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【ココロノマルシェ】私はどのような生き方、意識をすればラクに生きやすくなるのか。

オレのご飯は、基本丸い粒で茶色ですけど 見た目って結構大事なんですよねー

わが家のギンちゃん・仁くんは「カリカリご飯」が基本。
ギンちゃんの「お腹空いた時計」が壊れてしまった事もあり、早朝・朝・お昼・夕方・寝る前・深夜…とものすごい少量を小分けにして食べていますが、毎回、気持ち良くカリカリと音を立てて食べてくれています。
※朝・晩の1日2食だったはずが、離婚問題時にバランスが崩れ、これまた獣医さんと相談の上「小出し」で食べさせる事で落ち着きました。とほほ。

ギンちゃんの言うとおり、ギンちゃんのフードも仁くんのフードも「茶系」。
お味は美味しいみたいですが、やっぱり食べ物って「美味しそうに見える」って大事なんですよね。
で、私は盛り付けのセンスがゼロなのですが、先日お友達が野外でのイベントを開催したので顔を出したら…

カラフルなビーツのカルパッチョ・ハンドメイドのレモンスカッシュ・揚げたての天ぷら

見た目に鮮やか!
こういうオシャレな盛り付けができる星の住人じゃない私は、ただただ「すごいなー」とあんぐりしながら美味しくいただいてきました。
お料理の盛り付けセンスが欲しい…

悩みと全く関係ない話を今日も張り切って前置きをしたところで(注:いつもの事です)ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。

30代後半、子供二人の専業主婦です。
ACと反復性うつ病があります。

独身のときにうつ病を発症、うつを理解する夫と結婚するも寛解していません。
元々、夫とは付き合っては別れを繰り返していました。

夫の容姿が好みでなく、年収もそんなに高くなかったからです。

でも私を理解しようとする、専業主婦で居て良い。
と言われて結婚しました。

年収低いのに変な話ですが乗ってしまったんですね。

そんな判断が出来ない程、仕事も出来ず卑屈になり鬱が酷かったのかもしれません。

今後、夫とどう過ごしていくか困っています。
別居後離婚などは主治医から止められました。
離婚してしまったら、後悔しまた心が壊れる可能性があるからです。

仕事も、人間関係が不得手でパート2件やって一年せず辞めています。
今転勤族が多い地域に住んでおり、裕福で余裕のある方たちが多く、つい比較して落ちこんでしまいます。
私もお見合い結婚などすれば裕福であったかもしれない、とタラレバも考えてしまいます(私の容姿は悪くはないです)
私はどのような生き方、意識をすればラクに生きやすくなるのか。アドバイスをお願いします。
相談者:さとるさん

さとるさん、はじめまして。
反復性うつ病と長くお付き合いをしてお医者様に罹っていらっしゃるんですね。
うつの症状は安定していらっしゃいますか??
さとるさんに合った生活のリズム・気持ちのバランスのとり方が見つかりますように。

まず、前置きさせていただくのですが
私は「病気の専門医」ではないため、治療方針・意見については、主治医の先生のおっしゃる事を第一に考えてください。

その上で、さとるさんが書いてくださっていた
【どのような生き方、意識をすればラクに生きやすくなるのか。】へのアドバイス…というか、こんな考え方はどうですか?というものをご紹介させていただきますので、さとるさんがやってみたいな、と感じたらご自分のペースで「参考程度」に取り入れてくださいね。
あくまで、病気についてや治療については、主治医の先生とよく話をされてくださいね。

独身時代に発症した「うつ病」を抱えながら、結婚・出産・育児・パートタイムにチャレンジなどなど、色々と頑張ってこられていますよね。
さとるさんはご主人の事が「今は」あまり好ましく思えていないようですが、さとるさんを理解し、支えようとしてくれるパートナーがいてくれるというのは心強いですね!

> 仕事も、人間関係が不得手でパート2件やって一年せず辞めています。

パートタイムでのお仕事も、チャレンジしたという事を褒めてくださいね!
そして、新しい人間関係を構築するのはどんなに元気な人でもある程度のストレスを感じるものです。
ましてや「寛解」にない状態でチャレンジしているんですもの。相当神経を使ったのだろうと思います。
だとしたら、今は「専業主婦でいていいよ」と言ってくれる環境でさとるさんのうつ病の療養ができる環境にあるのはいいことですね!!

ご主人との今後について、明るい展望が描けずに苦しまれているようですが、ご主人の嫌いな所、いてくれて助かる所、好きなところってどんなところでしょうか???

