【ココロノマルシェ】中学時代に塾で男子から悪口を言われた事がきっかけで人目を過剰に意識するようになり、首が震える様になりました。
ちょうど1ヶ月前。
カウンセリング体験会に参加した翌日、妹の住むマンションの近くではオシャレな「マルシェ」が開催されていました。
フルーツや蜂蜜、お茶に野菜にお惣菜に、ワンちゃん用の手作りオヤツや(売り切れていて買えなかったのが悔しい)人間用のクッキーやケーキ、ハンドメイドのアイテムなどなど、賑やかで楽しいマルシェの中で見つけたハンドメイドアクセサリーのお店。
かわいいピアスがたくさん並び、あれもこれも耳に当てて見ては悶え、財閥ならば全部買う!と言えるのですが、そこは普通のOLなので迷いまくりマクリスティ…になりながら、厳選してパールモチーフのピアスを2点お買い上げしました。
パールモチーフとはいえ雰囲気の違う2つ。お気に入りなのでほぼ毎日交代で付けちゃっています!
私は美的センスが大分残念なので「自分で作る」なんて絶対に無理!!
こんな風にパーツを組み合わせてセンス良く作れちゃう人に憧れます。
ハンドメイドでのアクセサリー作りってきっと楽しいんだろうなぁ。いつか私も自分で作って見たいな!
アクセサリー作家さんはインスタグラムをやっているそうなので、ご興味のある方は覗いてみてください。
手作りのオシャレピアスを買ったよ!という情報を展開した後は(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。
私は、中学時代に塾で男子から悪口を言われた事がきっかけで、人目を過剰に意識するようになり、首が震える様になり、それをまた気にすることで、人と人間関係を築くことが怖くなりました。
仲良くなりたくても、震えると不安になり、それが相手にも伝わるらしく、友達もその頃から中々出来にくくなりました。
それから30代になった今でも、首は未だに緊張すると硬直してしまい、それに伴って不安な気持ちになり、勤めていた職場も、対人緊張によるストレスで退職しました。
これからまた転職したいのですが、このままではまた同じ繰り返しになると思います。
どうしたら良いでしょうか。
相談者:めめさん
めめさん、こんにちは。
人の目が気になり、自分がどう思われてしまうのか?と不安になる気持ちと長い期間に渡り戦われているんですね。
> 私は、中学時代に塾で男子から悪口を言われた事がきっかけで、人目を過剰に意識するようになり、首が震える様になり、それをまた気にすることで、人と人間関係を築くことが怖くなりました。
中学生といえば思春期真っ只中で多感な時期ですものね。
周りの目を気にする時期でもある中学生時代に聞いた「心ない悪口」は、大人になって聞くものよりも深く心をえぐったり、ナイフで切りつけるようにして自分を否定してしまう事があります。
その悪口は「軽い気持ち」だったのかもしれませんが、いじめや悪口というのはそれを言う人や行動する人がいなくなってもずっと心の中に住み着き、事あるごとにめめさんに対して「悪口」を言い続けて萎縮させ続けてきたのだろうと思います。
言われた事が悲しかった分だけ、傷が深かった分だけ、めめさんは人の目を気にするようになって自分を追い込んでしまったんですものね。
ほんっとに男子は何してくれた!!と取っ捕まえてお説教したいくらいです。
めめさんの傷とは違いますが、私も一時期自分の「クセ」で人前で話をするのが苦手だった時期があります。
私は人と話をする時、無意識なのですが目をつむるクセがあるそうです。
そして目を開く時に時々「白目」になるそうようなのですが自覚がなかったので、ある時、お付き合いしている彼から指摘されて凄くビックリしました。
それを受けて友達や家族に「私って話してる時目をつむったり白目になってる?」と聞いたところ、みんな「うん。なってるよ。」と言うので、今まで誰も指摘しなかっただけで【白目】になるんだ…と自分のクセに驚くと同時に目元を意識してしまって人前で今以上に挙動不審になりました。
挙動不審で目の脇に手を当てる癖がついたある日、私は女友達から言われた一言に救われました。
いいじゃん。白目でも。
今までずっと白目でも誰も気にしてないから言わなかったんだし、初めて見たときはちょっとビックリしたけど、もう白目が基本っていうか、逆に言われるまで気にもしてなかったよ。
この言葉を聞いてとても嬉しかったと同時に、自分の事を誰よりも強く意識して萎縮させたのは他でもない自分なんだ…という事に気が付きました。
審美的には素敵でもなんでもないクセなので気にはなりますが、私が私に注目する程には、周りは私のクセを注視していなかったりするんですよね。
そして、私たちは色んなクセやハンディキャップを持っていて、みんな違っているのに、それを自分で許す事が出来ずに自分を虐めてしまうことがあるんです。
