オレンジ色に明けてゆく空と薄いコーヒー。素敵な朝!でもきっと、毎日は無理。
濃紺の夜がだんだんと緩み、オレンジ色の朝日が空にじわじわと染まりだす時間。
今日は久しぶりに朝まで起きずに爆睡したおかげか、早い時間にスッキリ目覚めました。
夜や明け方は心臓の病気を持つ仁くんは咳き込みやすく、苦しそうに咳をすると咳止めをしてあげた方がいいのか?呼吸の状態はいつもと変わらず大丈夫か?を確認するため、どうしても細切れに起きます。
もともと、ギンちゃんが夜になると甘えてきて頭を擦り付けてきたり、夫婦仲がおかしくなった辺りから体内時計がおかしくなって夜中にご飯を取り立てたり…という事が「日常」だったので、比較的細切れに起きてバタンと寝ることに慣れてはいるのですが(← 私はベッドで秒で寝れるタイプ)、当たり前ですが朝まで起きずにしっかり寝ると、体がしっかり回復して、朝からエネルギーが満タン!という感じがします。
そう思うと、小さな赤ちゃんの授乳や介護でしっかり眠れない人は、きっと慢性的に「エネルギー不足」を起こしている状態で1日をスタートさせているんですよね。
私は睡眠に問題はなく、起きてもすぐにコトンと寝れますが、寝付くのに時間のかかる人はきっととんでもなく疲れてしまうのだろうと思います。
日常の中で実はあまり人に気付かれていない部分で疲れを貯めてしまっている人って、きっとたくさんいるのだろうと思います。
分かってもらえない、気付いてもらえないような「疲労」を抱えている自分の事を、どこかでいい意味で脱力させて「頑張り続ける日々にどこか抜け穴を持って」、疲れている自分を労ってあげることが出来ますように。
* * *
私はあまり体力に自信はありません。
健康で骨太(← 骨密度が高いんです♡)である事はチャームポイントだと思っているのですが、とかく持久力がないというか「電池切れ」を起こしやすく、活動的な人と比較してしまうと
あぁ、体力ないなぁ…
としょんぼりしてしまう事が多々あります。
楽しい事であっても、旅や長時間のショッピングなどに行くと疲労困憊して翌日は「捨て日」と称して寝るしかできなかったり、貧血が酷くなると視界が真っ黒になって目を開けて起きている事も出来ずに、楽しみにしている予定をキャンセルすることもしばしばあります。
昔はこういう「残念」だと思う部分を他の人と比較して「私はなんてダメなんだろう。情けない。」と自分を虐めていましたが
そもそも体力とか肉体的な違いなんて、どうしようもないっつーの!!
と、最近は自分の意思でどうにもできないようなもので自分を責めることは手放せるようになりました。
とはいえ、時には自分の体力のなさに落ち込む日もありますが、それだけ楽しみにしていた日なんだよね~、それだけやりたい事があったんだよね~、と肩を落とす自分の肩にそっと手を置いて「うんうん」と言ってあげるようにしています。
日照時間やあれこれ「外的環境要因」もあると思うのですが、私は冬は俄然「朝が弱く」なります。
朝が始まる時間が遅い(朝が暗い)という事もありますし、何よりも新潟の冬の朝は寒い!!!
私は冷え性ではないので、比較的ホカホカしている方ではありますが、やっぱり寒い朝というのは「私に備わる冬眠本能?」的な感じなのか、いつもより朝遅くまで体が起きてくれません。
そして春から夏の間、朝はシャキーンと早起きが出来るようになります。
約1年前までは、在宅という働き方に憧れつつも「そんな制度はきっと導入されないだろう」と思っていました。
私は会社の中でも「残業しない人」ではありましたが、毎日30分~1時間くらいの残業が必要なため、早く帰りたい!!という事から、人より早く出社して作業していました。
朝5時過ぎに起きて1時間くらい本を読んだりして、それから朝の身支度や朝食を食べて、早めに会社に行き…
という生活をしたかったのですが、現実は朝5時過ぎに起きてきてボーッと脱力しつつ少しだけ本を読んでいたら時間があっという間に過ぎて大慌てでメイクして飛び出す…なんて感じでしたが、今考えると「通勤が当たり前」だったので、この頃は朝が慌ただしいのはごくごく普通だと思っていました。
今、念願の在宅勤務に変わって思うのは「なんて時間に余裕が生まれるんだ!!!」という事。
もう、通勤するスタイルに私は戻れない…と思う位、慌ただしさから解放されています。
これも「どれがいい・悪い」ではなく人によるものですが、きちんと時間が区切られている事で行動しやすい人もいれば、私は時間が区切られると「追われてる感じがしてドキドキ」して落ち着かず、慌ただしくてグッタリするので、今の『マイペースに暮らせる生活スタイル』というのはとても伸びやかで過ごしやすく、私に合ってるのだと思っています。
なので、ほぼノーストレス!な日々を送れています。(← なんという幸せ)
今日は久しぶりに朝が空に広がっていくのを見ながら、薄ーーく入れたインスタントコーヒーを飲みつつ、パン屋さんで買っておいたお気に入りの「ドライフルーツのクグロフ」を食べて本を読む時間を持てました。
むほ、優雅。
むほ、丁寧な生活って感じ。
そして、今日はお昼休み時間を利用して、井上倫子さんの「毎日楽ちん♪しあわせご機嫌リスト」というセミナーにオンライン参加する予定があるので、ちゃんとメイクもして髪もまとめて「きちんと仕様」の私に変身しました。
おおっ!!朝からちゃんとしてる。
おおっ!!久しぶり!素晴らしい!!
