手のひらサイズの幸せのお友達

手のひらサイズの幸せ

『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

MENU

愛されていることを、ひとつひとつ受け取る。かみしめるように、じっくりと。

とってもオシャレな お風呂の粉を もらったでちね~

大雪予報の中、幸いにも「あれっ?」と思うくらい雪が降らずにすんだ新潟市。

安心して眠りについて起きてみたら、何やら町がうっすらと白くなっていて、今日はハラハラと雪が舞う寒い1日でした。

今日は積もっちゃうのかな?と覚悟していましたが、ありがたいことに雪は柔らかく降る程度でほとんど積もらず。

今週末は、昨年末のうちに予約していた美容院やまつげサロンなどに行く予定があったので、大雪だったらキャンセルしなきゃだなぁ~と思っていました。

丁度1週間後から入院になるので、その前に少しだけ「気分よく」キレイにしてもらって臨もうと思っています。

はっ!!
病院の売店で、運命の出会いとか…
そんな「サプラーーーイズ」な出来事が、あっちゃったらいいな。うん、そうだったらいいな。いひひ。

寒いと言えば、より一層「はーっ、幸せ♡」を感じるのがお風呂。

私はお風呂でボヘーッとするのがとっても好きで、その日の気分で入浴剤を選んで使うのが至福の時間。
そして入浴剤は、私にとってのご褒美であり小さな贅沢でもあります。

最近は、エプソムソルトにヴェレダの「シトラスバスミルク」をちょびっとだけ垂らし、香りを楽しむのにハマっています。
※ヴェレダの「シトラスバスミルク」は香りがとっても好きなのですが、私の肌には少し刺激が強いようで、ほんのチョビットじゃないとピリピリしてしまいます。

そんな私の元に、素敵なギフトが届きました。

パッケージもとてもオシャレ!LOVE Yourselfというメッセージも素敵!

見て、見てーーーっ!!

とっても女子力の高い、素敵なパッケージとネーミングじゃないですか?!

入浴剤をプレゼントしてくれたのは、ココロノオフィスのスタッフであり、自立女子ナカーーマでもあるKちゃん

昨年、病名がまだはっきりしない「骨盤内腫瘍」の状態だったときから、気にかけてくれてメッセージを届けてくれていました。

先月から、本当にたくさんの友達、尊敬する人、憧れの人たちから次々に気遣ってもらい、同時に沢山の宝物になるような気付きや言葉のプレゼントももらっています。

Kちゃんからも、すでに存分に「私の中に優しく根を下ろす言葉」をもらっているのに、さらにこんなにオシャレかつメッセージ性のある素敵なプレゼントをいただき、嬉しくてニッコニコです。

ほんと、病気を前にした時には、もうどうなることか…というくらい絶望と怖れに取りつかれましたが、打ちひしがれた以上に沢山の「暖かさ」「思い」を届けてもらう体験をしています。

バッキバキの自立(今回の病気で、骨の髄まで自立だったことが分かりました…)なので、受け取るのは苦手なはずだったのですが、

愛を受け取れるって、あたたかい。
愛を拾い集めるのは、嬉しい。
愛を抱きしめるのは、力になる。

と、照れ臭いけれど素直にたくさんの愛を受け取らせていただいています。

何かお返ししなきゃ…と、ついつい思考が反応してしまって、何もできない自分がもどかしい気持ちにもなるけれど、今はきっと『ただ、愛されていることを味わわせてもらう』時間なのかな?
なーんて都合よく思うようにして、ありがたく受け取るままに過ごしています。

私には愛される価値はない…なんて拗ねていた部分もあるけれど、価値があろうがなかろうが、愛されていいんですものね。

愛されるのにも、愛するのにも、価値なんていらないのにね。ふふふ。

Kちゃんからいただいた入浴剤を、入院前に一つ、退院してきてお風呂がOKになったら一つ、と、サンドイッチにして使わせてもらうね!とありがとうを送ったら、入浴剤に込められているメッセージを教えてもらいました。

冬と春のお風呂セットでち!

紺色のパッケージの方が【winter / 「Dream」 欠けていく月】というもの。

雪に囲まれた家の中でほっこりする。(中略)温まる、こもる、温存する。女性ホルモンをアップさせる。心と体のバランスをとる。

わぁ!!
丁度女性ホルモンに関係する場所の手術だし、温存する・バランスを取るというのも、今の私にとってはとてもタイムリーなメッセージです。

ピンクに緑の葉が描かれた愛らしいパッケージの方が【spring / 「Breath」 新月】というもの。

土壌が豊かになり種まきに適した時期。長い冬眠から目覚め、深呼吸。芽吹き、花が一斉に咲き始める。心を決めて行動し始める。Breathは深呼吸と生命力の意味。

命を生み出す元を作る「卵巣」という臓器を手術したのちに、また深呼吸して新しく芽吹き出す。

入浴剤に込められているメッセージが、ひたひたと嬉しく心に染みてきて、手術前に「winter」を、退院後に「spring」を使うぞ!と決めました。

Kちゃん、とってもホッコリ&ニッコリの贈り物と、そこに込められた暖かい思いをしっかり受け取らせていただきました。
ありがとう!(そして、オリゴ糖…)

