青い空と扇風機と冷たい桃。健やかな寝息の愛おしい命たち。あぁ、幸せな日だ!!
こんにチワワ。
今日から4連休がスタートですね!
今日も朝から青空で、早く起きるつもりはなかったのですがいつも通りの時間に起きて活動していました。
とはいえ、今日は仕事がないのでのんびりとした朝。
簡単な家事を終えた後、明日の旅行の準備。
仁くんの心臓の手術でGWは名古屋でホテルステイをしていて、いわゆる「非日常」のお出かけではありましたが、友達に会いに行く楽しい『旅行』は昨年の秋以来おあずけだったので、すごーーーく久しぶりに楽しい旅行の計画に、数日前からウキウキが溢れています。
午前中に家事や旅行の準備などを済ませた後、やっと一息!とご褒美の待つ冷蔵庫の前で
桃が冷えてるーーー。
やっと桃が食べれるーーー。
と自作のへんてこな節の歌を熱唱し、ギンちゃんや仁くんに『あー、これが自分たちの飼い主とかもう最悪なんですけど…』という感じで無視されて温度差を感じつつも、ほら、お楽しみにしていたものを前により嬉しいを駆り立てるために「ひとりミュージカル」をしてテンアゲ(← テンション上げめ)にするよねーー。
冷たくひえたジューシーな桃と一緒に、キウイもお皿に乗せて
なんか女子度高そうなフルーツプレートで朝ごはん♡
WOW、なんか映え系っていうんですか??
普段の私のブログにはあまり登場しない「女子っぽさのある1枚」です。
桃は丁度良く食べ頃で、皮もナイフを使わずに手でスルリと剥けました。
甘くて瑞々しくて、だけれどほんのちょっとだけ口の中がイガイガする感じというか、桃やパインはなんか口の中に刺激を感じますよね??
全然嫌な渋みやイガイガではなく「これこれ!!」と思わず声に出しちゃう、甘い中に隠れているスパイシーな刺激。
丁度日差しがソファーの上からテーブルに向かって降り注ぐお昼前の時間に、エアコンを入れて涼しくしている部屋(28度設定で冷やし過ぎないようにしています)で上向きにして首振りをしている扇風機の風が遠くからそよ風のようなものを届けてくれて、毎日を過ごしている何も変わり映えのない部屋だというのに
ちょっとだけ南国リゾートに来ている気分
で、思わず「幸せ~」とニッコリしてしまう時間でした。
仕事がない夏の連休初日という「高揚感」が、私を笑顔にさせているんですよね、きっと。
そして、桃とキウイと豆乳コーヒーを前にしてこちらを見る仁くんですが、手術から間もなく3カ月になるのですが、2か月を過ぎてから「生えてこないかな?」と心配していた手術で剃毛された範囲にも毛が生えてきました。
まだ若干薄い部分や生えていない箇所もありますが、それもきっと『仁くんの速度』で生えていくのだろうし、こんなにしっかり毛が生えてくれたことが何より嬉しいね!
心臓の手術のために、首・脇の下・肋骨の下から胸にかけての大きな傷がありましたが、それも今はしっかりくっついていて、傷跡がどこか分からないほど目立たなくなりました。
大きな手術からまだ3カ月たたないのに、もう病気だったことが遠い過去のような気すらしています。
4連休の初日は何か特別なことやお出かけをするでもなく、いつも通りに「部屋着・すっぴん・のんびりおひとり様の時間」なのですが、ベランダに面した大きな窓からはあったかい日差しが入り、部屋の中は心地よい温度の中で扇風機の風が頬をかすめ、窓の前で寝っ転がると青い空が見渡せます。
冷たくひやした桃の甘苦さと完熟のキウイの甘さで笑顔になった後、ゴロゴロする私と同じようにギンちゃんや仁くんもそれぞれが涼と日差しを楽しめる場所でバタンと横向きで健やかに寝息を立てて、そこに私の呼吸も重なって静かに命の音が混じる時間。
江國香織さんの小説のタイトルである「思いわずらうことなく愉しく生きよ」という言葉のように、心がモヤモヤしていない「思いわずらうことがない日」というのは、それだけで幸せです。(本の中身はタイトルとは違って考えさせられるものなのですけれども)
そして、丁度今読んでいた本が『「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室』(NHK「幸福学」白熱教室制作班, エリザベス・ダン, 等著)という一冊。
まだ途中までしか読んでいないのですが、日本で「幸福学」を研究している前野隆司教授の本を以前読んだ時に面白かったので気になって読み始めたのですが、こちらにも前野さんが参加されていてやはり面白い!!