・顔が好みではない
・収入が「ご近所さん」よりも低い「ように見える」

という事が書かれていましたが、顔の好みについては今からどうする事も出来ませんが、周りと比較してしまって収入が少ない事が不満に感じていらっしゃるのであれば、やはり

隣の芝生は青く見えるので、
今の幸せを数えてみませんか??

というご提案になってしまうと思います。
本当に月並みで、そんなこと分かってる!というような話ですよね。

でも、やっぱりヨソの事は内情が分からないのでよく見えるからこそ
自分で「隣の芝生はものすごく青く見える【だけ】なんだよね」と意識的に声掛けをしてあげる必要があるんです。
自分には「ない」「ない」と思えば思うほど、「あるように見える」人が羨ましく妬ましく、自分が惨めな存在のような気分になります。

私は私。人は人。
わが家にはわが家の暮らしがあって、よそにはよその暮らしがある。

これも耳にタコ…かもしれませんが、自分軸を持つために境界線を引くために大切な事です。
ついつい周りと比較しそうになったら「私は私」と線引きするために思い出したり呟いたりしてみてくださいね。
すぐにはそう思えなくても、唱えるときに一瞬でも「私は私なんだ」という意識が湧く事が大事だと思っています。
そして、線引きができずに周りが羨ましいと思ったとしても、そんな自分を罰するのではなく

お金があって裕福に自由そうに見えるのは、そりゃあ羨ましいよね~
人は人、私は私っていったって、羨ましいんだもん、しゃぁないよね~

と自分の気持ちを許して・認めてあげてくださいね。

その上で「タラレバ」でさとるさんが苦しくなっている…と感じたのですが
私たちは誰でも「タラレバ」で物事を考える生き物です。

さとるさん【マインドワンダリング】という言葉を聞いたことはありますか??
私は最近この言葉を聞いたのですが、この言葉は『心が迷走』している時の事を指していて

過去を思い出したり未来を想像して「今」の状態とは違うことを考えている状態

を指すのだそうです。
そして、私たちは1日の中で『47%』もの時間(おおよそ半分ですよね!!)をこの状態に費やしていて、今を生きているようでいて思考は過去や未来を見て常に考え事とをしてしまっているようなんです。

※mind (心)がwondering(フラフラさまよってしまう)という事が語源。さまよっている場所は「過去」と「未来」

私たちが生きる事ができるのは過去でも未来でもなく『今・この瞬間』なのですが、1日のうち半分近い時間を「過去」や「未来」に意識を向けているのだとしたら、それはとってもストレスになると思いませんか???

普通の状態で(程度の差はあれ)こんなに意識がフラフラしているのですから、過去や未来を「タラレバ」で見る癖がついている時は、もっともっと長い時間「今の私」がお留守になって生きている状態です。

今を生きていないのですから、身動きも取れませんし苦しいのは当然です。

なので、自分がまた「あの時こうしていレバ」「こちらの選択をしていタラ」と思考がフラフラと今を離れ出したら、自分の意識を戻す事をするのがオススメです。

簡単なのは【10回深呼吸】で今に意識を戻す作戦です。

フラフラと意識が過去や未来に飛んでいるな~、また考え事をしているなぁ~と感じたら、リラックスした姿勢でゆっくりを目を閉じて呼吸に集中します。
ゆっくりと6秒を数えながら息を吸い、同じく6秒を数えながら吐く(1呼吸12秒)を10回繰り返すだけです。
私たちの脳は「セロトニン」という感情を安定させる物質を出しますが、1分間に4~6回位の呼吸数の時にセロトニンが分泌されやすくなるのだそうです。

そして、呼吸することに意識を戻して数を数えるのは「今」を生きていますよね??
今起きている事を体感するためにあえて呼吸するための秒数をカウントする事で、思考を一旦「今」に戻す事ができます。

簡単に10回をご紹介しましたが、10分間くらいこれを続けると「軽い瞑想」のような状態でよりリラックスできたりするので、あまりに「タラレバが苦しい」と言う時には、10回よりも多く深呼吸してあげるといいかもしれませんね!

