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手のひらサイズの幸せ

『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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心が硬くなっていた自分に気付けてよかった。またここから、自分サイズの喜びと心地よさを自分のために集めて行くぞ!

おもひでってやつは大切にしないとですね

今日から10月。
私たち新・3魂が暮らす新潟市は、ずいぶんと過ごしやすい温度になりました。

我が家は『日当たり良好物件(窓多め)』なので、ちょっと気温が高い日はまだエアコンが必要そうですが、私が在宅勤務できる日は扇風機と網戸でも過ごせる日が増えてきて、少しずつが秋が進んでいるなんだなぁ~というのを感じています。

さて、今日も突然話が変わるですが…

涅槃スタイルが”尊く”もあり”イケ過ぎている”お銀様のお言葉の通り

思い出を大事にする作業

というのを行いました。

いつもここにこんな風にして仁のやつがくつろいでいたですよ

そうそう、SOU SOU。

リビングにある「大型爪とぎ(別名:人も犬も座れる便利なソファー)」の左側。
ソファーの上に置いたミシンキルトの白いカバーをかけたクッションの上が、仁くんがお気に入りの特等席。

気がつくとこで、ソファーのひじ掛け部分に体や足を乗っけてゴロンとしているのが『仁・スターーイル!』でした。

クッションカバーは、別居して今のマンションに引っ越してくるときに、自分の気持ちを盛り上げるべく「自分の身の回りを好きなものいっぱいにするんだから!」と選んだもの。

その後、少しずつアイテムを増やしたり交換したりして今に至るのですが、真っ白なクッションカバーは、「3魂での出発」を決めたあの時の思いが詰まった、思い入れのあるものでした。

こはるも仁のいた場所が好きですよね

そうそう、SOU SOU。

こはるちゃんもソファーに登れるようになってすぐに、仁くんの特等席だった場所にチョコンと納まるようになったのよね~。

教えた訳でもないのに、この場所を自分の特等席に選び、仁くんがしていたのと同じようにひじ掛け部分に後ろ足を乗っけて眠っていたり。

まるで仁くんから「次はこはるちゃんにこの場所を譲るでち」と、バトンタッチされたかのよう。

思い出の詰まった大切なクッションカバーに、また新しい思い出が積み重なっていくんだね。

と、キレイなオチにならないのが我が家スターーーイルですよ

そうそう、SOU SOU。

思い出が積み重なっていくのね♡
…で終われたらとっても素敵なんですが、ほら、我が家ってそういう感じじゃないじゃない?

思い入れのある白いクッションカバーですが…

穴が空きそう…

クッションの上部分に、ポコポコと”小さな穴のようなもの”が見えるでしょうか?

仁くんが座っていたときから、結構頻繁にお洗濯をしていたこともあり、キルト部分のぷっくりしていた所が少し薄くなっていました。

そこに「やんちゃ盛り」のこはるちゃんが、薄くなった部分を執拗にホリホリしてくれた結果、穴が空きそうっていうか…

若干 ”穴が出来始めている” ではあ~りませんか!!!

ちょっ、待てよ!! ← キムタクの真似をするホリさん

仁くんがいたときからジャブジャブお洗濯で、すっかりヨレていたのだけれど、このクッションカバーは「思い出いっぱいの大事な宝物」なんです。

数年前、生きる力すら失いかけた時間を生きていました。

真っ暗闇の中でも光を探して、なんとか生きて行こうと思える力をくれたのは、私の最愛の宝物のギンちゃんと仁くんでした。

たかがクッションカバーかもしれませんが、私にとっては大切なもの。

3魂で「エイエイオー」と言いながらこの家にやって来て、愛おしい日々を紡いできた記憶がたっぷり詰まった、かけがえのない宝物です。

うっすらとヨダレの染み。愛おしすぎる仁くんの忘れ形見

熟睡すると薄く口が開き、口が当たる場所が薄っすら汚れるので、何度も漂白剤につけて洗濯しました。
そして、洗濯で汚れが薄くなったのを「上書き」するかのように、新たな染みをつけていった仁くん。

仁くんが旅立った後で、この薄っすらとした汚れが忘れ形見のようにそこにあるのが嬉しくて。

思い出の詰まったクッションカバーは、大事にしながらも使い続けて行こうと思っていました。

けれど、小さなほころびから穴が大きくなっていくは嫌。
仁くんの残して行ったシミ汚れが薄くなったり上書きされるのもやっぱり嫌。

ということで、カバーを新しいものに変えること決定。

古くなったカバーは、大事な思い出としてしまっておくことにしました。

新しいカバー買ってもらったなの~

真っ白な生地にふっくらしたミシンステッチでのキルトが施されていた、お気に入りのクッションカバーの代わりになるものは?と、いくつかお店を見て回りましたが、なかなかピンときたものに出会えず。

前にカバーを買ったのと同じ「私の部屋」というお気に入りの雑貨屋さんに行ってみたところ、ありました!!!

