【ココロノマルシェ】裏切られたくない、友達を失いたくないと思い、思ってることを本人に素直に言えません。
日曜に買ってきた「イチゴの酵母とセミドライいちごが練りこまれたいちごパン」とチョコ(← 仁くんやギンちゃんにとっては毒)がけのプレッツエル。
日曜の夜にいちごのパンとレモンのパンを半分食べて、昨日の朝はレモンのパンの残りを完食。
今朝はいちごのパンの残りとモッチリで小麦の味が楽しめるプレッツェルを食べました。
ひとり暮らしで食べられるパンの量はそんなに多くないはずなのに、おいしそうなパンを前にするとついつい買いすぎてしまいます。
買ったひよりはおいしさは損なわれているかもしれませんが、それでも十分においしくて朝から大満足でした。
美味しいパンを食べた!という個人的な話をした後は(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。
自分は、学生です。
過去のトラウマからか裏切られたくない、友達を失いたくないと思い、私の思ってることを、本人に素直に言えません。
嘘をついてまで、仲良くいようとしてきました。
勝手に私の事悪口言ってんのかな?
私の事かな?って思うようになり、本当の事か分からないけど、勝手に傷ついてしまうことが多々あります。
また、音楽を聞いてると自分の事と自然と過去の事を思い出し泣いてしまいます。
自分でも分からず泣いてしまっています。
人が怖いです。
親にも相談できずじまいです。
相談者:マリリンさん
マリリンさん、こんにちは。
> 人が怖いです。
> 親にも相談できずじまいです。
こんな風に恐れと不安をたくさん抱えている中で、勇気を出して「話をしてみよう」「気持ちを書いてみよう」と思って、ココロノマルシェに届けてくれた事、ありがとうございます。
きっととても頑張って書いてくれたんだと思います。
本当に、勇気を出してくれてありがとう。
> 過去のトラウマからか裏切られたくない、友達を失いたくないと思い、私の思ってることを、本人に素直に言えません。
> 嘘をついてまで、仲良くいようとしてきました。
自分の気持ちを飲み込んで偽ってでも周りに合わせようとしてきたマリリンさんが心に受けてしまった大きな傷は、今もきっとジクジクとしていて見るのが怖いほどの辛い体験だったのだろうと思います。
自分がされてしまった事・受けてしまった事があまりに辛いと、私たちは自分を助けてあげたい!守ってあげたい!!と、自分でこんな誓いを立ててしまうことがあります。
私を表現したら嫌われてしまうし、自分の気持ちを言ったら辛い思いをしちゃう。
こんなに痛くて苦しくて悲しく辛い思いをするくらいなら、もう私の気持ちなんて言わなくていい。自分の意見なんて持たなくていい。
私は周りに合わせて傷つかないように自分を守るって決めた!!
過去のトラウマとなる辛い体験を通して、きっとマリリンさんは「この先に自分が傷つくことがないように」と、自分を守るために強く決意して、細心の注意を払って自分を押し殺してきたのだと思います。
マリリンさんの中に湧き上がる色んな感情を飲み込んで、みんなの前で笑顔でやってきたんですよね。
何か意見を求められる時でも「これを言ったら嫌われないかな?」「あの子は嫌な顔をしないかな?」「場の雰囲気は大丈夫かな?」と瞬時に様々な状況判断と思考を働かせて、ウソでも相手に合わせて健気に自分が傷つかないように守ってきたんですものね。
頑張ってきましたよね。
ずっとずっと、息苦しくて体に力も入って、周りから人がいなくなるとどーーっと疲れが出てしまうのではないでしょうか?
周りの人の目が気になる・その場の雰囲気や空気が気になるのであれば、周りから人がいなくなって一人になった際にも
あの時にあの子の表情が曇ったけど、それは私の台詞がいけなかったのかな?
みんなに合わせたつもりだったけど、上手にうそが付けなかったのかな?
なんであんなことを言っちゃったんだろう?
と、一人反省会をして不安になったり自分を攻撃してしまうこともあるのではありませんか?
ひとりになっても気が休まらないのは、とってもしんどい状態ですよね。
> 勝手に私の事悪口言ってんのかな?
