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『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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「まずは私を喜ばせて」から、それを人にもお裾分けできるって素敵! ~はじめての図書寄贈をしました~

…ちょ、ちょっとこれは審議ですよ

えぇ、ネコのギンちゃんからしたら”審議が必要”なタイトルですねぇ。

まんまるオメメの黒ネコちゃんと「THE・がんこ親父」というお父さんとの日々を描いている絵本なのですが、端々で「ネコが嫌いだ」と言うお父さんなのに、最後が涙失くして読めない感動の一冊。

私は子どもがいないこともあり、大人になってからは絵本に触れる機会が少なくなり、最近は電子書籍を利用することも多いため本屋さんに行って絵本を見ることもなかったため、絵本情報に疎くなっていました。

そんな中、ペットグリーフ関連の言葉でインターネット検索などをすることが増えたのをAIが分析してくれたのか、この絵本をWEB広告で紹介しているのを見つけ、気になったので図書館で借りて読む事にしました。

マミコちゃんがエンエンしたでち

泣く予定なんて全然なかったんです!!!
正直、最後の数ページまで泣くなんて思ってもいなかったのに、もうね、後半のクロネコちゃんの動きに涙腺崩壊。

絵本ってすごいですよね。
物語として言葉が長い訳ではなく、ページ数だって少ないのに、絵とわずかな言葉で心を動かす力があるんですよね。

私は我が家の2魂を溺愛していて、過去の後悔もあって毎日の生活を共にできている時間をとても大切にしていますが、絵本を読んだ後はより一層「今日という時間」を愛おしく感じ、もっともっと今を大切にしようと気付かせてもらえます。

動物との別れを描いた絵本はいくつか読んだことがあり、私が過去に号泣した本は幾冊もあるのですが、その中でパッと思い浮かんだものを少しだけご紹介。

1冊は、「いつでも会える」という菊田まりこさんの絵本。

知人からすすめられて、かわいいタッチの絵にほのぼの系かと思いきや、犬の目線を通して大切な人を失う悲しみが伝わってきて、号泣。

そしてもう一冊は「リリ」というはらだゆうこさんが描いた黒い子犬の絵本。

愛する小さなモフモフの命は、かけがえがない愛おしさで日々を笑顔にしてくれて、いなくてはならない大きな存在なのにその命は駆け足で、老いや別れがやってくることが描かれている1冊。
この本も、ちょうど実家で暮らしていた犬が「老犬」になった時期に読んだので、その姿が重なってしまい、後半は声を出して泣きながら読んだなぁ。

最近では上野そらさんが描かれた「わたしのげぼく」というネコちゃん視点の絵本にも泣かされました。

* * *

以前は紙の書籍を買っていましたが、ここ数年は「置く場所」「いつでも持ち歩ける手軽さ」もあり、紙出版しかないものは別として、基本的には電子書籍を購入して読んでいます。

いろんなジャンルの本を雑多に読むのですが、子ども時代から本を読むのが好きで、読みたい本がたーーーくさんあります。

Kindleの読み放題サービス(月額980円)のサブスク利用をしているので、毎月それなりの数の本を読めていますが、読み放題サービス対象外の本にも気になるものがあり、それらを全て購入するとなると毎月相当な金額になってしまう…。
なので、ここ2年くらいは図書館も利用し、本を借りて読んでいます。

今住んでいる家の近くに図書館があるのをしばらく知らなかったのですが、図書館が近いってとっても便利!!

とはいえ、Kindle読み放題サービス対象外で、なおかつ図書館でも取り扱いのない本というものもあります。
それらの本を、毎月お給料の範囲でやりくりした後で「予算の中で少し残った」お金を使って数冊買うのが私のお楽しみ。

基本は電子書籍で購入するのですが、電子書籍化されていないものは紙の本での購入。

とはいえ、我が家はそんなに広くないですし、収納スペースも限られているので紙の本はあまり増やしたくない…というのも本音。

どうしても手元に残しておきたい本というのもありますが、それ以外の本は読み終わった後で捨てるというのもしのびないし…。

そんな中、図書館で本を借りるようになったこともあり、寄贈することができないのかな?と調べたら、寄贈受付のシステムがあるではないですか!!!

私が購入している最近の書籍は、図書館で検索して「蔵書としてないもの」ですし、同じように読みたいと思ってくれている誰かが、寄贈した本から何かを得たり、心が震えたり、その人にとっての大事なフレーズに出会えるかもしれない!!と思ったら、勝手にジワーーッと嬉しい気持ちになりました。

マミコちゃんお気に入りのこのご本も図書館に持って行ったでちよね~

少し前に本を読み返した時に撮った写真なのですが、最近の本以外にも、何度も読んだけれど「もう手放そう」と思った本たちも一緒に、全部で8冊ほど図書館に寄贈しました。

私は、読んだ本や借りた本の「気になった言葉」はノートに書き留めたり、スマートフォンのメモ帳に書き残しているのですが、この本からもたくさんの言葉をもらい、今でもノートやメモ帳を見てじんわり栄養をもらっています。

私が本からもらった暖かい言葉や、自分を勇気付けたり成長させてくれる言葉は、ちゃーーんと受け取って自分の手元に書き残した後で、私の手元から離れていって誰かの心に優しい火を灯せるように。

図書館への寄贈後は、本の状態や蔵書として必要な本なのかなどの判断を経て、必要だと思ってもらったものが図書館に残るというシステムなのだそう。

寄贈したどの本が残るかどうかは分からないけれど、本自体に「誰かのために必要」だとまだお役目が残っていたら図書館に並ぶのでしょう。
そうでなければお役目を終えて引退でしょうし、そこは私には分からないこと。

でもね、こうやって本を寄贈してみて、自分を満たしてくれたものがまた循環して誰かの日常生活のお供になることができるとしたら、なんて素敵な循環だろう!と心が本当にふっくらしました。

読み終わった本は、もしかしたら金額的には価値のあるものではないのかもしれません。

ドーンと大きな寄付というものでもありませんが、自分をちゃんと満たしてもらった後で、それをまた誰かが必要としてくれて、それぞれの視点や感じ方で「受け取る」「何かを得る」ことができるお役に立てるのだとしたら、なんて嬉しいことでしょう。

まずは私がしっかりと満たされてから、次の人にバトンタッチする。
満たされたものが溢れ出すように、どうかお役に立てますようにと暖かい気持ちで手放せる。

すべての本が役に立ったり、図書館で残してもらえるとは限らないけれど、寄贈することができると知ったことで、毎月厳選して自分のための本を購入することが、

自分を満たしてから、次の誰かに届けられる作業

だと思えるだけで、2倍くらい嬉しい気持ちでお金を出すことができるなぁ~とニッコリです。

何か特別なことはできなくても、自分を先にちゃんと満たしながら「出来ること」ってあるんだなぁ~と気付くことができたのも大きな収穫でした。

明日は週1の出社当番日で、帰り道に図書館に寄って借りている「絵本」を返却してこようと思っています。

最近の絵本事情に詳しくないので、おススメの絵本があればぜひぜひ教えて下さ~い。

ではでは、今日も一日お互いにお疲れ様でした。
朗らかな夢、ふっくらとした睡眠がとれますように。

おやすみなさい。

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