【ココロノマルシェ】ひどいことをされたのに、二股のようなことまでされたのに、まだ未練があってどうしようもありません。
普段はスーパーでお買い物する私なので、専門店(お肉屋さん・魚屋さん・八百屋さん)に行くことはほぼないのですが、先日仕事で商店街に行く用事があり、プラプラと歩いてお肉屋さんでお肉を見ていたら「美味しいミートローフがあるよ!」とお店の人に声をかけられ…
ミートローフってそんなにしょっちゅう自作しないし、でも美味しいし。
と、お値段を聞いたら350円というリーズナブル価格で、思わずお買い上げ。
ビーフのひき肉で作られていて、しっかりとしたお肉の甘味が感じられる美味しいミートローフでした。
いやー、手抜きしつつ美味しいって、最高!!
美味しい買い食い情報をお届けした後は(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。
初めてご相談させていただきます。
別れた彼氏をあきらめたいのに苦しいです。
おつきあいしていた彼と別れました。
来年の初めには結婚前提で一緒に暮らす話もしていたのですが、彼の家の事情で揉めたのが原因で私から別れを切り出しました。
以下、箇条書きにします。
・彼の家は金銭的に生活苦で、彼のお給料はほぼ全て家に入れられているということ。
・彼の貯金は全て彼のご両親が生活費につかってしまったこと。
・ご両親の借金の保証人になっていること。
・現在、彼の自由になるお金が月に1~2万円ほどしかないこと。
・彼の家の生活苦はご両親の散財によるもの
以上の理由で、一緒になるならば申し訳ないがご両親と距離を置いてほしいことを伝えました。
私から見ると彼はご両親から搾取されるばかりで、家族だとしても離れた方が彼の為になると思いました。
でも彼はご両親を見捨てられないので、ご両親を見捨てずに私とも暮らしたいと言われ別れを決断しました。
彼のことは本当に好きだったのですが、彼と一緒になると彼のご両親も背負わなくてはならない、それが不安で彼から離れてしましました。
彼は考え直してほしいと言ってくれましたが、何度話し合ってもご両親は捨てられないと言われ解決策が見つかりませんでした。
別れてしばらくしてから、彼のご両親が土地を売って引っ越すこと、土地を売ったお金で借金を返すこと、今すぐは無理でももう一度好きになってほしいことを伝えられました。
実は土地を売って借金を返す話は前にも出ていて彼のご両親が全く話を進めていなかったので、今度も話だけで進まないのではないかと不安でしたが、私も彼が忘れられず初めからやり直すつもりで連絡を取るようになりました。
それからは毎週週末はデートに誘ってくれて、家の状況のすすみ具合や、二人の将来の話もしてくれ、今度こそやり直せるかな、もう一度おつきあいできるかな・・・と思っていた矢先に彼に新しい彼女がいることが判明しました。
私がたまたま気づいてしまって、彼も認めました。
私と別れてすぐに、友達だった彼女も彼氏と別れたらしく、お互いフリーになったのをきっかけに付き合い始めたそうです。
新しい彼女がいるのをなぜ教えてくれなかったのか、彼女がいるならもう会えないと伝えました。
彼はずっと黙って聞いていましたが、彼女がいると伝えて会えなくなるのが嫌だったと言ったきり黙ってしまい、腹を立てた私がもう会えないし彼女を大事にしてほしいと伝え終わりました。
それから彼とは連絡をとっていません。
ひどいことをされたのに、二股のようなことまでされたのに、まだ未練があってどうしようもありません。
キープされていたんだ、おつきあいを再開していたら都合が良い女にされるところだったんだ・・・と思うと悔しくて悲しくて。
腹が立つのと同時に、あのとき別れなければ良かったのかと後悔する感情もあり、彼にすがりついてしまいそうな自分もいます。
なんで彼女作ったの?私と初めからやり直すんじゃんかったの?私より彼女が好きなの?と聞いてしまいそうになります。
自分の選択は間違っていないと思うのに、後悔したり、時間を戻したいと思ったり、自分でもどうしたいのかわからず苦しいです。
自分の思ってることをぶつけて終われば、今楽になれてたんでしょうか?