めめさんは緊張のあまり「首が揺れる・震える」事があり、なんとかしたいと自分のクセをどうしても意識してしまうと思いますが、自分が思っているよりも周りは「震えるという癖があるんだね」という風に意識はしても「気にならない」かもしれません。
> 仲良くなりたくても、震えると不安になり、それが相手にも伝わるらしく、友達もその頃から中々出来にくくなりました。
周りはそこまで気にしていないよ!と言われても、自分自身が「不安」を感じているのですから、その中にいるのはとてもしんどい状態ですよね。
せっかく親しくなりたい人の前でも「首が震える」という体験をして傷付いた自分の過去があると『また同じように震えたらどうしよう…』という怖れが出てきてしまいます。
そして怖れというが強いときはそこに集中して「不安や怖れの声」に耳を澄まして聞いてしまい、自分自身が不安にガッツリと向き合ってしまいます。
そうするとめめさん自身が「こんなに震えてるってバレたまた変な目で見られてしまう」「またやってしまった…」と自分を虐めて採点するのと同時に、「目の前のあの人が視線をそらしたのは、私の首が震えたのを見なかったことにしようとしているからだ…」などと周りの人もめめさんと同じ気持ちで状況を見て採点されているかのような気持ちになります。
お相手は特に意識せずに視線を外しただけだったり、別の事を考えていたりするかもしれないのに、自分に強く意識が向いていると「ほらやっぱりだめだ!!」という自己否定の採点や評価を採用してしまうんです。
先程、私の目をつむるクセや時折白目になるクセについて話をさせていただきましたが、私はそのクセについて人前で気にならないか?と聞かれたら「気にはなります」が、無意識化で目をつむってしまうのですからどうしようもなく、これが私なんだよね…と思ってあげるようにしています。
首が緊張して張ってしまったり震えた時に、そこに誰よりも強く注視し、これじゃダメだ!!と許せずに自分を叱ってしまっているのは、他の誰でもなくめめさんご本人なのかもしれませんね。
> それから30代になった今でも、首は未だに緊張すると硬直してしまい、それに伴って不安な気持ちになり、勤めていた職場も、対人緊張によるストレスで退職しました。
きっと何年もかけてめめさんなりに努力し、首の震えと上手に付き合っていこうと向き合った時期もあったと思います。
気にしないように!と自分に言い聞かせた事だってあったのだろうと思います。
それでも上手くできなかった…という「残念な体験」を繰り返す事で、自分に自信を持てなくなって、この先もまた人の前で緊張してしまうのではと想像するのはとても不安ですよね。
対人緊張のせいで上手に人間関係が築けないのでは…と、怖れが先行してしまって「首の不調」に意識が強く向いてしまっているのだと思います。
意識をそこに向けるな!と言われても、長年かけて不安な状態ですからすぐには不安や怖れを手放すのは難しいと思いますが、自分のクセに対する強い不安や恐怖があるときに、私たちの心は
こんな私ではダメなんだ。
私なんで人から変な目で見られるにふさわしい。
自分を嫌いだ!
という【自己嫌悪】の気持ちが隠れている事があります。
めめさん、学生時代に男子から悪口を言われる前から「私はどうせ…」「私は優れていない」等の自己否定のクセはありませんでしたか?
また、男子の悪口が中学生時代…という多感な思春期だったことも、めめさんの自己否定・自己嫌悪を強めるキッカケになってしまったのだろうと思います。
私たちは思春期の頃、同性の目も気になるけれど「異性の目」というのを気にするようになります。
そして周りの人と自分を比べて「あぁ、私はかわいくないし…」「あぁ、私はここが欠点だし…」とコンプレックスを持ったり人と比べて自分にダメ出しをしようとしてしまいます。
自分の優れた点よりも、欠点や見たくない点を見つけてしまうんです。
その心の奥には「より素敵な私になりたい」という思いがあるはずなのに、それよりもダメを拾い集めてしまうと、心の奥の気持ちに蓋をして、ダメな自分の証拠集めばかりをして、こんなにダメな私は嫌われるにふさわしい!とまで思ってしまう事もあります。
そして自分で自分を嫌っていた中で「男子からの悪口」を聞いたことが決定打となり、私は嫌われる存在なんだ、と自己否定・自己嫌悪の道具としてこの体験を繰り返し心で再生して、めめさん自身を虐める道具にしているのかもしれません。
自分ではなんとかしたい…ともがいているのに、心では自分を嫌悪して否定することを無意識にやってしまうんですもの。
それはとってもしんどいですよね。
自己嫌悪・自分を虐めてしまう事をしてしまっているめめさんがいるとして、なぜ自分を虐めることにしたのでしょうか??
