【ココロノマルシェ】結婚したいのですが、自分の理想というものが思い浮かびません。
冷夏というニュースの通り、ずっと扇風機だけで過ごせていましたが今日は午後からどんどん暑さが増し、ギンちゃん・仁くんがあちこちで行き倒れていたので、扇風機にプラスしてエアコンを稼働させました。
夜になってもモワンとした夏の暑さは引かず、こんな日は浜辺でひたすらダラダラするのにちょうどいい日だったのに、予定がキャンセルになったのを理由に、洗濯物を干すためにベランダに出た以外は一歩も外に出ず、メイクもせず、着替えもせず、ゴロゴロと昼寝をしたり起き上がって家の事をやりだして、また力尽きて寝たり…と、久しぶりの「鉄の日」を満喫しました。
※鉄の日とは … 基本は一歩も外に出ず顔は洗うがメイクもせず、部屋着のまま1日を徹底的に自堕落に過ごすという厳しい鉄の掟を守る安息日のこと
私の鉄情報をお届けしたところで(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。
私は、30歳独身で彼氏無しです。恋愛経験もありません。
私は結婚がしたいのですが、どうしても自分の理想というものが思い浮かびません。
母がとても苦労していて、三年前に癌で亡くなりました。
私自身も辛いことが多かったからです。
まだ彼氏もいないのに、自分がもし結婚したとして、生まれてくる子どもがいても苦しめるだけだな、とよく思います。
しかし、独りで生きていく勇気もなく、彼氏も作らないと‼︎と思ってるのですが、案の定うまくいきません。
この先どうすれば、幸せな恋愛結婚ができるのでしょうか。
相談者:きぼうさん
きぼうさん、こんにちは。
幸せな恋愛結婚、私も思いっきり憧れます♡
きぼうさんは「恋愛経験がない」と書かれていますが、それはお付き合いをした事がない、という事を指しているのでしょうか?
片想いだったり、男性から告白はされたけれどお付き合いに至らなかった…などなど、ちょっと恋に臆病なと事があったりするのでしょうか?
具体的な事が書かれていないので、お母様がどのような苦労と戦ってこられたのかは分かりませんが
きぼうさん自身も辛い事が沢山あったと仰っていることから、きっとお母様を沢山支え、助けになってきたのだろうと思います。
お母様の奮闘する姿、耐える姿、傷つく姿を見て
結婚生活って「苦しいもの」「楽しくないもの」「修行のようなもの」「我慢の連続でしかない」と子供心に思ってしまったのだとしたら、幸せな結婚生活のイメージって湧いてきませんよね。
だって、知らないんですもの。
きぼうさん、突然ですが「アオアシカツオドリ」ってかわいいですよね〜
なんといっても特徴的なあの水色の足!そして求愛する時のユーモラスな動きがたまらなくかわいくて、見ていると思わず頰が緩みますよね〜
いきなり私の好きな「動物系」(厳密には鳥ですが)の話をしましたが、きぼうさん、アオアシカツオドリと聞いて即座にイメージできましたか??
もしもこの鳥の存在を知っていたり見たことがあったら、イメージして「分かるー」って言えるのですが、知らなかったらイメージできないと思うんです。
アオアシっていうんだから足が青いのかな?
え?カツオドリって?
え?それってそもそも動物?鳥??
そんな風に思って、全然リアリティもなければ輪郭すら浮かばないと思います。
▼アオアシカツオドリについて
幸せな結婚生活についても、同じ事が言えると思いませんか?
私たちは「知らないもの」をイメージできません。
だからきぼうさんが一生懸命未来に幸せな結婚生活を送りたいとイメージしようとしても、理想になるものが思い浮かばないのは当然ですよね。
そうだとしたら【知る】という事がきぼうさんの理想の結婚生活をイメージするヒントになるかもしれません。
幸せな結婚をしているお友達のお家に遊びに行かせてもらって実際に仲の良い家族の姿を見ることや、長年円満に暮らしている少し年上の先輩や知人から話を聞いたりする事で、幸せな結婚生活を目にしたり聞いたりする事でイメージしやすくなるかもしれません。
この他にも、幸せな家庭の図や恋愛結婚を描いた小説や漫画、ドラマやアニメなどを見ることでも「あぁ、こういうのっていいなぁ」と思えるものがあるかもしれません。
そして「幸せ」の定義も人によって様々です。
きぼうさんはどんな時に「幸せ」を感じ、心が寛ぐのを感じますか?
何をしている時、どんな環境にいる時、どんな瞬間に「嬉しいなー」「心地よいなー」と感じるのでしょうか??
きぼうさんの書かれている文章の中で「辛い事が多かった」と書かれていたので、もしかしたら幸せを感じることを禁止してしまったり、封印してしまったりしていませんか??