* * *

以前も書かせていただきましたが、病気になってうろたえてから、私は本当にたくさんの人に支えてもらい、手を掴ませてもらっています。

直接zoomで話を聞いてもらう以外にも、個別にメッセージで必要な情報や私を安心させてくれる言葉を届けてくれる友達や仲間がいます。

少し離れながら、必要な時にはいつでもここにいるからね!と言って愛情を持って見守ってくれる人もいます。

ブログやSNSにリアクションしてくれる方や、お見舞いしたいと申し出てくださる方、そっと祈ってくれる方…。

私は私が自分で思っている以上に、たくさんの眼差し、たくさんの祈りに守られています。

改めてまた、感謝を伝えさせてください。

ありがとう。

たった5文字の、でもこれ以上の言葉は持ち合わせていなくて、今の私の思いを込めた「ありがとう」を。

* * *

骨盤内腫瘍があると言われ、MRI検査の結果を聞きに行くまでの1週間、私は不安に押しつぶされそうになって、いろんな人に泣きつきました。

その一つが「実家」でした。

母と妹は、私と同じように衝撃を受けて眠れなかったり、私がいないときに二人でおいおい泣いたそうなのですが、私の前ではそんな素振りは見せずに、「大丈夫」と励まし続けてくれました。
ときに一緒に泣いてくれて、落ち込み過ぎそうになると救い上げてくれて、全身で寄り掛かっている私を支え続けてくれました。

父も同じように心配し、私が落ち込んでいれば「大丈夫だよ」と言ってくれていました。
とはいえ、母や妹とは形は違っていましたし、表立った分かりやすいものではありません。
でも、私のことを心配して思いやってくれる気持ちは、母や妹と変わらないくらい強いものでした。

MRIでの結果が分かる日。

検査結果を聞きに行くのに、母と妹は一緒に行くと言ってくれていましたが、父は家でギンちゃん・仁くんと待機することになっていました。

みんなそれぞれに不安で、胃が痛くて、怖くて。

私はこの日、ギンちゃんの関節炎の注射で動物病院へ行ったりして用事をこなしていたのですが、父は何度もスマートフォンの着信音量を確認したり、充電を気にしたりしていたそうです。

どんな結果であれ、結果を受けた後で連絡が来た時に気づかないことがないようにと、父なりの準備をして備えてくれていたんだろうなぁ。

そして、父自身の持病の通院があり、歩いて行ける距離のかかりつけ医に向かった際に、看護師さんが父の頭が流血している事に気付き、ケアしてくれました。

病院のドアかなにかに頭をぶつけたか何かしらに引っかけて傷ができたようなのですが、考え事をしていて上の空だったようで、傷の痛みにも気付かなかったのだそう。

帰宅すると頭に小さな止血用のテープが貼られていて、みんなでビックリしたのですが、結果を前に「もし悪いものだったら…」と、父も気が気でなかったことが分かり、思わず涙があふれ出てしまいました。

自分のことと同じように、ううん、自分が代わってあげられないからこそ、もどかしい思いを抱えながら、結果を聞く前に不安をいっぱい抱えてドキドキしていたんですものね。

検査結果を聞いた後の帰り道で、妹は大きく息を吐きながら、実は数日前から胃がキリキリして痛くてものを食べても味がしなかったと告白していました。

検査結果を聞いて診察室を出てすぐ、父に電話をしました。

いつもならスマートフォンを持ち歩いていないので、何回かコールしても気付かなかったり出なかったりするのに、この日はワンコールも待たずに電話に出ると同時に

どうだった?!

という声は、スピーカーにしなくても外にこぼれるくらい大きな声で、それを聞いた母が笑い泣きをしていました。

画像診断上ではあるが、良性に近い境界悪性という見立てで、恐れていた進行している悪性の腫瘍ではなかったと告げると、電話口から「そうかぁーー。よかったなぁ。」と安堵の声が漏れ、何度か同じように「よかったなぁ」と繰り返していました。

手術をして病理検査をしないと「確定診断」ではないのですが、私は今の所、悪性度の低いがんの見立てです。

「境界悪性卵巣腫瘍」は良性と悪性の中間の性質で、比較的予後が良い腫瘍という説明を受けたことで、一番恐れていた状態ではなかったことに安堵できましたが、不安を抱えていたのは私だけではなく、家族も一緒でした。

国立がん研究センターの「がん情報サイト」というホームページでは、がんになった人の家族のことを『第二の患者』と表現しています。

支えになってくれる人たちも、当人と同じくらいに病気を前にして不安や心配、もどかしさややるせなさを抱えながら、共に向き合ってくれているんですよね。

病気はやっぱり困りますし、健康であることは代えがたいものです。

病気になってヨカッタ!なんては全く思っていませんが、病気になってありがたみに気付けたり、見えていなかった世界や景色があることを知れました。

そして、いろんな形の愛があることも、その愛を素直に受け取ることで感じる喜びを、ひとつひとつじっくり味わわせてもらえています。

愛されることは、愛することと同じように暖かいと、教えてもらっています。

きっとここからまだまだ、色んな人に色んな面で助けてもらうことになると思います。

その全てに「ありがとう」の感謝の気持ちを放ちながら、今はただ受け取らせてもらいながら自分を元気にしていこうと思っています。

なんか支離滅裂になってきてしまい、うまくまとめられないので…

これにてドロン!!! ← うわー、最後がこれって…でもまぁ、これが、マミコ・スターーーイル!!

友だち追加
  • HOME
  • >
  • 境界悪性卵巣腫瘍
  • >
  • 愛されていることを、ひとつひとつ受け取る。かみしめるように、じっくりと。