と自分の姿を見て「ヨシヨシ、朝からやればできるじゃないか!」と自画自賛した後で思い出したんです。
あぁ、少し前まではこうやって『きちんと』しているのが【普通】で当たり前だったんだな、と。
私はもともとオシャレではないですし、メイクも嫌いではありませんが念入り&丁寧に出来る派ではなく「パパパッ」と短時間派ではありましたが、きちんとメイクをして身支度を整え、決まった時間には家を出ることが「出来て当たり前」だと思っていました。
当たり前すぎて、出来るのが当然だし、こんなことを褒める必要はないとどこかで思っていました。
1年前までの私の当たり前は、今の私の生活スタイルから見たら当たり前なんかではありません。
やればきっと出来る事ではあると思うけれど、当たり前にこなしていたことも実は「ちゃんと頑張っていた」から出来ていたことなんだと気付けました。
頑張り屋さんほど、日常に高いハードルを設定してしまいます。
それは自分を成長させるため、よりよく生きるため。
目標を持って変化していくのはとても素敵な事ですし、それを楽しめるならば何も問題はありませんが、だんだんと日常に高いハードルを設定することが当たり前になり、それをこなすことに慣れ過ぎて「頑張っている自分」に気付かなくなると、
出来て当たり前
という風に自分を見てしまうようになります。
すると「当たり前のことが出来ない時」(例えば疲れている時や体力がない時)に
こんなこともできないの?!
と自分を責めてしまいます。
また、自分が当たり前に出来ることを他の人が出来ないと思うと「こんなこともできないの?!」という思いが他の人も向きます。
毎日キラキラした日々で、キレイに身支度をして笑顔で人に接し、明るく前向きで丁寧な暮らしをしたい。
イライラする自分は深呼吸で落ち着かせて、自分も周りも励ませるような生き方をし、問題に対しても前向きに取り組み、趣味に自分磨きに朗らかさを持って楽しく取り組める充実した素晴らしい私!でありたい。
って、私だって思いますし、時にそうできる日もありますが…
毎日なんて、無理ムリむりのリームーですよねーー。
今日だって、朝日が昇って世界が明るくなるのを感じながら読書をし、インスタントながらもコーヒーの香りとお気に入りのパンで幸せな朝を丁寧に過ごして「リア充」な感じを満喫して打ち震えていますが、これが毎日できるかと言ったら無理です。
いや、やろうとして「守るべき絶対目標」にすれば頑張りますからやれない事もありませんが、はて、それって楽しいのでしょうか???
こんな朝を過ごしたい♡
という風に思っていても、別にそれが毎日叶わなくたっていいんです。
叶ったら「WOW、なんていい日だ!!」とご機嫌になれればいいですし、叶わない日は日常で、私はそれで困る事も誰かを傷つけたり迷惑をかけている訳でもありません。
だから、それでいいんです。
憧れが叶ったり、きちんとできた日は「今日の私、調子いいんじゃない?(ニコッ)」と自分と笑顔でハイタッチすればいいんですもんね。
きちんと過ごす、ハードルの高い目標を間違いなくこなすことを目標にして自分を責めてギスギスするよりも、機嫌よく一日を過ごせるほうが心も体も楽ですもんね。
さぁ、きちんと「私的には丁寧かつ上質」な朝を過ごした今日のおまみーぬの1日はどんな1日になるのでしょう?!
うふふ、機嫌よく1日を終えられますように。
みなさんも今日一日、いってらっしゃーーい!!