前のものと比べると”ふっくら感”は抑え気味なのですが、真っ白な生地にミシンでのキルトが施されたカバー。
うふふ、こういうのが好き♡

真新しいカバーは真っ白で、パリッとした新しさが心地よい!

私の部屋のネットショップを見てみたら、「ルミエールキルト」というシリーズもので、クッションの他にもマルチカバーもあしました。
こ、こ、こ、これも欲すぃ…(溢れ出す物欲)

が、しかし!!
マルチカバーはサイズが大きいこともあり、お値段もちょびっとお高い…。

ので!
ボーナスがいっぱいもらえたら♪とか、毎月の生活費が余ったらそれを貯めて目標に届いたら!などなど、『いつかのお楽しみ』として買える日がきたらいいな~と指をくわえておくことにします。

ちなみに、クッションカバーは2,200円と比較的リーズナブルなので、気になっちゃったあなたは是非お揃いましょ~♡

新生・3魂での新しい思い出を、またここから刻んで行くんだね。

こはるちゃん、新しいクッションカバーの上でいっぱいお昼寝して、あなたの特等席で健やかに大きくなって行ってね!

* * *

新しい月になったこともそうですが、クッションカバーを洗って片付ける作業をした際に、いろんなことを振り返りました。

今いる環境での暮らしが当たり前になって久しいのですが、この部屋を内見し、何もない部屋に光が溢れるように日当たりが良くて、「即決申し込み」をしたあの日のことを思い出しました。

引っ越しをしなくちゃいけないのに、物件を見ても心が動かずに半年。

スマートフォンで物件情報を見ているだけじゃダメだ…と、これまでチェックしていたいくつかの物件を実際に見てみよう!と思い立ったその日に、突然物件情報に登場したのが、今暮らしているこの部屋でした。

事前に不動産屋さんに予約していた物件を内見させてもらいながら、予約していなかったのでダメ元でこの物件が気になると伝えると、その日のうちに追加で内見できることになりました。

それまでとは違い、内見させてもらった時に気分が上向きになり、ホカホカの日差しが嬉しくて、迷わずにこの部屋に決めました。

不思議な流れというのか、トントンと思いもしない展開で引っ越しが決まりました。

すると、一歩を踏み出したことで、あんなに執着して手放せなかった「夫婦」という関係を終わりにしても大丈夫だ!と勇気を出し、彼の手を離すことも決意できました。

…って、引っ越してすぐ決意したかのように書いちゃいましたが、離婚を受け入れることは、引っ越してから1年半くらいして”ようやく”決められたんですけれど。えへへ。

まだ何もなかったこの部屋に引っ越してくるときに、心機一転!と、自分の生活のためにちょっとまとまった金額を使う経験もしてみました。

全てを捨てて新しく…とまではいかなかったのですが、結婚していたときに使っていたものを思い切って処分し、新しい暮らしのために「自分が好きな・自分が喜ぶお部屋作り」をしていこうと決めました。

ベッドを新しく購入し、運び込まれた時に暮らしが一気に変化した瞬間や、シンボルツリーとして大きなウンベラータを探して購入し、なんだかオシャレな生活じゃな~いと照れ臭くなった瞬間。

ギンちゃんの日々の鍛錬(=爪とぎの修行)でボロボロになっていたソファーも買い換え、お気に入りのものが見つかるまでいろんなお店をチェックして、厳選してクッションカバーを選んだ時間。