男子から悪口を言われたとき「はぁ??謝ってよ!!撤回してよ!!」と文句を言っても良かったのに、それをしなかったのは
めめさんが周りの人を気遣い優先できる人だから
なんですよね。
自分が傷ついても我慢してしまう、優しい人だから。
そしてその優しさを自分にも向けて上げられればいいのだけれど、こんなに外側に向かって気を張っていたら、疲れてしまって自分が後回しになってしまうくらいヘロヘロなんだと思うんです。
> 仲良くなりたくても、震えると不安になり、それが相手にも伝わる
震える事で周りに余計な気を遣わせたりしたくない…と、自分の事を後回しにしてしまう位、めめさんは「気遣いの優しい人」なんですものね。
そして、自分のクセをなんとかしようとしながら、ずっと「仲良くしたい」と頑張り続けてきているんですものね。
対人緊張という言葉からも「緊張」し続けている状態ですから、人前で頑張りすぎて自分を休ませたり寛がせる体力なんて残っていないのではないでしょうか??
対人関係やコミュニケーションの基本は【まずは私】です。
疲れて気を張ってドキドキしていたら、上手くやろうとしても力が入りすぎてできませんもの。
今のめめさんに必要なことは、頑張ることよりも緩むこと・休むこと・自分を許して仲良くなってあげる事なのだろうと思います。
> 勤めていた職場も、対人緊張によるストレスで退職しました。
めめさんご自身の内側が「いっぱいいっぱいだよ」と教えてくれて、休憩しよう!と提案してくれているのですもの。
今こそ「自分を寛がせて緊張をほぐし」てあげましょう!!
めめさんが必要なことは頑張ることではなく、めめさんの好きなことをしてめめさんを微笑ませたり、心地よい環境にめめさんを置いてあげて休ませてあげる事。
そのために、ニコニコできることや好きな事、自分のやりたい事を優先させてみてあげてください。
また、自分を嫌っていると「自分へのダメ出し」もきつくなって自分を不安に追い込みますので、自分を好きになる!というのを目標にしつつ、まずは自分と友達になってあげて「自分を知る」という事をしてみませんか??
もしもめめさんの親友や大切な人が不安を抱えていたり、ずっと頑張っているのを見たら、どんなふうに接するでしょうか?
なんかおいしいもの食べて元気出そうね!
どこか旅行でも行って気晴らししようか?
悩んでる事、何でも話してね。とことん聞くよ!!
私はめめちゃんが緊張しながらも前に進もうと努力している姿って、勇気があるしカッコいいと思うよ!
そんな風に、励まし・味方し・努力している部分を見つけて褒めてあげるのではないでしょうか。
めめさんがめめさんの一番の応援団になってあげられる、仲良しのお友達になってあげるのは、とっても大きな力になります。
そのために、いっぱい自分を甘やかしてあげてくださいね!!
頑張るの禁止!!くらいに自分を緩めてあげましょう。がちがちに緊張していては、転んだらケガをします。
緩みや柔軟性がないと、小さな出来事一つでポキンと折れてしまいますから。
頑張りそうになったら、意識して自分の好きな事や自分を寛がせること、喜ばせることをしてみてくださいね。
そして、いつものクセで頑張っちゃったら、失敗を数えるのではなく「頑張った点」を大親友である自分と一緒に数えてハイタッチしましょう。
そうはいっても数時間で自己受容できたり自分と仲良しになれる訳ではなく、日々コツコツとの作業ですから、その間に不安になることだってたくさん出てくると思います。
これはあちこちで私が言っているのですが、不安な気持ち・緊張に「ニックネーム」をつけてみるというのもおススメです。
ニックネームはかわいいやつ推奨です!
