【ココロノマルシェ】仕事で後輩が先に昇進し、どのような心持ちでいれば自己肯定感を失わずに済むのか伺いたいです。
私はハンカチよりも「タオル派」で、それを知ってか(?)タオルをいただく機会が多くあります。
めっちゃ、うれしーーーー!
かわいいタオルハンカチを忍ばせて、意中の彼と映画デートで感涙してそっとタオルに涙を吸わせる…その日が早く来ないかなー(← 妄想重症)
今日はものすごく珍しくサクッと短く、嬉しい頂き物を「みせびらかした」後で(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。
はじめまして。もし良ければ相談させて下さい。
自分は30代後半の独身で事務職の女です。
仕事で後輩が先に昇進しました。
後輩はとても頑張っているし、能力も高く、抜擢されるのはよく分かります。
個人的な恨みや妬みはないです。
けれど後輩が先に昇進したことで、自分の立場が社内で一段と低くなってしまいました。
上長とも折り合いが悪く、自分の意見は軽んじられるため、自分から提案することも出来なくなりました。
同僚は居ますが、自分よりベテランが多く気軽に相談したりされたり出来ない雰囲気です。
むしろ相談したら甘えだと冷笑され、恐らく代わりは幾らでもいるから辞めれば?と言われるのが目に見えるような環境です。
元々好きな仕事ではありませんし、仕事の適性もないことは自分でも分かっていました。
今の会社で5年事務をして居ますが、どんな仕事をしても楽しさや充実感を感じる業務は一つもありませんでした。
日々山のようにある緊急で片付けなければならない仕事の処理で手一杯でした。
だから会社は日銭を稼ぐための場所だと割り切って通勤しておりました。
それでも残業や休日出勤等もあり、ずいぶん労力は使いました。
会社から要求された資格も取得しました。
だから、せめて労力が無駄では無かったと思えるような経験や待遇が欲しかったのだと、後輩が昇進した今は思います。
けれどそれすら得られないということが確定し、これからずっと見下されて仕事をしていく(ダメ社員確定)中で、どのような心持ちでいれば自己肯定感を失わずに済むのか伺いたいです。
今のままだと元々低いモチベーションが更に減ってしまい、ある日思いつきで退職してしまいそうです。
尚、適性が無いのに辞められないのは、若いときに父が自営業をしていましたが経営が苦しく、両親共に副業していつも金のことで苦しんで喧嘩したあげくに倒産して生活に苦労した経験があること(安定した生活を送るにはサラリーマン最強ということが肌身に染みている。)、借金があること、そして自分の年齢とスキルでは転職しても今より良い会社には行けないし、また同じようになることが予想できるからです。
本当は仕事自体が嫌いなのだと思います。
一人で遊んで暮らしたいのだと思います。
私の本質は、怠け者で日本社会には全く向かないのだと思います。
そんな人間でも一人でそこそこ楽しく生きていける人生があれば良いのになあ、と思ってしまいます。
話が散らかってしまいましたが、全く適性がない場所で味方が居なくても自分を維持していける心理的テクニック、というものがもしあれば。
(ライフワークとか高尚な話の前段階として、今をしのぐ方法として)
ご教示頂きたくお願い申し上げます。
相談者:さくらねこさん
さくらねこさん、はじめまして。
職場でも経験を重ね出すと、後輩が先に昇級する…という事が出てきてしまいますよね。
いつの間にかそれだけしっかり「社会経験」を重ねている自分がいるのですが、ちゃんとお仕事を頑張っている事を、まずは褒めてあげて欲しいな…と思っています。
私も後輩が私より上の役職で、リーダーとして束ねてもらっています。(お世話になってます…えへへ)
> 仕事で後輩が先に昇進しました。
> 後輩はとても頑張っているし、能力も高く、抜擢されるのはよく分かります。
> 個人的な恨みや妬みはないです。
先輩として後輩が頑張っている姿をきちんと認め、評価できるってすごい事だと思うんです。
たとえ頑張っている姿を見ても、その姿を見つけられない人もいるんですから。
心理学でよく出てくる「投影」という見方をすると、後輩の中に見えた『とても頑張っている姿』『能力が高い』『抜擢されて当然』というのは、その要素がさくらねこさんにもちゃんとあるからこそ見えるんです。
私たちは自分の中にないものは、決して外に見る事が出来ないので、後輩を通して見れている価値や魅力は、そのままさくらねこさんの価値や魅力なんです!
