第三者視点を持って自分責めを弱めよう ~ふむふむ・そっかそっか・なるほどの術~
家でのんびり・ゆったり過ごす週末がこのところあまりなく、秋田に弾丸で出かけてはお土産を買って…と、食べるのが追い付かないという贅沢な状態になっています。
で、こちらは「北海道」の美味しいおやつ。
GW後半に百貨店で『北海道物産展』が開かれていて、以前お土産でいただいて美味しかった「北の散歩道」というクッキーとチョコレイトの間にとろっとしたソースがサンドされたお菓子が食べたくて買いに行き、美味しい誘惑に屈してロイズのポテトチップスも買ってきました。
ゆっくりコーヒーを飲みながら、はたまたお酒をたしなみつつつまんで…なんて思ってニヤニヤしながら買ったのに、仕事でも外に出かけることが多く、とにかく走り回り続けていて、買ったまま冷蔵庫の中に鎮座の状態。
で、ポテトチップスの箱が、私に訴えてくるんです。
賞味期限が、5月31日ですよ、と。
オーマイガーーーッ!!!
ロイズのポテトチップスって、美味しいけれど「おいしいがゆえに数枚で満足感」を得られてしまい、消費するのに結構時間がかかりませんか??
私は一人暮らしなので、それこそ開封後に早めに食べ終えようと思っても、2週間とかもっと時間がかかってしまうことがざら。
ということは、逆算してみると『食べ終えられない』のが目に見えてしまい、撃沈。
来週は、ポテトチップスを贅沢に頬張らなくちゃ。
3時のオヤツに大盤振る舞いする予定です。
* * *
職場復帰してから「肩慣らし」と言われていましたが、気が付いたら通常モードでバタバタと忙しく過ごしています。
先日、あまりお付き合いのなかったお客様から連絡をもらい、打ち合わせで長時間ご一緒する時間がありました。
複数人での打ち合わせだったのですが、なんとなくイラッとするというか、私の内側で『この人、苦手だなぁ』という気持ちが内側でモゾモゾしているのに気が付きました。
その人が、話に何でも首を突っ込んでくるので、とにかく話が終わらずに時間がどんどん超過していき、何かと「私が」「私も」と自己主張されていました。
なんでこう『でしゃばっちゃうんだろう??』と、その人の行動に反応している自分がいたのですが、
【今まで】
あーっ!イラッとしたなぁ。
あの人はでしゃばりなだけで悪いことしてるわけじゃなくて、私の観念やルールに反応していイラッとしてるだけ…
人にイラッとするのって心が狭いなぁ。もっと私の観念をほどかなきゃ。こんなことでイライラする私なんて最悪…(ぐるぐると自分責めに入る)
【今】
あの人の行動でなんかイラッとしてるよね?
ってことは、私にとってでしゃばる行動を取る人が、嫌な気持ちのトリガーなんだ!!ふむふむ。
で、あの人の行動のどこがイライラにつながったの?
人の手柄を横取りするように入り込むことで、傷ついてる人がいるのが嫌だったんだね。そっかそっか。なるほど。
で、終わり。
以前は自分の内側でネガティブな感情を感じると、その居心地の悪さを深追いしだし、どんどん思考のおしゃべりが広がって、自分責めに発展してました。
でも、自分を大切にして受け入れることを続ける中で「自分を第三者目線で見る(俯瞰する)」ことをしていたら、ネガティブな感情を感じて思考がお喋りをし出した際に、フッと自分から抜け出して第三者視点に切り替えられるようになれていました。
イラッとしたのは、私が持つ「これは嫌」「こういうことはしないようにしている」という観念(ルール)に触れたから起こった反応です。
イラッとする気持ちは心地よいものではないので、そこから早く抜け出したいと思いますし、人に対してイラッとする気持ちを持つのは、とても嫌な気分になってしまいます。
嫌な気分だから、そういう気持ちを持った自分が許せなくて、過去の私はついつい自分責めをしてしまっていたけれど、今は自分責めをせずに
私って、こういうことが苦手なんだね~
私はこういう人にイライラするんだね~
と、自分が何を「嫌い」「苦手」だと思ってるのかを『知ることができたんだ』と思うだけで、自分責めせずに感情や思考に飲み込まれず抜け出せるようになりました。
イラッとしたことは事実ですし、それ自体は変わりません。
でも、出来事があってもそこから自分を責めることをするのか、視点を変えてみることで抜け出すのかを『選べる』んですもんね。
そして、自分を知ろうとして自分の親友になることを目指して、自分の声を聞くことを続け、どんな感情にもダメ出しをせずに「親友なら何て言ってくれるだろう?」という見方をくり返し自分に向けていたら、
いつしか自分を否定しない自分
に変化すると同時に、自分の感情に対しても「そう思ったんだね~」と第三者視点で見れるようになっていることに気付きました。
イラッとしたのは、あくまでも「自分の内側」での出来事。
それ自体は全然悪いことでもなく、自分の好き嫌いや価値観というだけ。
自分の反応や心の中にまで、ずっと監視の目を光らせていたら自分が疲れちゃいます。
また、怒られたりすれば委縮していきますし、感情が揺れうごくような反応ひとつひとつで自分イジメをされてしまったら、自分が傷だらけになっちゃいますもんね。
ポジティブな感情であれば、楽しい!嬉しい!幸せ!とそのまま丸ごと受け入れて喜んで味わえますが、ついついネガティブな感情や思考は自分責めに使いやすいので、そんな時には
ネガティブな感情や思考を持っている自分を「観察する」「知ろうとする」視点を持ってみる
というのを、ぜひぜひやってみてください!