タラレバは社会心理学では「反実思考」と呼ばれていて、『もしも~だったら』『もし~していれば』と思考する事を指していますが
これはネガティブにもポジティブにも働きます。

●もしも結婚していなかったら治療に専念できなかったかもしれない(プラス思考)
●もしもあの時結婚しなければもっと楽な暮らしができて治療できていたかもしれない(マイナス思考)

同じように「もし~れば」と思考していても、それがプラスに働くときもあればマイナスにもなることもあり、この思考そのものが「いい」「悪い」ではなく、その思考をする事で自分を苦しめるのであれば、それを手放す方が生きやすくなりますよ!というものだと思うんです。

もしもお見合いをしていたら、もっと条件のいい人と出会ったかもしれません。
もしもお見合いをしていたら、お金はあっても治療に専念できるように気持ちを理解してもらえなかったかもしれません。

もしも…と考えるときに、いろんなもしもを考える事で「一つに凝り固まったタラレバ」ではなく、いいことも悪いこともあるのかもしれないな…と思う事で、少しだけでも楽になれるのであれば、試してみる価値はあるかもしれませんね。

さとるさんに、こんなこともお伝えしたいと思っています。

人間は「慣れる」動物であるがゆえに
隣の芝生を手に入れたらそれに慣れて
また他の芝生が青く見えてしまう生き物

分かりやすいものでは、高熱をだして体中が痛くてしんどい時には「健康な普通の時」のありがたみを感じますが、熱が下がって健康な状態が日常になると、それに慣れてしまい、当たり前になります。

だから「ご近所さんは裕福そうで、私もお金があれば幸せを感じられるのに」と思っていたとしても、憧れの生活である「裕福」が現実になった途端、そこに幸せは感じなくなります。

タラレバ思考が強い時は、特に隣の芝生が青く見えてしまいがちです。
羨ましい気持ちは、きっと誰にでもある「当たり前の感情」ですし、私もお金持ちではないので裕福な人を見ると羨ましいと感じます。
けれど、お金があるから必ず幸せで満たされている…と拡大解釈しているのは自分自身で、本当のところは分かりませんよね???
お金がある事に慣れてしまえば、もっと他を求めるのが人間なのであれば、さとるさんと同じ感情をお金持ちの人であっても感じているとしたら???

タラレバしている時は自分に都合のよい思い込みを拡大解釈してしまいがちだからこそ、タラレババターンをプラス・マイナス含めていっぱい集めて見る事や、客観的に見てあげる事を意識して、「自分の思い込みが本当に正しいの?」と考えるクセを付けることも、極端に自分を苦しめる思考を緩めるヒントになるかもしれません。

私たちは「ない」と思えば「ない」を探し集める習性があります。

お金がない、幸せがない、こんなはずじゃない。
ない証拠をどんどん集めて自分が苦しくなるのであれば、意識して「ある」を探して見るのも大切です。

少しだけ私の事をお話しさせてください。
私は今、自分の思っていた人生設計とは全然違う人生を生きています。

・20代後半で結婚する予定 → 20代最後に大失恋
・幸せな結婚生活を生涯送る → 昨年離婚
・子供に恵まれてママになる → 出産経験なし
・お金持ちで働かなくていい → 生活するために仕事を続けている
・住宅を購入して好きなインテリアに囲まれている → 賃貸暮らし

他にもあげれば沢山「ない」を生きています。
けれど、私は今の生活が不足だらけでしんどい…とは思っていません。

もちろん、働きたくない日もあって、そんな日はお金持ちを妬ましくも思いますが、私は「今」置かれた状況を生きるしかできないのだし、ないことを嘆くよりも「ある」事を数える方が幸せだと分かったからんです。

・離婚したけれど、笑っている日々が「ある」
・働きたくないけど安定したお給料をくれる仕事が「ある」
・自分の子供を授からなかったけれど、ペットと暮らせる日々が「ある」
・賃貸だけれど快適に暮らす環境が「ある」

私もタラレバ思考は強く、過去を振り返って泣く日も沢山ありましたが、それはとても生きづらく、もっと楽に生きたい!と思った時に「ある」をひたすら数える事を提案されてそれを続けました。

初めのうちは何も響かず、こんなことをしていても楽になれるのかな?と思っていましたが、3カ月も経った頃には、日常が幸せだと思える「幸せ感度」はうーんと低くなり、些細なことも幸せだと笑えるようになりました。

私たちを苦しめるのは「実際にお金がある・ない」よりも「ないから惨めだと思う」「ないから不幸だと想像する」という【思い】なのだと思います。

色々と書いてきましたが、まずはうつ病を少しでも楽にする事を最優先として主治医の先生と治療を進めながら、タラレバで自分を苦しめる思考を緩める事ができたら、もっともっと楽に生きられるようになるかもしれませんね。

さとるさんが暮らす上で、心がちょっとだけでも軽くなるヒントがあればいいな…という思いを込めて。

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