さくらねこさんは、ずっと努力して成長してきたんですもの。
本当は能力がちゃんとあるし、めんどくさいなーと思いつつもちゃんと抜擢されたら結果が出せる方なんだと思います。
> それでも残業や休日出勤等もあり、ずいぶん労力は使いました。
> 会社から要求された資格も取得しました。
> だから、せめて労力が無駄では無かったと思えるような経験や待遇が欲しかったのだと、後輩が昇進した今は思います。
さくらねこさん、スゴイですね!!!
いっぱい会社のために、会社の中でみんなの役に立てるように成長もしてこられましたし、資格まで取得されたなんて、向上心があって頑張り屋さんなんですね。
後輩の頑張っている姿も見て知っているけれど、さくらねこさんもそれと同じように「ずっと頑張ってきた」んですもの。
その頑張りが目立たなかったり、華々しいものではなかっただけで「頑張ってきた事、感謝してるよ!」「頑張ってくれている事、見ているよ」と言ってもらえない事は、ションボリしてしまいますよね。
経験や待遇が欲しかった、と思えるという事は「それだけ会社の中で奮闘したさくらねこさんが居る」という事。
5年の勤続年数の間、辛い事ややってられないなーと思う事があっても、きっときっと歯を食いしばって成長してきたんだと思います。
認めてほしいですよね。
出世したいのではなく、さくらねこさんがやってきた事を、たった一言でいいから
いつもありがとう。
本当に頑張り屋さんだよね。
資格を取ってくれたお陰で助かっているよ。
縁の下の力持ちで、会社を支えてくれているよね。
お疲れ様、ちゃんと見てるよ。
って言ってもらえたら、それでいいのに、ね。
人間はみんな「認めてもらえたら嬉しい」という『承認欲求』を持っています。
さくらねこさんがモヤモヤしたものを抱えてしまうのは、本当に頑張ってやってきたからです。
頑張ったんですもも、ちゃんと「ありがとう」って認めてもらいたいと思うのは、人間が持つ普通の気持ちです。
さくらねこさん、ちょっと想像して見てください。
さくさねこさんはフワフワーっと空を飛んで気持ちよく泳いでいます。
心地よい気持ちでいたら、大きな窓があったのでそれを覗いてみると、そこには職場で一生懸命働いているさくらねこさんが見えました。
笑顔で電話の受け答えをし、後輩の仕事を応援し、頑張って取得した資格を活かして一日を忙しく一生懸命働いているさくらねこさんが見えています。
さくらねこさんの表情はどんな表情でしょうか?
ニコニコしながら、1人になるとシュンとして疲れた表情をしていますか?
先に昇進した後輩を見ているさくらねこさんは、どんな目をして、どんな背中を見せているでしょうか?
やる事がいっぱいありすぎて、休日出勤も余儀なくされる中で
しょうがないよね…と文句も言わずに受け入れて、黙々と仕事をしているさくらねこさんの疲れた表情を見て、どんな気持ちになるでしょうか?
窓の外から自分を見て、どんな風にさくらねこさんに声をかけてあげたくなりますか??
ただひたすら「頑張ってるの、誰よりもわかるよ」と言って抱きしめてワンワンと泣きたいでしょうか??
お疲れ様!と暖かいコーヒーを差し入れてしてあげて、仕事ぶりを思いっきり褒めてあげたいでしょうか??
忙しく働いているさくらねこさんのデスクにそっと「いつもありがとう」と付箋を付けた美味しいお菓子の差し入れを置いて、さくらねこさんがにっこりするのを見たいでしょうか??