幸せは「なる」ものではなく「感じるもの」とよく言われるように
個人が感じ取るものだからこそ、普段から幸せってこんな感じ!というのに触れていなければ、「幸せだと思われるような状況」にきぼうさんが置かれた時にきぼうさんがそれを幸せだと感じられなければ、決して幸せではありません。
なので、普段から出来るだけ「私の幸せ」を感じたり、慣れておく事って大切な事。
私は幸せになってはいけない…と自分の幸せを封印して感じられないようにしているのなら、その呪いを解いて日常のいろんなシーンで幸せだときぼうさんが感じることを意識してみて欲しいと思います。
朝起きた時、晴れた青空を見てうふふって感じる気持ちが幸せだな。
淹れたてのコーヒーの香りを嗅ぐとご機嫌になれちゃうな。
大好物のハイチュウを食べたら頰が緩んで幸せになれちゃうな。
通勤途中で見かける猫ちゃんを触るとグルグル言ってくれてカワイイなぁ。
お部屋に花を飾るとパァッと明るくなって癒されるなぁ。
パスタって大好き!食べていると幸せーって思えちゃう。
紅茶の香りのバスソルトを入れたらバスルーム中が甘い匂いで包まれて、お風呂に入ったらため息がでちゃったー。
お風呂上がりの一杯って、なんで染みるんだろう!最高!!
疲れた体で潜り込むベッドって、これ以上にない幸せ♡
どんどん感じて欲しいんです。
きぼうさんが幸せだと思う瞬間や楽しい、心地よい、伸びやかな気持ちでいられる時間、穏やかに微笑む時を、いっぱい体験してください。
幸せのハードルは低ければ低いほどいいと思っています。
日常の中のさまざまなシーンで「あぁ、こういう感覚って好きだな」「これって幸せだなー」と感じる事が出来るようになってくると
自分にとっての幸せな生活
がイメージできるようになっていきます。
例えば、自然が多いのんびりした空間でリラックスできる自分が幸せを感じるのだとしたら、都会での生活よりも、郊外や田舎でお庭づくりを楽しんだ生活が自分にとっての幸せなものになり、
都会暮らしで流行のスポットが大好きな人にとってはタワーマンションでの生活に幸せを感じるかもしれませんし
幸せはその人の物差しによって違うのですから、自分にどんなものがフィットするのかな?というのを知るためにも「今から日常の幸せをいっぱい感じてみる」事はイメージする上でも大切だと思います。
> まだ彼氏もいないのに、自分がもし結婚したとして、生まれてくる子どもがいても苦しめるだけだな、とよく思います。
きぼうさんの「起きてもいない未来を先取りして心配になる気持ち」とてもよく分かります!!
ほーんと、未来になってみなければ分からないのに、私たちは予測して先に「不安を大きく膨らませて」今悩まなくてもいい事で心を痛め大いに悩み苦しむことをしてしまいますよね。
それはきぼうさんが「子供が生まれたら幸せにしてあげたい」「子供にはイキイキと成長して欲しいのに、私がそうじゃなかったからそうできる自信がない」という未来の子供への愛情があるからゆえの不安や怖れではないでしょうか?
アメリカの研究で「心配事の80%は実際には起こらない」という結果が出たそうなのですが、残りの20%のうち16%は準備をしておけば避けられるものなのだそうです。
実際に心配事が現実になる可能性はたったの4%で、私たちは本当に実現する可能性の低いものを予測して怖れているそうです。
準備(というか心構え)をしておけば防げることも含め、心配事の96%が起こらないのだとしたら、今からあれこれ悩むのは「取越し苦労」ということになりますものね。
とはいえ、いきなり明日から「96%は実現しないらしいから、不安になるのはやーめた」といってやめられるものではありませんので、不安を感じたら「ほとんど不安は現実にはならないんだったなー」と思い出して、未来を予測して不安な場所にいる自分を「今」に戻してあげる事で不安に支配されてもそこから抜け出しやすくなります。
私たちはついつい過去を振り返って後悔したり、起きてもいない未来を予測して不安になってしまいます。
その時に起きているのは【今を生きていない】ということ。
私たちはどんなに思いを馳せても、生きることができるのは「今、この瞬間」だけなんです。
過去にも未来にも手出しはできないからこそ、どうすることもできない先のことで不安になるのではなく、今を生きることに意識を戻してあげることで、不安から解放されていきます。
そして、行きたい未来・なりたい未来を作っていけるのも「今」からなんです。
だからこそ、今を意識して「今できること」をしていく事は、自分をなりたい未来へ導いていくためにも大切な事ですね!
