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『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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サヨナラの痛みを抱えているあなたへ。

大好きな人とさよならしたらいっぱいエンエンしていいんでちよ。ガマンしちゃダメでち!

死別・離別・失恋・ペットとのお別れ。
愛する大切な存在との別れというのは、それを予期していても・予期せぬタイミングでも、とても辛く悲しいものです。

自分にとって大切な存在・愛着のある存在を失うというのは、時に生きる力すら失う程に大きな痛みを伴い、希望など感じられない深い闇に落ち込んだように感じてしまいます。

大事な存在を失う「喪失」体験はあなたの心に傷を残してしまいます。
別れを体験した後から、ずっと涙が止まらない・食べれない・眠れないということも決して珍しい事ではありません。

喪失の痛みも時間が経つと「早く立ち直らなくては」と焦りを感じたり、いつまでも沈んだ気持ちが苦しくてもがいてしまいます。

けれど、喪失の痛みを乗り越えるにはどうしたって時間が必要です。
「乗り越える」と書きましたが、厳密には「受け入れる」「共存する」というイメージで、どんなに時間が経っても癒えない悲しみが心に残る事も少ない事ではありません。

あなたがもし、ずっと別れの痛みを引きずっていたとしても、決して自分を責めないでください。
立ち直れない自分の事を、いつまでも立ち止まって身動きできない自分を、決して恥ずかしく思ったり情けなく感じる必要は少しもありません。

絶望の淵で身動きできずに悲しみにくれるくらい、あなたが全力でその人や命を愛していたと、誇りに思ってください。

誰にでもある事って思うかもですけど 深い悲しみには ストレスがすごくかかるんだって マミコが言ってましたですよ。

生きている限り、大切な存在との別れというのは避けて通れないものです。
できれば体験したくないし、私たちの心はちゃんと回復する力を持っていると言われたとしても、悲しみの中にいる時には孤独ですしこの暗い闇のトンネルから抜け出せるなんて少しも思えず、とてつもないストレスを受けてしまいます。

厚生労働省による平成30年中の自殺の動機の発表内容を見ると、家庭問題、健康問題、経済・生活問題、勤務問題、男女問題、学校問題、その他と多岐にわたっています。
その中で「家族の死亡」というとてつもなくストレス(苦しみ)となる体験から後を追ってしまった悲しい数は446件に上っています。

悲しみは少しずつ癒えて、日常を取り戻せる…と頭では理解できても、喪失の痛みから癒えるスピードは人によってまちまちです。
中には20年経って「受け入れる」事が出来るようにはなったけれど、立ち直るにはまだもう少し時間がかかると話してくださった方もいます。

グリーフケアの講習を受けた時に、こんな話を聞きました。

ニホンザルの母親が早産で赤ちゃんを産みました。
赤ちゃんはとても小さく、早く生まれてしまったこともあり寒さに負けてしまい、間もなく小さな命の灯を消しました。
赤ちゃんを亡くした猿のお母さんは、我が子を抱いて餌場にやってくるのだそうですが、数か月という期間、亡くなった我が子を胸に抱いて餌場に来ていたそうです。
もう息をしていないその子は成長もしませんし、反応もしません。
母猿もその子が亡くなっている事は理解していたはずですが、それでも尚、動かなくなってカサカサになっていく我が子を抱き、餌場につれてきていたのです。

また、シャチが大移動している際に死産してしまいます。
やっと生まれた命は初めから泳ぐ力がありません。
泳げない亡くなっている子供は海の底に沈んでいきますが、母親が鼻先で沈もうとする子供を押し上げて前に進み続けたそうです。
その期間はおよそ1カ月、移動距離は北海道から九州にまで及んだそうです。

私たち人間とは違う動物であっても、喪失に対してこのような反応をするのです。

愛着のある大切な存在の手を離すのが、どれだけ辛く悲しい事なのか、それはどんな喪失にも共通して言えるものだと思っています。

H30-男女問題による自殺者数

お悩み相談などで「サヨナラの痛み」としてご相談をいただく事の多くが「男女関係」に関するものです。

厚生労働省のH30年の原因・動機別自殺者数でも「男女問題」から死を選ぶまで追い詰められた人がいる事が分かりますが、ご相談いただくことが多い20代・30代の割合を見て見たところ