私は自己肯定感が低くて自己否定の塊だったので、何かと不安になることを繰り返していました。
そして、不安になった…と感じた時に意識的に自分を俯瞰で見るようにして、かわいいニックネームを使って自分を笑ってあげることをして不安の中にドップリ漬かることをなくすように努力しました。
そのやり方については別の方へのお悩み相談ですが、記事にしていましたので良ければご覧ください。
首の震え…という事でしたから、緊張してプルプルしている小さなチワワちゃんをイメージした「プルオくん」とか「プル美ちゃん」なんていうのもかわいいニックネームですよね~。
そこでつけたニックネームを不安で震えた自分に届けてあげる事で、不安を緩められたら最高ですものね!
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めめちゃんが頑張ったのに、また「プルオ」にやられたかー。
なんなの「プルオ」ったらー。
でも、今日の「プルオ」は激しかったねー。久しぶりに首、バッキバキになったよ。
プルオの威力ってどんだけーー!
ってか、もうプルオとは別れるって何度も言ってるのにストーキングするとか、ほんとどんだけ私の事好きなの?!
まぼろしーー(← 最後はIKKOさんにもご登場いただいてクスッと笑ってあげましょうね)
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ニックネームをつけて自分に話しかけてあげる事は、ずっと不安や後悔にさいなまれている自分をその場から連れ出してあげる力になります。
また、不安を感じた時にどうしても私たちは意識を不安に集中させてしまうので、首が震えたり緊張している…と感じたらそれを何とかしよう!と首に意識を集中させるのではなく、深呼吸をして足の指一本一本、右の小指から順番に意識を集中して指先の感覚を確かめてみたり、窓の外の木を見て枝を数えたりして、意識をズラす、というのも不安を緩める力になりますので、もしも不安が強く襲ってきたときには「大丈夫だよ」と声掛けをしながら、少しだけ視点や意識をずらすことをしてみてください。
また、不安を感じた時に「頓服薬」を持つというのも一つの作戦なので、自分が安心できるような香りを見つけてみたり、ギュッと掴むと安心できるような手触りのタオルを持ち歩くというのも一つの方法です。
リラックスできる・安心できる香りなどがあれば、それをハンカチなどにそっと忍ばせておいて、不安になったらそっと嗅いでみたり、不安な時にギュッと握りしめるタオルがあったり、ちいさなぬいぐるみやマスコットをバッグに忍ばせておいて、それを見ると心が和むのであればそれを持ち歩くのも自分の味方になります。
なんだかあちこちに話が飛んでしまってまとまりがなくなってしまいましたが、誰よりも強く自分を否定し、ダメ出しをしてしまうのは他でもない自分です。
だからこそ、そんな自分に「私の事、そんなにいじめないでね」と言って、自分を許して仲直りして、自分を好きになれる事で対人緊張も一緒に緩めていく事が出来るようになると思います。
とはいえ、思春期の頃の傷はしっかりと深く、不安を取り除くのには時間もある程度必要になってくると思いますので、急がず・ゆっくり!と自分に届けてあげてくださいね。
そして、自己受容のためにも「できたことを数えて自分にハイタッチ」したり「ご褒美」をあげて、自分を緊張から解放しいて緩めてあげて下さい。
また、私が友達から「気にならないよ」といって楽になれたように、カウンセリングを使って対人恐怖を緩める練習をするのも安心できる時間になると思います。
カウンセラーは「できないこと」よりも「出来ている事」「頑張っていること」を拾い集めてめめさんを応援してくれますから、人との距離をつめる実践練習の場が欲しい時に、よかったら思い出してご利用くださいね!
めめさん、みーんなどこかに欠点やダメな場所があって、それをコンプレックスに感じたりみっともない部分を持っています。
私も白目で、時折「お笑い芸人のピスタチオ」(白目をむいてしゃべる芸)みたい…と苦笑いする日もありますが、こんな奇妙なクセのある私でも、社会で何とかやっていますから、肩の力を今よりほんの少しだけ抜いてあげて、めめさんが楽に生きて行けるようにと応援しています。
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ココロノマルシェでは様々な視点でお悩みに回答を寄せてくれるカウンセラーが沢山います!
あなたと同じようなお悩みを発見したり、あなたのお悩みを相談したり、あなたのココロが少しでも軽くなるお手伝いが出来れば嬉しいです♡
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ココロノマルシェとは違いますが、あなたのお悩みを、ブログで記事にしてもいいよ!という方は、ぜひお悩み相談を送ってください。
私なりの形で、あなたのお悩みに寄り添いたいと思っています。