【ココロノマルシェ】どうすれば苦手な方を克服して、上手く付き合えるようになりますか？

まさかの「鬼」呼ばわりされていますが、何も極悪非道な事をした訳ではなく、ただ仁くんをお風呂場でシャンプーしただけ…

仁くんは定期的にトリミングや私によるシャンプーの刑（？）を受けていますが、大の水濡れ嫌いのギンちゃんは、仁くんをお風呂場に連れて行くのを見るだけでサーッと隠れます。
ほぼ無臭のギンちゃんですが、たまに頭が臭くなる（たぶん、仁くんに舐められれいるせいだと思います）ので、年に2～3回位はシャンプーするのですが、ギンちゃんも私も、シャンプー後はお互いにヘトヘトになって力尽きます。

さて！！今日も全くお悩みと関係ない前置きをしてしまいましたが（注：いつもの事です）【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。

空さん、こんにちは。
職場の上司に苦手な方がいて、どう接していいかとても悩まれていらっしゃるようですね。

> 今は、話しかける前に緊張して、相手からの質問にも上手く答えられていない状況です。

ハラハラ・ドキドキと緊張すればするほど、頭が真っ白になってしまい、相手は欲しい答えがもらえずに「えっ？なんていったの？」と単純に聞き返していたとしても、それすら責められているように感じて委縮してしまう…という状態にいらっしゃるのかもしれませんね。

緊張しながら人間関係を築くのは、とてもストレスのかかる状態ですものね。
空さん、本当にお疲れ様です。

いただいたお悩みの中には、具体的に何かきっかけがあって特定の上司が苦手だと感じるようになったのではなく

> 特に何かをされたというわけではないのですが、生理的に合わないという感じです。
> 何故かその人に言われると否定されている様な気がします。
> 声が大きいこと、責められているように聞こえることが原因かなぁと思う

と書かれている所からの推測ですが、空さんには自覚がないかもしれませんが、過去に自分より年上の男性から、同じように高圧的な態度や自分を受け入れてもらえなかった経験をされたことがあって、それを「投影」（もう一度再現）しているということはないのかな？と感じました。

上司ということはつまり「自分より目上の人・年齢の上の人」ということから、いちばん身近な所ではお父さんだったり、学校の先生、クラブやサークルの先輩などから何か責められるような事を言われて傷付いたり、大きな声で怖い体験をした過去の体験はありませんか？

先ほど「投影」と書きましたが、私たちは自分の心の中にあるフィルターを通して周りの世界や人を見ています。
よく例えで使われますが、晴れた日の青空を見た時に「なんて清々しい気持ちの良い空だ！」と感じる人もいれば「なんて物悲しい青色なんだ」と青色から悲しい気持ちを感じる人もいます。
それは、その時の空を仰いでいる人の感情（楽しい・悲しい）というフィルターを通して見ている世界で、私たちは周りの人を見るときにも、同じように自分の心のフィルターを通して相手を見ています。
投影、というのを理解するのは難しいのですが、ざっくりと

私の気分・私の体験を眼鏡にして、それをかけて相手を見ている

というように捉えてもらえればいいと思います。

そして「投影」を使って上司を見ている…ということについてですが、責められている・否定されているという嫌な気持ちを感じるのは、過去に嫌な体験があった事を上司を通して思いだして、上司に映し出して「再び感じている」状態なのかもしれません。
または、上司を使って自分を責めている状態、とも言えるかもしれません。

「責められる」「否定されてる」と空さんが感じているという事は

私は責められるべき存在
私は否定されてしまう（価値がない）

と自分の事を思っている節はありませんか？？

「私は自分の力では上手く出来ないのでは？」とか「私のやることはいつも間違っている」と自分を攻撃する気持ちがあればあるだけ、声の大きい人を前にした時に『あの人に責められている』と感じます。（目の前の人を使って自分を責めている状態）
自分を攻撃していない人は、声の大きい人がいたとしても『ん？あの人声おっきいなあ』としか感じませんものね。

上司を通して責められているような感覚を覚えるのは、それだけ空さんが自己否定していたり、何か上手く出来なかった事を後悔していたり、自分で自分を責めているのかもしれませんね。
もしも空さんの中で思い当たるものがあれば、自分を責める事をやめることや過去の悲しい失敗談を「仕方なかったよね」「辛かったね。でももう大丈夫だからね」と癒してあげる事で、上司の言動が怖いものと感じなくなると思います。