・結婚をめぐる悩み … 7%
・失恋 … 34.2%
・不倫の悩み … 15.6%
・その他交際を巡る悩み … 34.2%
・その他 … 8.9%

※離婚に関連する、夫婦関係の不和は家族問題として統計にまとまっていました。
※夫婦関係の不和が原因での自殺者数は「774件」です。

ストレスを図る指標(ストレスマウンテンより)では、喪失がかなり大きなストレスとなっている事を示しています。

1)配偶者の死
2)近親者の死
3)親しい友人の死
4)家族の病気、ケガ
5)離婚
  … 以下少し中略
10)配偶者や恋人の浮気
11)恋人との別れ

数字をいくつか挙げてきましたが、こうやってみても分かる通り、別れの体験というのは「たかが失恋」「しょうがない離婚」「病気だったから仕方のない事」と頭の中で何とか納得しようとしても、簡単に割り切れるような体験ではないんです。

だから今、あなたが「サヨナラの痛み」で泣いていたとしたら、そんな自分を決して責めることはしてほしくないと心から思っています。

あなたが今感じている孤独や悲しみ、絶望や失望、怒りややり場のない思いは、決してあなたが弱いからではありません。
愛着が大きければ大きいほど、自分にとって大きな存在であればある程、失ってしまった時のショックは非常なまでに大きく、絶望を連れてくるものなのだから。

私たちには「立ち直っていく力」が備わっていると言われています。
大切な人との別れはとてつもなく悲しいものですが、悲嘆反応は通常数か月でおさまり、どんなに悲しくても、また未来に向かって歩き出そうとする…と言われています。
けれど、あくまでこれは「一般的に言われている」事であって、立ち直るまでの期間は人それぞれですし、立ち直る=悲しい気持ちを忘れる、という事でもありません。

悲しみを理解し、受け入れて、自分なりに折り合いをつけようと思えるようになることが、立ち直りと呼ばれているものなのかもしれません。

そして、悲嘆反応は時間がかかっても少しずつ抜け出せるもの…と言われてはいますが、何年たっても涙が止まらない・痛みから抜け出しないと感じているのであれば、悲嘆ケアのグループワークに参加することや心療内科の扉を叩いてみる事、カウンセリングを受けて感情を整理したり寄り添ってもらう事で、一人で悲しみを抱え続けなくていいので、どうか自分が立ち直れない事を責めないでいてください。

心理学者のフロイトが提唱・その後ボウルビィがその段階を細分化た「喪の仕事」「悲嘆の作業」(モーニングワーク)と呼ばれる悲しみから立ち直るプロセスがあります。
※キューブラー・ロスによる5段階の喪の作業というのもあります。

喪失から立ち直るためのプロセスである「喪の作業」については、また別の記事でご紹介しようと思っていますが、大切なこのプロセスに進む前に必要不可欠だと思っているのは

耐えがたいほどの悲しみに襲われている時は、ただ悲しみにくれる事。
湧き上がる悲嘆を押さえずに、悲しみ尽くしてください。

「もう考えないようにしよう」「泣くのはいけない」「早く立ち直らなきゃ」「元気に明るくして心配をかけないようにしよう」…
こんな風に自分の悲しみに蓋をしてしまう事で喪の作業(悲嘆からの立ち直りのプロセス)を遅らせてしまう事があります。
拗らせたようになかなか悲しみの小骨が取れないのも、いつまでも痛みを引きずってしまうのも、忘れた頃に突然思い出して心のバランスを崩したりするのも、悲しみを抑え込んでしまう事で起きてしまいます。

悲しみ尽くす、という事

愛する人との別れからくる深い悲しみは、何か楽しい出来事で笑えた日があったとしても、すぐには消えるものではありません。

心は複雑に乱れ、あっちこっちに行き来したように気持ちは揺れ動きます。
その大きな揺れ幅に、自分でも翻弄されて辛くなるほどに、感情は乱れるものです。少しもおかしなことなんかではありませんからね。

でも、揺れている時間が不安なんですよね。
大丈夫だと思ったら次の瞬間にやっぱりダメだ!!と涙が溢れたりして、一体いつまで私はこうしていなきゃいけないのだろう?本当にこの気持ちの揺れは収まるの?と、心配で不安になっちゃうんです。

喪失の後は、悲しみが思考や心に「侵入してくる」と言われています。

考えようとしているのではなく、侵入ですから、入り込んでくるんです。
しかも勝手に。

だから、大きく揺れても大丈夫です。
振り子のように揺れるその感情の揺れ幅は一定ではないけれど、別れという体験は耐えがたい体験ですから揺れるのが「普通」なんだと、どうかご自分に優しく言ってあげてください。

時が解決してくれる…
時間薬って言うでしょ?