どうか私が前に進める方法を教えて下さい。
相談者:さくらさん
さくらさん、こんにちは。
結婚を考えて一緒に暮らしたいと願う程に好きな人とのお別れは、とても心が傷付いてしまう体験をされましたね。
頭の中では「結婚前でよかったんだ」「あんなヤツ!」と思ったりできるのに、心はズキズキしたり悲しくて心細くなったり…
感情がジェットコースターに乗せられたみたいに浮き沈みして、失恋って幾度体験しても嫌なものです。
> 別れた彼氏をあきらめたいのに苦しいです。
一緒に暮らす事の延長に「結婚」を考えるくらい好きだった人の手を離したんです。
嫌いになって憎んでいたわけではないのですもの、手を離した事を後悔したり、自分があの時こうしていれば?と「タラレバ」で過去を振り返って苦しくなる気持ちになるのは、きっと失恋経験のある人がみな通ってきた道だと思います。
しばらくは心にぽっかり穴が開いたような寂しさは続くかもしれませんが、喪失の傷みは少しずつ時間をかけて癒していく事が出来ますから、焦りすぎず「しょうがない時期なんだよね」と自分に優しく声をかけて苦しんでいる自分を抱きしめてあげてくださいね。
> 彼のことは本当に好きだったのですが、彼と一緒になると彼のご両親も背負わなくてはならない、それが不安で彼から離れてしましました。
お別れした原因が「彼がご両親との金銭的なつながりを絶てない」というもので、決して彼を嫌いになったのでもなんでもなく、この時もたくさんさくらさんは悩みぬいて別れを決めたんだろうと思います。
大好きなのにお互いにどうしても歩み寄れなかった問題を前に、途方に暮れながら歯を食いしばって別れを選択したんですものね。
未来への怖れから一度お別れをして、解決しないように見えていた問題が解決しそうな兆しを見せ、泣く泣く別れた大好きな人から復縁を求められた時、さくらさんは「大丈夫なのかな?」という少しの不安はあったとは思いますが、それ以上に『大好きな彼』からの未来を見据えたアプローチがとても嬉しかったのではないでしょうか?
> 私も彼が忘れられず初めからやり直すつもりで連絡を取るようになりました。
初めからやり直したいと思う位に、きっと彼の事を好きだという気持ちを取り戻していたんですものね。
歩み寄れなかった問題も解決しそうだし、今度こそ信じよう!信じたい!!と思っていた中で、大好きな人がすでに他の女性とお付き合いしていると知った時、どれだけの絶望を感じたのでしょうか??
> 腹を立てた私がもう会えないし彼女を大事にしてほしいと伝え終わりました。
腹を立てるくらい、彼の事を好きだったんですものね。
「今度こそ」と彼を信じてその手を取ろうとしたのに、いろんな感情がうわーっとさくらさんの心の中で暴れたと思います。
> キープされていたんだ、おつきあいを再開していたら都合が良い女にされるところだったんだ・・・と思うと悔しくて悲しくて。
二股をかけられていたと知った時、自分をこんな風に扱う彼に対して怒りが湧いてきたのは「私は二股されていいような女ではない」としっかりと自分に価値があることを認識していたからではないでしょうか?
「都合の良い存在」ではなく「かけがのない私」という存在であることを、傷つけられてしまったらそれは本当に悔しいですし腹も立ちます。
彼の事、許せないと思う位怒りが湧いたりするのもしょうがないですよね。
だって、もう一度やり直そうと決めるのだってさくらさんはいっぱい考えて悩んだはずなのに、声をかけてきたときにはすでにお付き合いしている人がいるなんて思いもしませんものね。
怒りが湧いたら、その感情を感じてあげていいんですよ。
師匠である根本さん直伝の「お恨み帳」の出番です!!