> 私の事かな?って思うようになり、本当の事か分からないけど、勝手に傷ついてしまうことが多々あります。
常に敏感に周りの視線や空気を察知して「隙のない嫌われない私」でいないと不安になるくらい、嫌われることへの不安が大きいんですものね。
でもこれって、すごく心と体に負担がかかっていますよね。
「勝手に傷つく」とありましたが、傷つくことでもっと頑張らなくてはいけない・私の気持ちは後回しにして周りに合わせなくてはいけない!と自分に対しての誓いを立てますし、傷ついているときは休んで回復させなくてはいけないのに、私がうまくやれないからだ…と自分を責める気持ちが大きくなりすぎると休息をとって元気を回復させてあげることもできません。
ずっとずっと、マリリンさんは【犠牲】をして自分を押し殺して後回しにして生きてきちゃったんです。
優先順位が「周りの友達 → 親 → 学校で出会う人たち → 自分」というように、自分のことを一番後回しにして、言葉も気持ちも飲み込んで生きてきちゃったんですものね。
> また、音楽を聞いてると自分の事と自然と過去の事を思い出し泣いてしまいます。
> 自分でも分からず泣いてしまっています。
もう感じたくない・思い出したくないときつく縛ってカギをかけて感じないように・見ないようにと封印した過去のはずなのに、勝手に涙がこぼれてしまうくらい辛かったことを我慢して自分を後回しにしちゃったんですものね。
涙が出るのは、自分の感情に「気づいてほしい」「もう頑張れないよ」という心からのサインなのかもしれません。
泣いた後はどんな気持ちになりますか?
少しだけでもスッキリしますか?
辛かった過去を思い出して、その時の自分に何か届けたい言葉やしてあげたい事はありますか?
泣くことで気持ちが軽くなるのなら、たくさん泣きましょう。
勝手に湧き上がってくる涙を抑えるのではなく、思いっきりワンワン泣きましょう。
あぁ、本当にもどかしい気持ちです。
もしも今、マリリンさんが目の前にいて「親にもうまく言えない」という涙が出るほどいっぱいになっている気持ちを打ち明けてくれて泣いているのを見たら、その手を握って「頑張ってきたね」って一緒に泣いてあげたいです。
いいんだよ、泣いても。
なんで涙が出ちゃうのか分からなくなるくらい、自分の気持ちを感じないように後回しにして、傷つかないように自分を守って、そうやって自分が分からなくなって途方に暮れちゃっているマリリンさんは、ずっとずっと「寂しさ」と戦ってきたんだもんね。
本当に、よく頑張ってきたね。お疲れ様。もう大丈夫だよ。
そう言って、マリリンさんを抱きしめて声を上げて泣かせてあげたい気持ちでいっぱいです。
ずっと自分の気持ちを隠して人に合わせて「うまくやってきた」はずなのに、私たちはそうすることで息苦しさを感じてしまいます。
だって、自分を生きるのは他の誰でもなく「マリリンさん自身」だから。
それなのに、周りの人のために生きて自分をないがしろにして『自分を生きていない状態』であれば、押さえ込もうとしても
助けて!!
私は私を生きたいよ!!
という心からの叫びが湧き上がってきて、音楽を通して感情が刺激されて涙を流すことで「もっと私を大事にしていいんだよ」とマリリンさんに訴えているのかもしれませんね。
「あの人のことが好きだ」という思いと「あの人から嫌われたくない」という思い。
どちらも相手を喜ばせようとする点では似ているように見えますが、感情面が全く違っているものですよね。
「好きだ」という感情は、積極的で前向き・喜ばしいものです。その人を喜ばせようと思ったときに楽しくなってワクワクします。
「嫌われたくない」という感情は、受け身で自分に足かせをかけて動けないようにしてしまいます。相手に合わせることばかり考えて、不安と恐れから身がすくんで苦しくなります。
お友達が「今日のランチはパスタ」と言えば「私も」と合わせ、疲れていても「今日カラオケ行こう!」と誘われれば「私も」と返事。
周りの子たちが笑ってるから私も笑い、周りの子が悪口を言えば私も嫌な顔をしてそれに合わせる。
こうしておけば『嫌われる』ことは避けられるかもしれませんが、マリリンさんが「私も」と相手に合わせて気持ちを飲み込むたびに、自分の感情や言いたい事ややりたい事を禁止して封じ込めているので、だんだんと自分の「本音」すら分からなくなっていってしまいます。
マリリンさんは「今日のランチ、何食べたい??マリリンちゃんが決めてよ!」と言われると心臓がバクバクしたり、何が正解かを探そうとして答えられなかったり、この手の質問が苦手ではないでしょうか?
