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恋愛・お金・離婚・仕事… 執着している事で「幸せ」を感じらない ~根本裕幸さんの著書を読んで~

Amazonの読み放題のご本の中に 根本センセーのご本があって マミコちゃんが買ってないご本だったから 早速ポチッたんでちー

すっかり「Kindle unlimitedの沼」にズブズブし、読書三昧のおまみーぬです。
欲しいものリストの中に読みたい本がワンサカ順番待ちしていて、仕事せずに数日間ひたすら本を読みたい!!というのが今の夢です。

今月までは無料サービス期間なのですが、来月からはいよいよ「サブスク課金」をして読みます。
まだ始めて3か月ですが、毎月更新される「今月の新作」をチェックするのが楽しみ。

で、今月も読みたい本があれこれある中で…

執着を手放して「幸せ」になる本

師匠である根本裕幸さんの「執着を手放して幸せになる本」が読み放題リストの中にあるではありませんか!!!

実は…
この前後で根本さんは幾冊か出版されていたと記憶しているのですが、なぜかこの本だけは「手元になく」て読んでいなかったんです。(← きゃーー、不義理な弟子のおまみーぬを破門にしないでくださいぃぃぃ)

執着を手放す

って、過去に私は「手放しセミナー」のために上京し、数時間号泣しながらノートに気持ちを書きなぐり、悶絶しながら、結局手放せない…と落ち込んだっけ。

あの当時は離婚問題真っ最中で、藁にもすがる思いで「夫婦問題解決セミナー」に参加し、そこで私の自己紹介のようなものを受けて根本さんが言ったのは

うーん、だいぶ執着してるね。
手放しがいるかもね。

というもので、この本の中に書いてある手放しのイメージワークをその場で参加者さん全員と体験しました。
もう、会場内は鳴き声の輪唱。
誰もが「愛する人」を手放せなくて、もがいていたんですよね。

はじめての「心理学系のセミナー」に勇気を出して参加した日に、大号泣の手放しワークをしたのですが(今考えると壮絶にハードな体験ですね)、本の中にも紹介されている「鎖を解いて自由になる・自由にする」というワークは、執着がきつかった時にはものすごくしんどいものでした。

家に帰ってきてからもお風呂の中で2週間連続でやってみる

という武闘派な事をしたのですが、2週間ずっと声をあげてワンワン泣きましたし、全く心は軽くなれない。
ただただ苦しくて、でもただ辛いワークではなく、最後に希望となる「新しい扉」を開けるイメージワークがあるのですが、そのシーンだけはいつも眩しいくらい真っ白な雲の上のような世界で、私を笑顔で迎えてくれる大好きな人たちがいる事にうれし泣きをしていたっけ。

ただ、その新しい世界には、唯一大好きで大事な「彼」はいないのだけれど。

セミナーの時の話に戻りますが、参加していた20名弱がみんな目をつぶってイメージワークの中で号泣していましたが、根本さんが誘導しながら私にいくつか質問をしてきます。

「目の前の旦那さんはどんな表情をしてる?」
「ありがとう、って言う言葉に旦那さんはどんな風にしている?」

などと感情を揺さぶる質問に、声を詰まらせ嗚咽しながら答えていたのですが、ワークの最後の方で、新しい世界の扉を開くシーンでイメージの中の真っ白なドアを開けたらそこにいたのは

二足歩行で手をつないで立っていた「ギンちゃんと仁くん」でした。

イメージの中で私が2魂に駆け寄ると、ギンちゃんと仁くんがそれぞれ「いい子いい子」するように私の頭を撫でてくれて、頬を寄せてスリスリしてくれて、思わずギューーッと2魂を胸に抱きしめるようにしたら