【話しかける前に緊張して、相手からの質問にも上手く答えられていない状況 】ということからも、自己否定・自分を攻撃すればするほど、どんどん相手が怖く感じますから、自分がダメなんだ！と思えば思うほど（相手と仲良く出来ない自分を責めれば責める程）委縮してしまうのも当然ですものね。

さらに、人間関係には「バランス」というものがあり、空さんが委縮すればする分だけ、上司は「なんでこんなにオドオド・ビクビクしているんだ？！なんだかイライラする」と感じ、いつも以上に声が大きくなる…という悪循環が生まれているのかもしれません。

だとしたら、上司を通して自分が責められている・否定されていると感じた時に

・これは「投影」であって、私が上司を使って自己否定しているんだな
・自己否定すればするほど委縮して、相手を高圧的にさせているんだな

と気付く事で、実際に攻撃されているのではなく「あくまで私がそう感じているのだ」と理解し、客観的に状況を見る事ができるようになります。

空さんが、過去に目上の人から怒られて委縮した経験はないですか？
その体験がベースになって、自分を否定している・自分はダメだと思っている事はありませんか？？？

上司が何か実際に攻撃をしている訳ではなく、空さんの内側にある感情が上司を使って自分を攻撃しているのであれば、自分を整えて自分を肯定してあげることで、責められていると感じなくなっていけます。

過去に失敗した痛い体験が蘇るようであれば、私たちはどんなに頑張っても神様ではなく不完全な人間ゆえに、完璧には出来なかったんだと自分に何度も届けてあげて、その時の後悔や罪悪感を優しく癒していきましょう。

あの時に私はとっても傷付いちゃったね。
頑張ったのに、上手く出来なくて、それがとっても痛かったね。
ごめんね、ずっと頑張らせてきて。ずっと手当てしてあげてこなくって。
もう充分頑張ったよ。出来なかった事、もう誰も責めてないし、もう時効だよ。

そんな風に、何度も何度も自分にあたたかく寄り添ってあげることで、過去の悲しい経験に「ごめんね」と「ありがとう」を届けてあげてみてくださいね。
私たちは、過去は変えることはできませんが「今、その傷を持っている自分を許し続ける事」で、少しずつ過去に対する思いを変える事が出来ます。

また、自己否定をやめて自己肯定する事で『責められている・否定されている』という感覚がなくなっていきますので、ぜひ、自分を肯定していく作業もしてみてくださいね！

自己肯定のコツは、
どんな気持ちも否定しない事。

いくら上司との関係が、自分の傷を思いだして再体験しているに過ぎない…と分かっても、すぐにはその怖さはなくなりませんよね？？？
だとしたら、まだ怖いと感じる自分に対して空さんはどんな風に声をかけますか？？？

まだ怖いと思ってるなんて…別に責められていないのに…あぁ、なんでなのっ？！

と自分がダメなんだと自分を攻撃してしまうのはNGですよ！！！

まだ怖い気持ち、抜けてないんだね～。
うんうん、責められてないのは分かるけど、やっぱり声が大きいとビクッとなっちゃうもんね。
大丈夫だった？？？よく頑張ったねー。
怖くならないように前向きに自分に向き合ってる私、すごいね～

と、自分が怖いと感じている事も丸ごと肯定してあげながら、自分に沢山エールを送り、自分の気持ちに共感してあげる事が「自分を肯定する」作業です。

投影なのですから、自分を自己攻撃して否定して見なくなれば、上司が少し大きな声を出しても「でかい声だなー」くらいにしか見えなくなっていきますから、自分を大切に・自分に優しく・自分を認めて愛してあげる事が、苦手な上司克服法になりますね！！！

苦手な人、自分にとって嫌な気持ちを感じさせる人というのは、
自分を苛めている自分を手放すために現れているのかもしれませんね。

今日もお仕事を頑張っている空さん。
日常的に自分に「お疲れ様」「ありがとう」を届けてあげて、どんどん自己肯定感をUPして、気がついたら上司が苦手じゃなくなっていた…と思えるようになるといいですね。

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私なりの形で、あなたのお悩みに寄り添いたいと思っています。

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