どうしたい・こうしたいという「自分の気持ち」をなくしてしまっていないでしょうか?
周りに合わせる「いい子・いい人・空気を読める私」でいることで、一生懸命自分を守ってきたんです。
本当に健気に頑張ってきましたね。
自分のことを後回しにして、人が怖く感じてしまうくらい周りを意識してしまうようになったのも全て
私を助けてあげたかったから。
私を守ってあげたかったから。
私が私を誰よりも愛しているから。
なんですものね。
その「自分への優しい思い」を認めて、頑張ってきた自分を労ってあげませんか?
今まで自分を犠牲にしてまで私が悲しまないように・苦しまないように「守ってくれて」ありがとう、って。
ずっと肩に力を入れて、感情に見張りを立てて、自分の気持ちを感じないように頑張ってきて疲れてるよね。頑張り屋さんのマリリンちゃん、ありがとう、って。
丁度、師匠である根本さんの新刊「いつも無理してるな」と思ったときに読む本にマリリンさんにも響く言葉があったのでご紹介させていただきます。
●今の生き方が苦しいなら、心のメイクの落とし時
「メイク」をしたままの生き方では限界が来た人に、私は次のようなワークを提案します。次の文章を読んでみるだけの簡単なものです。
私はもう限界です。
私はもうこれ以上頑張れません。
今までずっと頑張ってきましたが、もう限界です。
どうか助けてください。
もう頑張らなくていいと言ってください。
私はもう限界です。
もし、この言葉に詰まるようであれば、あなたはもうその「メイク」を落とす時期に来ていると言えるでしょう。
(根本裕幸 著/「いつも無理してるな」と思った時に読む本 より)
ここで出てきた「心のメイク」というのは、そのままの私では愛されない・自分が傷つくことを恐れて自分を守るために身に着けた『自分を守るための鎧』のようなものです。
マリリンさん、ここにあったワークの言葉を詰まらずに言えたでしょうか?
もう、うーんと頑張って「周りの人のため」に生きてきました。
これからはほんのちょっとずつでいいので、自分のために自分の気持ちを感じてあげて、ゆっくりゆっくり『私を生きる』ことをしていきませんか?
痛い思いをするくらいなら…と身に着けた頑丈な鎧なのですから、すぐに脱げなくても仕方ありません。
全て脱ぐ必要もありませんし、できることから少しずつやってみましょう。
●頑張っている健気な私に声がけする
周りに合わせてしまい顔色や空気を読んでしまう「今の私」に対して、怖かったからそうやって自分を守ってきたんだもんね。
他のやり方を知らないんだから、しょうがないよね。
と、否定せずに優しく声をかけてあげましょう。
もしそこで「しんどいのに無理してるな」と気付いたら、気付いた事を褒めましょう。
そして、しんどいのに頑張らせちゃってごめんね、と自分にちゃんと謝ってあげて、頑張ってくれた事を労うために、自分のしてほしい事(例えば甘いおやつを食べる、あったかいお風呂に浸かってボーッとする、新しいお洋服を買ってみる、何でもいいのでマリリンさんの気持ちがほぐれたり嬉しくなること)をしてあげてください。
些細なご褒美でもいいですから、自分に優しくしてあげることを練習しましょう。
●今日私が感じたことを3行日記に書いてみる
周りに合わせることばかりしていると「自分が何を感じているか?」が分からなくなります。
あの時は笑っていたけど本当は悲しかった、あの時はハンバーグを食べたけど本当はカレーが食べたい気分だった…
そんな風に「みんなの中にいた時に私は本当はどう思ったのか?」をただ書き出してみてください。
自分の気持ちに気付くという練習なので「いい・悪い」ではないので、自由に書いてくださいね。
●自分の中に湧き上がった「違和感」を感じてあげる
周りの人に合わせながらも、自分の中で「嫌だな」「嬉しいな」「悔しいな」「違うな」と言った様々な感情を俯瞰で見てあげるイメージで、その場の中にいる自分の中に感じた違和感をただ感じてあげてください。
これも「いい・悪い」はなく、ただ私はそう感じたんだね!と感じられたことを褒めてあげてくださいね。
●今日の私がしてほしい事は何?と問いかけて叶えてあげる
学校に行くとき、学校から帰るとき、コンビニによる時、どんな時でもいいので毎日1個でいいので「私が今日私にしてもらいたい事」「私が今日自分で食べたいもの」を自分に問いかけて、自分の願いを叶えてあげてください。
例えばお昼休みにジュースじゃなくて水が飲みたかったから水を買う!というような些細な事でOKですから、小さな自分の願いをたくさん叶えてあげましょう。
私は私の願いを持っていい、私は私を心地よくさせていい、というのを思い出す練習ですので、できるだけ自分との約束を叶えてあげてくださいね。
●できない自分、変わらない自分に優しくする
一番大切なのは「自分を嫌わない事」「自分を否定しない事」です。
もっと楽に生きたい、自分を取り戻したいと頑張り屋さんほどハードルを高くして過酷に自分を追い込んでしまいますが、長年かけて自分を犠牲にする「習慣」を獲得してきたのですから、すぐにその習慣を捨てて自分らしく生きる習慣を身に着けるのは難しいですよね。
自分との約束を叶えられない日も、周りの人に振り回されてしまって自分の感情にすら気付けない日も「あるのが当然」だと構えてあげて、決してできない自分を虐めることをしないでくださいね。
涙が出てしまうくらいしんどいときは、叱咤激励されて頑張るときではありませんよね?