おかえりですよ。
おかえりでち。

と暖かい息遣いが首元に感じられて、ダバーーーーッと滂沱の涙。

ヒグッ。
…ウウッ。

と言うようにしゃくりあげて泣く私に、根本さんが質問します。

「扉を開けたら、あなたの事を待ってくれてた人はどんな風にあなたを迎え入れてくれましたか?」

肩を震わせて、声を詰まらせながら

ネネネネ、ネコと、い、い、いぬが。
手、手、手、手を、ヒック、つないで立っててくれました。
「お帰り」って言って…頭を…ヒック、撫でてくれました。

と言うようなことを告げると、根本さんも、一緒にワークをしていた泣いていた皆さんも一瞬面食らったような感じでしたが、二足歩行で立って手をつないでいたギンちゃんと仁くんに、私は救われました。

初めてのセミナーで、右も左も分からず、東京の神楽坂へちゃんと迷わず着けるのか??という事すら緊張で、この日はすごく濃厚だったのですが、ガチガチ執着していた私は

・手放し = 別れるという事
・手放せるほどの愛を持てるのか?
・手放すと入ってくる = 彼を取り戻すための手段として「手放そう」

と言うようなことがグルグルしていたと思います。
手放しって何??
という事が、分かるようで分からない…と腑に落ちていなかったんだと思います。

そりゃそうですよねー。
だって「別れたくないから別れずに済む方法を探しに行っている」んですもの。
お金をかけてまで、縋れるものに縋りたいくらい、全力で執着していたんですもの。
手放す覚悟なんて、出来ていなくて当然ですよね。

でも、この当時は自己肯定感もめちゃくちゃに低かったので、手放せると思えない自分を「自分責め」の材料にもしましたし、苦しみの総合商社状態で、辛すぎてこの頃の記憶って実はぼんやりして思い出せないものも多いんですよね。

その後「手放しのワークショップ」などにも参加しましたが、手放しの動機が「もうこの苦しみから逃れたい。しんどいから楽になりたい。」というもので、本の中にもありましたが、この動機で手放すって出来ないんですよね。

・「私」が、その人を手放したい理由って、いったい何だろう?
・手放すことで「私」が手にするメリットって、どんなものだろう?

その問いにあいまいな答えしか見出せないなら、手放しワークへ進んでもあなたの心はここにあらずです。心はいつも逃げ場所を探して、手放したい相手としっかり向き合えません。

執着を手放して幸せになる本

まさに、この状態だったんですよね。

手放せないとしんどいし、苦しい。
手放すことで「自分も相手も自由になる」というメリットは全く見えていなくて、手放せないと何も変わらない「だろう」し、彼も私も「このままでは幸せではない」から、私が頑張って彼から離れるために苦しくてもいいから頑張るしかない!!という

自分が我慢する = 私は辛い思いをしなくてはいけない

という自己攻撃的な考えだったんです。多分。
だって、私は自分が身を引かないといけない「価値のない存在」で「最後の最後に与えてあげられるのは離婚を受け入れる事しかない」訳で、自分さえ我慢して手放しできればいいんだ。

それに…
手放しが出来たら、彼が戻ってきてくれる可能性だってゼロじゃないし…

という気持ちもありました。

手放しとは「好き気持ちを持ったまま離れる」という事です。
そのためには「手放すことで自分にとってのメリット」が見つけられなかったら、頑張れませんよね。

だって、手放したくないからこそギューーーッと握っているその指を、1本ずつ解くようにして手を離すんですから。
手を離したら、そこから最愛のものや大事なものがスルリと抜け落ちてなくなるなんて、怖くて怖くて、握る指に一層力がはいりますよね。

結局、私は手放すことが出来ないと白旗をあげました。

悶絶し、泣き、悩み、いっぱい自分と向き合って葛藤して「無理だ」って思ったんです。

なぜ、幸せを感じたいからこそ愛するのに、あえて苦しいだけの執着を続けるのでしょう。
それは、人間には「愛でつながれないときには、執着することでつながろうとする」という心理パターンがあるからです。
(中略)
苦しみを感じているかぎり、相手の存在を忘れないでいられます。それが唯一のつながりに思えているので、決して苦しみを手放そうとしません。

