自分に届けたい言葉 ~自分に激甘で生きていこう~

昨日からずっと「ふぅぅぅぅぅ~~、ひぅぅぅぅぅ~」という音をさせながら、強い風が吹き荒れる新潟市。
今朝は雨も降っていて肌寒かったので、何着たらいいの??とクローゼットの前でしばし逡巡。
今年は暖かい秋というか、一時急に冷え込んだりしたもののまた暖かさを盛り返し、まだニット類に袖を通していなかったこともあり、もう着ていいのか??と着るものに関して迷いました。
迷ったけれど、解禁!!!
だってもう、11月も真ん中に近いんですもんね~。
普段の私は、家で仕事が出来ることをいいことに、部屋着でスッピン、ヘアクリップやゴムで髪をくるっとひとまとめにして楽チンスタイルで過ごしているのですが、今日は久しぶりに朝から薄くではありますがメイクをして着替えて「外向けの私」にへーんしん。
今日は来年に手術を予定している「子宮腺筋症」の定期健診と、手術日を決めて術前検査をする日でした。
朝9時半からの予約だったので、半休を取りたかったのですがバタバタとやる事が立て込んでいたので、朝早くから仕事を開始する「時差出勤」の申請をし、朝7時から仕事をスタート。
1時間半ほどしたところで一時休止し、メイクと着替えを済ませて病院へ行きました。
緊急の手術以外の「予定立てての手術」は、週に1回・原則金曜ということで「月に4枠」になるのですが、すでに1月も予約が埋まってしまったそうで、私は2月4日に手術をすることで予約を取りました。
子宮全摘ですが、先生の話では子宮頚部から膣につながる部分は残して「ふっくら」した手術ですから安心してくださいね!との事。
ふっくらした手術、って意味はよく分からなかったけれど、なんとなく温かみを感じられる気遣いがある感じがいいなぁと思わず笑顔になりました。
が、笑顔でいられたのもここまで。
私は同じ先生・同じ病院で4年ほど前に「卵巣嚢腫」の手術を受けているのですが、その時は『腹腔鏡手術』という、おへそとVラインに近い部分を3か所の合計4か所を小さく切って内視鏡を使った手術を受けました。
全身麻酔ではありますが、傷は本当に小さくて(今は傷跡も分からないくらいです)、手術後4日目の朝には退院できるほど短期間の入院で済みました。(それでも長く感じたなぁ…)
なので今回も同じ『腹腔鏡手術で5泊6日くらいだろう』と思っていたのですが、残念ながら子宮がかなり大きくなってしまってたそうで、開腹手術になると言われてしまい、一気にテンションダウン。
ふっくらした手術じゃないじゃーーーん。
やっぱりやめますって言おうかな…とも思いましたが、毎月の経血量や痛み、生理が来るたびに病巣は育ってつらくなるばかりということもあり、万年貧血の状態もしんどいですし「開腹手術もやむなし!!」と、腹を括る事にしました。
入院期間は順調であれば11日間で、入院や手術の詳しい話は「術前検査」の結果が出る来週に聞くことになっています。
今日は「心電図」「胸のレントゲン」「肺活量の検査」「採血(合計7本!!)」を行って終了。
思っていたより傷も大きく(つまりは痛みも強いってことですよね…)、入院期間も長くなり、こんなに長い期間ギンちゃんや仁くんと離れ離れなんて耐えられるだろうか?!とすでに涙目。
入院期間中は実家で預かって面倒を見てくれるといってもらっているので、ギンちゃん・仁くんは安心して任せられるのですが、私が寂しくて辛い…うえーん。
今年の春に仁くんが心臓の手術のために全身麻酔をしたのを皮切りに、先日はギンちゃんの抜歯、そして次は「大トリ」として私…と、ありがたくない全身麻酔リレーをしています。
私で打ち止めになりますように!!!
