がんばって、努力して…でも「なりたい自分」になれないときに、自分にかけてあげたい”お薬言葉”
離婚したくない!!
と執着しつつも、少しずつ「どうしようもない現実」に折り合いをつけて、今の家を見つけて引っ越しをしたのですが、その際に自分のためにちょっとまとまったお金を使いました。
洗濯機やベッド、ソファーの買い替えといったものに加えて「グリーンのある生活」をしたいと思い、ネコちゃんでもOKの植物を探して、幾鉢かをお迎えしました。
我が家のシンボルツリーとしてお迎えしたのは、ウンベラータという葉っぱがハート型をしている木。
あまりに成長し過ぎて、取り木という「上の部分の皮をはいで、そこから根を生やさせて木を分ける」ということをしたはずなのに、またしても脇から出てきた芽がスクスク成長し、来年にはまた取り木がいるかも…と思うほどに元気いっぱいです。
シンボルツリーとしてお迎えしたウンベラータは、奮発してちょっと大きなサイズのものから育てているのですが、それ以外には小さなポットに入っていた数百円の苗木でした。
他の植物が邪魔をしていて、ひょろっとした感じが伝わりにくいのですが、引っ越しのタイミングで800円くらいで購入した、幹の細いまだ「子ども」のようなエバーフレッシュ。
ヒョロッとした細い一本立ちのエバーフレッシュが大きく成長する頃には、私も離婚を決めて前を向けるようになれるといいな。
また、心から楽しいと思って笑って暮らせる、思い悩まない日常を取り戻せたらいいな。
そう思っていたのが懐かしいなぁ。
ありがたいことに、エバーフレッシュもグングン成長し、私自身もゆっくりではあったけれど「思い煩うことなく、楽しいと笑って暮らす日々」を生きることができるようになりました。
ついでに…
自分が自分の親友になれて、どんな私でも受け入れることができるようにもなりました。
ドーン!!!
最初はキッチンの近くの窓辺においておけるサイズだったのですが、いまでは『第二のシンボルツリー』と化し、巨大に成長して寝室の主になっています。
あまりに茂っていたので、少し選定して枝葉を落としたはずなのですが、それでもグングン成長してくれています。
とにかくどんどん大きくなるので、春から秋にかけては遠慮なく剪定しているのですが、切ってしまった内の幾枝かを水差しにしていたら、中でも一番細くて短い枝から根が出てくれました。
…といっても、枝を切って水に差したのがGWの頃で、根が出てきたのが7月の終わり頃。
さらに、メチャクチャ小さな枝で節がないこともあり、根が生えても成長できるんだろうか?というくらい頼りのない枝でした。
そこそこの太さ根が出てきて、それがある程度の本数と長さになるまでは水差しにし、ようやく土に埋めたのが8月の中旬。
水差しではグングン水を吸えて生きることが出来ていても、根がしっかり給水できるくらい育っていないと、土に植えた後で枯れてしまう可能性もあります。
なので、鉢植えにしてからも数日間は「大丈夫かな?」と心配していましたが、枯れる気配はなく、かといって成長している気配もなく『沈黙を貫く日々』が続いていました。
それが、それが!!!
なんと細くて小さな枝から、新しい芽が伸びて、若くて柔らかい葉を広げようとしてくれたんです!!!
ビックリするくらい頼りない、つまようじほどの細さの枝から、これまた本当に小さな新芽が伸びているのを見て、メチャクチャ感動!!