悔しい気持ち、湧き上がる怒り、恨みつらみ、なんで?!というやり場のない気持ちを思いきりノートに書きなぐりましょう。
頭の中であれこれ思考し続けるとそこから抜け出せなくなるのですが、言葉にしたり紙に書き出したりすることで、気持ちが整理されて行きますのでモヤモヤしている時に書いてみるというのは、一人でできるセラピーでもあります。
他にもカラオケで大声を出して見たり、ボクシングジムで思いっきりサンドバックを殴ってパワーを発散させてもいいですし、悔し涙をワンワン流してもいいので、溢れ出てくる感情を沢山発散させる場所を与えてあげることもオススメです。
気力がわかなければボーッと温泉やお風呂に使って頭を緩ませて「無」になる時間を取ってあげたり、ひたすら寝る!なんていうのもいいですね。
> なんで彼女作ったの?私と初めからやり直すんじゃんかったの?私より彼女が好きなの?と聞いてしまいそうになります。
> 自分の選択は間違っていないと思うのに、後悔したり、時間を戻したいと思ったり、自分でもどうしたいのかわからず苦しいです。
うんうん、思っちゃいますよね。
「なんで?」って沢山疑問が湧いてきますよね。
けれどきっと、どんな「なんで」に対しても、さくらさんが「そっかー」と納得するような欲しい答えは返ってこないと思うんです。
だって本当に欲しいのは、答えなんかじゃなくて『私を大事にしてくれて愛してくれる彼』なんですものね。
私たちは問題を前にして身動き取れない時は、過去や未来を見ていてい「今」から取り残されてしまいます。
あの時にこの選択をしていたら??
あの時別れずに彼を信じていたら??
時間が戻せたらもっと上手にやれたのに。
望んでいない悲しい現実を前にしている時「今の私があの時間に戻れたら」こんな風に私を傷つけたり悲しませたりする未来は選択しないよね…と自分を助けたくなりますが、どんなに悔やんでも悲しんでも、私たちは過去に戻る事が出来ません。過去に手出しする事は出来ないんです。
どうする事も出来ないことを前にしている時は、本当に苦しい時間です。
後悔してしまう、すがりたくなってしまう程に、彼の事が大好きだったんです。
苦しいのは、愛している証なのだと思うんです。
私たちはどうでもいいものを失っても「あ、なくしちゃった」と思う程度で大して気にも留めませんが、大切なものを落としたりなくしたら、気持ちを切り替えるまでに時間がかかります。
それと同じで、後悔して時間を巻き戻したくなるくらい彼の事が大切だったんですもの。
そっか、私は大好きな彼とまたお付き合いできると思って幸せな気持ちになっていたのに、いい女扱いされそうになって別れを選んだとはいえ、失恋なんだもんね。
失恋はいつだって悲しいし、どうしていいか分からなくて今の私は困っているし、身動きが取れないし後悔しているし、何よりとっても傷ついたんだもんね。
失恋で傷ついている自分の胸に手を当ててあげて、自分が本当に傷ついたんだもんね…と声をかけて寄り添ってあげてください。
さくらさんにとって「大切なもの」を失くしてしまって、途方に暮れ居ている状態なんですもの。
寂しい・悲しい・苦しい、その感情に「分かるよ」ってただ寄り添って抱きしめ続けてあげてください。
> 自分の思ってることをぶつけて終われば、今楽になれてたんでしょうか?
私たちは「どんな選択をしても後悔する生き物」なのだそうです。
「もっと頑張ればよかった」「言わなければよかった」「右に行けばよかった」と後悔しながら生きています。
私は少し前に「死別ケア」についての学びを受けました。
その中で「後悔と自責の念」について考える時間があったのですが、大切な人が病床に就いていてその人を失った時、私たちはどんなことを後悔すると思いますか?