おすすめです!!
私という人を、もっともっと知ってあげたい。
私を助けてあげらえる人になるためには、私にとっての「不快」を知るのも大事なことですよね。
こういう人が苦手だ!と知っていなければ、防御できずに心がグサグサと嫌な気持ちに打ちのめされますが、苦手なタイプを知ることで「対処の仕方」や「イライラするのは想定内だ」と分かっていれば、自分がずっと楽に行動できるようになります。
そして、第三者目線を持つことで「親友に対してどう声掛けするか?」という視点に立てるので、自分を辛らつに責めるのではなく、ネガティブな感情に寄ってしまう自分を慰め、励まし、立て直し、分かってもらえるだけで、うんと心も思考も軽くなれます。
ネガティブな気持ちの時に、自分を第三者目線で責めずに俯瞰するのにオススメのワードがあります。
それが…
・ふむふむ
・そっか、そっか
・なるほど!
「ふむふむ」、は「ほうほう」に置き換えてもいいですね。
自分の感情や反応を受け取る時に使いやすいのが、この「ふむふむ」です。
この言葉で受け止めることで、否定も肯定もせず
そう感じているんだね
と柔らかく「ただ事実を受け止める」ことができると、すごく楽になれます。
私は、こういう状況にイライラするんだね。ふむふむ。
私は、こういう行動を見ると怒りを感じるんだね。ふむふむ。
自分を第三者の目線で見ているからこそ、ふむふむと興味深く「知る」ことができます。
ただただ「そうなんだね」と受け止めるために、ふむふむと言ってあげると、本当に楽になれるのでぜひお試しください。
そして、ふむふむと受け取めた後で、どうしてそう感じたのか、どんな気持ちなのかが湧き出して来たら、それを受け止めるのが「そっか、そっか」という言葉です。
これも「ふむふむ」と同じで、ただ自分を受け止めるだけの言葉だけれど、
そっか、そう感じているんだね。
そっか、そう思っちゃったことで苦しかったね。
と、自分をまるっと包んでくれる、やさしい言葉です。
さらに、自分の感情や思考を教えてもらって発見があった場合には「なるほど!」という言葉を自分に向けてあげることで、より優しく自分を受けとめてもらえた感じを味わえます。
自分のことって、意識して気付こうとしないと気付けないことがいっぱいあるじゃないですか!
だから、ネガティブな思考や感情であっても、私にとって「なんでこう思ったんだろう」「なんでこう感じているんだろう」を知ることって興味深いですもんね。
自分の親友のことならば、どんなことにイライラしちゃうのかをじっくりと耳を傾けて話を聞き、そっかそっか!なるほどね~!と、親友の気持ちを理解しようとすると思います。
それを自分に対しても、向けてあげればいいんですもんね。
自分責めをしそうになった、自分責めをしている事に気付いたら、一度深呼吸して「親友モード、オン!」と宣言し、自分の親友の話を聞こうとする視点を持ってみてください。
そして、否定も肯定もせずに「ふむふむ」「そっかそっか」「なるほど」と湧き上がる気持ちや罵詈雑言も聞いてあげて、感じきることで存外早く嫌な気持ちから抜け出せるのを体験してみてくださいね!
さて!!
明日は朝からまた秋田まで長時間の移動の予定です。
また数日はブログから離れてしまいますが、3魂は元気にお出かけしていますので、また来週どこかでお会いしましょう♡
みなさんも伸びやかな日曜日をおすごしください!