大丈夫?の問いかけに、嘘をつかなくてもいいんだよ。助けてもらっていいんだよ。
冬から春にかけて、スーパーでは真っ赤な宝石のようなイチゴが並んでいましたが、いよいよ数も少なくなり、近所のスーパーではフルーツのメインコーナーを別のフルーツ(今はキウイがいっぱい並んでいます)に明け渡しました。
春になってから、ほんの少しだけ買いやすいお値段になり、今年もイチゴサンドを満喫することができました。
私は「いちご味」が大好きなのですが、生のイチゴはあまり得意ではない…と言い続けていました。
だからイチゴを買うときというのはイチゴサンドを作るためでしたが、新潟県産のイチゴである「越後姫」を食べたら、めちゃくちゃ美味しくて、生のままのイチゴも食べれるようになりました。
…って、イチゴは傷みやすい上にお高いので、そんなに毎日は食べられなかったけれど、生のイチゴのおいしさが分かるようになったので、来シーズンはもっと色々味わえるといいなぁ。
で、週末に近所のスーパーで「越後姫1パック 498円」という特売があったので、今年最後になりそうなイチゴを購入。
フルーツサンドにはコレ!と決めている、山崎製パンの真っ白いフカフカパン「ふんわり」に水切りヨーグルトとホイップクリームを合わせた特製クリームをたっぷり乗せて、真っ赤なイチゴをサンド。
朝起きたら「イチゴサンドがある」と思うと、嬉しくて仕事のある日でも朝が待ち遠しくなっちゃいます。
もうこれで、食べ納め。
そう思うとより一層美味しく感じられて、名残惜しいけれど「私のイチゴ納め」になりました。
* * *
4月の終わりのGWから、おじさんの看護やサポートを兼ねて、何度も秋田と新潟を行き来していました。
週末はほぼ移動をしていて、自分のための「余裕のある時間」があまり持てず、美容院にも行けずでした。
が…
前髪は目に入りそうでチクッとするし、カラーも抜けてきてキンキンしてきたし、伸ばしていた髪が絡まるしで、もう限界!!
夕方の予約が取れたので、週末を待たずに美容院に行ってきました。
カラーとトリートメント、そして後ろは10センチほどカット。
今までシャンプーするたびに引っかかっていた、傷んだ部分がスッキリと切り落とされて、指どおりが滑らかで感激。
ツヤツヤにしてもらったので、できるだけ傷ませずにケアしていこうと気持ちも新たになりました。
が、どうやら私の髪の毛は「細くて柔らかい」ため、何かと絡まりやすい髪質なのだそう。
ブラッシングする際に、「毛先が絡まりやすいので、優しくほどいてからにしましょうね!」と言われているものの、ズボラ気質ゆえにいきなりブラシを頭に突き立ていることは内緒。
これからはいきなりブラシを入れずに、できるだけ毛先をほぐしてから…って、そのひと手間が「美人を作る分かれ道」だと分かっているのに、果たして私はいつまで意識を高く持ち続けられるでしょうか?
うーん、もって1週間ってとこかな。えへへ。
普段、雑誌を購入することがほぼないため、雑誌からの「オシャレ情報」「気になる話題」は、主に美容院で入手しています。
最近ではタブレットでサブスクの「dマガジン」で多ジャンルの雑誌を読むことができる所が増えているのだそう。
今回もタブレットをお借りしたのですが、直前によく読まれていた雑誌が「読書履歴」みたいなものとして表示されていたのですが、【アンチエイジングの正解】なるTarzanに惹かれて熟読。
地中海式の食事法が身体を錆びさせずに老化を防ぐ効果があるのだそう。
果物、野菜、魚介類、オリーブオイル、ナッツ、赤ワイン…などなどがいいそうです。
また、いつも腹八分目を意識することや、白いものを茶色に置き換える意識を持つ(白米を玄米に、パスタも全粒粉に、精製されたお砂糖ではなくきび砂糖など)というのも、アンチエイジングに役立つ…と書いてあったはずです。
錆びない体作りって大事ですもんね。
ざっと読んで印象に残ったものだけでも、日々の生活でちょっと意識して、少しでも時間の流れに抗おうと思います。はいー。
そして、Tarzanを読み終えた後、他の本を探そうと思ったら目に飛び込んできたのが、産婦人科医・高尾美穂先生のムック本でした。
と題した雑誌は、もうタイトルからして「気になりまくり~ぬ」じゃないですか!!!