・延命のための積極的な治療を選べばよかった
・延命の選択は大切な人を苦しめたのではないか
どちらを選んでも、喪失時には「選ばなかった選択肢」に思いを馳せて、自分を責めて後悔するのだそうです。
積極的な治療を選択し、今の医療でのベストを尽くしても尚、後悔するんです。
だとしたら、私たちは何かを失った時、何を選んでも後悔するんだと知っておくことは、自分を責めることを緩める助けになります。
そしてもう一つ知っておくべきことは
私たちは何かを選択する時、その時の自分にとって最善を選択しているという事。
さくらさんが一度目のお別れを選ぶときも、沢山悩んで苦しみながら「自分を幸せにするための苦渋の選択」をして彼の手を離したと思います。
あの時には彼のご実家を売却するなんて想像すらできなかった未来だったはずです。
あの時にその状況に置かれていた中で「さくらさんにとってベスト」な選択をしたはずです。
そして今回も、さくらさんは自分を大切に扱う「自分にとってベスト」な選択をして別れを選んだんです。(今はまだそんな風に思えなくても、ね。)
思っている事を彼にぶつける事で、さくらさんは楽になれるのであればそうする事を選んでもいいんですよ。
大事なことは「自分が選ぶ」という事。
でもぶつけたらぶつけたで「なんであんな事をしたんだろう」という後悔が生まれないとは言い切れません。
【自分の思ってることをぶつけて終われば】と後悔が残っている状態というのは、言い換えると『その時は思いをぶつけることを選ばない選択を私が選んだんだ』という事でもあるんですよね。
言おうと思えば言えたのに、言わない事を選んださくらさんがいたんです。
その時はそうできなかった自分がいたんです。
私たち人間は選ばなかった方を後悔する生き物だけど、あの時の私はこれをベストだと思ったんだね!
と、自分がその時に出来た精一杯だったことを受け止めてあげる事も、後悔を緩める力になってくれます。
また、私も含めてそうなのですが「過去を見て後悔している時」というのは
『今がしんどい。今が幸せではない。』
と感じているからなんです。
もしも今、失恋したとしても目の前に彼以上に素敵な男子がいてさくらさんに好意を持っているとしたら、同じような後悔をしているでしょうか?
きっと「失恋」や「二股」でできた傷はチクリと痛んでも「後悔」は少ないと思うんです。
言い換えると、幸せを感じたり喜びを感じると、あんなに後悔して巻き戻したかった過去にすら「あの時別れたから今の幸せがあるのね!」などと肯定しちゃったりもするくらいに変化するものなんです。
失恋した直後は「自分に優しくする」事が何よりも大事です。
そして後悔はいっぱい湧き上がりますが、大切な人を失ったのであれば仕方のない感情なんだ…と自分に言い聞かせてあげて「今出来ることをして自分が幸せを感じられるように」自分を愛する事を続けていく事が、後悔や悲しみを優しく溶かしていく力になっていきます。
失恋の傷みや苦しさから抜け出すには、少しの時間が必要ですから、傷付いた自分を思いっきり甘やかしてあげてくださいね!
他の方への失恋のお悩みに、いくつかお返事をお届けしているので、さくらさんの心の傷に何か絆創膏のように傷をケアするヒントになるものがあれば??と思いご紹介させていただきます。
二股のような体験をしてしまうと、自分の価値や魅力に自信がなくなってしまう事や、大きな傷が自分を苦しめて身動きできなくなったりすることがあります。
けれど「周りがどんな扱いをしようとも、さくらさんの魅力や価値が傷つけられるべきではなく、その大切さは変わりません」からね!!!
彼がなぜ他の女性とお付き合いしているのかは分かりませんが…
ふーん、私みたいないい女がいるのにそっちに行くんだねー。
って言える日は必ずやってきますから、どうぞ傷が深いときはその傷を手当てする事を優先して、泣いているさくらさんを抱きしめ続けてあげられますように。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
ココロノマルシェでは様々な視点でお悩みに回答を寄せてくれるカウンセラーが沢山います!
あなたと同じようなお悩みを発見したり、あなたのお悩みを相談したり、あなたのココロが少しでも軽くなるお手伝いが出来れば嬉しいです♡
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
ココロノマルシェとは違いますが、あなたのお悩みを、ブログで記事にしてもいいよ!という方は、ぜひお悩み相談を送ってください。
私なりの形で、あなたのお悩みに寄り添いたいと思っています。