昨日、仕事を終えて「桃」を明日の朝のお楽しみにしてベッドにもぐりこみ、途中まで読んでいたこの本の続きを読んだのですが、なんとそれが…
楽しみを膨らませる「ご褒美化」という内容。
ザックリ説明すると、私たち人間には良くも悪くも「慣れる」という性質があるため、特別な事も毎日続くと感動や喜びが薄れて、特別に慣れてしまいます。
本によると
「ぜいたく」が人間の幸福度を下げる
と書かれているではありませんか!!!
勿論、贅沢することで味わう非日常や特別な気持ちは「ご褒美」だから幸福な気持ちになりますが、毎日が贅沢に『生ハム×メロン』だと、生ハムメロンを食べた時に『幸せ~』と思える感度は低くなりますよね。
生ハム×メロンは、庶民な私の日常には登場しないメニューなので記載していますが、高級品・価値のある物だからといって、生ハム×メロンが人を幸せな気持ちにするのではなく、
生ハム×メロンが「ご褒美・特別」として提供されるから、嬉しさや喜びを感じる
んですよね。
うん、言われてみたら確かにそうだ!!
そして、好きなものを毎日食べる = 幸せ、だと思いがちですがこれも毎日食べれると分かると特別感がなくなるため、楽しみにする気持ちは減少します。
が!
私たちはどうやら『短期間でも好物を我慢すれば、楽しみを感じる能力が一新される』のだそうです!!
(※大学での実験を通してこの答えが導き出されているそうです)
幸せを感じるための要素である「喜ばしい気持ち」を感じるには…
節制したほうが、より楽しみが増える
という事が研究から分かっているのだそう!!
WOW、確かに私も「桃が毎日冷蔵庫の中に入っていたら、桃があるから頑張ろう!」と目の前のニンジンにすることはきっと出来なかったでしょうし、こんなにも心躍ってワクワク待つ楽しみを味わえなかったはずです。
私は物質的に「お金持ち」ではないので、とびぬけた贅沢は出来ないけれど、だからこそ時々自分のために奮発した時の『特別感』を味わえているんですよね。
なんと、物質的な面でより豊かな方が幸せを感じやすいと思っていましたが、富やお金はあまり関係ないというのが改めて分かりました。
いや、お金持ちにはなりたいですけども…
ほら、会社の業務がしんどいので「働かざる者でも食える状態」になりたいと思っていますし、夢は『扶養に入る事』なのは変わりませんけども…
そう、私はTHE・矛盾女子。
略して『ムジュジョ』ですから!!! ← 先日発表して以来、全く流行る気配のない微妙な略語
昨日は仕事を頑張って終わらせた「やり切った感」の先にご褒美としての「桃」があったのですが、それを節制して翌日のお楽しみに持ち越したことが、より喜びを感じることに繋がったんだなぁ~と、丁度読んでいた本から学べました。
知らずのうちに「ちゃんと自分を喜ばせたり幸せを感じる事」が出来るようになれてきているってことなんだろうなぁ。
うふふ、嬉しい。
特別な事じゃなくても、幸せを感じていいし、喜びや心地よさを自分に与えていい。
そして、自分が笑顔になれることを沢山体験する事は、自分の中に引き出しを増やす作業でもあって、自分が体験したことを誰かに届けたくなったりお裾分けしたりして、周りの大切な人を喜ばせたり笑顔にすることができるんですものね。
日常を心地よく。
自分を笑顔に。
これからも取り立てて大きなことは起きない私の日常の中で、どれくらい自分を笑顔にさせてあげらるか??
小さなことを楽しみながら、手のひらサイズの幸せを集めて行こうと思います。