外側から自分をおもてなししたり肯定するということについて。
私はギンちゃん・仁くんとの1人+2匹の賃貸暮らし。
散らかっていると落ち着かないため、以前は「ミニマリスト」までは行きませんが、極力持たない生活をしてました。(とはいえいつの間にか物は増えていくんですよね〜)
今のマンションに引っ越ししてくる時、この時にはすぐに離婚とは思えなかったけれど「いずれ」はその決断が出来ればと思っていたので、不安がいっぱいでした。
その不安というのは、この先1人で生きていく事への不安。
この時は離婚すら怖くてギュウギュウに執着していたので、失う事への過剰な怖れがありました。
だから不安を安心させてくれるものの一つに『お金』がありました。
取り敢えずある程度のお金があれば老後もなんとかなる!と、完全に1人でなんとかしないと…と自立とお金軸の状態でしたから、お引越しの際にいろんなお金の計算をするとドキドキと不安でたまらなかったなぁ…
洗濯機やソファーなど、あまりに古くてボロボロになっていたものは買い換えなくちゃ行けないけれど大きな出費…
そう思って頭の中でソロバンを必死に弾いていた私に
せっかくの引っ越しなんだから、心機一転。
自分がワクワクするものに新しく変えちゃいなさい。
これからの人生を楽しみなさい。
と言ってくれたのは母でした。
言ってくれただけで経済的な支援はなかったんですけど…(あはは)
でも、この言葉は私の背中を優しく押してくれて、何のために私は「貯金」をしてきたのだろう??
いざという時のためだよね??
だとしたら、
今は「いざという時」だよね!
と、お引越しに関するお金として『100万円』を用意して、その中で厳選しつつ自分が心地よく暮らせる環境のために使おうと思いました。
(勿論この中には引っ越し費用や賃貸マンションなどの契約金なども含まれます)
そこで洗濯機を新しくして、ソファーを選んで(ソファーは爪研ぎで消耗品の為ニトリのリーズナブルなものですが、それでもサイズや色は好きなものにこだわりました)、そしてガーデニングの代わりにグリーンを置こう!と、シンボルツリーにウンベラータを買いました。
賃貸の部屋には収納が少なく、ベッドを選ぶ時に収納ベッドというのがある事を知り、色々調べて1番好きだった無印良品のベッドを買って、マットレスは寝心地が良かったニトリのものを選んで、カーテンを選んで、ベッド用のクッションやカバーを選んで…
それらをお部屋に並べた時、「あぁ、ここで私は私としてリスタートするんだな。ここが私の新しいお城なんだな。」と日差しが差し込む部屋の中で頑張ろう!と笑ったのを覚えています。
とはいえ、元々があまり家具や食器を持っていなかった上に、引っ越しを機にトキメきがないものは処分した事もあり、最初のうちはガラーンとした部屋でした。
お金に対する不安がなくなったわけではなく、使う事への怖れというのはありましたが、引っ越しの時に「自分を楽しませるために自分が好きなものを厳選して選んで置く」という事が自分を豊かにして心地よく暮らせると知り、それからはどんなお部屋だといいかなぁ〜と想像しながら、少しずつ「快適住空間貯金」というものをし(← こういう風に計画して使うというのが好きなタイプなんです)
私の好き!が詰まっているお部屋作りをしている途中です。
全部を総取り替えした訳でもなく少しずつ買い足したり交換したりして「暮らしを楽しんで」いるので、我が家の収納は「ニトリのカラーボックス」だったり、何十年も使っている籐のカゴだったり…ですが、自分が暮らす場所を心地よくする・快適にするというのは
自分を大切にする作業の一つ
だと思っています。
だって、好きな場所にいると自然とリラックスできるし、快適で心地よくイライラせずに笑っていられますから!!
それはお部屋だけではなく、着るものや使う洗剤や掃除道具、お風呂の入浴剤や食べる時の食器やら…小さな事ですが自分の好きで満たしていくと、不思議と心も満たされていき幸福度が増して行きます。
私はすぐに部屋着に着替える派なので、部屋着で過ごす時間がとっても長いため、部屋着も好きなものを着るようにしています。
必ずしも高いものがいいのではなく、自分が触れてみて気持ちいいと感じた肌触りや色の部屋着を『自分が選んで自分にプレゼントしてあげる』事で、少しずつ好きが集まっていき、それが何より嬉しい。
引っ越しをしてきて3年半。
私のお城は、私の好きがたくさん詰まった愛すべき環境になっています。
センスがどうこうは関係なく(実際、私はあまり空間デザインなどのセンスはありません)、自分がニッコリできる心地よい空間です!