本当に成長するんだろうか…
と思うくらいに頼りない枝で、土に植えてからも芽が出そうな兆候なんて、ちっともありませんでした。
芽のような小さなポチッが出来たと思った2日後に、ここまで大きく成長したのですが、本当に「自分のスピードで、今だというときになればちゃんと芽吹く」んだよなぁ~と、ムネアツになったのは言うまでもありません。
枝を切って水差しにしてから芽が出るまでの期間は、4か月。
根だって生えるかも分からなかったし、数本水差しにした中で一番小さく細かったのに、発根したのはこの枝だけでした。
小さく細いこともあり、発根してからも根が太くなって伸びるまでには「もたもた」と時間を要しましたし、根が少し増えてはいるものの、葉の先から新芽を出すでもなく、植えても育つのだろうか??と思うくらい頼りない状態でした。
でも、ちゃんと生きていて、マイペースに自分のタイミングで成長し続けています。
ゆっくり、ゆっくり。
細くて小さな自分の体に合わせた「無理のない速度」で。
引っ越してきた当時は、引っ越しが転機となって気持ちが変化し始めたとはいえ、色んなことが不安で心細さでいっぱいでした。
決めよう!と思っても、グラグラして離婚を承諾できずにグルグルしていましたし、自分のことを少しも好きだと思えていなかったので、そんな自分を誰よりも強く否定し、詰って苦しませていました。
我が家に向かえた当時の「ヒョロッ」としていたエバーフレッシュは、今では堂々たる枝葉を伸ばして存在感を増していますが、たった数年前には、私自身もエバーフレッシュも、こんなに成長することができるなんて思ってもいませんでした。
あんなに生きづらくて、自分を受け入れることができるようになりたい!!ともがいていた私は、今では
何があっても私は私の絶対の味方だよ!
と、自分に言えるようになれましたが、ほら、人間って「慣れる」生き物だから、その心地よさも当たり前になってしまうと、「もはや昔に悩んでいたなんて思い出せない…」なんて言っちゃったりもするんですよね。えへへ。
でもね、ここまで来れたのだって、私が私のためにできることをしてきたからなんですもんね。
ひとつひとつは地味な行動だったり、水差しにした細い枝のように「沈黙を貫いて変化していないように見える時期」もありました。
停滞したり、諦めそうになったり(実際に手を緩めて不貞腐れたことだっていっぱいあります)、また仕切り直してできることをやり始めたり…
そうして少しずつ根が出て、またそこからもジワジワとした速度で「自分でも変化しているんだろうか?」と思うような時期を経て、自分にとってのタイミングで芽が出ました。
小指の程の長さ、つまようじ程度の細さの枝の成長を見て、ここに引っ越してきてからのアレコレを思い出してしまい、胸がいっぱいになりました。
ビックリするほどに頼りない小さな小さな「新しいエバーフレッシュの鉢」が、これから少しずつ幹を太くして枝を増やしていき、いつしかシンボルツリーになっちゃう日が来るかもしれない!
そう思うと身震いしちゃいます。
* * *
子供の頃、母に連れられて通っていた教会で聞いた聖書の言葉で、印象的だったものがあります。
天国は、一粒のからし種のようなものである。ある人がそれをとって畑にまくと、それはどんな種よりも小さいが、成長すると、野菜の中でいちばん大きくなり、空の鳥がきて、その枝に宿るほどの木になる。
(マタイによる福音書13:31–32[口語訳])
イエスがおられたパレスチナで、当時一番小さな種として知られていたのが「からし種」でした。
マスタードの中の粒ほどの小さな小さな種が、成長すると木になってその枝に鳥が宿れるほどに成長するというのを聞いて、すごーーい!!と衝撃を受けました。
自分を好きになる、自分を大切に扱う、自分の味方になる、頑張り過ぎるのをやめてもう少し力を抜いて楽に生きられるようになりたい…
生きやすい私になりたい!と思って、自分のために努力すること自体がとても尊いことだと私は思っているのですが、長年かけて鎧を着こんだり、自己否定や自分いじめの思考のクセを自分にしっかりしみこませてきたんですから、そんなにすぐに変化を感じられないものですよね。
私自身、生きづらさをずっと感じて生きていて、何度だって『自分を肯定しようチャレンジ』をしてはうまくいかないことを繰り返してきましたから!(ドヤ顔)
でもね、自分の欠点である『執着体質』というものも、見方を変えると長所である『諦めない力』と言い換えられるように…
諦めが悪いのが、私の取り柄だ!!!