先にTarzanを熟読していたため、非情にもカラーを馴染ませる時間の終わりが来てしまい、めちゃくちゃちょっとしか読めなかったのですが、その「ちょっと」でも気になるものがたくさんありました。
「ココロを知る」と題して、高尾先生の優しい言葉や考え方が紹介されていたのですが、そこにあった言葉にじんわりとさせてもらいました。
「大丈夫?」と聞かれても「大丈夫じゃない」と答えていい
「大丈夫?」は幅のある言葉ですが、自分が本当につらいときに「大丈夫?」と聞かれると、とても圧が強い言葉になってしまいます。(中略)
自分が大丈夫じゃなかったら(中略)「大丈夫じゃない」と伝えましょう。声をかける側も「心配しているよ」「何かできることない?」という「気持ちがうまくあわせられていないだけなので「大丈夫」という答えを求めているわけではありません。
(出展/わたしの人生の悩みは 女性ホルモンを味方にすれば解決する・高尾美穂さん著)
私もついつい、身近な人の助けになりたいときに「大丈夫?」と聞いてしまいがちです。
大丈夫?って言っちゃったけど、でも本当は、大丈夫…じゃないよね。
何か、私にできることはあるかな?
そんな風に言い直すことが多々あるのだけれど、「大丈夫?」には優しさが込められている言葉だとは分かっていても、自分に向けられると
大丈夫!!
としか言い返しにくいものですよね。
何というか、反射的に「大丈夫だよ!」って言ってしまうというか、「大丈夫じゃない」って自分の口で言うときって、本当にヤバイ状態じゃないとダメだ…と思っているのが、自立な民ゆえなのかもしれません。
でも、高尾先生が書いているように、本当は大丈夫じゃないのに「大丈夫」って強がってしまうのは、自分が苦しいんですよね。
だって、本当は大変だし、大丈夫…ではあるけれど助けや支えがあったら「もっと大丈夫」になれるんだから。
大丈夫?と問いかけるときには、大丈夫じゃないあなたの役に立ちたいという気持ちがある。
だから、強がったり無理したりせずに
ううん、あんまり大丈夫じゃないみたい。
って、自分だけで頑張り過ぎず、一緒に重い荷物を持ってもらったり、必要なサポートをしてもらっていいんですもんね。
そして、サポートをしてもらうのは、「助けになりたい」と思う人の気持ちを受け取って、相手が役立てる場を届けることでもあります。
ひとはひとをよろこばせることが一番うれしい
(やなせたかしさんの言葉)
アンパンマンの作者である、やなせたかしさんが言うように、私たちは「誰かの役に立っている」というのが喜びなんですものね。
仕事というものだって、全部「誰かの役に立つ」ものですし、家族や友達、職場や身近な人に喜ばれると、もっともっと喜ばせたい!と思うくらい、私たちは誰かの役に立つことが嬉しいんです。
だからね、「大丈夫じゃない」って伝えて支えてもらうことは、あなたを喜ばせたいと願う人にとって『喜びとなる時間』をプレゼントしているのと同じこと。
そう思えば、何でもかんでも一人で背負い込んでしまう『自立の民』の私も、少しだけ「大丈夫じゃない」という勇気が持てる…かな??
「大丈夫?」という問いかけに対して、大丈夫じゃないときには「ダメみたい」って言っていいなんて、当たり前と言えば当たり前なのに、どうもこの問いかけには反射的に「大丈夫!」って笑顔を創っちゃうんですよね。
だからこうやって、ハッとさせてもらって気付き直せるのが嬉しいな。
大丈夫なときには、「うん、大丈夫」って笑顔を。
大丈夫じゃないときには、「大丈夫じゃない」と手を引いてもらう。
そして、大丈夫じゃない自分を支えてもらった人はきっと、支えてくれた人が大丈夫じゃないときに支えになりたいと手を差し伸べるでしょう。
優しく暖かい「大丈夫のための力の循環」が起きるのが、きっと何より素敵ですものね。
大丈夫じゃない、って言っていいよ。
そう言ってもらえて、スッとココロが軽くなりました。
私も高尾先生のように、太陽みたいに明るい笑顔で、優しい言葉が話せるようになりたいな。
素敵な女性のお手本を真似て、私も誰かの「大丈夫の力」になれる私に成長していけますように。