確かに時間には傷を優しくケアして癒してくれる力がありますが、悲しみを無理やり抑え込んで時を過ごす事で、時の経過が逆効果になってしまい「傷がずっと痛んだまま熱を持つ」ことだってあります。

悲しみの中にある時に大事なことは、アドバイスや励ましの言葉・助言ではありません。
これは自分に対しても同じです。
「失恋なんて誰にでもある事だよ!」なんて自分自身を励ます必要なんてありません。

必要なのは「辛いね」「悲しいね」「苦しいね」「分かんないけど怒りも湧いてきちゃったね」「どうしてあげることもできないかもしれないけれど話を聞くよ」「いつでも話してね」と、自分の気持ち・心にとことん寄り添い、十分に悲しみを感じていい環境を作ってあげる事です。

思いきり悲しむというのは、再生するための大切なプロセスだ!と言ってあげてください。

悲しみの中でも「生きている」だけでも、十分に頑張っているんです。
悲しみに飲み込まれて命を絶ってしまう人もたくさんいるんですから、生きてくれているだけで素晴らしく頑張っていると、自分を抱きしめてあげてください。

自分を包む「優しい言葉」を持ちましょう

悲しい時ほど、自分に優しくしてあげたいけれど、喪失に直面すると過去に思いを馳せて後悔や罪悪感に苛まれ、自分で自分を追い込んでしまうこともあります。

しょうがなかったのに…
そうするしかできなかったのに…

それでも次から次へと自分を傷つける言葉が湧いてきます。
自分を責めるしか許せないくらい、複雑に揺れる感情の中にいるんですものね。

悲嘆からの回復には「共にいてくれる人」の力が大きいと言われています。

一緒に泣き、一緒に考え『共にいる』という事がとても大切です。
周りにそのように手を差し伸べてくれる友達や家族や同僚など、共に痛みを感じようとしてくれる人がいればいいですが、そうではない場合もあるでしょう。

でも、自分が共にいてくれたら、一緒に泣き、一緒に考え、決して見放さずにいられる事で安心できるのではないでしょうか?

そして、自分と共に居ながら、自分の心に優しく勇気の種をまく言葉を届けてあげる事で、自分を支える事ができるかもしれません。

不安感が強いならば「今まで色々あったけれど、本当になんとかなってきたよね。」と抱きしめてあげましょう。
自分を責めてしまう厳しさで泣いていたら「こんな状況でも会社に行った事・家族のために料理を作ったこと・スーパーに買い物に行けた事、それは努力しているからじゃない!」と背中を優しくポンッと叩いてあげましょう。
自分を卑下したり嫌いになってしまったら「私は優しい子・私は色々考えられる子・痛みが分かる子。私は今までずっと頑張ってきたじゃない!」とその手を優しく取って撫でてあげましょう。

誰かからの励ましの言葉は時に立ち直れない自分を傷つけてしまうけれど、自分を自分でそっと勇気づけて励ませる、優しい言葉をいくらでもかけてあげましょう。

今、サヨナラの悲しみで泣いているあなたは、とっても孤独で辛い時間の中を生きていると思います。
どんな痛みも悲しみも「あなたの辛さを我慢して乗り越えようと躍起になる」のではなく、悲しみに傷つき打ちひしがれているあなたを見捨てずにそばに居続けてあげてください。

たくさん泣いていいんです。
怒りが湧いてもいいんです。
理不尽さに歯痒くて身悶えしてもいいんです。

あなたが感じているすべての感情は、何一つ間違ってもいませんし、かけがえのない大切なあなたの感情です。

いくつか数字をご紹介させていただきましたが、喪失の悲しみにいる中で、耐えきれずに悲しい選択を選んでしまう人もいる中で

ただあなたが今日も生きてくれている事。
ただあなたが泣きながらそこにいてくれている事。

それに「ありがとう」を届けたい。
あなたが痛みの中で耐えている自分を誇りに思ってください。

そして、どうにもならない気持ちのときは、自助会や医療機関、カウンセリングを頼ってもらっても大丈夫ですから、抱えすぎずにいてくださいと祈りを込めて。