優しくされて、手を取ってもらって、共に並走してもらうことが大事ですから、一番側にいるマリリンさんが、マリリンさんに優しく接してあげてくださいね。
自分を認め・許してあげる最初の一歩は「今の私の思い」を見つけてあげることです。
人に合わせてしまうくらい臆病で不安な私の気持ちに気付いて寄り添ってあげましょう。
うそをついてしまうくらい必死に周りに合わせてしまうほどに怖れを感じている自分を抱きしめてあげましょう。
誰にも言えず泣いている自分を、暖かく包み込むようにして「お疲れ様。今までずっと無視して我慢させてきてゴメンね」って届け続けましょう。
また周りに合わせて疲弊しちゃったよね。苦しかったね。
でもね、そうしてでも私が傷つかないように私を守ってくれていること、感謝しているよ。ありがとう。
今はこうすることしかできないけれど、ちょっとずつ自分の意見を感じていいし、表現できるようになれるといいよね。あ!でも無理は禁物だよ!!ゆっくりやっていこうね。
そんな風に、今はまだ周りに合わせるしかできないくらい傷だらけのマリリンさんに優しい声がけをしてあげてください。
自分を責めることは禁止ですからね!!
愛されるためにこんなに健気に頑張っている頑張り屋さんのマリリンさんを認めて愛を注ぎ続けましょう。
涙が出てきてしまうくらいいっぱいになっている私。
人が怖いと思って震えている私。
お母さんにも心配をかけられなくて言えない私。
分かってもらえないんじゃないか?と不安で誰にも何も言えない私。
そんな風に抱えてしまっている「私の不安」を否定してしまうのではなく「自分を犠牲にしてまでも辛い中で生きてきてくれて、本当にありがとう」とどこまでも自分に優しい言葉をかけて側にいてあげてください。
自分に優しくすることは、とっても大事なことです。
マリリンさんなら良く分かると思いますが、周りの人が大切にしているものであれば、同じように大切に扱おうと気を配りますよね??
それと同じで、自分が自分に優しく接しているとそれが周りに伝わり「優しく扱ってもらえる」ように変化していきます。
すぐに周りから優しくしてもらえなかったとしても、一番身近が自分自身が「誰よりも優しく接してくれたら」安心感がありますし、自分で自分の傷に優しく絆創膏を貼ってあげられますから!!
うんと長くなってしまいましたが、私もマリリンさんと同じように「人を優先して自分の感情が分からなくなった」事があります。
今も100%自分の気持ちを表現できるのか?と聞かれるとまだできないところはたくさんありますが、そんな自分にも「しょうがないよね」と笑って生きられるようになりました。
途中で紹介させてもらった根本さんの新刊は、マリリンさんの心の鎧をほぐしてくれるヒントがあるかもしれませんので、ご興味があればぜひ手にしてみてください。とっても優しい本でしたよ!
勇気を出して「誰にも言えない自分の気持ち」を言ってみようと思っくれたことを何よりも褒めてあげて、一歩前に進んだ自分を抱きしめてあげられますように。
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ココロノマルシェでは様々な視点でお悩みに回答を寄せてくれるカウンセラーが沢山います!
あなたと同じようなお悩みを発見したり、あなたのお悩みを相談したり、あなたのココロが少しでも軽くなるお手伝いが出来れば嬉しいです♡
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