* * *
コロナが増え始めた2年前のGWの後から、私はずっと在宅勤務を続けられています。
私にとっては「外に出かけずに仕事が出来る」のは、ずっと願っていた働き方で、それが予想外の形で現実化したまま継続できています。
在宅になって以来、時間の使い方が変わりました。
まず、会社に行く前の「メイク」「着替え」「朝食」「家の事」を逆算して起きるというプレッシャーから解放されました。
アラームの設定時刻は出勤していた頃と変えていないのですが、慌てて行動することがなくなった分、朝の疲れ(以前は会社に着くと疲れていました)がありません。
また、その日の天気を見て朝に洗濯機を回せることで、洗濯物へのストレスも軽減。
メイクはごくたまに気が向いた時にしますが、それ以外はスッピンでスキンケアだけで終了。
コーヒーを飲みながらノートをまとめたり本を読めたりと、仕事前に1時間くらい好きなことが出来る時間の余裕も生まれました。
また、忙しい時にはその時間を仕事に当てて集中も出来ますし、会社では来客対応や電話対応で集中力が途切れていたのが今はなく、ガッと仕事に入り込めることでマイペースに仕事が勧められてます。
今朝、改めて病院へ行くために準備が必要になってみて、私が今までは『当たり前にやっていた事』が、あたりまえでもなんでもなく「いかに頑張っていたのか」をまざまざと実感しました。
ちゃんと時間を計算しながらメイクするって、すごいんです。
ちゃんとその日の天気や温度、職場や仕事の種類に合わせて洋服選びをして小物や靴やバックなど、コーディネイトすることって、すごいんです。
慌ただしく飛び出して、乗り過ごせない電車に乗ったり渋滞を予測して早めに車を出して仕事に向かうって、すごいんです。
ご家族がいれば、その家族の朝の身支度や食事、送り迎えもあるでしょう。
単身で自分の事だけ構ってあげられる私から見たら、その全てがすごいんです。
あなたが「こんなこと」と言ってしまうようなそのことは、実はあなたが「無意識であってもちゃんと頑張っているから成し遂げられている、すごいこと」なんです。
だから、自分に対して「私、今日もすごかったね!」「私、やっぱりよくやってるね!」「私、やるじゃーーーん!」と労い・褒めてあげていいんです。
ううん、優しく微笑みかけて「すごいね♡」と言ってあげて欲しいんです。
男性が喜ぶ「さしすせそ(※)」というのがありますが、その中にある「すごーーい」という言葉は、どんな人であれ言われたらなんだか胸を張りたくなるような嬉しい言葉です。
「そ、そっかな???」と照れながらも、まんざらではない気持ちになりますし、何よりも自信が付きます。
※「さ」さすが!、「し」知らなかったよーー!、「す」すごーーい、「せ」センスいいね!、「そ」そうなんだね~
今日の私も、すごかったんです。
すごく頑張ったから1日をやりくりしてこれたんですものね!
もちろん、在宅で過ごす私も「家でちゃんと気持ちのオンオフが出来るってすごーーーい」「自分のためのお茶を美味しくつくってすごーーーい」「今日もお料理してすごーーーい」「お昼休みに掃除機かけるなんて、時間を上手に使ってすーーい」と、なにかと自分にスゴイね♡を贈っています。
そしてもう一つ、「すごーーい」と同じくらいかけてあげて欲しい言葉があります。
それは…
よくやったね♡
よくやってるね♡
すごーーい!と言えればいいけれど、そこまで褒めるのがハードル高いという場合であっても、メイクしたこと、着替えた事、それらは「えいっ」と行動したことですから、よくやったね!とは言ってあげても良さそうですよね??
人間には「承認欲求」という、認められて褒められると嬉しくなる「欲求」が備わっています。
すごーーい!と言ってあげられない、頑張ってみたものの願った結果ではなかった…
そうであっても「行動した・頑張ったというプロセス」を労う言葉である『よくやったよね』という言葉は使えます。
事実、私たちは毎日よくやっています。
不完全さゆえにやれない事の方がいっぱいありますし、得意じゃなくてもやらなければならないことだって沢山こなしています。
アラームが鳴って、本当は自然に目が覚めるまで寝ていたいのに、眠い目をこすって起きる…。
コレもよくよく考えたら「よくやったね」と言っていい事ですよね??
朝起きるというところから、私たちはよくやっていますもの。
もっと自分に激甘に、自分に優しい目と暖かい言葉がけをしてあげましょう。
自信が付けば、またやれる事も増えて行きますし、あらやだ、一石二鳥どころか「一石いっぱい鳥」になりそうですね♡
あなたも私も、今日もやれる事を自分なりにやりました。
やり切っていなかったとしても、それが今日の精一杯です。それで回ったのであれば、十分です。
あなたも私も、本当にすごい!本当によくやった!!!
ではでは、おやすみなさーーい。