誰よりも自分のことを知っているのは、自分自身です。
誰よりもかけてほしい言葉を知っているのも、自分自身です。
さくらねこさん、俯瞰で見たときの「働いている自分」の姿は、健気で愛おしく、ギューッと抱きしめてあげたいものではないでしょうか??
職場の上司はさくらねこさんの努力を見つけられていないかもしれませんし、それが「今は届いていない」だけかもしれません。
周りからの評価を求めたい気持ちは、誰しも持っているものですからそれは否定せずに、周りから思ったようにもらえなかったしても
自分で自分を労い・認め・感謝の言葉を届け、応援してあげませんか?
私も職場を辞めたい…と思った事は何度もあり、そんな時に先ほどご紹介したようなイメージワークをして見たら、必死に頑張っている(苦手な仕事に向き合って冷や汗をかいている自分や、誰かのために給湯室を掃除している自分など…)別に目立たないけれど一生懸命な自分を見たら、胸がギューッと締め付けられて、本当に愛おしく健気な姿に胸が熱くなったんです。
あぁ、私って本当に頑張って働いるんだなー。
あぁ、私はちゃんと仕事に向き合って、だからこそ悩んでるんだよなー。
そんな風に「見落としていた自分」をちゃんと見つけることができてからは、自分に「ありがとう」や「お疲れ様」、「頑張ってるの、知ってるよ」「フレーフレー!私ならできるって思ってるよー」と、認めること・評価すること・それを言葉にして自分に届けることができるようになりました。
自分でいっぱい自分の仕事ぶりを「えらい!」と言ってあげることで、私は何度も辞めたいと思った仕事を
・お給料(=生活)のために辞めるのを考え直す
・今すぐに夢中になれる仕事がないから、ここでお給料をもらおう
と辞めずに続けて来る事ができました。
本当に辞めたくなったら辞めていいんですし、思いつきで退職(自分の中で限界だと感じたら)してもいいんです。
辞めてもいいし、辞めなくてもいいし
私は選択の自由があるんだぞーー!!
と思ってあげることで「〜でなければならない」と自分を強く縛るものを緩めるだけで「まぁ、色々あるけど辞めてもいいんだから、もうちょっと頑張ってみるか」などと思えたりする余裕が生まれてきます。
ダメだ…ダメだ…と思い込んでいると、そこに意識がフォーカスされてがんじがらめになって身動き出来なくなるので
どっちでもいいしねー
と言ってあげる事で自分を緩めてあげることは、楽になるための一つの方法です。
> 本当は仕事自体が嫌いなのだと思います。
> 一人で遊んで暮らしたいのだと思います。
> 私の本質は、怠け者で日本社会には全く向かないのだと思います。
分かりますーーー!!
私も「働く必要がなければダラダラして過ごしたい」ですし、もう10年以上今の職場で働いていながら、毎週毎週、月曜日は「あー、辞めたい」とブルーな気持ちで出勤することを続けていますから、遊んで暮らせたらどれだけいいだろう…と思う気持ち、とってもとっても共感できます。
さくらねこさんは「怠け者で社会に向かない」とおっしゃっていますが、仕事をしたくない気持ちと同じくらい、勤勉で社会の中でしっかり役に立てていて、社会に向かないどころかちゃんと社会に順応できる資質があるんです。
本当に怠け者で仕事が嫌いだとしたら、いくらお金が必要だとしても「働く」という選択肢に拒絶反応を示します。
でもさくらねこさんは、自分が心にモヤを重ねてもしっかり職場で自分の分を片付けているのですから
怠け者の一面もありながら、バリバリ働く事も楽しめる一面もあって
多面的に魅力的な私なの♡
と自己評価してあげてください。
自分を抑え込んで、自分の声を「ダメ!」と言わせないようにしているのは自分だったりする事があります。
やめたいなーって思ったっていいですし、怠けたいなー、て思っていたらたまには力を抜いたり有給をもらってリフレッシュするのもありです。
> 今の会社で5年事務をして居ますが、どんな仕事をしても楽しさや充実感を感じる業務は一つもありませんでした。
そんな中で5年も続けてこられたのはなぜなのでしょう?
お給料??環境??通勤時間??