暮らしていく中で変えられる物はその時々で変えていったり、着古したり壊れたりしたものは手放して行き、きっと来年の今頃にはまた変化しているのだとも思っています。
自分の暮らす場所を自分の好きで満たす(例えば実家住まいであっても自分のお部屋や自分の使うもの)事をしてみて分かったことは
好きじゃないものは買わなくなるので
選ぶ時に本当に厳選する
ということ。
たまには「あちゃー」という買い物をしちゃうこともまだあるけれど、お箸一つでもコースター一つでも
本当にこれがあると嬉しい?
私がこれを使って笑っている姿が想像できる?
と吟味して買うので、無駄使いが減りました。
それと同時に「好き」を大事にしているから、以前は優柔不断で決められなかった事が多かったのですが、いいな!素敵だな!と思えるものを後悔せずに選ぶ事ができるようにもなりました。
(本当に欲しくて高いものは、買うためにお金を貯めたりするのも楽しみます。だから手にした時の嬉しさといったら♡ムフフ)
随分話が長くなりましたが、先日、冒頭でギンちゃんが紹介してくれている「陶器の小さな花器」を買い足しました!
我が家にはガラス製の花器が数個あるのですが、ポテッとした柔らかみのある色で大きすぎない陶器のものが欲しいなぁ〜とずっと思っていて、雑貨屋さんなどであれこれチェックするも、中々ピンと来るものに出会えず、探し始めて1年!
会社の近くの雑貨屋さんにフラリと立ち寄った時にこの花器に出会い、イメージしていた感じ〜♡とニッコリ。
お値段も即買いできる範囲だったので、やっとやっと、陶器の花器が買えました〜。わーい。わーい。
今はバンクシアという大振りのお花を飾っていますが、椿や桃や桜といった和な枝物も合わせたら似合いそうで、想像するだけでニヤニヤしちゃいます。
嬉しいお買い物が出来て良かったな〜
秋も深まり出すと夜が早くなり、闇も暗く濃く感じます。
そんな季節は、寝る前に部屋の電気を消してライトやキャンドルだけの柔らかい光の時間を過ごすのが小さなお楽しみ。
(この写真は美千代のいるコーナーのミニライト)
ギンちゃんがソファーで寝ていて、仁くんを抱っこしながらリビングの何もない場所に膝を伸ばして座ってボーッとしていると
自分が大事にしている場所に大切な命が今日も健やかである事、
今日も思い煩う事なく眠れそうな事、お腹が空いてご飯がたべれた事、
そんなささやかな事が「ありがたい」「幸せだな」と涙ぐみたくなります。
この空間は『私が頑張って暮らしている・頑張って生きている証』です。
私は自己肯定感がとにかく低く、無価値観もガンガン持ち、人に頼れない自立で自分を苦しめ、マイナス思考で自分のことがとにかく大嫌いでした。
そんな自分を助けたい!!楽に生きたい!!
と思って、コツコツ続けたのが「寝る前の自分との小さな対話の時間」です。
この時間は『今日、私が頑張った事・嬉しかった事・ラッキーだった事』をひたすら一緒に喜び・褒めて・励ますための時間。
嫌なことや出来なかったことは「しょうがないねー」と自分の肩をポンッと叩くイメージで追求しません。
悲しいことは一緒に泣いて、ひたすら慰め共感し、励ましてあげます。
これをただただ続けました。
何があっても私は私の味方でいる!という事だけを続けました。
そうしたら少しずつ私は私を信頼できるようになり、自分を受け入れ・肯定できるようになって、笑っている(別名:アホになる)事ができるようになりました。
この振り返りの時間・自分と仲良くする時間に、自分がホッと出来る環境があれば用意してあげる事でより一層自分を緩めやすくなります。
我が家はギンちゃんがいてネコの身体はアロマオイルを解毒出来ないらしいので香りを用意するのは出来ませんが、リラックスできる香りだったり、美味しいお茶だったり、自分をおもてなししつつふっと緩めるそんな環境を与えてあげて意識して自分の話を聞いてあげるのも、自分と仲直りするためには結構おススメです!!
自分の場所がない場合は、お風呂なんかでもいいですよね〜
好きなカフェやレストランでボーッとする時に、自分の内側と小さく対話してみるのもいいですしね!
自分を好きになるための作業には、内側へのアプローチもありますが、案外「外側」を満たすのも効果があるので、出来る範囲・楽しめる範囲で、自分に丁寧に接してあげる事で自己肯定にプラス効果がありますので、もしもご興味があればお試しくださいね!!
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