食器もそう、植物もそう、姿見ひとつを買うのもそう。

少しずつつ時間をかけ「お気に入りだけにするんだ!」と買い足しながら、自分の暮らす環境を自分好みに整えていく時間は、とてもワクワクしていて楽しい時間でした。

先に買ったアイテムが馴染み始めたところに、新しいお気に入りが加わると、その度に嬉しくてニッコリして。

お気に入りが我が家に馴染むと同時に、徐々に3魂の生活にはまっていき、私は毎日を慈しんで過ごすことができるようになっていきました。

小さな喜びをちょっとずつ積み重ねた結果、3魂暮らしに笑顔と心地よさが満ちていき、私は『私の暮らし』を大切にできるようになり、毎日の些細なことに小さな喜びを見つける暮らしが大好きになりました。

何でもない日の、何気ない小さな喜びに目を細めて、「ちょっと聞いて~。うふふ」ってギンちゃんと仁くんに頬を寄せる、そんな毎日が宝物でした。

それなのに、去年くらいから仕事でのちょっとした変化があり、自分が思う以上に「自分の気持ち」が仕事の方に向き、気付いたら『仕事軸』になっていて、自分の内部が仕事に浸食されていきました。

毎日を楽しむ余裕がなくなり、小さな喜びを感じることや、日常の楽しさを見落とすようになり、知らず知らずのうちに「自分の好き」を後回しにするようになっていることに、全く気付いていませんでした。

なんだか毎日が疲れ切ってしまっていて、身体にも心にも、余裕が全くない状態。

『忙しい』という文字は『心』を『亡くす』という言葉の通り、自分らしく暮らすことで柔らくいられた私の心は、お手入れできずにいつしか固くなり、気がついたらとても荒れてしまっていた。

こはるちゃんがホリホリしたのがきっかけで、宝物のクッションカバーを大切にしまっておこう!と思い立ち、洗濯して乾いた後のクッションカバーをしみじみ眺めていたら、大切にしてきた自分の暮らしを愛する作業を蔑ろにしていたことに気付けました。

私、私を喜ばせたり寛がせたり、小さな喜びを見つける歓びを放棄していた!!

私の大切にしているものは、私の愛する暮らしを守ることだったのに、手入れを怠ったせいで私の暮らす環境はいつしかくすんでしまい、私自身も心もささくれているじゃない。

そりゃ、小さなことでイライラ・トゲトゲするわけだ。

私は「衣食住」を自分らしく心地よくするのが好きなのに、全然できていないんだもん!!

あっぶな~。
自分の心、ひび割れる寸前だったYO。

大好きなシールにも心が動かなくなっていたり、ノートを作る時間も、本を楽しむ時間もちゃんと確保できていなかったのも、追い打ちをかけるように私をカサカサに干からびさせていたのよね。
ふー、危険!

自分を潤わせる、自分の好きを大事にすることを疎かにしちゃ、ダメ・絶対!

仁くんが残していった「薄汚れた染み」と、使い込んでところどころくたびれ、小さな穴の空いたクッションカバーをギュッと抱きしめて、大切なことに気付けて良かったと心から安堵しました。

決して高価ではないけれど、私が気に入って買った「私の好き」なクッションカバー。
私の暮らしは、私基準の「手のひらサイズの幸せ」があることで、愛おしく笑顔溢れるものになる。

ちょうど季節も変わり、新しい月に入るタイミングというのも、きっとリスタートに丁度いい、よね?

私の暮らしの中に、私サイズの喜びをいっぱい集めて行くぞ!!

そして、「キャッキャ」「ウフフ」を毎日の中でいっぱい増やして、新生・3魂での暮らしを慈しみ、新たな織り目で紡ぎあげていきたい。

私は私を笑顔にする。
私は私を幸せで満たすって、約束する。

光が射しこんで希望が胸いっぱいに広がったあの日の私に、「ほらほら、自分の大事なものを大切にするんじゃなかったの?」と言われたような気がして、ハッとしました。

生活を愛おしみ、小さな喜びをいっぱい集めて行こう。
私と私の愛するギンちゃん・こはるちゃんを寛がせ、心地よい毎日を貪欲に広げて行こう。
お空の上の仁くんに心配をかけないように、ね。

またここから、私らしい「手のひらサイズの幸せ」を見つけて行こうと思っているので、どうぞよろしくお願いします。(ペコリ)

心を亡くす前に、自分を笑顔で包み込もうと気付けて良かった!

今日のご機嫌は、こはるちゃんとのお散歩で風が気持ちよかったこと。
ささやかながら、仁くんといつも歩いていたお散歩コースを辿る日々が、とっても幸せです。

ではでは、おやすみなさーーい。

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