何にせよ、辞めるよりは…と思える要素がきっとあると思うんです。
全く適正がなく、完璧に合わなければもうきっと「辞めてやる!!」って投げ出していると思うので、5年も奮闘で来ている自分を思いっきり認めてあげて
●勤続5年記念に有給をまとめて取得して旅をする企画
●5年もこの会社で必要とされている私が「職場に行ってあげている」と上から見ちゃおう大作戦
(↑ 女優になりきってくださいね!)
●昇給していないことを逆手に取り、給料泥棒を目指す!
(↑ これ、私もやってます。いひひ)
●定時にサラッと帰ってプライベートを充実させるために、みんなの時計になる
(↑ これも私が実践中。マミコさんが帰った…ということはもう定時か!と浸透させるため「歩く社内規定」を目指しています)
●時間を決めて好きなおやつを自分に食べさせてあげる
(↑ これも継続中。私はハイチュウをご褒美しています♡)
●やらなければいけない仕事をやり終えたら、ちょっといい香りのお茶を自分のために淹れてあげて自席でホッコリする
●出来ない事は「できません」と白旗をあげてみる
●きちんと有給をもらって使う
(↑ 自分をリフレッシュさせるためのズル休みもありだと思っています)
●職場のムカツク人を「DETH NOTE」で呪う
(↑ お怨み帳ですね!)
●仕事はお給料だけ♡と割り切って、趣味や習い事など、やりたい事を楽しみつくす
(↑ そうやっていてライフワークにつながるものが見つかるかもしれませんね)
●ひたすら寝る
●一切頑張らない。振られた事、どうしてもやらなければいけない事だけをやる。
●職場のデスクを自分の好きなもので満たす
(↑ 私のデスクは「マミコワールド」と呼ばれています。ギンちゃん・仁くん[愛猫と愛犬]の写真もあれば、天国にいった愛犬達の写真も並んでいます。神様も飾られています)
他にもきっと、いろいろあると思うのですが、思いつくものを挙げてみました。
毎週何か一つだけ、新しいものを自分にご褒美してあげて(スカートだったり下着だったり靴だったりペンだったり…)それを使うのを楽しみにして仕事に行く!なんてことも私はやったことがありますが、
やだなー、と思っている時は「私、今いやなんだよね」っていう心の声を認めてあげて、嫌な事をやっている自分を盛大に褒めたり、本当に嫌な時は休む事、最悪「仕事をやめてもいいんだよ」と言ってあげてもいいと思っています。
頑張ることも時には大切ですが、頑張りたくない時に自分の心に鞭を打っても、どうしてもやる気になんてなれない時もあります。
最低限の事だけをして、置かれた場所で自分がまた何かしたいなぁ~と思えるまでジッとしていてもいいんです。
それも一つの勇気ですよね。
一度落ち込んだ仕事へのモチベーションを上げるって、私も体験していますがなかなか簡単ではありません。
上がらない自分でもいいし、抜けるところは力を抜いて、ゆったりやっていきませんか??
私も脱力しながら、時にはなぜか頑張りたくなって結果を出したりと「ムラ満載」ながら社会生活を送っています。
お話を読ませていただいて、さくらねこさんが本当はすごーーく仕事に対して真摯で、頑張ってきた事、凄いなぁ!って拍手をおくります。
職場の上司ではないけれど、さくらねこさんがいてくれたから、会社が円滑に回っていて、感謝しているよ!!と届けたいと思っています。
自分で自分に感謝状を贈るように、ありがとう!と労いの言葉を沢山欠けてあげてくださいね。
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ココロノマルシェでは様々な視点でお悩みに回答を寄せてくれるカウンセラーが沢山います!
あなたと同じようなお悩みを発見したり、あなたのお悩みを相談したり、あなたのココロが少しでも軽くなるお手伝いが出来れば嬉しいです♡
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ココロノマルシェとは違いますが、あなたのお悩みを、ブログで記事にしてもいいよ!という方は、ぜひお悩み相談を送ってください。
私なりの形で、あなたのお悩みに寄り添いたいと思っています。