と、何度転んでも、何度つまづいても、傷を労りながら「自分を好きになりたい」という思いを持ち続けてここまでやってきました。
自分を好きになるなんて、今世中では無理な気がする…
と、何度だって思いました。
でも、私の心の中に「からしの種粒ほどの小さな希望」があり、それは心の土壌で何年も沈黙していた間にしっかりと根を張り巡らせ、のんびりとしたタイミングで時間をかけつつも、私にとってのベストな瞬間に、芽をピョコンと出してくれました。
土壌を耕し、根を張った時間があるからこそ、出てきた芽は枯れることなく自分を大切に思える枝葉をどんどん伸ばしていくことができました。
がんばれないときがあったって、これまでやってきたことは1つも無駄になんてなりません。
がんばりたくないときがあっても大丈夫。それでいいんです。
努力しても報われない…と、泣けてくるときだってあります。
そんなときには、努力し続けずに休んでもいいんです。
努力をしてきたことは、他の誰にも分からないかもしれないけれど、あなたはその全てを知っていて分かっていますもんね。
それで十分です。
そしてもう一人、神様もちゃーーんと見てくれていると私は思っています。
だから、神様と自分自身という「強力なペア」が分かってくれているのだから、いいんです。
一生懸命に取り組んできたのに、トラブルばっかり起きて何をしてもうまくいかないように思える「暗黒時代」だってあるでしょう。
くじけたり、折れたり、鼻をまげてふて寝する期間だってあるでしょう。
それでもいいんです。
そんな「人間臭くて、不器用な私」を、いつしか愛せるようになれればいいんですから。
時間がかかっても、来世に持ち越しても、それでもいいんだから。
休む時は休んで、悪態をつきたいときは思いきり悪態をついて、頑張り過ぎないで甘いものを食べて寄り道して、そしてまたエナジーチャージ出来た後で「よっこらしょ!」と思ったら、自分の速度で出来ることをしていけばいい。
…とはいっても、色んなことを何度も挑戦しているのに、全然変わらないときってガッカリしますよね。
そんな時に私は、自分にこんな言葉をかけてきました。
何をやっても全然ダメで、こんなにもひどい最低の状態なのに、もしも自分を肯定できるようになったら、メチャクチャすごいことじゃない?!
どん底だからこそ、変化できた時のドラマチック感、半端ないよね~。
振り幅があるほどビックリされるし、世界仰天ニュースに出ちゃうかもしれないよ!!
よっ!どん底!!
よっ!すごいね!!
今現在、私はダイエットを続けて数年…で、不思議なことにますます「ゆるふわ増量」している感じがあるのですが、そんな自分に対しても、この言葉を贈り続けています。
– – – – –
自分至上最高にゆるふわから、目指している程よい体形になれたら、すっごいドラマチックだよね~。ぐふふ。ぐへへ。
この「ゆるふわ感」は、変化するために敢えてあるもののはず!!
いつかきっと、すごい変化を遂げちゃったときに、大声で「どんだけ~」って言うよね。うふふ。
– – – – –
うまくいかない分だけ、変化しちゃったらすごいんDEAHT!!
そしてその変化は、同じようにもがいている人の希望に変わります。
だから、「こんなひどい状況からのぉ~」「ここから目標達成ってヤバすぎ!!」って、うまくいかない今の自分に笑いかけてあげてみてください。
あと一歩。
あと一声。
もしかしたら、自分では分からないけれど「今の自分は変化を感じる直前」の所にいるのかもしれませんものね。
冒頭のエバーフレッシュの新芽だって、生えてくるのを少しだって感じさせずに突然開きましたから。
なりたい自分になろう!と思って、うまくいかなくても行動したあなたは、とっても素敵です。
私もナカーーマで、全然うまくできなかった時期が長かったから、その期間のもどかしさたるや!!とヤキモキしてしまう気持ちに、ほんのちょっとだけ「お薬」のように言葉を贈れたらと思ってブログを書きました。
なんか支離滅裂になってきたので、今日はこの辺で。
ほな、ドロン! ← 唐突なのが、マミコ・スターーーイル