執着を手放して幸せになる本

あぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあ!!
まさにコレでした。

私がもう何をしても、彼にしてあげられることはないし、私の愛は届かない。
何をしても、どう頑張っても、もう私ではないってちゃんと自分ではわかっていたのに、怖かったんです。

こんなにも愛する人を「完全に失う」なんて、恐ろしくて不安で、最後は愛ではなく執着して苦しむことを使っても、彼と繋がっていたかったんです。

あぁ、なんて健気なんでしょう…

白旗をあげたのは、手放せないなら、もうどこまでだって執着する自分でいいんだ!!と、はからずも執着で繋がろうとする自分の愛を許可した瞬間だったんだと思います。

手放せない自分を否定せず、それでいい!それしか今の私にはできない!と、自分の気持ちに素直に降伏して

「私の負けです」

と言った事で、私はその後、ビックリするくらい執着が楽になって行きました。

執着を手放すことに執着していた、という面もあったと思うんです。
手放せない自分を責めたり、否定しないといけなかった訳ですし…ね。

あんなに苦しくて、苦しみから抜け出したいと思ってセミナーに参加していたのに、苦しむことで自分を虐める・罰することを望んでいたなんて、今だから分かる事ですがあの当時の私が聞いたら目を白黒させると思います。

根本さんのこの著書の中には、手放しの前段階として「自己肯定感」「自分軸」と言うのがある事を丁寧に説明してくれています。

ほんと、それな!!!

と、過去に手放せなかった体験者は、本を読みながら全力赤ベコ状態でした。
いやー、自己否定していて他人軸バリバリの時に手放しをしようとしても、ただの自分苛めにしかなりません。(← 体験談)

手放しをするのは「自分を幸せにする」「自分をがんじがらめにしている鎖から自分を解いて楽に生きる」ためのもので、モノや人から別れるという事ではないんですが、自己肯定できずに自分軸がない状態では、

自分を幸せにするために、自分を自由にしたい

と思えないんですよね。
自分がないから、鎖がほどけたってどうしていいか分からないですし、自己否定の為には自分を苦しませたり虐める材料が必要ですから、ますます執着を必要としますし。

本の中にあった言葉で、ものすごく納得できたのがこの言葉です。

執着が、あなたの「選択肢」を奪っているからです。
(中略)
自分は幸せなのか、快適なのか、喜びを感じているのか。そういったことが、すべて後回しになってしまうのです。

執着を手放して幸せになる本

旦那さんだった人に執着していた私は、まるっきりこの状態でした。

離婚する・しないが選べないんです。
「離婚は【絶対】したくない」という状態で、考えるという余白がなかったので、がんじがらめでした。
もはや「執着して何とかする事」しか見えていないので、自分の日常をしっかり生きて、自分の感情を感じるなんてできませんでしたし、感じるのは辛いから意識的に感情を切ることすらしていました。

あの当時の私が、根本さんのこの本に出会っていたら、腑に落ちたか…は分かりませんが、今、執着を手放し終わった後で読めたことで、ものすごく深い理解をすることが出来ました。

自分が怖れや不安から身動きできない…と思う何かがある方は、もしかしたら根っこに「モノ・時間・お金・体験・人」への執着があるのかもしれません。
それを手放して自由になるために、自分の心の整え方や、例題として出てくる人に自分を重ねながら、執着が自分を幸せにしない事に気付くと同時に、手放すための準備ができる一冊です。

理由は分からないけれど、出版されてすぐに読んでもこんな感想を持たなかったかもしれませんから、きっとKindle無料本として新冊のラインナップになってくれたタイミングが私にとっての「ベストなタイミング」だったんだろうと思います。

根本さんの本の中では「いつも無理してるなと思った時に読む本」(メイク本)、「こじれたココロのほぐし方」「罪悪感本」と並び【おまみ的推薦図書】として推していこうと思います!!(← 何目線?)

メイク本も名著だったので読書会をさせてもらいましたが、手放し本も読書会が出来たらいいなぁ~と思う本でした。

遅ればせながらですが、根本さんの本の感想文(といいつつ、半分くらいが自分の体験談)を書きました。

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