> 独りで生きていく勇気もなく、彼氏も作らないと‼︎と思ってるのですが、案の定うまくいきません。
私たちは繋がりを求め、必要とされる事で充実感を得ますから、彼がいてその彼に愛されて結婚するという夢を持つことや、誰かに側にいてもらいたいと思うのもおかしなことではなく「普通」に願うことですよね。
けれど側に人がいたとしても、自分で自分を満たせないと、その存在を失うのでは?という不安が取れなかったり安心を得られず、他の誰かに自分を満たしてもらおうと思っても自分のことを満たせるのは自分だけで不安は人によって埋めてもらうことができなもの。
不安を取り除くために結婚したいと焦っても、ベースである自分が何一つ不安を満たせないままであれば、結婚してもまた別の不安を持ち、自分の幸せや満たされた感じを得られずに「もっともっと」と相手に求め続けてしまいます。
そして、不足から「クレクレ」と願う状態の時は、相手が届けてくれる愛を受け取らずに「私が欲しいものと違う!」と欲しいものをくれるまで満足できません。
いくら周りから「きぼうさんは素敵だね」と言われても自分を肯定できなければ「私は素敵なはずがない!」と突っぱねてしまうように、自分で自分を肯定して大事にすることができないと、幸せや安心を感じたり受け取ることができないため、ずっと足りないものを探しつづけることになってしまいます。
だからこそ、人に埋めてもらう事ばかりではなく、自分で自分を沢山肯定して満たしてあげることが長い目でみたらとっても大切なことです。
1人では不幸せ。
誰かに満たしてもらえないと不安。
というのは、その「誰か」を失ったり満たし方が違っていると感じたら、結局ずっと不安を握りしめたまま幸せを感じられませんものね。
1人でいても幸せ。
でも好きな人と2人でいたら、もっと幸せ♡
と言えるようになれたらいいですよね!
そのためにも、沢山自分を肯定してあげてくださいね!!
今まで恋愛経験したことがない自分だって、価値があります。
過去にしんどかったとしても、幸せになっていい。
理想の結婚生活がイメージできなかったとしても、結婚したっていいし、なりたい未来はこれからゆっくり描いていけばいい。
焦ってしまうのだって、幸せになりたいと願っているからで、そんな私だってカワイイ私!
できないことを責めたり、過去の出来事で自分をずっといじめ続けることを少しずつ緩めて
できるだけ沢山日常で幸せを感じながら「今の私、結構いいところもあるよね?!」と自分のことを受容していけるようになると、気持ちが少しずつ穏やかになり不安が緩んでいきますので、焦らずに自分らしさを輝かせていくことで、きぼうさんの個性に魅かれる男性が現れてくると思います。
きぼうさん、少しイメージしてみてください。
悲痛な表情で「未来が不安で独りではとっても生きていけないんです!!誰か私を救ってください!私を見つけて!そして結婚してください」と言っている女性と
自分のことを楽しみながら伸びやかに「独りもいいけど、やっぱり私はあなたと一緒にいるともっと楽しいし幸せなんだよね〜。だから結婚したい」という女性とどちらと結婚したいと思うでしょうか?
きっと後者の「自分で自分を満たした上でパートナーを求めている人」の方が魅力的に映るのではないでしょうか???
何もできないように見えて「今」きぼうさんが出来ることって沢山ありますよね!!
理想が描けないのなら、理想になりそうな人に会うことや、本や映画などを見てイメージしてみることもできますし
幸せになるために、今からいっぱい「私にとっての幸せって?」と幸せを感じることに「慣れておく」こともできます。
今の自分で愛されてもいい!と許可を出してあげるためにも、沢山自分を受容し褒めてあげて、自分を楽しませることもできますし
あらららら、やることが結構沢山あって、独りの時間も忙しくなっちゃいそうですね!
独りの時間も楽しめるようになってくると、余裕が生まれて、その余裕は笑顔や温かい雰囲気につながり、男性からも女性からも「きぼうさんっていいね!」と好意をいただいてもらえたり、自分を大切にすると不思議なことに周りの人からも大切に扱ってもらえるようになります。
急がば回れ!ではないですが、自分を幸せにするために自分が自分を大事にしてあげることが、もしかしたら「楽しい恋愛」や「結婚」への近道なのかもしれませんね。
きぼうさんにとって、こんな未来がいいな〜と思える結婚の姿がイメージできるようになるといいですね!
そのために「今出来ること」を楽しみながら積み重ねていってくださいね!
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
ココロノマルシェでは様々な視点でお悩みに回答を寄せてくれるカウンセラーが沢山います!
あなたと同じようなお悩みを発見したり、あなたのお悩みを相談したり、あなたのココロが少しでも軽くなるお手伝いが出来れば嬉しいです♡
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
ココロノマルシェとは違いますが、あなたのお悩みを、ブログで記事にしてもいいよ!という方は、ぜひお悩み相談を送ってください。
私なりの形で、あなたのお悩みに寄り添いたいと思っています。