肯定できるようになってきたのに、こんな事でつまづくなんて」「まだ何も変われていないのか?」「嫌な人がいるっていうのは自分が自分を嫌っているっていう事だよね(投影)?」などと自分を責めましたが、切り離しをして、自分が感じている感情に気づいてあげる事で
怒ってるんだねー。しょうがないよね。
悲しいんだよねー。頑張ってきてたからね。
と、とことん寄り添ってあげたら、暴れていた感情が少しずつ凪いでいくように落ち着いていくのを実感しました。
感情はコントロールしたくても勝手にわいてくるものなので、それを否定するよりも「しょうがないよね」と言ってあげたり「これでいいのだ!(by バカボンのパパ)」のように、受け止めてあげる事で早く楽になる事ができます。
> 「どうせ元に戻る、どうせまた落ち込む」と考えないようにするための、希望を持ち続けるためにモチベーションを維持する切り口となる考え方
三日坊主で何をしてもダメ…と自分を責める癖のあった私に、ある人が優しく教えてくれたのが
ダメなんじゃなくて「合わないという事が分かった!」って思えばいいんだよ。
と言ってくれた時、肩の荷が下りました。
ちあきさんも、元に戻るのではなく「やり方が合わなかった」というだけで、違うやり方をまたやりたいと思った時にやってみる事が出来ればいいと思いませんか??
落ち込むのは「それだけ期待している」からですもの。
変わりたいと願っていなければ落ち込まないんですから、落ち込めるってそれだけ向上心があって頑張っている証拠です!胸を張って褒めてあげましょう!!!
頑張ってきた事、立ち止まって泣いても諦めずにまた歩き出せる事って、私は必ず積み重なって身を結ぶと信じています。
身を結ぶのは「今」ではないとしても、その途中にいる自分は、迷って立ち止まっている自分は、これまでにたくさん頑張ってきた愛しい自分なんです。
ちあきさん、自分を好きになってあげるってとても素敵な作業です。
私たちは本当は「何もできなくても価値があって、いるだけで価値がある」存在のはずなのに、自己否定を続けてしまった結果、
今のままのこのままの私では生きている資格がない。存在価値がない。と思ってしまっているんです。
このままではダメな私なのだから、無理してでも辛くても「何か」を頑張らないといけないと自分を追い込んで苦しめます。
あまりに苦しくなると、そのストレスに耐えきれずに周りのせいにしようとしたり、それができなくなると原因が自分にあるんだ…と自分を追い込んで生きていることすらやめたくなるくらいになる事もあります。
だから、自分を肯定してあげる事が大切なんです。
自分を受け入れて肯定してあげられないと、頑張り続けなくてはいけないから。
走り続け、落ち込み続け、自分を傷つけ続けないといけないのは、本当にしんどい事ですもの。
自己肯定するための方法は、いっぱいあります。
山に登るための道はいくつもあるように、自己肯定するためのやり方はいっぱいあるので、これが合う、これはあまりしっくりこない、というのを少しずつ見つけながら、ネガティブな気持ちを持っている「今の自分」にもゆっくりでいいので
お疲れ様。今まで頑張ってきてくれて、本当にありがとう。
しんどいんだよね。そんな時はゆっくり寝て、美味しいものを食べて、とことん休もうね!
休み飽きたらまた歩き出したくなるんだから、今はしっかり休む時間だね。
こんなにがんばってきてくれたちあきちゃんを、とことんおもてなししてあげなくっちゃだね〜
と労ってあげて、ダメな自分・ダメな時にも寄り添ってあげてくださいね。
ネガティブな時があってもいいんです!!
そして、それがしんどかったらまたココロノマルシェに「うわーーーっ」と吐き出してみてください。(私でもよければ、お悩み相談にブワーーッと放出してくださいね!)
吐き出すことは感情の浄化につながり、話すことで「放す」事ができたりしますから、ね。
頑張ってきた自分の変化って、なかなか自分では気づけませんから、最後に私の好きな言葉を一つお届けします。
そろそろ自分を信じていい頃だ。
今の君は、もう十分あの頃を超えているよ。
(漫画スラムダンクより / 安西先生の台詞)
やってきた事、頑張ってきたことは、きっと自分を知らずに成長させてくれているはずです。
私たちは、変化できる生き物です。成長できる素敵な生き物です。
自分を信じていいんです。根拠なんていりませんから。
ちあきさん、いっぱい頑張ってきましたものね。
頑張り過ぎたら疲れて休むのが必要になりますもの。立ち止まった自分を決して責めずに「よくやってきたね♡」と言ってあげて、ギュギュッと抱きしめてあげてくださいね。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
ココロノマルシェでは様々な視点でお悩みに回答を寄せてくれるカウンセラーが沢山います!
あなたと同じようなお悩みを発見したり、あなたのお悩みを相談したり、あなたのココロが少しでも軽くなるお手伝いが出来れば嬉しいです♡
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
ココロノマルシェとは違いますが、あなたのお悩みを、ブログで記事にしてもいいよ!という方は、ぜひお悩み相談を送ってください。
私なりの形で、あなたのお悩みに寄り添いたいと思っています。